【感想・ネタバレ】きみの言い訳は最高の芸術のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年03月01日

たまにでてくる怖いやん?で安心する
自分の思ったこともないようなことの回は理解するのにエネルギーが必要で疲れましたが、とてつもなくこれだ!っていうのもあった

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Posted by ブクログ 2023年12月04日

シンプルに好きだと思った。わたしは悪意を悪意だと認められる人が好き。そうじゃない人に文学なんて言葉なんていらないとさえ思う。

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Posted by ブクログ 2023年02月05日

文庫版の帯にも引用されていますが、
「きっと人は、ちょっとわからないくらいがちょうどいい。」という一節。おそらく「全てわかるなどと思うのは傲慢だ」ということと裏表なんだと思いますが、なんだかいいなと思います。

あと本文と直接は関係無いですが、文庫版の帯の推薦文に、翻訳家の岸本佐知子さんも名を連ねて...続きを読むいましたが、文章の感じや物事に対する見方みたいなものはタヒさんと岸本さんで共通するものを感じるので、この人選には納得させられました。

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Posted by ブクログ 2023年01月11日

才能だって努力だって、憧れだって、最高じゃん
のところが好きです。
なんだか懐かしいような何かに引き戻されるような気持ちになるエッセイでした

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年10月11日

言葉が優しかったすきだった

一つ一つの言葉がほんとに
誰に話すにしてもオチがないような
でも日々いつも感じてるような
すごく素朴で優しくて
サブカルでもない、最果タヒでもない
ただ言葉だけ受け取りたいと思った
それに
これで良いよね。って思わせてくれた本

言葉は君の生中継

ってやつが結構好きだ...続きを読むったし印象に残ってる

あとは
友達だから友達
どうして友達になったとか何で友達なのかなんて理由は必要ない
ただ気づいたら友達だった

っていう関係性がって話もすごく良かった。

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Posted by ブクログ 2022年08月07日

★めちゃくちゃ好きなものができた時に、他人にすすめるということがやっぱりどうしてもできなくて、というかすすめたいとか共有したいとも思わない★

エッセイって自己主張の最上級やと思っていて、だから共感できるエッセイって限られてると思うんです。私は、もう最果タヒという枠にピッタリハマりました。

全ての...続きを読む文章や言葉が共感でしかないし、今まで無意識下においやってた気持ちを全部表現してくれてる感じ。

たまらなく好き、でもあんまり広まって欲しくない。

2022/12/01 2回目

物語の文章問題廃止デモを起こしたい。廃止できなくとも、問題文に【ただし、作家が思い描いた人物像が感じたことで、かつ大多数の人がその感情を共感できた選択肢を正解とする】という注意書きをしてほしい。

物語文なんて、捉え方の齟齬パンデミックでしかないじゃん。“あたしはこのつもりで書いたけど、そういう捉え方もあるわ”って作家さんでも正解わかんなくなるし。

社会では「多様性を大切に!」とか謳っているけれど、大多数が感じるものは理解してね、っていう傲慢な矛盾。

これは私の思いを最果タヒさん風に書いてみました。

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Posted by ブクログ 2022年05月31日

タヒさんが自分の横にピタッと静かに座っていて、読み聞かせるでなく、ただ黙々と自分のことを語っているようなそんな一冊だと思った。例えるなら、、電車で隣りに座った人が本を音読してるみたいなそういう感じ

この本の中にたくさんある言葉に表現にふわっと支えられて、うれしいようなちょっとおかしいようなヘンテコ...続きを読むな気持ちで、読むたびにニヤニヤしてしまった

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Posted by ブクログ 2021年09月27日

不安定な10代に凄く読んで欲しいエッセイ。
最果タヒさんの、決して、人を擁護しない姿勢が好き。 君の言い訳も私の言い訳も全部 芸術で、美しくて、そこに何も無くてもいいんだと思えた。

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Posted by ブクログ 2020年08月26日

無意識に、世間で言う「いい子」だとか、「好まれる」人の行動を自分に課していて、それに苦しくなってしまうことがある私にとって、
どうでもいいことをずっと喋っていたり、剥き出しの嫌悪感で人や物事を罵ったりすること、そんな一般には「いいこと」とされていないことも、むしろそんな姿こそが「美しい」と肯定してく...続きを読むれる最果タヒさんの言葉は、とても刺さった。
そして思い返してみれば私の友達や恋人は、内容やオチや面白みもない話を、真剣にかつ楽しく聞いてくれる、最高の人たちだと改めて気づくことができた。幸せ者だ。
いつの日からか、私たちコミュニケーションはとても難しくなってしまっていた。そして多くの人がそれに苦しんでいる。もっとシンプルに、そして純粋に他者と関わることができると思う。自分も、いろいろ期待したり求めたりするのはやめよう、やめたい。
言葉にすると自分の感情や思考が画一化されてしまうというのは、私もよく感じていた。言葉にすることでこぼれ落ちってしまった、言葉にできなかった私の気持ちたちは、間違いなくこの本を読んで掬われた気がする。

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Posted by ブクログ 2020年05月03日

率直でリズム感のある文章で単純に読みやすい。Twitterで分かる!と感じる文章を見つけた時のような軽い感動ではあるけれど、それがずっと続くような感じ。全篇にいいねを押したい。

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Posted by ブクログ 2024年04月14日

「きっと人は、ちょっとわからないぐらいがちょうどいい」__それはタヒさんの言葉にも当てはまると思う。読んでいると心が満たされたり、?が浮かんだりと忙しい。言葉に向き合ってるなぁと実感できてなんだか嬉しくなった。

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Posted by ブクログ 2023年09月06日

最果さんの思考が手続きを踏まずにそのままストレートに入ってくるような感覚。まあそんなわけはないんだけど。校閲だってあるだろうし。いやでも単行本版のあとがきに「ブログのものがほとんど」ってあったから、やっぱり思考トレースかも?だって考えるときってこんな感じで脈絡なくいくじゃん。

読んでいるとこんな感...続きを読むじで話し方(書き方か?)が似てくる気がします。読み返したら全然似てなくて驚きましたが。一気に人の思考が入ってくるので、興味深いけど一気には読めません。時間をかけて少しずつ味わいました。
文庫版のおまけの方が文章が整っている感じがして、ナマ感が薄い気がします。電車で船を漕ぎながら読んでいたからかもしれませんが。

人の悪意とか、嫌いなものを見たときにその人の本性を感じる、というのは納得です。「うへー!!!」と思う一方で一気にその人を好きになっちゃったり。共通の敵を持て、と似ているようでまた違うんだけど。清廉潔白、非の打ち所がありません!よりも、時に嫌んなりながらも自分と同じでダメなところがあるんだね、と嬉しくなるんだと思います。

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Posted by ブクログ 2023年02月14日

友達と過ごすのは退屈な時間ぐらいでいい。友達を楽しませるのが私の仕事ではない。

人と共有するのは、感情、不幸、苦労よりお天気やケーキが美味しいなど他愛のないものの方がいい。

他人の人生の背景になれるくらいがちょうどいい。

他者に嫌われることを恐れてる時点で、現時点自分が好かれてると考えてるから...続きを読む、図々しいbyアンタッチャブル柴田さん

これらの言葉が刺さりました。

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Posted by ブクログ 2022年12月26日

宇多田ヒカルの歌をとても好きになったけれど、彼女に詳しくなりたい、彼女の歌と密接している人生まで歌を通じて消費したいと思わなかった、という考え方に共感。わかるわ。

あと、自分が好きなものを言った時に、その内容に優劣をつけようとする他人がいることにうんざりしているくだりも好き。

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Posted by ブクログ 2022年12月15日

読んでて、絶対にこの人とは友達になりたくないなと思ったけど、そう思った時点で私は最果タヒに敗北してるんだろうな……とか思った あまり好きな本じゃないですが共感できるところも多いのが悔しい!!

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Posted by ブクログ 2022年03月20日

『きみが友達との楽しい時間のために、ひねり出した悪意について。』や『わからないぐらいがちょうどいい』が好きです。

人や人生を簡単な言葉でまとめたり切り取ったりせず、複雑で雑多な感覚や思考をそのまま行きつ戻りつ表現している感じ、いいですね。

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Posted by ブクログ 2022年01月23日

この方の詩が時に深く突き刺さり、時に私を救う理由がなんとなくだけど分かった気がした。孤独は悪いことではなく、人と繋がらなくなって平気、そんな自分を肯定してあげたい。

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Posted by ブクログ 2021年12月27日

最果タヒの思考はめんどくさい
そのめんどくささをそのまま言葉にした本作
でもそのめんどくささが僕は好き
全く違う経験をしてきた知らない誰かと交差点で一瞬すれ違う
それより美しいことは多分この世界にはないってこと
そのことを最果タヒはずっとうたってるんだと思う

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Posted by ブクログ 2021年10月02日

ふっと過ぎ去っていく違和感(違和感とすら感じていないけど、ちょっとひっかかる)みたいなものを拾い上げている感じ。しくしくひりひりする感じ。
でも、ことばは目のうえを滑っていってしまいがちでした。

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Posted by ブクログ 2020年11月22日

最果タヒさんの句読点が少なくだだだだっと文字が並んでいる感じがすき。ひとと共有したくない、できるだけしゃべりたくない、の感覚がよくわかってうなずいた。自分と同じような感覚を持っている方(僭越ながら)がいることに安心した。

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Posted by ブクログ 2020年11月04日

最果タヒさんのエッセイ。初めてこの方の作品を読んだのですが、凄く面白かったです。流れるように滔々と綴られた文章は軽やかで爽やかな風のよう。言葉から自己を徹底して排除しようとしてる著者のあり方は創作においてなかなか重要な部分なのかなと感じました。他者への理解や共感、何かを共有することの意味も考えさせら...続きを読むれました。人を解りたいと思うことは実は傲慢な、思い上がった考えで、本当はそんなに誰かを解ろうとしなくても良いのかなと。解らないことに人は不安になってしまうけれど、でもその「解らなさ」を引き受けることも大切で、そうすることで真の意味で相手を信頼できたり、尊重できたり、対等な関係を築けるのではないかなと感じました。

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Posted by ブクログ 2020年09月04日

タヒさんのエッセイを読んでいると、言葉が滝のように流れてきて、その勢いにごうごうとのまれていくような感じがします。
その言葉の中に「あっ」と思うものがたくさんあって、読み返したいところにドッグイヤーを付けながら読みました。
手元に置いておきたい一冊となりました。

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Posted by ブクログ 2020年08月11日

最初の話から引き込まれていった~
独り言のようで深いし面白い不思議、人に向けて書かれているし人によって見られ感じられて消費されている。本人が言う通り人に見られるために文を書くことが好きだということがよく分かる。すごいなぁ。

思ったことのある感情とか思想がタヒさんの文で論破というか流されるというかそ...続きを読むういう感じが最高でした~鼻でふふふっとにんまりしながら読める感じも好きです。

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Posted by ブクログ 2020年07月04日

20/07/04
エッセイ集を読むことがひさしぶり。そして、歳下の方のそれを読んだのはおそらく初めて。

よかったもの。

宇多田ヒカルのこと。
「わたしは彼女の歌をとても好きになったけれど、彼女に詳しくなりたいとは思わなかった。(略) 彼女の歌は、私の子供時代とどこまでもくっついていて、私にとって...続きを読むはどこまでも、私の人生の一部でしかなかった。」
そう、私にとっては社会に出るまでの学生時代にくっついていた。ミスチルでもスピッツでもあゆでもなく、わたしには宇多田だった。

POPとは出し抜くことと見つけたり。
ポップ、ポピュラーの定義として適切すぎる。

アイスクリーム・イン・冬
好きな食べ物、という問いかけは私も苦手です。卵焼き、を見出して、友人に言われて気づいたのだけど、楽になりました。神戸住みたい。

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Posted by ブクログ 2020年01月22日

自分を伝えること、他人を理解することの困難さ。

わかる人だよと伝える、わかる人だと理解するためにも、たくさんの事柄をお互いに共有しなくちゃいけない。まったく異なる他者と。いちから。ほんと気が遠くなる。

自分や他人をわかるためには、目の前から出てくる言動だけでなく、出てこないそれらも意識しなきゃい...続きを読むけない。なんでそんなコトバしか出てこないのだろう?行動しかできないのだろう?ってな具合に。だけど所詮、言葉はさんかく心は四角。そのときのコトバや行動にその人の全てが宿っているわけではない。

けど、知る手がかりにはなる。わからない言動であればあるほど、その人はその人の人生を生きてきたんだと、はっきりと知ることができる。だからこそ、いろんな人と何言ってるのかわかんないよって笑っていたい。人が自分とはまったく違う人生を過ごしてきたんだということを大切にしたい。全てを理解などしたくもない。わからないぐらいがちょうど良い。

ただ、どうしてもわかってほしい、伝えたい自分という存在に疑問は出てくる。そんなにたいそうなものか、自分はと。それに、いつも笑っている人ほど過去に辛い経験をしていたりするし、普段愛情を口にしない人ほど一途だったりするし、あまり喋らない人ほどいろいろな事を考えていたりするし、見た目が派手な人ほど孤独を感じていたりするし、良い人ぶっている人ほど自己中だったりするから、目にうつるもの耳に届くものだけが全てじゃないっていう。


書かれていた内容にプラスαで自分が考えたこと

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Posted by ブクログ 2019年12月24日

チェリーボムボムみたいな、きらきらひかる個装のお菓子を、これはどんな味がするんだろうって一つずつ手にとって、開いて、ゆっくり味わう、みたいに楽しい本。
最果タヒの思想をだーっと羅列したような文章の書き方、抵抗があったけど、途中からはそんなに気にならなくなった。
悪意とネガテイブ・ポジティブについての...続きを読む話が好き。

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Posted by ブクログ 2023年10月07日

感想
友達は多くなくて良い。絆が増えてしまうから。とは言え誰もいないと常に不安。だから少ない友達を囲ってしまう。悪い癖。ごめんなさい。

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Posted by ブクログ 2021年02月17日

映画『夜空はいつでも最高密度の青色だ』と同じく、一瞬んっ?と感じるポエムな文章が続く。表現は自由なのだと思わされる。軽く読めるエッセイ。

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Posted by ブクログ 2020年08月16日

詩人の最果タヒさんのエッセイ。
共感できるところ、できないところ。よくわからないところがあった。
わかってもらおうとして書いていないところが素敵でおもしろいと思った。

「わかってもらえないことや、わかってあげられないことが、ちゃんと心地よいままでいたい。わからない部分があるからあなたと私は他人なん...続きを読むです。そういう態度でいたかった。」

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年11月26日

人のスタンスとか思考の向きに興味があるので、こういうスタンスつらつらのエッセイやブログけっこう好きです。
年齢も近いし、あんまり人と行動しないタイプなので共感できるところも多かった。「優しさの天才ではないわたし」で「途方もない優しさの天才を人間の基準と信じて生きてしまうと、自己嫌悪と他者への軽蔑が止...続きを読むまらなくなり、結果的に誰より優しくなくなってしまう」っていう話に確かにそうだなと思う。

宇多田ヒカルのことを「聴く人それぞれの個人的な体験として」聴かれると書いているけど、確かに彼女の歌って、近づきたいよきみの理想に、って歌い出したら即彼女と二人の世界に落とされるみたいな引力があって納得かも。
たぶん皆の子供時代に、最果さんにとっての宇多田ヒカルがいるはず。

私自身は子供の頃から何事も好き嫌いがはっきりして孤立気味だったので、流行についていかないと、とか、「どこまでも誰かとの関係性っていう揺れ動く水面みたいなところにしか立つことができなくて、『私』が日に日に曖昧になった」っていう話が面白かった。私がたまに水底からまぶしく眺めたりした水面ってそういうところでもあったのかしら。
でも一人でいることは私も怖くないし大体そうだけど、めんどくさいとか、浅い関係でいたいというのは、私とはちょっと違うな。でも、自分のこれをなんて言っていいのか分からない。これから考える……。

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