桜庭一樹のレビュー一覧

  • GOSICK ──ゴシック──

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    『私の男』の桜庭一樹さんの作品だと思って読んだら、あまりの違いに驚かされた。いや、何でも書けるんですね。相変わらずの文章の上手さ。細かな設定と少し緩い謎解きもこの世界観にピッタリだ。
    表紙のイラストの影響で、ヴィクトリカの容姿がゴスロリに誘導される。ずいぶん前にアニメ化もされてるそうで、「まるで老人のようなしわがれて低い声」と記されているヴィクトリカの声も聞いてみたい気もする。不思議な魅力のある作品。

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    2023年09月08日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    ネタバレ

    旭川に住む25歳教師は思う。いんらんになろうと。そして子供を授かった。七竈と名付けた。七竈は祖父のもと、すくすく美しく育つ。なぜならば、相手の男は美しいかんばせだったから。
    ファンタジー。親の業。北海道(寒い地域)の閉鎖性。みんな知り合い。
    作者、北海道出身の方なのかな。寒さゆえ、寒さが身に染みる、そんなファンタジー書くね。
    七竈、雪風。美しいかんばせで幸せになってね。

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    2023年09月05日
  • じごくゆきっ

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    かわいくておばかな由美子ちゃんセンセ。かわいそうでかわいい皆の愛玩動物。そんな由美子ちゃんと、わたしは退屈な放課後から逃げ出した。二人きりの駆け落ち。向かう先はじごくゆきっ。(表題作)


    『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』の後日談を含む7編を収録した短編集。……との事ですが、『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』を読んだのがかなり前でしたので、どの話がどう繋がっていたのか申し訳ないですがよく分かりませんでした。とりあえず、そちらを読んでいなくても物語的には問題ないと思います。

    桜庭一樹さんは、思春期の潔癖さ、頑なさを書くのがとてもお上手だと思っていて、この本でもそれが表れています。若いキラキラした

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    2023年09月05日
  • 彼女が言わなかったすべてのこと

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    齢を重ねるに連れ、他人を理解できたと思うことがどんどん減ってきた。
    人と同じ物を見ても感じることは
    こんなにも違うのか
    同じ言葉を受け取っても全く別の意味にとらえることもあるのかと
    経験を積めば積むほどその違いの大きさに呆然としてしまうのだ。
    だから自ずと、口に出して言わないことも増えている気がする。
    言わなかったことの方に、本当に大切だと思うことがあったとしても。
    私の周りにもパラレルワールドがあるといいな。
    そこの世界ではもう会えなくなってしまった人も
    元気で生きていて
    一緒に旅行に行ったりお散歩したりしてるのかな。
    そう思ったら嬉しくて泣けてきたわ。。。

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    2023年08月20日
  • 少女を埋める

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    少女を埋める∶ナチュラルかつ根強い差別意識。こういう意識の場所も未だたくさんあるんだろね。ネットとかも発達してるのに。
    キメラ∶話の通じない人、読解力のない人は実は結構いる。いるのは構わないが、問題なのは人目に触れる場所に書き散らしたり、公共の電波にのったりする事。
    何か、お疲れ様でした。

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    2023年08月06日
  • 彼女が言わなかったすべてのこと

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    パラレルワールドのお話。
    私たちが経験したコロナ禍の中川くんの世界と、主人公波間の通常の世界が交錯する。
    どのように終わるのかと続きが気になって、このパラレルワールドに答えがあるのかとぐんぐん読んだけど、答えはなく、私的にはすごい中途半端に終わってしまった気がする。
    コロナ禍こーだったなと、ちょっと懐かしく思いつつも後半ちょっとキツかった。
    主人公が癌に侵されており、その独白も考えさせられてちょっときつかった。

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    2023年08月04日
  • ファミリーポートレイト

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    すごく現実感のある話なのにどこかおとぎ話のようなふわふわとした世界観。前半の母と子のどうしようもない感じがたまらなく好きだった。

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    2023年08月01日
  • 彼女が言わなかったすべてのこと

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    主人公の小林波間32歳は、胸に悪性腫瘍ができたため、摘出手術を前にして腫瘍を小さくする辛い点滴治療を受けていた。
    通院の日に波間の目の前で、通り魔が幸せそうな若い女性を刺す事件に直面する。
    その混乱した現場で、大学時代の同級生だった中川と偶然に出逢い、LINEのIDを交換して後日逢おうと約して別れるが、何故かその後逢うことができない。
    あの出逢いは何だったのか不思議なのだが、ただLINEでのやり取りは可能だった。
    そのうちに波間が住む東京と、中川が住んでいる東京とは、どうやら異なる世界らしいことを知る。
    異なる東京の同じ場所からビデオ通話を繋げ、映像を観ながら会話を続けていた。
    中川との偶然な

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    2023年07月23日
  • 無花果とムーン

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    浜坂の花火大会の待ち時間で読み終えたのが、めちゃくちゃエモだった。波音、喧騒、たまらないね。
    お盆にピッタリって感じの内容だった。

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    2023年07月16日
  • GOSICK ──ゴシック──

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    私の男が面白かったので読んでみた。
    テイストが全然違った。
    桜庭一樹の作家性とは一体なんだろう?
    そのあたり注視しながらも、とても読みやすい作品なので、次回作以降もじゃんじゃん読み進めてみたい。

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    2023年06月20日
  • ファミリーポートレイト

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    ネタバレ

    マコとコマコ(母と娘)の逃避行。
    親子というよりは、コマコを所有物、時にはいないものとして。絶対服従の関係。
    10年間。
    絶対服従は変わらないのだけれど、コマコも成長し、マコに対しての愛情に変化がでる。

    マコがいなくなったコマコはそのあとをどういきるのか。
    破壊行動、暴力。
    止められない衝動。

    マコはピンク、コマコは水色。
    いろんなものを演じられるけど、自分は演じられなかったコマコ。

    書くことから逃げた後に、出会った真田との関係。
    きれそうで切れない、失ってしまうかもしれない、快適で柔らかな朝には戻りたくない、合わないし、自分を変えられないと思うのに、気になる存在。
    コマコの本は読まない

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    2023年06月17日
  • 少女を埋める

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    この本を手にするきっかけは書評であって、それが少なからず、影響することは、ワタシにはある
    そういう意味では、書き手の意図と違うものが伝わることはあるかもしれないが、読み手が受け取るものは、それぞれかなぁとも想う
    だから、ワタシにとっては、この本は、ちょっと思ってたものと違った…というのが、正直な感想
    桜庭一樹さんを読むには、最初の本ではなかったのかも…

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    2023年05月18日
  • GOSICK ──ゴシック──

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    ヴィクトリカが探偵役で一弥が助手役?になるのかな?ミステリー的には面白いが、個人的には色恋が好きではない…が2作目が気になる。ただ1冊完結?で読みやすい。

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    2023年05月17日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    同期に借りた。感想欄に高評価のコメントが多くて正直驚いた。とある田舎の超美少女を取り巻く物事(彼女の母親の優奈を元凶とした愛憎劇が結構な割合を占める。)が淡々と記されている。七竃と雪風の関係は好きだし美しいなと思うけれど2人の変に堅苦しくて古臭い話し方は気になった。かんばせって文面から意味は察せたけれど聞いたことない単語だった。最初ウザいなってムカついていた後輩の緒方みすずのことは最後ちょっと好きになった。七竃は淫乱な母親を恨んで忌み嫌っていると思っていたけれど案外そうでもないというか甘えたいという気持ちがあるのが以外だった。母親の優奈も別に七竃のことを嫌いでは無いわけだし奇妙な家庭だよね。一

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    2023年04月28日
  • 紅だ!

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    初めて読んだ作家さん
    軽い感じで一気に読めました
    他の方も書いてある通り、映像化したら
    面白そうな気がしました

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    2023年04月17日
  • 少女を埋める

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    ノンフィクションのような内容だが、著者曰く 「確実な虚構を入れたから、あくまでも小説」だそうだ。

    山陰で生まれ、小説家として東京で暮らすようになった著者。父の危篤により再び故郷へ戻り、実母との物理的距離が縮まる中、噴出してきた感情の数々・・・。

    山陰という土地柄、典型的な田舎人間が多いようだ。曇りがちな天気も起因しているのか。
    東京では人間関係に影響が出そうな表現、内容は口外するのを憚るが、 この地では無遠慮に口に出す。(著書より)

    また、全体的な秩序維持の下には、個人の幸福は全力で押さえつけられる。

    という表現に戦き、恐怖を感じた。
    と共に、自分の故郷にもある共通点を思い出した。

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    2023年04月13日
  • GOSICKs IV ──ゴシックエス・冬のサクリファイス──

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    謎解きはいつにもましてライトなあじわい。
    シリーズ中で未回収だった登場人物たち(というか主に警部)の過去が語られる。

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    2023年04月09日
  • じごくゆきっ

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    この作者は初めて。
    ライトノベルでデビューを果たした作家らしく、この文庫は一般大衆向けか?

    短編七編からなり、ややパンチが足りないというものもあるが、どこか非現実的、屈折した登場人物が多く、全体的に面白く読めた。

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    2023年03月23日
  • 赤朽葉家の伝説

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    ネタバレ

    2008年。(第5回)。7位。
    GOSICK好きなのよ。
    鳥取の旧家女性3名の歴史。万葉はフィリピン系の感じで山の民に捨てられ、鳥取で育った。中国山脈あたりって八咫烏も住んでいたような。旧家の大奥様タツの指名により輿入れ。世の中は鉄鋼業が盛んだった。泪、丙午の娘の毛鞠、鞄、孤独の4人を生む。毛鞠は中学生より暴走族で中国地方を配下に収める。やがて引退、そして人気漫画家に。長男の泪の死により、父の決めた男と結婚、瞳子を産む。鉄鋼業も衰退していく。この話は瞳子が語り手。
    昭和の歴史と絡めた一族の歴史。

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    2023年03月23日
  • GOSICK V ──ゴシック・ベルゼブブの頭蓋──

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    「ゴシック」と名乗るくらいだから、これは登場させなきゃね、というモチーフと言えるでしょう、ということで、ファンタスマゴリア(幻灯機)が登場。

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    2023年02月26日