最果タヒのレビュー一覧

  • コンプレックス・プリズム

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    初めてタヒさんのものを読ませてもらった。
    人の思っていることを読むのは楽しいな〜、書いてあることはちょっと美化させてる感じがするけど内容とも相まって等身大って感じ。共感する部分もあれば、えーまじかっみたいな部分もあって楽しかった!

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    2024年09月28日
  • 恋と誤解された夕焼け

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    最果タヒさんのどこが好き?
    そう聞かれたら
    わからないのに、急にわかる言葉があるところ、と言います

    全然わからないんです

    でもそれが好き、大好き
    わからないことをわからないままにしておけるって今の世の中なかなかできないことだと思う

    わからないから好き
    そう言ったらみんなに不思議な顔されるけどそういうのもあって良いと思う

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    2024年09月23日
  • 十代に共感する奴はみんな嘘つき

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    ほぼ主人公の頭の中に浮かんだ言葉と会話のみで構成されていて新しい感じがした。
    10代の頃はこんな風に思考がコロコロと目まぐるしく動いていたような...

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    2024年09月17日
  • 渦森今日子は宇宙に期待しない。(新潮文庫nex)

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    嵐山ロンドンブックスにて戯れに購入。もうだいぶ後ろに遠ざかってしまった青い日々を、説教くさくもならず、等身大に、こんなふうに鮮やかに昇華できるのはとても尊いことだね。

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    2024年07月23日
  • 星か獣になる季節

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    話の設定はぶっ飛んでるのに、思春期ならではの感情とか葛藤とか、細かい部分まで表現された文章が沢山あって凄くドキドキした。

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    2024年06月12日
  • きみの言い訳は最高の芸術

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    普段ぼんやりと考えているけど言葉にできていなかった感情が、ぴったりと言語化されている文章がいくつもあって、凄く嬉しかった。
    私がネガティブに捉えていたことを最果さんは人生の面白さとして捉えていて、そう考えたらいいのか、と救われた気分になった。

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    2024年06月04日
  • 落雷はすべてキス

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    死に際に、最後に、一番愛していた人が、
    人生で最も愛した人かわからない。
    愛の美しさではなく、星として、あなたたちはきれい。

    夏はどんな瞳も全部溶けはじめの氷みたい
    知らない誰かが呼んでくれる秋。

    優しくいるということは、
    傷ついてもいいと契約すること。

    さみしさは殺意、
    恋愛はそれをぶつける相手を見つけるための言い訳。

    優しい人たちが孤独でいるとほっとする。

    この全ての本が、
    ぼくのために書かれたわけではないことが、
    ぼくの一番きれいな孤独。





    ちょっとだけ、にぶく、ずうんとする。
    ぼくはきみが好きだよ。

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    2024年05月22日
  • 落雷はすべてキス

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    最果タヒさんの作品に限らず、詩集はどれかひとつでも好きな詩に出会えたらなと思っていて、今回もいくつか好きな詩に出会えたのでよかったなあと思う。
    詩は理解しやすいようにきれいに言語化される前の言葉だと思っていて、だからよく分からないけど共鳴できるかも、という瞬間を見つけるのが好きなので、あとがきの言葉もすごく好きでした。

    今回好きだと思ったものは以下の通り。

    川底の詩
    衛星の詩
    日没の詩
    線香花火の詩
    金色の詩
    本棚の詩
    The Kiss
    あとがき

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    2024年05月11日
  • きみの言い訳は最高の芸術

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    「きっと人は、ちょっとわからないぐらいがちょうどいい」__それはタヒさんの言葉にも当てはまると思う。読んでいると心が満たされたり、?が浮かんだりと忙しい。言葉に向き合ってるなぁと実感できてなんだか嬉しくなった。

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    2024年04月14日
  • 落雷はすべてキス

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    死の世界が自分よりもずっと近くにあって、見える自然をとても敏感に感じとっているのだろうな。
    相変わらず、読んでもすべて理解はできず、その中のひとフレーズや数行にとても深く感じいってしまう。又は一つの詩の雰囲気をとても好きになってしまう。そんな感じ…
    又、違う日に読んだら全然感じ方が、違うのかもしれないと思った。

    「金色の糸」 「銀木犀の詩」 「夕焼けの詩」、
    あとは あとがきも好き。

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    2024年04月11日
  • 落雷はすべてキス

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    ネタバレ

    いつも本の装丁と厚さとサイズ感がすごくいいと感じさせてくれますが本書も色使いが絶妙と思います。

    作品全体としてはこれまでと同様に、透明感があり、ヒリヒリとした感じがあり。でもヒリヒリも数年前とはちょっと質が変わって若者にありがちな鋭い壊れ物のような感じからちょっと鋭さが取れ、けれど丸くなったという訳でもない諦めに似たようなといいますか、引いた感じの老成感を感じます。
    個人的な感覚なのでうまく表現できないのですが(伝わるかなぁ。本書を読まれた人の何人かにはこの感覚同意を得られる気がしますが)

    好きな人ははっきり好きだし苦手な人ははっきり苦手なんじゃないかなと思われる一冊。
    「氷柱」「光の注文

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    2024年04月06日
  • 落雷はすべてキス

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    星4つつけてはいますが、、、難しい、、、。 本当に声を出して読まないと、なかなか理解できない感じ、、、。 いや、それでもなかなか理解困難な世界。 五七五七七の短歌ぐらいがちょうどいい気もしますが、 もう少しじっくり楽しんでいきたいと思います。

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    2024年04月02日
  • 落雷はすべてキス

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    愛と海と星たちの共演、物語性のある詩が好きです。
    お気に入りは、上弦の月、運命、宝石、朝日、です。

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    2024年04月02日
  • 落雷はすべてキス

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    ネタバレ

    詩は読まないけれど読んでみた。
    まっすぐじゃない気持ちみたいなものがなんだか事象的に書かれているような作品の数々だった。歌詞で出てくるような矛盾した思いとか状況が、花や星の情景を使って表現されていた。歌詞も詩だったね。これらの詩を音に乗せたらどうなるのかなーと思った。

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    2024年02月24日
  • コンプレックス・プリズム

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    「不透明にした自分のあちこちを、持ち上げて光に当ててみる。そこに見える光について、今、ここに、書いていきたい。」(はじめにー『コンプレックスプリズム』最果タヒより)
    詩人・最果タヒさんの初エッセイ集。
    昨日、タヒさんのコンプレックスプリズムを購入。最近考え事をする事が多く、「劣等感」というワードが私の中で流行っていた。そんな時に、見つけた本。出会った瞬間に「読むしかない…!」って思った。
    タヒさんが世界と交わる中での葛藤、傲慢、劣等感など…得体の知れない感情を言葉にしてくれる。ナイフで突き刺すように。その傍には優しさもあるようで素敵だった。
    これからもコンプレックスも連れて生きると思うけど、そ

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    2024年02月24日
  • 天国と、とてつもない暇

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    今じゃない、読むのは今じゃないって思い続けてずっと積んでたけど、その今がきました

    今、って時に読むと、響く言葉がたくさんある

    凍っていくように目が覚めたい
    とか、真逆のことを書いてるのになぜか心に落ちるんですよね

    だから、最果タヒさんが好きです

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    2024年02月05日
  • さっきまでは薔薇だったぼく

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    好きな詩

    恋は無駄死に 08
    惑星 12
    氷の子 16
    me and you 20
    repeat 28
    猫戦争 40
    まばたき 56
    天国 60
    カーキ・カーキ・カーキ 70
    雨になる 82

    特に、60、70が好きだった。

    でも、僕にはまだ詩は早かった、


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    2023年11月05日
  • コンプレックス・プリズム

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    最果タヒさんの詩集となっています。
    感性が鋭くて何を言っているかわからないのもあれば、なんとなく分かるようなものもあって、それを受けて著者の気分が浮き沈みするのも分かるような分からないような。残念ながら、自分はこの方を完全に理解することができない所ではありますが、それでも、自分の言葉にならない感覚を言語化してくれて自分を理解することができると感じました。

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    2023年10月01日
  • さっきまでは薔薇だったぼく

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    好きだった詩

    8 恋は無駄死に
    14 午前
    24 満開
    28 repeat
    38 裸足
    40 猫戦争
    68 雨だれの詩
    80 短命花
    88 人で無し
    あとがき

    8.24.88が特に好きだった。

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    2023年09月22日
  • きみの言い訳は最高の芸術

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    最果さんの思考が手続きを踏まずにそのままストレートに入ってくるような感覚。まあそんなわけはないんだけど。校閲だってあるだろうし。いやでも単行本版のあとがきに「ブログのものがほとんど」ってあったから、やっぱり思考トレースかも?だって考えるときってこんな感じで脈絡なくいくじゃん。

    読んでいるとこんな感じで話し方(書き方か?)が似てくる気がします。読み返したら全然似てなくて驚きましたが。一気に人の思考が入ってくるので、興味深いけど一気には読めません。時間をかけて少しずつ味わいました。
    文庫版のおまけの方が文章が整っている感じがして、ナマ感が薄い気がします。電車で船を漕ぎながら読んでいたからかもしれ

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    2023年09月06日