最果タヒのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
最果タヒの詩集は、読んだあとすぐに手放したくなる衝動に駆られる。なぜだろう。
素敵なんだけど、なんだか、忘れてしまいたくなる。
誰かがレビューで最果タヒと谷川俊太郎が似ているって言ってた。
わかる気がする。商業詩人で、言葉が難なくスラスラ出てくる(ようにみえる)人って感じかな。
でも、谷川俊太郎のほうが、その人となりが何となく詩の中に見える気がする。最果タヒは登場から今日まで、その人となりはまったくわからない。(彼女のエッセイを読めばそれなりにわかるんだけど。)
一つ一つの言葉が、詩が、輝いていて、よくこんな言葉で宝石を編み出せるなと思うんだけど、全体として見るとどれも同じに見えてしまう。
読 -
-
Posted by ブクログ
◼️ 最果タヒ「グッドモーニング」
最先端?の現代詩集は慣れないな・・女性最年少にして中原中也賞受賞の1st詩集。
最果タヒは小説「星か獣になる季節」を読んだ。表層に現象を潜ませる感じで、フィクション、悲惨な事件を周囲から想像させるという、正攻法ではないもの、しかし小説の体は成していた。だから今作の崩し方にはけっこうびっくり。現代詩はこんな感じなんだろうか。
まだの
その
遠い空の
」
上に舞い上がり子供のふりをしている小さなその
黒い/影!」から
雨が降り出すのだ、(「空想距離」より一部抜粋)
行や上下のずらし、/や+、「」の多用など使えるもの -
-
-
Posted by ブクログ
最果タヒさんの詩が好きで、今回初めて小説の形で最果タヒさんの作品に触れました。なかなかむずかしい。1時間半ぐらいで読みました。
詩として読むにはボリューミーだし、小説として読むには飲み込みづらい。詩っぽい部分は完全に頭を切り替えて読んでく感じでした。慣れるまでは何度も脱落しようか悩みましたが、全部読んでよかった。
恋愛小説の分類と思いますが、私は読み終わったあと、恋とか愛とはなんだか違うものが頭に残っていた気がします。
近未来要素もいいなあって思いました。最近、身体改造系(?)の作品をたまたま手に取る事が多くて、なるほどこういう攻めもあるのかという気持ちです。後半の展開好きです。
あとがきもす -
-
-
Posted by ブクログ
キャラクターへの<愛>がこんなにも美しく、とびきりの愛を込めて言語化されている作品は他にないでしょう。そう思いました。
ただしその<愛>は完璧なわけではない。
好き=全てを知っているわけではないからだ。
あとがきこそ全ての読者に読んでほしい。
好きなキャラクターが、好きなものがある人
には響き、あらためて「好き」について考えたくなる作品でした。
個人的には本作の中だと、菱沼さんのお話が好きでした!あの独特な雰囲気を持ち、他者に流されない菱沼さん。その菱沼さんの良さが明確に言語化されていて、そうそう!これです!これがいいんです!と思いました。 -
Posted by ブクログ
最果タヒさんの名前は、「夜空はいつでも最高密度の青色だ」という詩集タイトルと共に知った。
なんて素敵なタイトルだろうと思った。
自由律の詩集を嗜むリテラシーはあまりないのだが、いつか読みたいな、とは今でも思っている。
さて、そんなポジティブな印象を持っていた最果タヒさんの小説を、いつもの工夫舎さんで見つけた。
ここのところ、読書傾向に偏りがあったから、足りてない小説成分を摂取しようとお店を訪れたので、著者名だけで手に取って、作品の前情報なしに連れて帰ることにした。
推しの地下アイドルが殺人罪で逮捕された。
歌も踊りもイマイチ、かわいいけれど、頑張るだけが取り柄のあんな平凡な女の子が殺人 -
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ詩人さんの素敵な感性による世界観と地の文(一人称視点)に自分は読みにくいと思ってしまい、ついていけなかったかも…… 人によると思う 作者の感性のファンの人なら楽しめるのかもしれない
しかし、それでも印象に残ったところは2つあった
・サイボーグ化手術に失敗した数少ない異端として色んな人に善意で気を遣われながら生きていた早見君が親に連れて行かれた病院先で「治るって!」と言われた時の反応。自分でも自分のことは"病気"だと思っていたが、それでもサイボーグ化手術後にで体が拒否反応を起こしたことを"正常"な身体反応だから大丈夫、"普通"のことだ、 -