最果タヒのレビュー一覧

  • グッドモーニング(新潮文庫nex)

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    最近詩がわからない、悪いではなく良いがわからない。受賞すれば良い詩なのかそうとは思わない。
    「わたしは散っていく自分の可能性、細胞、筋肉が/向こうの海でどうなったかをしりました/いつか/大海の真ん中朝を迎えて、そうね、もう一度/わたしと再会しましょう」
    作品において過去は未来を脅かす存在でいい、そう教えてもらった、いつまでも共感に負けないで。

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    2022年06月26日
  • さっきまでは薔薇だったぼく

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    キスってつまんないな。
    っていう一文がおもしろかった。ボキャブラリー展覧会みたいな詩をつくることもできるはずなのに、語彙がかなり絞られている。それはずっと感じてきたことだけど、今回特に感じた。それでいてこんなにたくさんの新しい詩が読めるって不思議だ。なんでこんなにおもしろいんだろう。

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    2022年06月09日
  • 星か獣になる季節

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    16歳の夏休み、学校の図書室で繰り返し読んだ。私はどっちになるんやろ、とか考えていた17歳の誕生日は風邪で寝込んで終わった。

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    2022年05月30日
  • 十代に共感する奴はみんな嘘つき

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    あらら、ならば私も嘘つき。薄さだけに釣られて買い、最初の数頁で、しまった、これは川上未映子の『『わたくし率 イン 歯ー、または世界』のように、薄いのにやたら時間がかかるやつかと後悔。

    でも違った。わかるよその気持ちと言いたくなるシーンがどれだけあったことか。ラップになりそうな文体とか、確かにオバハンにはついて行きづらいけど(笑)、教師の言動を「あなたパンでも作っているんですか」と言ってみたり、一度は告った相手に「それ言われて喜ぶと思ったの?」と毒づいてみたり。わかるよほんとに。

    傷ついても生きる。今日が好き。

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    2022年05月03日
  • きみの言い訳は最高の芸術

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    『きみが友達との楽しい時間のために、ひねり出した悪意について。』や『わからないぐらいがちょうどいい』が好きです。

    人や人生を簡単な言葉でまとめたり切り取ったりせず、複雑で雑多な感覚や思考をそのまま行きつ戻りつ表現している感じ、いいですね。

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    2022年03月20日
  • パパララレレルル

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    完璧にはわからないけど心地いい音で読めた。
    場面が想像できる本が好きだったけど、
    これはこれであり!

    時々出てくる令和な言葉にクスッとしたり、部分部分で共感できたり。面白い本だった!

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    2022年03月16日
  • パパララレレルル

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    美しい言葉で綴られる不思議な物語の数々。「君はPOP」が写真と言葉のデザインが素敵で、物語の新たな可能性を感じた。

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    2022年02月28日
  • グッドモーニング(新潮文庫nex)

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    解釈を拒むかのように並ぶ言葉はたしかに日本語なんだけどそれは知らない言葉で
    意味を捕まえかけたと思ったところで言葉は思わぬ方向に飛んでいく
    詩は、言葉で表現できない何かを言葉で表現しようとする試みなのだと改めて

    いつも通り、あとがきが最高です

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    2022年02月23日
  • 星か獣になる季節

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    ※参考にはならないすごく個人的な感想です

    最初の主人公にも文体にも入り込めないうちは、ちょっと苦痛だった。あまりに癖が強すぎて。
    でも読み進めてくうちに理解して解像度が上がって、主人公の中でも解像度があがってくと途端にずぶずぶにのめり込んでた。最初は理解できなかった独特な文体の感情表現が途端に鮮明になってく感じ。
    すごい好き。好きだけど、のめり込めばその分ずっと辛い。後味なんて良くない全然良くない、個人的にはだけど。辛いんだけど、どこを取っても言いようも無い感情が鮮明に伝わってくるからやっぱりすきな小説。

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    2022年02月18日
  • きみの言い訳は最高の芸術

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    この方の詩が時に深く突き刺さり、時に私を救う理由がなんとなくだけど分かった気がした。孤独は悪いことではなく、人と繋がらなくなって平気、そんな自分を肯定してあげたい。

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    2022年01月23日
  • きみの言い訳は最高の芸術

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    最果タヒの思考はめんどくさい
    そのめんどくささをそのまま言葉にした本作
    でもそのめんどくささが僕は好き
    全く違う経験をしてきた知らない誰かと交差点で一瞬すれ違う
    それより美しいことは多分この世界にはないってこと
    そのことを最果タヒはずっとうたってるんだと思う

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    2021年12月27日
  • パパララレレルル

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    最果タヒが言葉で紡ごうとするのは言葉にならない何か
    「さみしい」と言ったときに削ぎ落とされる何か
    規格化した言葉ではない何か
    言葉の先にある何か

    物語であろうと詩であろうと彼女のやろうとしていることは変わらない
    そんなことを強く感じた一冊でした。

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    2021年12月22日
  • きみの言い訳は最高の芸術

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    ふっと過ぎ去っていく違和感(違和感とすら感じていないけど、ちょっとひっかかる)みたいなものを拾い上げている感じ。しくしくひりひりする感じ。
    でも、ことばは目のうえを滑っていってしまいがちでした。

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    2021年10月02日
  • 夜景座生まれ

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    ネタバレ

    (ぼくの恋人は水色や白色の景色をみつめて、孤独で仕方が無いのに生きるのは誰かと恋をしているからだろうかと思った、でも恋人はこれからもずっと、ぼくに出会うことがない)

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    2021年09月28日
  • 十代に共感する奴はみんな嘘つき

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    何年かぶりに読んだけれど、当時と今とを比べても変わらず切っ先の鋭い言葉を突きつけられているような感覚だ。
    彼氏(ではないけれど)、友人(ではないけれど)、兄、兄の婚約者(ビッチ)、兄の親友(自殺志願者)、全方位に敵。過激で、極端で、むきだしの女子高生の頭の中。私も17歳の時は不機嫌そうな顔でずっとこんなことばかり考えていたような気がする。からあげはおいしい。
    それにしても、あの頃の全速力で駆け抜けるような時間のことを今の私が大人ぶって「なつかしい」なんて言って懐古したらやっぱり怒られるのだろうか。「は?きも。お前に私のなにがわかんの?」
    今の私と、過去の私は、たしかに限りなく他者だ。だって未来

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    2021年09月16日
  • グッドモーニング(新潮文庫nex)

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    何も考えずに書かれたであろう最果タヒさんの処女作
    ことばのひとつひとつが綺麗 色に例えたらカラフル
    子宮外の酸素は攻撃的で美味しくないけど綺麗だよねって感じました
    473円です みんなお菓子我慢して読んでみてください

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    2021年09月15日
  • かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。

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    ネタバレ

    魔法少女とアンドロイドという突拍子もない設定でありながら、「目の前の人と向き合えているか」というメッセージに落とし込むのが流石。途中、読みにくいところもあったが、最果さんの文章独特の雰囲気で好きだった。今度は詩集も読みたい。

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    2021年09月14日
  • 十代に共感する奴はみんな嘘つき

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    主人公はわたしと同じ17歳。
    自分が何をしたいのか、整理をする事が出来ずに、弄れた考えで生活に不満を持つ。
    それでもいずれは、(葉介)兄と同じように、
    生き延びて、変わっていくのだ。
    10代という輝かしい、安定しないときが、
    尊い、なんだかんだ大嫌いで
    大好き、だと思えた。

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    2021年09月13日
  • 天国と、とてつもない暇

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    頭がぐるぐるしたり疲れたりした時に最果タヒさんの詩を読むと、よくわからないけれど落ち着く。思考が分断されて、自分が目の前の文字列を追うだけの装置になるのを感じる。意味がわからなくても、想像が追いつかなくても、きらきらとした綺麗なことばを拾い上げられると嬉しいな、と思える。そうやって自分は練り上げられた言葉に助けられていると感じられるから、最果タヒさんの詩は好き。

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    2021年09月09日
  • グッドモーニング(新潮文庫nex)

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    言葉を噛み締めたくて、言葉を握りしめたくて、手に取る。
    言葉の舌触り、言葉の手触り。なんとなく感じるそれらを味わいたくて。
    装飾過多に思えたり、するりと逃げてしまったり。詩を読むとは何か。感じていたい味わいたい。そんな気持ちが静かに昂ぶった。

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    2021年09月03日