近親相姦といえばそれまでだけれど、深い愛で結ばれた父と娘の話なのだろうか?
欠損家族だから故、なのか?どうしても、淳悟が花の中に母を見て、一線を越えてしまったことに歪んだ身勝手さを感じて嫌悪感が湧く。対し、花は一途に淳悟に身も心も捧げるわけだけだが、子どもは親を選べない。正しさは大人から教えて貰う。一番信頼している大人から。歪んでいる事実に気付く機会さえ与えられないまま、いつしかそれを純度の高い愛だとはき違えてしまう。
2人の関係に肯定は出来ないながらも、引き込まれる文章に美しい情景が浮かび、物語に没頭した。