最果タヒのレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
近未来の日本。科学技術の進歩する東京から、軽井沢に引っ越してきた高校生の早見くん。東京から来たというだけで、彼にときめく女子が多発。そんな早見くんには秘密があって…。
最果タヒさんの書いた作品は小説も詩集も合わせても初めて。なんか、こそばゆい感じがして手に取りにくかった。でも、YA世代の子と接する機会が多いのでネタを仕入れるために手に取った。
ブグログのレビューを見てると合う合わない真っ二つに分かれてるが、私は読むのに苦労した。
単刀直入が好きなので、回りくどい言い回しや話の遠回りする進み具合が、これぞ思春期の心情なんだろうけど、私には合わなくて、途中でやめようか、でもここまで来たし読も -
Posted by ブクログ
あまり共感はできないが、ああそういうようなことを考える時もあるよねとは思えた。人と仲良くしたいと思わないっていうのは、人と違うことや、あるいは同じであろうとする勇気がないのかなと思った。コミュニケーションや話すことが苦手っていうのはすごくわかるし、だからこそそういうフラストレーションみたいなものを言葉や本に込めているのは純粋にすごい。けど、じゃあそれをコミュニケーションに載せる練習をしたらいいじゃん。話すのは苦手かもしれないけど、人と距離を置きたがるのは、こんな素晴らしいエッセイ書けてるんだから、よくわかんねぇよ、と思ってしまった。だから言い訳なのか。まあそれくらいじゃないとかっこいい詩は書け
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ2025.5.23〜2025.5.24
最果タヒ先生の詩集は読んだことあったのですが、小説は初めて。とても独特な文章の表現とリズムなので時々よく分からないけど、一貫して「恋や愛というものは」というところが根本にあるな〜ということはふんわり伝わりました。章が変わるごとに装画も担当されている、西村ツチカ先生の挿絵が入るのも素敵。
舞台は近未来、一点集中して発展した東京から軽井沢に越してきた少年と、そこに住む恋がよく分からない少女と、その周りのお話。
青春恋物語かと思えば、急に少年側の近未来発展世界・東京の話に変わったりするので、読者はずっと世界観にふわふわ漂って流されている気分になります。
個 -
-
Posted by ブクログ
◼️最果タヒ「星か獣になる季節」
初読みの詩人・作家さん。衝撃的な事件と、あわいに漂う、尽きない感情と。
最果タヒ、さいはて、と読むのだそうだ。詩集で注目されて中原中也賞、萩原朔太郎賞を受賞している。作品をもとにした映画もあるんだそうだ。書評がよく上がっていて興味を持っていた。小説もものしており、今作はその第一作。
愛野真実というアイドルがバラバラ殺人容疑で取り調べられている。目立たず友達もいない優等生・山城は真実に歪んだ愛情を抱いていて、真美の実家に出掛けて行き、誰かが仕掛けた盗聴器の音を拾って聴いたりしている。ある日その盗聴器で真実が連行される音を聴いた後、山城はライブで何度も見かけ -
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ書き出しが『だから捨ててと言ったのに』から始まる短編集。様々な作家さんがこの一言からそれぞれの物語を紡ぐので、本当にいろんなジャンルの話が読めるのが面白い。
個人的に印象に残っているのは多崎礼さんの『海に還る』、摩耶雄嵩さんの『探偵ですから』かな。短いからこそ、その世界にスッと入り込めてわかりやすい話が好み。『海に還る』は人魚の話で多崎さんの作品らしいファンタジーな世界観が8ページにまとまっていて良かった。『探偵ですから』はとにかくわかりやすい作品で読みやすかった。短い話なのに、物語の登場人物の心情もわかりやすかったし、飼ってる犬がしゃべりだすとか少し怖い感じもするけど、主人公が助かって良か -
Posted by ブクログ
いわゆるヅカファン・ヅカオタなどと呼ばれる、宝塚歌劇団のファンである著者が、推しているスターへの想いについて綴っている。
私は宝塚の知識はほぼなく、著者もお相手や公演のことなど詳細については伏せているため、詩から広がる言葉のような、わりに抽象的な表現が多かった印象。
なかなかつかみどころがなかったのだけれど、それでも時折ハッとするような文章に出会えた。
「好き」とは、いったいなんなのか。誰かを応援するとは、ファンになるとは、推しとは。
独りよがりともいえてしまうような、なぜか苦しくて複雑なそれらの感情や行動をひとつひとつ手に取って確かめていくように読むことができた。
私はこれまで、好きが、推 -
Posted by ブクログ
ネタバレ結構人を選ぶ作品だなコレ…。
何年前に買ったか忘れたけど、そういえばと思って読んでみたり。
応援している地下アイドルを冤罪から(いや、おそらく冤罪じゃないんだけど)守るためにクラスのイケメンと真相を追う前半。
なんだか爽やかな青春小説?と思いきや、イケメンが思った以上にヤバい奴で…。
イケメン、森下は狂言回しに近くて、主人公の不器用な応援が形になってしまったんだなぁ、と思う。少しクラスメイトに優しくされたら絆されちゃうくらいには普通なんだけど、同じくらい森下の狂気に当てられて努力し続けた少女に何もかも捧げてしまう。
特別になれないものが、特別だと思ったものに捧げられるものは、もしかしたらそ