最果タヒのレビュー一覧

  • 十代に共感する奴はみんな嘘つき

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    流れるような、会話のような文体なので最初なかなか頭がついて来ず、、、半分過ぎたあたりでなんとかついていけたような???でも読んでるのに全然頭にとどまらないから何度かえ?どゆこと?こんなこと言ってたっけ?って感じでページ戻ったりした

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    2023年04月05日
  • 十代に共感する奴はみんな嘘つき

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    すごく最果タヒですごく10代
    カズハのクラスメイトに対する決めつけが、自分は全てのことをわかった気になったり誰かの「こう見られたい自分」を見透かせている私、を作り出している気がした

    今の私と過去の私が他者であるのは事実であり願望 もしかするとこれはこんなに生きてきて過去と同じだなんて思いたくない、という自己否定になるのかな

    「十代に共感する奴はみんな嘘つき」だけど「十代に共感できない(しない)奴もみんな嘘つき」だと思う 「自分の昔の頃はこうだった」と美化しすぎて今の十代の今を正しく認識しようとしない人も嘘つきである

    「きみの絶望が他人の絶望への顔パスになるとでも思っているの?」(p.14

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    2023年03月20日
  • 夜景座生まれ

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    加藤シゲアキ先生が前におすすめしていたずっと積本になっていた詩集を久しぶりに手に取ってみた。少しだけ読むつもりがすっと心に沁みてあっという間に終わってしまった…!⁡
    ⁡以前銀色夏生先生はよく読んでいたけどまた違って新鮮だった!⁡
    ⁡生、命、血が印象に残った…-。⁡

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    2023年01月14日
  • 夜景座生まれ

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    最果タヒさんの書く詩がとても好き
    独特な言葉選びは最果タヒさんにしか生み出せないと思う

    いつもの詩集とはまた違った雰囲気
    驟雨のように言葉が降ってくる

    「ヨーグルトの詩」と「静寂の詩」が好き

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    2022年11月09日
  • さっきまでは薔薇だったぼく

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    流れるような言葉から美しい棘が無数に突き出ているようで、怒りや悲しみ、憤りなどが色濃く表現された詩が多いように感じました。

    「氷の子」「満開」「裸足」「才能」あたりにとくに胸がざわつきました。

    自分的には、この世界的なあれこれがなんとかもう少しおさまってくれた時に改めて読み直したい作品です。

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    2022年08月09日
  • 夜景座生まれ

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    久しぶりに読みたくなって、いつかぶりの再読。

    今回はとくに「土の匂い」が面白く感じて、スッと心に染み込んだ感じがした。

    全ての詩を読み終わったあとに待っている「あとがき」が良い味を出しているなぁと毎回思う。

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    2022年08月04日
  • さっきまでは薔薇だったぼく

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    今回の最果タヒさんの作品は、へそ曲がりの作品ばっかりだと思ってしまいました。
    絶望の詩と思われる詩もありました。
    どこか、褒められるところを見つけようとして読んでいたのですが、何でこんなに冷たい詩ばかりなんだろう。
    何でこんなに淋しい詩ばかりなんだろう。
    今までも、甘く優しい詩はなかったけれど、今回のはひねくれすぎていると思いました。
    私はレビューにあまり悪辣なことは書かないようにしていますが、少し怒っています。
    こういうものを読みたい訳では全然ないんです。


    例として、「春の薔薇」は詩としての完成度はとても高くて美しいと思いますが、とても淋しい詩だと思います。
    「春の薔薇」はストーリー性が

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    2022年04月18日
  • パパララレレルル

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    詩人だからか文章がすんなり入ってくる。かといって理解できてるわけじゃない。でも次を読んでみたくなる、の繰り返しの1冊だった。

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    2022年02月25日
  • パパララレレルル

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    スタバで、隣の席のめっちゃ若い人たちとかどこか異国のとかの人たちのふわふわした会話が耳に入って、よくわかんねぇって気分を追体験したような読後感。

    あとがきを読むと、人と人との曖昧さからくる物語を意図したもののようなのでその受け取り方でいいんだろうと思うような、あまり汲み取れていないであろうところが寂しいと思うような。

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    2022年02月06日
  • パパララレレルル

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    静かな夜にそっと読みたい、そんな本。紙ならではの強みを活かした魅力を感じた。

    内容としては難解。それなのに、この本が何を伝えたいのか、何を発信しているのかなんとなく伝わってきた。この世界は冷たい。美しいものが愛され、醜いものは淘汰される。都合の良いことが好きで、都合の悪いことは嫌い。常識という概念に縛られ続ける世界。常識なんて一般論でそれが全てではないのに、人はそれに縛られ続ける。

    それに対する怒りなのか憎しみなのか、はたまたそんなことは何も考えてもいないのか。どんな感情を抱き描かれた物語なのかは分からない。でも私は私の勝手な解釈でこの本を捉え、勝手に感想を抱く。

    時折西尾維新が私の頭を

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    2022年01月22日
  • 少女ABCDEFGHIJKLMN

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    著者作品初読。さすが詩人…!という詩的な表現が多くて、
    想像力をフル動員して読んだ。
    過激でシビアな表現が多いのが意外だった。
    各話に登場する少女達はいろんな意味でぶっ飛んでるな、
    という印象。

    一番最初のお話が一番好きで。
    「好きな人を殺すとその人を産むことが出来る」
    という都市伝説が強烈だなーと。
    恋愛相談し合う女友達同士が絆深めあっていく話
    とても好きなので、ラストシーンもよかった。

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    2021年08月09日
  • 渦森今日子は宇宙に期待しない。(新潮文庫nex)

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    宇宙人の渦森今日子の女子高生な日々。
    期待しない、ぽやぽやモラトリアムな日常。一応、地球への探査船に乗ってきたからには何かを調べてるんでしょうけど、そのうちに地球の生活が楽しくなったみたい。
    もう一人の宇宙人・須磨さんがズレてて好きです。今日子は7年もいるし年齢も女子高生と同じだから溶け込んでるけど、須磨さんは来たばかり?っぽいですし年齢も3桁。かわいい。
    夏合宿の展開は宇宙っぽい。乗ってきた探査船が7年間、今日子を待ち続けてたなんて…気の長い話だ。でも帰らなかったことで、今日子の進路は決まったし(NASAはたいへん)モラトリアムも終わり。
    西島大介さんの絵でみんなわちゃわちゃしてたなぁ。

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    2021年02月27日
  • きみの言い訳は最高の芸術

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    映画『夜空はいつでも最高密度の青色だ』と同じく、一瞬んっ?と感じるポエムな文章が続く。表現は自由なのだと思わされる。軽く読めるエッセイ。

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    2021年02月17日
  • 天国と、とてつもない暇

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    正直、初めての感覚、読後感。

    普段、ビジネス文書の作成ばっかりやってるからか、世界観が違いすぎて戸惑った。深すぎて、理解しようと潜ろうとするのだけれど、浮力が強すぎて全く沈まない感覚。潜れればきっと素敵な世界が待ってるのだろうけど、結局浅瀬にしかいられない。そんな感じだった。

    著者の他の作品にも触れて、もう少し浅瀬でジタバタしてみたいと思う。

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    2021年02月14日
  • 夜景座生まれ

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    最果タヒさんの詩集。夜景座生まれ、というタイトルが一年の終わりのこの慌ただしい日々にとても静かに魅力的に響く。

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    2020年12月30日
  • 十代に共感する奴はみんな嘘つき

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    ライ麦畑でつかまえてを思い出したよ。1人称でひたすら喋ってるのは苦手だ。ってか俺が十代の頃はこんなじゃなかったなぁ。共感って難しい(笑)そしてやっぱり俺は感性が欠落してんのかなとか思う。

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    2020年12月13日
  • 十代に共感する奴はみんな嘘つき

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    初めて読んだ最果タヒさんの本。
    まず、冒頭の10代の頭の中を表現したようなとっ散らかった表現が面白い。
    どこにでもいる高校生のとある生活の一部を切り取ったようでした。10代の上手く言葉にできないモヤモヤや葛藤をリズム感のある言葉で表現された本でした。

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    2020年11月13日
  • きみの言い訳は最高の芸術

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    詩人の最果タヒさんのエッセイ。
    共感できるところ、できないところ。よくわからないところがあった。
    わかってもらおうとして書いていないところが素敵でおもしろいと思った。

    「わかってもらえないことや、わかってあげられないことが、ちゃんと心地よいままでいたい。わからない部分があるからあなたと私は他人なんです。そういう態度でいたかった。」

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    2020年08月16日
  • 渦森今日子は宇宙に期待しない。(新潮文庫nex)

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    ポップでリズミカルな青春作品。

    進路についての悩みって人それぞれで、
    乗り越えなきゃ行けない壁で、、、
    あの時の気持ちを思い出しました。

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    2020年06月21日
  • 十代に共感する奴はみんな嘘つき

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    かつての自分の思い出は美化なのだろうか。
    今の自分の視点でしか、思い出せないのだろうか。

    そうでありたいとも思うし、そうではないと信じたい。

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    2020年01月09日