桜庭一樹のレビュー一覧

  • GOSICK VI ──ゴシック・仮面舞踏会の夜──

    Posted by ブクログ

    主人公二人の関係も少しマンネリ化。面白いが変化もそろそろ欲しい。この作品はミステリー要素は弱めなので、関係性を変えてもいいのかなぁ、個人的には。

    0
    2021年03月11日
  • ブルースカイ

    Posted by ブクログ

    この物語には”少女”が生きている。
    時をかける少女が現代にいたら、こんな少女なのだろうか。時代をこえて、少女と”少女”が出会う。繋がりを求めていた少女は、”少女”と出会い、何を思ったのだろうか。そう考えだけで、私の目の前にも、青い空が広がっているような気がした。
    とても不思議なお話だった。

    0
    2021年03月06日
  • GOSICK V ──ゴシック・ベルゼブブの頭蓋──

    Posted by ブクログ

    物語の一つが終わり、始まる。
    なので、謎が残っているので評価しにくい。
    二人のやり取りは定形化している。もう少しハネてもいいかも。

    0
    2021年03月04日
  • 赤朽葉家の伝説

    Posted by ブクログ

    3部に分かれてるんだけど、1部は途方もなくて読み終わらないかと思った………ミステリーとして読むと物足りなさはあるけれど、女3代の物語としては日本のその時々の文化や世相もよく現れていて読み応えはありました。しかし、3部の現代編が1番読みやすかったな。

    0
    2021年03月02日
  • このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集

    Posted by ブクログ

    【モコ&猫】 普通でない愛
    【このたびはとんだことで】 男の骨壺を挟んだ妻と愛人
    【青年のための推理クラブ】 と見せかけて?
    【冬の牡丹】 残念美人のグダグダ
    【五月雨】 吸血鬼もの
    【赤い犬花】 少年が田舎で冒険

    0
    2021年02月08日
  • GOSICK VIII 上 ──ゴシック・神々の黄昏──

    Posted by ブクログ

    個人用読書メモ



    ・物語はいよいよクライマックスへ。ついに「二度目の嵐」(おそらく第二次世界大戦を表している)がやってきた。
    ・ヴィクトリカはブロワ侯爵によって幽閉され、「オカルト生物兵器」として利用された。今でいうスーパーコンピューターまたは人工知能的存在である。皮肉なことに、オカルトの最も対極にある科学であった。
    ・強制帰還した一弥も、二人の兄に続いてついに出兵することになる。
    ・ブロワ侯爵は、ヴィクトリカから伝えられる「神託」をもとに国王に取り入ろうとする。ヴィクトリカをさんざん利用したあげく、死なせようとする。ヴィクトリカを助けるために登場したのが、コルデリアとブライアンであった。

    0
    2021年05月09日
  • 伏 贋作・里見八犬伝

    Posted by ブクログ

    時は江戸時代、山で猟師をしていた浜路は身寄りを亡くし、都に住む異母兄・道節を頼りに山をおりてきた。その頃江戸では伏と呼ばれる犬人間なるものが世間を騒がせており、狩れば懸賞金が出るという。
    兄と共に伏狩りをすることとなった浜路は、伏にまつわる不思議な因果に巻き込まれていく。

    もちろん本書はタイトルの通り、かの曲亭馬琴による南総里見八犬伝を下地としているが、まったくの別物として楽しめるつくりとなっていて、しかも捕物としてのハラハラ感や伏や浜路にまつわる人情モノとしての部分があって、終始楽しめた。
    元となっている南総里見八犬伝もいつか読みたいな。江戸時代にこんなにファンタジックでここまで語り継がれ

    0
    2021年01月10日
  • GOSICK VII ──ゴシック・薔薇色の人生──

    Posted by ブクログ

    個人用読書メモ



    ・長年闇に葬り去られていた「ココ王妃殺人事件」の謎が暴かれる。それはオカルト省と科学アカデミーの対立と、絶対に明かされてはいけない国の秘密であった。
    ・謎を解いたヴィクトリカは取引をする。オカルト省には心煩にが分からないと伝え、科学アカデミーにはココ王妃はとっくに殺されていて替え玉殺人だったと伝える。
    ・母コルデリアがヴィクトリカを産んだ時の物語が明かされる。次に来る「嵐」のための政治的策略だった。
    ・墓を暴いたオカルト省、遺体に出産痕がないことに気付いたが・・・

    0
    2021年05月09日
  • GOSICK ──ゴシック──

    Posted by ブクログ

    女性作家ならではの柔らかさがある。

    ミステリ部分は割と分かりやすく事件の序盤で犯人まで推測できた。
    だが、キャラクター萌えという点ではかなり良い。
    面白かった。

    0
    2020年11月30日
  • 道徳という名の少年

    Posted by ブクログ

    本の前半分が小説で、後ろ半分がインタビューという構成で、小説部分の短さに驚きました。
    「道徳という名の少年」はいくつもの時代にまたがる昔話のようで面白かったです。代々の一族は美しいかんばせを持っていても、晩年凄く太るのも興味深いです。道徳には打ち勝てずとも、楔は打ち込めた気がします。
    インタビューも面白かったです。既読の作品も、未読の作品もわくわくしました。「私の男」の構成は『ペパーミントキャンディー』なんだ、ソル・ギョング観ねば。
    桜庭さん、小説もかなり読まれると思っていましたが、映画やドラマもかなりご覧になられてて範囲が広いな…すてき。未読の作品を読みたくなりました。

    0
    2020年11月28日
  • 少女には向かない職業

    Posted by ブクログ

    島に暮らす13歳の少女葵と静香。
    強くなりたい。強くて優しい大人になりたい。力がほしい。中学生の頃は同じような事を考えていたな。子供の世界から早く抜け出したい、早く大人になりたいと。

    静香の告白はどこまでが真実だったのだろう。
    「我慢と秘密が同居する罪は、その子供を滅ぼす。」
    の警察官のおじさんの言葉が凄く印象的だった。

    葵と静香も二人とも救われているといいな。

    0
    2020年10月20日
  • GOSICK GREEN

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ヴィクトリカ、グレイウルフ探偵事務所開業。
    ニューヨークで銀行強盗がさかんだったのは、数十年前。その主犯格KIDが刑務所から釈放された。もう老人なはず。
    元気すぎな老女の同窓会。暗躍する孤児院の子たち。
    あいかわらず、ヤク中で苦しむヴィクトリカ。老人にポプリをもらう。ポプリを嗅ぐとどうやら効くらしい。
    銀行強盗、もちろん未然に防ぐ。
    ヴィクトリカが今回手に入れたのはポプリ。
    クレヴィールへ手紙を書く。容姿端麗を武器にヨーロッパで俳優してるクレヴィール。それを受け取った彼は、ニューヨーク行きを決意する。
    クレヴィールの人気競演俳優がヴィクトリカのもとに。退屈だから引き受けるよ、とヴィクトリカ。

    0
    2020年10月17日
  • GOSICK BLUE

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    わくわくしながら読み進めた。これが一番最初だね。
    船旅でニューヨークへやってきたヴィクトリカと久城。ヴィクトリカ、薬漬けにされてたから体調不良。入国できないかと思えば、まんまと入国。
    この巻では、ヴィクトリカはふと体調不良。くすりこわい。

    新大陸に移民としてやって来たラーガディア。一代で財を築き、アポカリプスタワーを作る。孫は誰もが呆れるオタク。アメリカンSFな美少女が悪を倒すコミックを共同執筆者と書いてる。これが、ヴィクトリカそっくり。
    で、パーティに呼ばれる二人。爆弾テロに巻き込まれる。
    アメリカンな車に乗ってヴィクトリカと久城参上。
    ヴィクトリカがここで手に入れるのが、金色のトカゲのパ

    0
    2020年10月17日
  • GOSICK PINK

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    時系列でなく、発売日順に読む、と書いたくせに、BLUEより先にこっちを読んでしまった。
    瑠璃の家に居候し、じょぶとほーむを探す久城。
    新世界に来て、自分の存在価値が壊れたヴィクトリカ。
    今回のヴィクトリカは、マンホールにはまって久城からはぐれ、団子が落ちてきたから食べれば無銭飲食となり、ブタバコに入れられる。自分の住所も言えず、顔はキレーなのにかわいそうな子認定。
    軸は、ニューヨークのボクシング対決と、戦時中の殺人事件。
    じょぶとほーむを見つけた久城。
    探偵事務所をすることになったヴィクトリカ。忙しい新世界も、まだまだ謎を解明したい人々はいるようで。

    0
    2020年10月06日
  • ほんとうの花を見せにきた

    Posted by ブクログ

    120年のおわりには花が舞ってさぞかし綺麗に消えるのだろう。切ないお別れ。朝の光に焦げ儚い灰になってしまっても愛してる。ぼくのバンブー!ムスタァ!

    0
    2020年10月01日
  • GOSICK III ──ゴシック・青い薔薇の下で──

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    個人用読書メモ


    ・ヴィクトリカは風邪でおやすみ中。一弥が姉に買い物を頼まれ、ソヴュールでいちばんのデパートに一人で出かけるが、幸か不幸かそこで事件に出くわす。
    ・デパートで少女が消え行く怪談がウワサが広まっていたが、デパートが人身売買オークションの会場となっていた。
    ・ヴィクトリカは不在だったが、一弥からの電話であっさり解決・・・まるで事件のことを知っていたかのよう。
    ・グレヴィールの頭髪がトンガリである理由が判明。

    0
    2020年09月30日
  • GOSICKs II ──ゴシックエス・夏から遠ざかる列車──

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    GOSICKS2
    夏休み。聖マルグリット学園の生徒たちは、実家へ戻ったりバカンス行ったり。久城もアブリルに地中海に誘われたのだが、ヴィクトリカが残ると知り一緒に残ることに・・
    楽しい二人の夏休みの短編集。
    ここでヴィクトリカは、木に登って降りれなくなったり、食べ過ぎて動けなくなったり・・。
    久城の姉瑠璃が結婚する経緯の物語も。
    ヴィクトリカ兄の初恋相手をめぐり、頭のドリルが2つになる経緯の物語も。

    0
    2020年09月17日
  • GOSICK VIII 下 ──ゴシック・神々の黄昏──

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    GOSICK8 下巻
    ヴィクトリカを殺そうとするブロワ。その企みに気づいたコルデリアが身代わりとなる。ヴィクトリカは赤毛とともに船で日本へ。
    牢獄の影響で、金髪は銀髪になってしまった。旧社会の生き物は海を渡る時に息絶えてしまうということだが、ヴィクトリカちゃんは生き延びる。
    自分の体に彫った久城の住所。そこで瑠璃に会い、戦場へいった久城を待つことに。
    ある日、帰国した久城。離れまいよ。
    初恋が実る話は良い。

    0
    2020年10月04日
  • GOSICK VIII 上 ──ゴシック・神々の黄昏──

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    GOSICK8 上巻
    学園に残ったのは、久城とヴィクトリカ。先生たち。
    久城は国から帰還命令が出され、帰国する。
    ブロワ伯爵にヴィクトリカは首都の監獄へと連れ去られる。
    アブリルは戦争影響ないイギリスで過ごす。
    この世界大戦は、旧(オカルト)と新(科学)との闘い。
    ヴィクトリカちゃんは、食べ物に薬を混ぜられ、兄クレヴィールが読む戦局をきき、次を予想するのであった。

    0
    2020年10月04日
  • GOSICKs IV ──ゴシックエス・冬のサクリファイス──

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    GOSICKS4
    聖マルグリット学園ではクリスマスに人間チェスをする。
    いつもと同じく楽しむ生徒たち。そして冬季休暇へ。これが最後となることも知らず。
    ヴィクトリカは知っていた。

    0
    2020年10月04日