桜庭一樹のレビュー一覧

  • ブルースカイ

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    初めて読んだ著者の『本当の花を見せにきた』を読んで、それがなかなか良かったので、桜庭さんの初期の傑作長編と言われている本書を読んでみた。

    結論的にいうと、すごく物語の雰囲気や文章は良いのだが、最終的に何が言いたかったのか解らなかった。

    『中二病』にかかった女子高生が現実逃避するように時空を超えていろいろな世界に飛んでいき、最終的に行きつくところに行き着いたという話なのか?

    「SF的」というか「夢落ち」というか「走馬灯をみている」というか、ちょっと表現が難しい。
    たぶん、リアルな女子高生や女子中学生が読んだら、この思春期女子特有の気持ちなのかどうかよくわからないが、共感できる部分がたくさん

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    2020年01月11日
  • 少女には向かない職業

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    読みやすくて一気に読めた。夏の日差しや蝉の声で息苦しさや焦燥感が。空と海の色が暗く沈んでいき境目が滲んでいく様子で、葵の気持ちが暗く落ち善悪がわからなくなる様が伝わる。
    ただまあ臨場感があって楽しめるけど、それだけって気もする。

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    2019年12月07日
  • ファミリーポートレイト

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    大人になりきれない母親と、そんな母親にすがって生きて行くことしか出来なかった娘が、不憫だ。
    負の連鎖を感じる。
    そんな母だけど、娘のことは愛しているんだろうな。重い話でした。

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    2019年11月29日
  • GOSICK VII ──ゴシック・薔薇色の人生──

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    ネタバレ

    再読。危険を予知し久城を遠ざけようとするヴィクトリカと、決してそばを離れないと宣言する久城。二人の絆はますます強くなるが、明るい未来が待っているとよいのだが…。

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    2019年11月17日
  • GOSICKs III ──ゴシックエス・秋の花の思い出──

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    ネタバレ

    再読。ちょっと変わった趣向です。久城が花と本を手にヴィクトリカを訪ねて読み聞かせ、ヴィクトリカが謎を解く。花の贈り物をこっそりと大切そうにするヴィクトリカが可愛らしい。

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    2019年11月11日
  • GOSICKs II ──ゴシックエス・夏から遠ざかる列車──

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    ネタバレ

    再読。生徒がバカンスに出かけていなくなった夏休みの学園で、ヴィクトリカと久城が楽しく(?)過ごしてます。二人以外の話がメインだけど。

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    2019年11月11日
  • GOSICK VI ──ゴシック・仮面舞踏会の夜──

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    ネタバレ

    再読。学園から出ることがないのに、一度出るとすごい事件に巻き込まれてしまう。学園への帰り道なのに、別の事件にまた巻き込まれてしまう。愛に気づき始めるヴィクトリカが可愛らしい。

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    2019年11月11日
  • GOSICK IV ──ゴシック・愚者を代弁せよ──

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    ネタバレ

    再読。第1次世界大戦と第2次世界大戦の間のヨーロッパの架空の小国に舞台が設定されている意味がそろそろ発揮されてきた。謎解きも魅力だが、ヴィクトリカを巡る物語が大きく進んでいく予感。

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    2019年10月24日
  • このたびはとんだことで 桜庭一樹奇譚集

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    ネタバレ

    完全にノンシリーズで関連なしの短編集。解説にも同じ趣旨の話があったが、長編作品のある一部分を切り取ったかのような味のある作品が揃う。つまり、この続きを見てみたい、とか、彼らのその前の話を見てみたい、という感情が湧き出てくる。それだけ、各編の登場人物は濃く、その設定は魅力的である。「モコ&猫」の好きでいることの不思議な切なさ、「冬の牡丹」に見える漠然とした生き辛さは心に響いた。

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    2019年10月22日
  • GOSICKs ──ゴシックエス・春来たる死神──

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    ネタバレ

    再読。読む順番としては本編のⅠからⅢの後になるが、時系列としては最初になり、ヴィクトリカと一弥の出会いが描かれる。一弥とアブリルの出会いも、ヴィクトリカとセシル先生の出会いも描かれる。ここから長い物語が始まる。

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    2019年10月22日
  • GOSICK III ──ゴシック・青い薔薇の下で──

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    ネタバレ

    再読。ヴィクトリカのツンデレぶりが可愛らしい。久城一弥のヘタレぶりも可愛らしい。ツンデレとヘタレのコンビは探偵ものでは意外に定番の関係なんだな。

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    2019年10月22日
  • GOSICK II ──ゴシック・その罪は名もなき──

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    ネタバレ

    再読。ヴィクトリカのツンデレぶりが可愛らしい。久城一弥のヘタレぶりも可愛らしい。ツンデレとヘタレのコンビは探偵ものでは意外に定番の関係なんだな。

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    2019年10月22日
  • GOSICK PINK

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    新大陸到着翌日の出来事のお話し。
    当事者達の話を聞きながら、混沌の欠片を探して推理するお馴染みのスタイル。
    今回は謎よりもヴィクトリカと久城のジョブ&ホーム探しがメインのような…。
    新大陸にきてから(久城と出会ってから)少しずつヴィクトリカが旧世界の灰色狼から人間になっていく様子がなんとも微笑ましい。
    ソヴュールにいた時の神秘的なヴィクトリカも良かったが、人間味の出てきた今のヴィクトリカの方が私は好きですね。

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    2019年08月16日
  • GOSICK BLUE

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    大好きなシリーズの続編。
    今回は特に読みにくい!笑
    過去、現在の往復。さらに細々とした描写のあの言い回し。桜庭先生の持ち味ですが、読むのがやっぱり少し疲れますね。
    今回は新大陸に駆け落ちしてきてすぐのエピソード。
    善か悪かなんてものはその人次第。
    自分で信じて決めた道を迷わず歩いてきた先に、幸せも不幸も、出会いも別れもあり。
    これから先の未来も自分の選択次第と思ったら、なんだかちょっとワクワクするようなお話しでした。

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    2019年08月15日
  • 道徳という名の少年

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    ネタバレ

    再読。前半は表題の連作短編集。後半はインタビュー集。不思議な短編を不思議なまま読むもよし。不思議なままだと納得がいかなければ、最後の榎本正樹氏の解説を読むとよい。深い分析に圧倒される。そのインタビュー集は、桜庭さんの思考や作品が生まれた経緯などが率直に語られている。時系列で読んでいくと作品同士の関わりがわかって面白い。

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    2019年08月14日
  • ブルースカイ

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    再読。のはずだがほとんど記憶になかった。時空を逃げ回るという設定は面白かったが、テーマがよくわからなかったかな。

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    2019年06月13日
  • 推定少女

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    再読。「ここから物語は分岐し、三種類のエンディングがあります。」と書かれたときには驚きと少しの落胆があった。あとがきによると編集部の要望で書きかえたものも含めて全部収録したという事情らしい。こういうゲーム的なエンディングはあまり好きではないが、作家が自由に書けないこともあるのだろう。自分を「ぼく」と呼ぶ少女は脅えながら戦っている。ただ生き延びるために戦っている。そんな時代が自分にもあったことを思い出させてくれる。

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    2019年05月04日
  • 赤×ピンク

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    舞台は非合法のガールズファイト。
    まゆ、ミーコ、皐月。
    性格、境遇の異なる3人の女性の視点から描かれる短編集。
    3人の共通点は、現実から逃げるようにして、闘いの場に身を任せている。
    どこか刹那的に生きている彼女たちが生き方を探っているような描写が印象的。

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    2019年05月03日
  • 傷痕

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    ネタバレ

    「道徳という名の少年」にこんな話(あるいは関連する話)があったような(「地球で最後の日」だったかな?).

    キングはマイケルを下敷き(あえてモデルとはいわない)にしているとは思うけど,そこは桜庭一樹先生,ちゃんと桜庭ワールドの住人に仕立てている.
    傷痕や孔雀だけでなく,歪んだ心のせいでキング(や世間)を歪んでしか見ることができない(でも本当はたぶん気づいている)滋田夏夫もいい味を出している(エピローグのジャーナリストって彼だよね).

    かわいそうな復讐の父親は何を感じているのだろう.彼の視点の話も読んでみたい.

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    2019年03月12日
  • 傷痕

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    亡くなったキング・オブ・ポップのことを複数の視点より、描いた作品。
    どこか、掴み所がないキングを緻密に描いている。

    感想は難しいが、人には人それぞれの幸福があり、苦悩があるということを思い知らされた気がした。

    いくつか良い言葉が出てきた。
    その中でもP294と295の言葉が特に印象的。この言葉に物語が凝縮されているかと思うほど。
    (巻末の解説で尾崎世界観さんも同じ文章に触れている)

    以下、P294~295の文章を引用
    「人というのは、自分を基準にして物事を判断する。善良な人はあの子の優しさや善意をまっすぐ信じる。そして、不幸に同情してくれる。一方、心の奥に悲しみや怒りを多く溜め込めている

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    2019年02月27日