最果タヒのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ短かったり、長かったり、1話の中で場面が変わったり、色々な長さの話が入っている短編集。全てSFで、3作目以外どこか百合風味な雰囲気。大森靖子とコラボしてるのを見て納得。
以下、自分なりに纏めたあらすじ。主観ですので少々違うところもあります。
「きみは透明性」
リップマークをSNSのように気軽に相手の顔に飛ばせる時代。それを貰った人は付けてたままでも自分で取ってもいいのだが、主人公の姉は自分の顔より人から貰ったリップマークの方が価値があると言って取らず、顔をリップマークだらけにしている。主人公が好きなさらさらの髪も綺麗な顔も見れない。それに苛立ってクラスで器械ばかりいじっている陰キャの男の子 -
Posted by ブクログ
25編のショートショート集で、ちょっとした時間にも読み進める事ができて楽しかったです。
全て『だから捨ててと言ったのに』の一言から始まり、そのあとは作者さんによって推理物になったり、ホラーになったり、感動物になったりと、ショートショート集なのにとても読みごたえがありました。
知っている作家さんの作品には作家さんらしさが出ていて楽しめました。初めての作家さんの作品もあったので好みの作風の作家さんの他の話も読んでみたくなりました。
このショートショート集をきっかけに読書の幅が広がりそうです。
今回は第四弾目とのことで、前作も読んでみたくなりました。 -
Posted by ブクログ
「好き」という感情にとことん向き合って書かれている。
綺麗な感情だけではなくなりそうだけど、それでもより真っ直ぐ向き合おうとする自己葛藤もあり、読んでいる時には、自分の中にある「好き」の対象への感覚を整理することが出来た。
私の中の「好き」という感情のあり方は理想形が定まっておらず、ガタガタなところもあるけれど、それを舗装する一助になってくれた、とても好きなエッセイ。
「好き」というのは自己満足ではなくて、宛先があるということが書かれていて、その部分が好き。自分の中の感情の強度を高めつつ、時には疑いもするが、相手が受け止めてくれるだろうということを信じる強さも持ち合わせていきたいと綴られた内容 -