最果タヒのレビュー一覧

  • 天国と、とてつもない暇

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    白く染まる冬の時間は、すこしだけ赤らんだ頬すら、
    星のように眩しくて、ヒイラギの実のあいだをすりぬける。
    優しくなりたいも、強くなりたいも、
    弱くなりたいも、嘘つきでありたいも、
    このまっしろな今年に預けて、
    来年へ、とびこんでもいいのかもしれない。
    愛していると言うことを、お休みして、おめでとうと言いたい。
    クリスマスが私の体に、一つの区切りをつけて、やっと、
    よく眠ればいいよと教えてくれる。
    あなただけが好きだった、それは、孤独の形をしていた。
    なにもかもを好きだった頃を思い出す、12月。25日。
    〈クリスマスの詩〉

    知らない人が知らない人を愛するたび、
    私の中からも愛が減っていく気がし

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    2018年10月27日
  • 渦森今日子は宇宙に期待しない。(新潮文庫nex)

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    十七歳の女子高生として友達と過ごす宇宙人の呑気な日常が、つらつらと喋るみたいな独特のポップさのとても個性的な文章で彩られていて、はじめは構えたけれどすぐに馴染んだ。秘密を知りながら気にせず受け入れている友達と、オカルトに憧れる部長、体育祭に夏合宿。良い意味で普通に過ごす独特の瑞々しさ。楽しかった。

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    2018年10月12日
  • 渦森今日子は宇宙に期待しない。(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    彼女たちは地球人だけど女子高生だから理屈が欠損していて、そうしてそれがかわいらしさになるギリギリの年齢だった。ああ、このまま大人になるとかわいいどころか痛々しいばばあになるだなんて、こうあうのって現代社会の闇よね。どうしてそんなにかわいさの定義が主語によって変わっていくの。罠っぽい。

    今の自分にできること、叶えられるレベルの夢だけ見て、そうして目標をどんどん小さくしていく。身分相応なんて言葉で言ってしまえば利口に思えるけど、結局、夢を見ていないのは柚子ちゃんのほうだ。東京に出てどうするの。なんでもあるけど、でも、夢は売ってない。できる範囲で、可能なレベルで、努力が必要にならないように夢を見る

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    2018年10月19日
  • グッドモーニング(新潮文庫nex)

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    最果タヒさんの詩集。言葉の宇宙が広がっている。
    とある人と初めて会ったときに私がちょうど読んでいて、そのまま興味を持ってくれたのが嬉しい。

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    2018年07月29日
  • かけがえのないマグマ 大森靖子激白

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    P83の文章が印象的。
    以下、引用。
    傷つけられても、誤解されても、私は私の信じる美しさを貫く。
    この一文が、彼女の生き方を表していると思う。

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    2018年06月13日
  • 星か獣になる季節

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    ネタバレ

     とある地下アイドルが殺人を犯してしまい、それを知った主人公とクラスメイトがアイドルをかばおうとする。でもその方法が「犯人が他にいると思わせて、彼女を無罪にする」というなかなかぶっ飛んだもの。

     小説という媒体は便利なもので、そうしたヤバイ主人公たちを徒に拒絶する必要もなく、しっかりと受け止めることができる。
     自意識過剰な主人公が、まぁ最後まで独りよがりではあるのだけど、クラスメイトとのかかわりを通じて、最後には素敵な告白をする。手放しで好きなものを好きと言えるなら、死のうがバラバラにされようがハッピーエンドでいいのかなと思った。

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    2025年06月08日
  • 星か獣になる季節

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    10代の鬱屈とした内に向かったエネルギーが溢れてるなと思った。息をつく暇もなく目まぐるしく展開していくような感覚。読んだ後の気怠さは10代の若さのエネルギーに当てられたものな気がする。

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    2018年04月28日
  • グッドモーニング(新潮文庫nex)

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    分かるような分からんようなライン。
    年上とか年配の人から勧められて読んだらとりあえず絶賛しときそうで、中高生から勧められて読んだらケチをつけたくなる、そういう感じ。

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    2018年04月02日
  • グッドモーニング(新潮文庫nex)

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    最果タヒさんの新聞連載「詩詩座流星群」が好きで、第一詩集を読んでみたんだけど、正直95パーセント何言ってるかさっぱりわからなかった。それでもいっき読みした感想は「なんだか好き」。彼女の作品は、文章として理解しようとするよりも、音楽を聴くように味わうのが合っているみたい。

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    2018年01月17日
  • 少女ABCDEFGHIJKLMN

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    'Anyone but me isn't I'by Verging of Ultimate Vulgar(gesu no kiwami). Anywhere the love affairs.

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    2017年10月02日
  • 渦森今日子は宇宙に期待しない。(新潮文庫nex)

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    よくあるモラトリアム女子高生の青春物語だ。ただ、その女子高生が宇宙人であることを除けば。

    宇宙人が主人公の日常系、とも言えるかも。主人公は、日本社会に溶け込んでいる宇宙人で、親友の何人かには正体を明かし、普通に暮らしている。その行動原理や感情の起伏は余りにも普通過ぎるのに、やっぱり宇宙人なのだ。

    言葉の端々、考え方の枝葉に、ほんの少しの違和感を埋め込み、結果的にとんでもなくエッジの効いたキャラを生み出している。正直、他のキャラを圧倒している。言葉のテンポ、リズムも独特で楽しめる。

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    2017年09月19日
  • 渦森今日子は宇宙に期待しない。(新潮文庫nex)

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    nexレーベルなので手に取った初読み作家さん。宇宙人が普通に女子高生として宇宙探偵部に入っている設定。ライトでポップでテンポよくするする読める。面白かった。

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    2017年09月03日
  • 少女ABCDEFGHIJKLMN

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    ネタバレ

    好き、それだけがすべてです-。最果タヒがすべての少女に贈る、本当に本当の「生」の物語。「きみは透明性」「わたしたちは永遠の裸」など、『文藝』等掲載の全4編を収録する。

    これは理解しづらい方。
    エッセイでもほかの著書でもあるのだが,分かるものと分からないものがはっきりしている感じ。

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    2016年12月06日
  • 星か獣になる季節

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    17歳は星か獣になる季節なんだって。
    季節という言葉が、17歳に、この作品にぴったりだなと思った。

    舞城になんとなく印象が似てる。
    横書き。

    あんまり人の顔が頭に浮かんでこない文章だったのだけど、そこがこの作品らしさでもあるのだろうな。

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    2018年01月01日
  • かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。

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    前から気になっていた作品。装丁もかわいいし。内容はラノベ調?なんだか軽くてしっくりこなかった。ファンタジーだ。

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    2016年10月12日
  • かけがえのないマグマ 大森靖子激白

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    生きるとは何かということの中の何かが書かれている本で、大森靖子のことがわかって嬉しくなれる本だった。自分は他人と違うと言って鬱になってしまった友達を思い出した。

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    2016年09月01日
  • かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。

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    区切りの仕方がイマイチで読みにくかったけど、スラスラと話が入っていく感じでした。
    魔法少女とアンドロイドの友情、彼女たちは特別じゃなくて至って普通の女子高生。
    機会があれば他の作品も読んでみたいですね。

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    2016年04月06日
  • 星か獣になる季節

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    ページ数が少ないので読んでみた。
    二部構成になってるのが良かった。
    あとがきがあるのも良かった。
    あとは、「よく考えているようで、基本的なところがずれている。」という、なんとも言いようがないところが良かった。

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    2015年04月19日
  • かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。

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    特別なことが一つでもあると、人は当たり前のことが見えなくなってしまう。当たり前のことは当たり前だからこそ、見えにくくなってしまう。人は普段からいろんなことに気持ちを張り巡らせ過ぎてるんだ。もっとシンプルに、人を思う方がよっぽど良い生き方ができる。

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    2015年03月09日