桜庭一樹のレビュー一覧

  • 名探偵の有害性

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    名探偵と助手の今と過去が行ったり来たりするので、内容は進んでいるのに戻っている感覚に陥りました。テンポは良いのに何故かページを捲るスピードが上がらなかったのが残念でした。

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    2024年12月03日
  • 名探偵の有害性

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    実家の喫茶店を継いでいた鳴宮夕暮の許を約30年振りに訪れた元相棒の名探偵五狐焚風。

    Youtuberから過去の名推理に疑問を投げかけられそうになったことから、2人は過去の各事件現場を裁縫する。

    事件も推理もそれ以外の展開もドタバタだが、50歳間際の中年となった主人公たちの自嘲が一連の出来事を経て前向きに変わる、自分を取り戻す物語。

    中年になった作者が自らの衰えと名探偵という存在(現実に存在したことはないが)の凋落を重ね合わせたということか。

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    2024年11月26日
  • 名探偵の有害性

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    ネタバレ

    二人の関係性をどう収めるか、夕暮の変化については、確かに今の時代ならではで、二人が活躍した頃には無かった着地だなと。

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    2024年11月22日
  • 名探偵の有害性

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    かつての名探偵を弾劾する動画が出回り、20数年ぶりに再会した助手と共に過去の推理を検証する旅に出る、ロードムービー風小説でミステリ要素は少ない。過去の2人のままで、中年過ぎの男女のリアル感がないのが残念。当時の社会、流行が映し出されててそこは懐かしかった。

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    2024年11月05日
  • 少女七竈と七人の可愛そうな大人

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    ネタバレ

    美しく生まれた七竃と雪風の話。
    最後の七竃と雪風の名前を呼び合うシーンが切なくて綺麗だった。
    忘れた頃に読み返したい

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    2024年11月01日
  • いつか、アジアの街角で

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    アジアというか東南アジア大好きな私にとって、なんとなくふわっと面白い短編集でした。

    一番好きだったのは、「月下老人」

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    2024年10月23日
  • いつか、アジアの街角で

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    私も同じ経験をしているので、「停止する春」は当時の事を思い出すと同時にあれから月日が流れて今居る自分の居場所、気持ちも含めて共感出来るものがあった。

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    2024年10月07日
  • 名探偵の有害性

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    おじさん・おばさんになったライトノベル版回顧録!?
    装丁がかわいすぎるので、50歳の物語には思えない(笑)

    年齢と時代のギャップをベースに、流れは探偵回顧録なんだけど、ありそうでなさそうなテーマということでいえば新しい。

    就職氷河期の年代には響くものがあるんだろうな。
    あいにくちょっと世代が違う・・・
    とはいえ、昔と今のギャップをうまく最後はまとめた感じですかね。

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    2024年10月06日
  • いつか、アジアの街角で

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    表紙のイメージからてっきり「食べ物」「旅」のアンソロジーかと勘違い。実際は台湾や香港を感じられるアンソロジーでした。

    特に好きだったのは、
    「隣に座るという運命について」 
    幽霊疑惑のエイフクさんとのクスリとなるエピソードが好きでした。大学生が描かれており、懐かしい気持ちにもなりました。

    「チャーチャンテン」 
    初読みの作家さん。何だか“縁”を思わせるストーリーも、作品に漂うごちゃごちゃしてるけど安心感のある雰囲気も、とても心地よくて好みでした。

    「停止する春」 
    「あぁ、これは…」。心が痛むのに読まずにいられない。言葉が自分のなかに爪痕を残していくような妙にあとを引く感じ。島本さ

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    2024年09月26日
  • 彼女が言わなかったすべてのこと

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    先日、大学の同級生だった中川君と偶然再会した。彼と私は、どうやら別の東京を生きている。向こうの世界では世界規模の感染症が広がり…。切なくもすがすがしい、パラレルフィクション。

    パラレルワールドといえば村上春樹が思い浮かぶけれど、桜庭一樹の描くそれはずいぶん趣が違った。コロナのある世界とない世界など、現実の事柄が多く散りばめられて、3年前のエッセイ「東京ディストピア日記」を小説化した感じ。物語は途中の盛り上がりもなく淡々と進み、ラストもやや拍子抜けだった。
    (C)

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    2024年09月23日
  • いつか、アジアの街角で

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    星3.5
    有名女性作家たちが書いたアジアを舞台にしたアンソロジー、と思ったら実際アジアに行った話は角田光代さんのだけだった。アンソロジーのいいところは、普段手に取ることのないようなジャンルの物語を読めること。この中にも、私がいつもは読まないような不思議な話がいくつかあった。
    角田さんの話に出てくる迪化街は去年ぶらぶらして歩いたので、不思議な話でもどこか納得してしまった。また、私は猫にあまり興味がないのだが、角田さんの猫の描写はくすっと笑ってしまった。
    表紙のマンゴーかき氷の絵が好き。

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    2024年09月18日
  • ブルースカイ

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    3つの世界と1人の少女のお話。

    作者さんのお名前は存じていたけれども作品を読んだことがなかったので手に取ってみました。

    逃げ惑うセーラー服の少女がブルースカイと呼ばれる理由が一番スッキリした点。
    他は世界ごとにちらほらと謎が残ります。でももやもやはしないかな。「余地がある」がしっくりきます。

    魔女狩りの話は本当に苦手。
    他人のための無意味な暴力。

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    2024年08月29日
  • いつか、アジアの街角で

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    暑い夏の小旅行のお供にと手にした文庫。
    台湾多めのアンソロジーで、待ち時間にちょこちょこと読むのに丁度よかった。

    台湾には若い頃訪れたことがあるけれど
    桜庭一樹さんも角田光代さんも描いていた「月下老人」は聞いたことがなかった。
    角田光代さんの猫をモチーフにした輪廻にまつわる短編が、ぼんやりとした結末にも関わらずグッときた。(やっぱり角田さんといえば猫ですね…)
    私自身に前世の記憶はないけれど、私の姉もひょんなことから前世の記憶が蘇ったという。
    角田光代さんの前世の記憶が気になる…

    前世の記憶はないけれど、私も生まれ変わったら出逢うべき人に出逢えるようにいつか月下老人にお参りに行きたい。

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    2024年08月11日
  • 彼女が言わなかったすべてのこと

    購入済み

    感じ方は様々

    パラレルワールドがあり、向こうの世界ではコロナのパンデミックが起こっている。しかしこちらは通常通りという設定。こちら側にいる主人公の波間の視点で話が進む。だから、あの時のことを客観的に思い出す。学校が全て休みになったが、あの対応でよかったのか?コロナ禍があったから、今はやりやすいこともある。などなど。10年後に読み直すと、どんな感想を持つのか?興味がある。

    #深い

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    2024年08月06日
  • いつか、アジアの街角で

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    台湾多めのアジアの話、6篇。

    ズバリその国に出かけて行ったり、その国の人との交流だったり、ただ出てくる食べ物がアジアのものなだけだったり、と、アジア度はそれぞれなれど、どれも体温の通ったあったかいお話でした。

    「停止する春」「チャーチャンテン」の2篇がおすすめ。

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    2024年08月03日
  • いつか、アジアの街角で

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    旅にでたーい!アジアー!
    この暑い夏、暑い国に旅行したい!旅気分を味わいたくて手に取った。6人の作家の短編集なのでお得♪

    ○印象的だったもの
    「隣に座るという運命について」中島京子
    日本で感じる台湾。ちょうど電車の中で読んでいたので、隣に座っている人を意識してしまった。

    「チャーチャンテン」大島真寿美
    香港迷の奈美子と香港からやってきたケリーのやりとりに、あるあるとニヤニヤしてしまった。
    ケリーが香港で活動していたこと、そのことをきっかけに家族と距離ができてしまったこと、香港をでて日本で暮らしていること、こんなふうな気持ちで暮らしている若者が今どこかにいるかとおもうと悲しくなってしまう。彼

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    2024年08月02日
  • いつか、アジアの街角で

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    特に好きな作品の感想を。

    ・桜庭一樹「月下老人」
    大好きなバディもの。
    状況も空気も雑多でごっちゃ混ぜな感じが楽しい。

    ・島本理生「停止する春」
    ぐったり元気が出ないとき、自分で自分を励ます方法を知っているだろうかと考えた。
    それでも何ともならないときは思い切って人に寄っかかる思い切りの良さも必要なのだと知れた。

    ・大島真寿美「チャーチャンテン」
    年の離れた友達、文化の違う友達、距離が縮まるには時間がかかりそうだけれどだからこそ深く分かち合えるものがあるのかもしれない。
    ふたりの空気感がとても尊いもので壊れないよう遠くでそっと見ていたいと思った。

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    2024年07月30日
  • 彼女が言わなかったすべてのこと

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    SFの要素がメインかと思いましたが、病とともに暮らす日常が淡々と描かれていました。誰もが感動するようなドラマはないですが、病と向き合う中で揺れ動く心情が繊細に表現されているところがすきでした。

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    2024年07月22日
  • いつか、アジアの街角で

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    装丁に惹かれて気になって読んだ、
    アジアにまつわるアンソロジー作品。

    ─ 隣に座るって、運命よ。

    わたしも香港に行ったとき入ったお店で、たまたま隣に座っていたお姉さんに声をかけられたなぁ、なんて思い出してみたり。

    香港で食べたあのココナッツアイスの味が今でも忘れられなかったり。

    旅先でも、本でも、出会いは大事。

    各作家さんの個性もみられる、繊細でどこか懐かしく感じる素敵な作品だった。

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    2024年07月10日
  • 彼女が言わなかったすべてのこと

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    パラレルワールド世界で、癌を患った女性の日常を淡々とモノローグや日記のように描いている。LINEとか現代のコミュニケーションの取り方があるなか、様々な人や出来事が、風景のように現れては流れ行く。パラレルワールドとの関係性が発展していくかと思いきや、日常のなかの風景に取り込まれていき、覚えておく日常の記憶の一つとしてあるように描かれていた。コロナをあっちの世界にしたのは、コロナ禍の閉ざされた中でLINEとかzoomでしか繋がれなかった状況と似てて、実際コロナ禍は、パラレルワールドみたいだったなと思った。

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    2024年07月09日