最果タヒのレビュー一覧
-
「きっと人は、ちょっとわからないぐらいがちょうどいい」__それはタヒさんの言葉にも当てはまると思う。読んでいると心が満たされたり、?が浮かんだりと忙しい。言葉に向き合ってるなぁと実感できてなんだか嬉しくなった。Posted by ブクログ
-
「不透明にした自分のあちこちを、持ち上げて光に当ててみる。そこに見える光について、今、ここに、書いていきたい。」(はじめにー『コンプレックスプリズム』最果タヒより)
詩人・最果タヒさんの初エッセイ集。
昨日、タヒさんのコンプレックスプリズムを購入。最近考え事をする事が多く、「劣等感」というワードが私...続きを読むPosted by ブクログ -
今じゃない、読むのは今じゃないって思い続けてずっと積んでたけど、その今がきました
今、って時に読むと、響く言葉がたくさんある
凍っていくように目が覚めたい
とか、真逆のことを書いてるのになぜか心に落ちるんですよね
だから、最果タヒさんが好きですPosted by ブクログ -
好きな詩
恋は無駄死に 08
惑星 12
氷の子 16
me and you 20
repeat 28
猫戦争 40
まばたき 56
天国 60
カーキ・カーキ・カーキ 70
雨になる 82
特に、60、70が好きだった。
でも、僕にはまだ詩は早かった、
Posted by ブクログ -
最果タヒさんの詩集となっています。
感性が鋭くて何を言っているかわからないのもあれば、なんとなく分かるようなものもあって、それを受けて著者の気分が浮き沈みするのも分かるような分からないような。残念ながら、自分はこの方を完全に理解することができない所ではありますが、それでも、自分の言葉にならない感覚を...続きを読むPosted by ブクログ -
好きだった詩
8 恋は無駄死に
14 午前
24 満開
28 repeat
38 裸足
40 猫戦争
68 雨だれの詩
80 短命花
88 人で無し
あとがき
8.24.88が特に好きだった。Posted by ブクログ -
最果さんの思考が手続きを踏まずにそのままストレートに入ってくるような感覚。まあそんなわけはないんだけど。校閲だってあるだろうし。いやでも単行本版のあとがきに「ブログのものがほとんど」ってあったから、やっぱり思考トレースかも?だって考えるときってこんな感じで脈絡なくいくじゃん。
読んでいるとこんな感...続きを読むPosted by ブクログ -
「何を伝えたいのか」というはっきりとしたものは私にはわかりませんでした。
しかし、一文一文に意味を持ちハッとさせられるようなことが多々書いてありました。
本を読んでいるというより、写真を見ている感覚に近かったです。
あとがきまでもが作品の1部のようでありました。
文庫本版あとがきの最後の3行の部分が...続きを読むPosted by ブクログ -
少女は、
儚く永遠であれ。
一瞬を永遠のように過ごせるから
少女はいつまでも
凛として誰も触れられない
永遠の美しさの中で死んでいく。
(そんな本です。)Posted by ブクログ -
矛盾、繊細、欺瞞、嫉妬、ついでにブラコン。
10代の支離滅裂な感情をストレートに表した作品。
本当の自分を見つけられなくて、他人の感情を勝手に想像して自分が形作られていく。
これは宇宙人・女子高生の内を表現した傑作だと思う、Posted by ブクログ -
意外にも初読みのタヒさん。
以前、現代詩手帖を読んでいたときに作者を知らないまま目に止まったのがタヒさんの詩だった。
僭越ながら私にも同じものが奥底にひたひたと流れているのだと感じた。
タヒさんはそれを言葉にできて、私はまだそれができない。
いつかこんな風に言葉を使いこなせたらと思う。Posted by ブクログ