最果タヒのレビュー一覧
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静かな夜にそっと読みたい、そんな本。紙ならではの強みを活かした魅力を感じた。
内容としては難解。それなのに、この本が何を伝えたいのか、何を発信しているのかなんとなく伝わってきた。この世界は冷たい。美しいものが愛され、醜いものは淘汰される。都合の良いことが好きで、都合の悪いことは嫌い。常識という概念に縛られ続ける世界。常識なんて一般論でそれが全てではないのに、人はそれに縛られ続ける。
それに対する怒りなのか憎しみなのか、はたまたそんなことは何も考えてもいないのか。どんな感情を抱き描かれた物語なのかは分からない。でも私は私の勝手な解釈でこの本を捉え、勝手に感想を抱く。
時折西尾維新が私の頭を -
Posted by ブクログ
宇宙人の渦森今日子の女子高生な日々。
期待しない、ぽやぽやモラトリアムな日常。一応、地球への探査船に乗ってきたからには何かを調べてるんでしょうけど、そのうちに地球の生活が楽しくなったみたい。
もう一人の宇宙人・須磨さんがズレてて好きです。今日子は7年もいるし年齢も女子高生と同じだから溶け込んでるけど、須磨さんは来たばかり?っぽいですし年齢も3桁。かわいい。
夏合宿の展開は宇宙っぽい。乗ってきた探査船が7年間、今日子を待ち続けてたなんて…気の長い話だ。でも帰らなかったことで、今日子の進路は決まったし(NASAはたいへん)モラトリアムも終わり。
西島大介さんの絵でみんなわちゃわちゃしてたなぁ。 -
Posted by ブクログ
白く染まる冬の時間は、すこしだけ赤らんだ頬すら、
星のように眩しくて、ヒイラギの実のあいだをすりぬける。
優しくなりたいも、強くなりたいも、
弱くなりたいも、嘘つきでありたいも、
このまっしろな今年に預けて、
来年へ、とびこんでもいいのかもしれない。
愛していると言うことを、お休みして、おめでとうと言いたい。
クリスマスが私の体に、一つの区切りをつけて、やっと、
よく眠ればいいよと教えてくれる。
あなただけが好きだった、それは、孤独の形をしていた。
なにもかもを好きだった頃を思い出す、12月。25日。
〈クリスマスの詩〉
知らない人が知らない人を愛するたび、
私の中からも愛が減っていく気がし