最果タヒのレビュー一覧

  • 落雷はすべてキス

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    最果タヒの詩集は、読んだあとすぐに手放したくなる衝動に駆られる。なぜだろう。
    素敵なんだけど、なんだか、忘れてしまいたくなる。
    誰かがレビューで最果タヒと谷川俊太郎が似ているって言ってた。
    わかる気がする。商業詩人で、言葉が難なくスラスラ出てくる(ようにみえる)人って感じかな。
    でも、谷川俊太郎のほうが、その人となりが何となく詩の中に見える気がする。最果タヒは登場から今日まで、その人となりはまったくわからない。(彼女のエッセイを読めばそれなりにわかるんだけど。)
    一つ一つの言葉が、詩が、輝いていて、よくこんな言葉で宝石を編み出せるなと思うんだけど、全体として見るとどれも同じに見えてしまう。

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    2025年12月24日
  • だから捨ててと言ったのに

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    同じ出だしの一文なのに、ストーリー展開が人によって全く異なるのが面白い!
    個人的に好きなのは、ミステリ要素が入ってる内容になるかな。潮谷験さん、荒木あかねさんの話が面白かった。そして個人的ベストは金子玲介さんの話!!

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    2025年12月23日
  • 星がすべて

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    感想を書くのが難しいため、心に残ったフレーズを記します。

    (動物の姿になって妻の目を盗んで他の女性のとこほにいくような話が、美しい星座になるのは、なんだかよくわからない。)「でもきっと神様が変身した姿はとびきり美しくて、だから星でしか描けないと人は思ったのかもしれない」

    「相手が愛だと思っているものを、愛だと言ってあげるのが、人間が作る最初の物語なんだよ」

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    2025年12月22日
  • グッドモーニング(新潮文庫nex)

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    ◼️ 最果タヒ「グッドモーニング」

    最先端?の現代詩集は慣れないな・・女性最年少にして中原中也賞受賞の1st詩集。

    最果タヒは小説「星か獣になる季節」を読んだ。表層に現象を潜ませる感じで、フィクション、悲惨な事件を周囲から想像させるという、正攻法ではないもの、しかし小説の体は成していた。だから今作の崩し方にはけっこうびっくり。現代詩はこんな感じなんだろうか。

    まだの
       その 
         遠い空の
              」
    上に舞い上がり子供のふりをしている小さなその
     黒い/影!」から
    雨が降り出すのだ、(「空想距離」より一部抜粋)

    行や上下のずらし、/や+、「」の多用など使えるもの

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    2025年12月20日
  • だから捨ててと言ったのに

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    同じ1文から始まるのに、それぞれの物語はまったく違うもの。

    好きな作家、好きな作品、その反対もあり、満足度としてはどっちつかずという感じ。

    最果タヒさんと金子玲介さんの小説ははじめてで、とくに最果さんの『指輪の幽霊屋さん』は可愛らしくてどこか切なくて、ファンタジーのようでもあって、いいなぁと思って読み返した。

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    2025年12月16日
  • だから捨ててと言ったのに

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    前回読んだ他シリーズでも思ったんだけど、金子玲介さんのショート・ショート、個人的には好きなんだなぁと確信にいたりました。
    ラストのタワシかわいかったー。

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    2025年11月15日
  • 恋の収穫期

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    最果タヒさんの詩が好きで、今回初めて小説の形で最果タヒさんの作品に触れました。なかなかむずかしい。1時間半ぐらいで読みました。
    詩として読むにはボリューミーだし、小説として読むには飲み込みづらい。詩っぽい部分は完全に頭を切り替えて読んでく感じでした。慣れるまでは何度も脱落しようか悩みましたが、全部読んでよかった。
    恋愛小説の分類と思いますが、私は読み終わったあと、恋とか愛とはなんだか違うものが頭に残っていた気がします。
    近未来要素もいいなあって思いました。最近、身体改造系(?)の作品をたまたま手に取る事が多くて、なるほどこういう攻めもあるのかという気持ちです。後半の展開好きです。
    あとがきもす

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    2025年11月13日
  • だから捨ててと言ったのに

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    「だから捨ててと言ったのに」
    という冒頭しばりの掌編アンソロジー。

    「捨てる」とは、その対象との別れを意味するわけで。25編ある物語の多くに「別れ」から連想させる「死」が漂っています。
    掌編でありながらスッキリ終わらせているものもあれば、これは序章なのかな?続きが欲しいな、なものも。
    いずれの作品もツマラン!な印象は無く、そつなく書かれているかと。

    お気に入りは
    『パルス、またたき、脳挫傷』岡崎隼人
    『重政の電池』荒木あかね
    『恋文』金子玲介
    『こわくてキモくてかわいい、それ』背筋
    『探偵ですから』麻耶雄嵩

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    2025年11月13日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    チ。の世界観、込められた思いなどを魚豊さんの対談や数々の執筆陣を通してさらに知ることが出来た。そんな風に言語化するのか…と驚き物語への解像度がさらに上がった。これを読んだ後に原作を読むとまた違った味わいがあると思う。

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    2025年11月12日
  • 十代に共感する奴はみんな嘘つき

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    書名は、十代から大人への言葉かと思ったら、同じ十代への言葉とも読めたので、それが面白かった…そもそも「他人」への共感はともかく、「十代」への共感は有り得ないのかもしれない。
    ひたすら主人公の理解不能な内面が語られるという変な小説で、ついていけなかったし消化できなかった。
    なので、評価不能というのが正直な感想です。
    ただ、いつか再読して、自分なりに理解してみたいとも思わせる不思議な小説でした。

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    2025年11月04日
  • きみを愛ちゃん

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    キャラクターへの<愛>がこんなにも美しく、とびきりの愛を込めて言語化されている作品は他にないでしょう。そう思いました。
    ただしその<愛>は完璧なわけではない。
    好き=全てを知っているわけではないからだ。
    あとがきこそ全ての読者に読んでほしい。
    好きなキャラクターが、好きなものがある人
    には響き、あらためて「好き」について考えたくなる作品でした。
    個人的には本作の中だと、菱沼さんのお話が好きでした!あの独特な雰囲気を持ち、他者に流されない菱沼さん。その菱沼さんの良さが明確に言語化されていて、そうそう!これです!これがいいんです!と思いました。

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    2025年10月23日
  • 星か獣になる季節

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    最果タヒさんの名前は、「夜空はいつでも最高密度の青色だ」という詩集タイトルと共に知った。
    なんて素敵なタイトルだろうと思った。
    自由律の詩集を嗜むリテラシーはあまりないのだが、いつか読みたいな、とは今でも思っている。

    さて、そんなポジティブな印象を持っていた最果タヒさんの小説を、いつもの工夫舎さんで見つけた。

    ここのところ、読書傾向に偏りがあったから、足りてない小説成分を摂取しようとお店を訪れたので、著者名だけで手に取って、作品の前情報なしに連れて帰ることにした。


    推しの地下アイドルが殺人罪で逮捕された。
    歌も踊りもイマイチ、かわいいけれど、頑張るだけが取り柄のあんな平凡な女の子が殺人

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    2025年10月14日
  • 恋の収穫期

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    3.5

    独特な世界観と地の文でなかなか難しい。でも後半はかなり共感できる部分があったし、スッと読めるようになった。

    いつも他に起きたことは自分を鈍感にさせるとか、完全に他人を理解することはできないというところに救われた。自分でもなかなか言語化できない感情を客観視できた。

    前半の方がポップで特徴的なセリフ回しがあってそれも面白い。近未来的な世界観を掴むのはなかなか難しいけど。

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    2025年10月13日
  • だから捨ててと言ったのに

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    「だから捨ててと言ったのに」という特徴的なフレーズから始まる短編集。ちょっと不思議だったり、ホラーだったり、感動的だったり。さまざまなお話を楽しめました!いきものがかりの水野さんや、背筋さんのお話も入っていました。個人的には「母の箪笥」に涙し「猟妻」はゾクっとし、「パルス、またたき、脳挫傷」の表現に驚かされました。サクッと楽しめる一冊です。

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    2025年09月28日
  • 恋の収穫期

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    近未来の地方都市に、東京から転校生がやってきた…ってボーイミーツガールのお話。なんだろうけど、正直に言うならむずかしかった。恋のお話だけどそれよりも人間の話だって思いました。人間同士が手を取り合い一緒にいることの意味とか。うーんわかんないけどでも最果タヒ先生の文章好きなんですよね。

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    2025年09月27日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    チ。のファンとして読んでおかなくては、と読み始めた。魚豊さんと色んな方との対談がいい。こんなすごいマンガをどんな思考で描いているのだろうと興味深かった。対談の中からそんな魚豊さんの思考が覗けてさらに感服。アニメの主題歌もとてもいいので、サカナクション山口さんとの対談、又吉さんとの対談も読み応えがあった。

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    2025年09月27日
  • だから捨ててと言ったのに

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    色々な作家さんの話が読めるオムニバス方式で
    楽しめた
    自分も目当ての作家さんが何人かいたのでそこから読んだが、順番もバラバラで読み始めても良いので気楽でした

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    2025年09月15日
  • 恋の収穫期

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    ネタバレ

    詩人さんの素敵な感性による世界観と地の文(一人称視点)に自分は読みにくいと思ってしまい、ついていけなかったかも…… 人によると思う 作者の感性のファンの人なら楽しめるのかもしれない
    しかし、それでも印象に残ったところは2つあった
    ・サイボーグ化手術に失敗した数少ない異端として色んな人に善意で気を遣われながら生きていた早見君が親に連れて行かれた病院先で「治るって!」と言われた時の反応。自分でも自分のことは"病気"だと思っていたが、それでもサイボーグ化手術後にで体が拒否反応を起こしたことを"正常"な身体反応だから大丈夫、"普通"のことだ、

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    2025年09月15日
  • 十代に共感する奴はみんな嘘つき

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    物語というよりかは言葉選びや感覚を読んでいるような感じ。好きな人は大好きだと思う
    好きななセリフや言い回しが何個を見つけれて嬉しい

    10代の自分の正しさ、間違ってないという自信みたいな物、でも繊細で脆い、
    そんな感じ。

    好きだなというよりかは嫌いじゃないなって思える作品

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    2025年09月04日
  • だから捨ててと言ったのに

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    「だから捨ててと言ったのに」で始まる、25人の著者による短編集。

    同じ一文から始まる作品を書いてもらう、という企画が面白い。

    好きなのは、金子玲介さんの「恋文」。
    バカらしくてくだらない感じが良い。
    今まで読んだ金子玲介さんの作品で一番好みだった。

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    2025年08月23日