最果タヒのレビュー一覧
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むしょうに最果タヒの詩が読みたくなって。あとがきの、
「ずっとそこにあって、そして突然美しく見える瞬間をもたらすものだったらいいな。詩を読んだその人にとっての『世界』が、新しさをまとって現れるきっかけになることがあれば、素敵だって思う。」
という言葉のとおり、私のなかにはすでに最果タヒの詩があって、それをふと思い出すような、眠っていた感覚が目覚めるような感覚で、あらためて触れたくなる。愛と世界はかくも美しい。
愛しているって言って、伝わらない間、
その言葉は唯一、永遠の言葉になる。
〈指輪の詩〉
愛の美しさではなく、星として、
あなたたちはきれい。
〈最小の星座〉
誰も行くことができない -
Posted by ブクログ
【全体の感想】
こんな感受性を持ちたいと思う気持ち…30%、共感を得る気持ち…20%、「生きづらそう」と感じる気持ち…50%くらいの割合がブレンドされた感情になりました。
最果タヒさんのエッセイは2作目で、自分にない考え方や感受性が欲しくなった時に読みたくなります。(大体「生きづらそう」と感じてしまうことの方が多いわけですが…笑)
以下、好きなタイトルと思ったこと。
▪︎はだし
→「その時の状況に合う言葉を紡ぐこと」と、「伝えること」は異なることと書いてあり、同時にやって上手くいかないのは、そうだよなと思った。
気づかせてくださるお言葉。
▪︎言葉は表情
気持ちを考えなさいと言われるけれ -
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Posted by ブクログ
渦森今日子、17歳。女子高生で、アイスが好きな宇宙人。
最後で「え?」と思ったかもだけど、私も、私の友達もそんなことは気にせず毎日を過ごしている。
ポップで可愛い青春小説。
宇宙人の渦森今日子を主人公とした、鮮やかな青春小説です。
主人公は、地球で女子高生をしているけれど本当は宇宙人。だけど、本人も友人たちもそんなことは気にせず、アイスを食べて部活動に勤しみ、体育祭で盛り上がり進路に悩む。
さしたる理由もなく地球に滞在し、ふわふわモラトリアムを享受する主人公に、未来へのほんのりとした不安から目をそらしながらも、何の覚悟も持たずただ無敵に楽しく生きていられた学生時代を思いだいました。
将来に -
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Posted by ブクログ
ネタバレいつも本の装丁と厚さとサイズ感がすごくいいと感じさせてくれますが本書も色使いが絶妙と思います。
作品全体としてはこれまでと同様に、透明感があり、ヒリヒリとした感じがあり。でもヒリヒリも数年前とはちょっと質が変わって若者にありがちな鋭い壊れ物のような感じからちょっと鋭さが取れ、けれど丸くなったという訳でもない諦めに似たようなといいますか、引いた感じの老成感を感じます。
個人的な感覚なのでうまく表現できないのですが(伝わるかなぁ。本書を読まれた人の何人かにはこの感覚同意を得られる気がしますが)
好きな人ははっきり好きだし苦手な人ははっきり苦手なんじゃないかなと思われる一冊。
「氷柱」「光の注文