桜庭一樹のレビュー一覧

  • 読まれる覚悟

    Posted by ブクログ

    一般的には、作家には、書きたいことを書く、書いたあとの読者の反応を結構気にする、という方が多いのかもしれない。そういう文章を読むたびに、森博嗣さん(や多分京極夏彦さん)の「先を見越して求められているものを書いているだけ」というスタンスが特異なのだと気付かされる。(二人だけど)孤高の存在というか。

    0
    2026年05月11日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

    Posted by ブクログ

    砂糖菓子というフレーズの秀逸さ。
    読みやすさはあるが、中身は一考の余地しかないテーマ。色々と考えさせられる。

    0
    2026年05月04日
  • 無花果とムーン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表紙の絵が印象的だったのと、私の男が強烈だったので、興味を持って読んでみた。前半は設定や話の不自然さが受け入れられずに退屈で、なかなか読みすすまなかったが、後半は一気に読めた。崖下で日々朽ち果てて行く死体は誰のものなのか、疑問に思ったが、奈落ので良いのか?あとがきで、冬のソナタや世阿弥の作品と繋がっていると知って本作品の奥行きが増した気がした。

    0
    2026年05月03日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

    Posted by ブクログ

    初心者向けの地獄と表されていて、確かにと思った。
    子供の頃特有の、何とも言えない独特なあの世界の狭さ。
    結末が分かっているからこそのしんどさ。

    読むのが辛くなるけど、読み進めたくなる感覚。
    どうとも形容し難いのだけれど、
    またきっと時が経ったら読み返すのかなと思いました。

    0
    2026年04月29日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

    Posted by ブクログ

    現実の中で生きようとするなぎさと、物語の中で生きようとする藻屑。
    正反対のように見える二人だが、どちらも自分の望む場所にたどり着けない。

    藻屑の置かれた状況を知りながらも、なぎさにはそれを変えることはできなかった。

    どうすることもできない現実と、抗えなさを抱えたまま、時間だけは流れていく。
    大人になるとは何かを突きつけられるようだった。

    危うさと残酷さをまといながらも、どこか静かで美しい物語だった。

    0
    2026年04月29日
  • 無花果とムーン

    Posted by ブクログ

    「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」を読んでいて桜庭一樹さんの作品はこの本で読んだものは2作目。
    桜庭さんの文は中毒性があって1回読んだら目を離せなくなる感じが好きです。
    ただどちらかといえば「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」のが自分は好きでした。

    0
    2026年04月27日
  • GOSICK V ──ゴシック・ベルゼブブの頭蓋──

    Posted by ブクログ

    ヴィクトリカかわいいよ。戦争×奇術も好き。
    ミステリーやオカルトまわりは薄味。作中時代の人々はトリックや魔術をどう感じていたのとか、想像と雰囲気を楽しむには良い。また、ヴィクトリカと久城君の距離が縮まったのでよし。

    0
    2026年04月23日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初めて触れた桜庭一樹作品。
    久しぶりに読み返し。

    新聞記事の抜粋から始まる物語は、海野藻屑がバラバラ遺体になる終わりへ向かって進んでいく。

    あたしたちは十三歳で、あたしたちは未成年で、あたしたちは義務教育を受けてる中学生。あたしたちにはまだ、自分で運命を切り開く力はなかった。
    (省略)
    大人になって自由になったら。だけど十三歳ではどこにも行けない。

    子どもは親の庇護下で、大人になっていく存在だと思う。でもそれが難しいこともある。その役割を親が担えないなら、他の大人が代わりにするべきだ。でも守られていない、助けが必要な子どもを見つけたり、適切に助けたりすること、子どもがその手を取ることも、

    0
    2026年04月12日
  • GOSICK ──ゴシック──

    Posted by ブクログ

    子どもの頃流行ってて、タイトルを知ってはいたけど、読んだことはなかった。
    ちょっと読書に疲れたので、軽く読めるやつと思って読んだ。
    結果読みやすすぎて拍子抜けしてしまった。冒頭を読んで、学園ミステリなのかな?と思ったら、けっこうすぐに学園を飛び出して、大掛かりな事件に巻き込まれてて意外だった。
    気が向いたら続き読みたいかな。けっこうこの話だけでキレイに完結してるように思える。

    0
    2026年04月11日
  • 名探偵の有害性

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    純喫茶おいでぃぷすを夫と営む夕暮の元に、元名探偵・五狐焚風が訪ねてくる。20年ほど前、夕暮は名探偵四天王の一人と呼ばれた風の助手をしていた。その翌日、とあるYouTuberが「名探偵の有害性」として五狐焚風を告発する動画を投稿した。風は間違っていたのか。夕暮は風とともに当時解決したドラマだった。予想とは違ったけれど、それはこれで面白かった。マジシャンブームとか超能力者ブームとかと同じような雰囲気で、名探偵が事件を解決する時代があったという世界が舞台。名探偵ブームがあったのが平成の時代のため、アムラーファッションなど懐かしい話がちょこちょこ出てくる。
    年下の夫が客の女性と不倫していることに気付き

    0
    2026年04月05日
  • 百合小説コレクション wiz 2

    Posted by ブクログ

    多彩な百合アンソロジー

    爽やかなもの、文学的なもの、退廃的なもの……。
    8作も収録されているので、合う合わないは色々とありますが、半数近くが痛みのあるような作品だったので、個人的にちょっと辛かった。

    なお、私が最も気に入ったのはこれ。
    麻耶雄嵩「大行司春香最初の事件」
    学園百合を下敷きにした本格ミステリ。学園の名探偵・春香の名を知らしめたという最初の事件が語られます。
    なお、内容をきちんと理解するために、本作は2回読むべきです。1回目と2回目以降で、事象の理解が変わってくるでしょう。

    0
    2026年04月03日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

    Posted by ブクログ

    桜庭一樹節が炸裂していた。
    北海道の旭川という白銀の舞台が、異色な七竃と雪風をより一層近づき難いものにしていた。

    0
    2026年04月02日
  • 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

    Posted by ブクログ

    「好きって絶望だよね」

    ・大人にならないと世界とは戦えない。世界に傷をつけたいなら生き抜かなくてはいけなくて、その生き抜きたいって気持ちを大人が守ってあげなくちゃだめだよな。

    ・鬱小説と聞いていたので身構えていたが、結末が分かっていたので個人的にはあまり引きずっていない。

    0
    2026年03月24日
  • 私の男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    好き。背徳的で、暗くて、怖い。花とその義父の淳悟の一途できれいで気持ちの悪い感情が入り交じっている。結局、あのあと花と淳悟がどうなったのかは闇の中。父と娘、男と女の物語。読んでる途中に映画化を知りましたが、どういった作品になるか怖いもの見たさで興味が湧きます。すごい作品でした。

    0
    2026年03月24日
  • 赤朽葉家の伝説

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    桜庭さんの独特な世界観は心地よい。長いなあと思いつつも、万葉と毛毬が激動の時代にもまれていく姿に、飽きることなく読み進められました。総じてキャラも魅力的で、どんな脇キャラからも個性が感じられてとっても素敵。兄じゃや泪や蝶子は、切ないです。最後の被害者探しは、推理の過程が無理やりでこけちゃっているような。真実自体が良い分、そこは少し残念でした。女三代の風変わりで悲しい歴史物語。十分におもしろかったです。

    0
    2026年03月24日
  • 少年になり、本を買うのだ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    その読書量に圧巻!本を読み、本について語らい、空手もできる。本と空手がうまく結びつかず、そのアクティブな日常にただただすごいなあと、感心しました。桜庭さんを取り巻く編集部の方々も驚くほどミステリーが大好きで、三浦さんのエッセイからはあまり分からなかった、作家と編集部の付き合いも描かれいて興味深かったです。紹介されていた本で、読みたい本に追加した本は6冊ほど。以前に読んだ皆川博子さんの「蝶」の話題が出ており、理解できずに悔しかったことを思い出しつつも、また読み返したくなりました。売ったことを少し後悔中です。

    0
    2026年03月24日
  • GOSICK V ─ゴシック・ベルゼブブの頭蓋─(ビーンズ文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    手持ちの『GOSICK』はこれで最後!ふつうにおもしろかったです。が、一弥がコルデリアをその娘のヴィクトリカと間違えて会話する場面では、コルデリアの外見年齢に疑問。ヴィクトリカの重さを子猫のように軽いと表現することが多く、なんかしつこく感じました。映写機を使ったトリックにも無理があるような。辛口ですが世界観や一弥やヴィクトリカのやりとりは好きなんですよね。積読本を消化したら、続きを読むかどうか考えたいです。

    0
    2026年03月23日
  • GOSICK IV ─ゴシック・愚者を代弁せよ─(ビーンズ文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ヴィクトリカは過去に時計塔にいたとされる錬金術師・リヴァイアサンから挑戦を受ける。不老不死とされるリヴァイアサン。彼は生きているのか、死んでいるのかー。おもしろかったです。シリーズ中で一番のめり込めた作品だと思います。リヴァイアサンが錬金術師を名乗り続けた理由と、ブロワ侯爵との関係。奇術師・ロスコーも絡み、物語がこの先どう動いていくのか。また、今回は初めて作中でグレヴィールのまともな髪型を拝めて感動。ふつうにかっこいいので、彼のまともな姿をもっと見てみたいです。次は手持ち最後のシリーズの5巻読みます。

    0
    2026年03月23日
  • GOSICK III ─ゴシック・青い薔薇の下で─(ビーンズ文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    グレヴィールのドリル頭の謎が明らかに。本人の意思じゃないことにびっくりしましたが、警部補2人の手繋ぎまで、ヴィクトリカのセンスを疑っちゃいました。相変わらずあとがきはダラダラと、友人の近況報告が冴えてます。ロスコーのチェスドールの中に入っていたのは、コルデリアなのでしょうか。続きも楽しみです。

    0
    2026年03月23日
  • GOSICK II ─ゴシック・その罪は名もなき─(ビーンズ文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    桜庭さんと言えば、美少年(美青年)というイメージがあるので、アンブローズの登場ににやり。グレヴィールが語るコルデリアが大戦で犯した罪とは何なのか。アンジェリカとグレヴィールはこの先歩み寄っていくのか。一弥とヴィクトリカの関係がほほえましい反面、兄妹仲にも進展を望んでしまいます。なんとなく飽きてきたというか、ページ数が多く感じてしまっているのですが、おもしろいことには違いない。続きも読んでいきます。

    0
    2026年03月23日