桜庭一樹のレビュー一覧

  • GOSICK VI ──ゴシック・仮面舞踏会の夜──

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    再読。学園から出ることがないのに、一度出るとすごい事件に巻き込まれてしまう。学園への帰り道なのに、別の事件にまた巻き込まれてしまう。愛に気づき始めるヴィクトリカが可愛らしい。

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    2019年11月11日
  • GOSICK IV ──ゴシック・愚者を代弁せよ──

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    再読。第1次世界大戦と第2次世界大戦の間のヨーロッパの架空の小国に舞台が設定されている意味がそろそろ発揮されてきた。謎解きも魅力だが、ヴィクトリカを巡る物語が大きく進んでいく予感。

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    2019年10月24日
  • このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集

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    完全にノンシリーズで関連なしの短編集。解説にも同じ趣旨の話があったが、長編作品のある一部分を切り取ったかのような味のある作品が揃う。つまり、この続きを見てみたい、とか、彼らのその前の話を見てみたい、という感情が湧き出てくる。それだけ、各編の登場人物は濃く、その設定は魅力的である。「モコ&猫」の好きでいることの不思議な切なさ、「冬の牡丹」に見える漠然とした生き辛さは心に響いた。

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    2019年10月22日
  • GOSICKs ──ゴシックエス・春来たる死神──

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    再読。読む順番としては本編のⅠからⅢの後になるが、時系列としては最初になり、ヴィクトリカと一弥の出会いが描かれる。一弥とアブリルの出会いも、ヴィクトリカとセシル先生の出会いも描かれる。ここから長い物語が始まる。

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    2019年10月22日
  • GOSICK III ──ゴシック・青い薔薇の下で──

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    再読。ヴィクトリカのツンデレぶりが可愛らしい。久城一弥のヘタレぶりも可愛らしい。ツンデレとヘタレのコンビは探偵ものでは意外に定番の関係なんだな。

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    2019年10月22日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    再読。ヴィクトリカのツンデレぶりが可愛らしい。久城一弥のヘタレぶりも可愛らしい。ツンデレとヘタレのコンビは探偵ものでは意外に定番の関係なんだな。

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    2019年10月22日
  • GOSICK PINK

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    新大陸到着翌日の出来事のお話し。
    当事者達の話を聞きながら、混沌の欠片を探して推理するお馴染みのスタイル。
    今回は謎よりもヴィクトリカと久城のジョブ&ホーム探しがメインのような…。
    新大陸にきてから(久城と出会ってから)少しずつヴィクトリカが旧世界の灰色狼から人間になっていく様子がなんとも微笑ましい。
    ソヴュールにいた時の神秘的なヴィクトリカも良かったが、人間味の出てきた今のヴィクトリカの方が私は好きですね。

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    2019年08月16日
  • GOSICK BLUE

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    大好きなシリーズの続編。
    今回は特に読みにくい!笑
    過去、現在の往復。さらに細々とした描写のあの言い回し。桜庭先生の持ち味ですが、読むのがやっぱり少し疲れますね。
    今回は新大陸に駆け落ちしてきてすぐのエピソード。
    善か悪かなんてものはその人次第。
    自分で信じて決めた道を迷わず歩いてきた先に、幸せも不幸も、出会いも別れもあり。
    これから先の未来も自分の選択次第と思ったら、なんだかちょっとワクワクするようなお話しでした。

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    2019年08月15日
  • 道徳という名の少年

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    再読。前半は表題の連作短編集。後半はインタビュー集。不思議な短編を不思議なまま読むもよし。不思議なままだと納得がいかなければ、最後の榎本正樹氏の解説を読むとよい。深い分析に圧倒される。そのインタビュー集は、桜庭さんの思考や作品が生まれた経緯などが率直に語られている。時系列で読んでいくと作品同士の関わりがわかって面白い。

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    2019年08月14日
  • ブルースカイ

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    再読。のはずだがほとんど記憶になかった。時空を逃げ回るという設定は面白かったが、テーマがよくわからなかったかな。

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    2019年06月13日
  • 推定少女

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    再読。「ここから物語は分岐し、三種類のエンディングがあります。」と書かれたときには驚きと少しの落胆があった。あとがきによると編集部の要望で書きかえたものも含めて全部収録したという事情らしい。こういうゲーム的なエンディングはあまり好きではないが、作家が自由に書けないこともあるのだろう。自分を「ぼく」と呼ぶ少女は脅えながら戦っている。ただ生き延びるために戦っている。そんな時代が自分にもあったことを思い出させてくれる。

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    2019年05月04日
  • 赤×ピンク

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    舞台は非合法のガールズファイト。
    まゆ、ミーコ、皐月。
    性格、境遇の異なる3人の女性の視点から描かれる短編集。
    3人の共通点は、現実から逃げるようにして、闘いの場に身を任せている。
    どこか刹那的に生きている彼女たちが生き方を探っているような描写が印象的。

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    2019年05月03日
  • 傷痕

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    「道徳という名の少年」にこんな話(あるいは関連する話)があったような(「地球で最後の日」だったかな?).

    キングはマイケルを下敷き(あえてモデルとはいわない)にしているとは思うけど,そこは桜庭一樹先生,ちゃんと桜庭ワールドの住人に仕立てている.
    傷痕や孔雀だけでなく,歪んだ心のせいでキング(や世間)を歪んでしか見ることができない(でも本当はたぶん気づいている)滋田夏夫もいい味を出している(エピローグのジャーナリストって彼だよね).

    かわいそうな復讐の父親は何を感じているのだろう.彼の視点の話も読んでみたい.

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    2019年03月12日
  • 傷痕

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    亡くなったキング・オブ・ポップのことを複数の視点より、描いた作品。
    どこか、掴み所がないキングを緻密に描いている。

    感想は難しいが、人には人それぞれの幸福があり、苦悩があるということを思い知らされた気がした。

    いくつか良い言葉が出てきた。
    その中でもP294と295の言葉が特に印象的。この言葉に物語が凝縮されているかと思うほど。
    (巻末の解説で尾崎世界観さんも同じ文章に触れている)

    以下、P294~295の文章を引用
    「人というのは、自分を基準にして物事を判断する。善良な人はあの子の優しさや善意をまっすぐ信じる。そして、不幸に同情してくれる。一方、心の奥に悲しみや怒りを多く溜め込めている

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    2019年02月27日
  • 傷痕

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    ポップス界のスーパースターとして君臨してきた、一人の男性が急逝する。彼の家族やスタッフ、ファン、ルポライターなどの回想により、孤独なキング・オブ・ポップの姿を炙り出していく。

    設定こそ日本ではあるけれど、類いまれな歌とダンスで世界の人々を魅了するカリスマである一方で、繊細すぎる心が引き起こす奇行や裁判沙汰など数々のスキャンダルを抱えるスターのモデルは、もちろんマイケル・ジャクソンだ。
    才能を武器に有り余るほどの富と名声を手に入れた代償として、一挙手一投足をつねに監視される苦痛はどれほど大きかったことか。成功を重ねるほどに、心は内向きになり孤独になっていく。

    マイケルをリアルタイムで聞いてい

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    2019年02月21日
  • ほんとうの花を見せにきた

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    バンブーって純粋な生き物だなぁと思った。

    何だか切ない話だったけど、生きることが大変で、嫌になったとしても、火は消してはいけないんだよね。

    それにしても、切なかった!
    ただ、梗ちゃんが最後に愛してるを伝えられて良かった。

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    2019年01月26日
  • 伏 贋作・里見八犬伝

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    これはまぁ…小説を読んだというより漫画を読んだって言った方が感触としては近かったかな。映画版はキャラクターの性格やら容姿やらが結構変わっていて、どちらもそれぞれ面白かった。小説の方が全体にドライな感じだと思う。信乃好きです。←

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    2019年01月23日
  • 荒野

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    鎌倉ってやっぱりいいな~と感じた。

    もっと荒野と悠也のやり取りをずっーと見てたかった。
    淡い気持ちがよみがえり、読み返したくなる作品。

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    2019年01月12日
  • ばらばら死体の夜

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    終始乾いた印象。登場人物みんな幸せじゃなさそう。主要人物四人も、その周辺の人も。解の妻も幸せじゃなさそう、というか、描写するのが解と里子の視点だからなのか、幸薄い感じ。

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    2018年12月26日
  • GOSICK GREEN

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    渡米三日目、依頼に押し切られるように開業したヴィクトリカと、空から紙幣をばら蒔き犠牲も多かった伝説の銀行強盗KIDと仲間たち。今回に限らず著者ならもっと凝縮出来そうな気がするんだけどなあ。微妙に変わった気がする「である」口調も言語の違い?と思いつつ未だ若干慣れない。妹の消息を喜ぶグレヴィールが可愛い。

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    2018年10月13日