最果タヒのレビュー一覧

  • きみの言い訳は最高の芸術

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    映画『夜空はいつでも最高密度の青色だ』と同じく、一瞬んっ?と感じるポエムな文章が続く。表現は自由なのだと思わされる。軽く読めるエッセイ。

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    2021年02月17日
  • 天国と、とてつもない暇

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    正直、初めての感覚、読後感。

    普段、ビジネス文書の作成ばっかりやってるからか、世界観が違いすぎて戸惑った。深すぎて、理解しようと潜ろうとするのだけれど、浮力が強すぎて全く沈まない感覚。潜れればきっと素敵な世界が待ってるのだろうけど、結局浅瀬にしかいられない。そんな感じだった。

    著者の他の作品にも触れて、もう少し浅瀬でジタバタしてみたいと思う。

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    2021年02月14日
  • 夜景座生まれ

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    最果タヒさんの詩集。夜景座生まれ、というタイトルが一年の終わりのこの慌ただしい日々にとても静かに魅力的に響く。

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    2020年12月30日
  • 十代に共感する奴はみんな嘘つき

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    ライ麦畑でつかまえてを思い出したよ。1人称でひたすら喋ってるのは苦手だ。ってか俺が十代の頃はこんなじゃなかったなぁ。共感って難しい(笑)そしてやっぱり俺は感性が欠落してんのかなとか思う。

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    2020年12月13日
  • 十代に共感する奴はみんな嘘つき

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    初めて読んだ最果タヒさんの本。
    まず、冒頭の10代の頭の中を表現したようなとっ散らかった表現が面白い。
    どこにでもいる高校生のとある生活の一部を切り取ったようでした。10代の上手く言葉にできないモヤモヤや葛藤をリズム感のある言葉で表現された本でした。

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    2020年11月13日
  • 渦森今日子は宇宙に期待しない。(新潮文庫nex)

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    ポップでリズミカルな青春作品。

    進路についての悩みって人それぞれで、
    乗り越えなきゃ行けない壁で、、、
    あの時の気持ちを思い出しました。

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    2020年06月21日
  • 十代に共感する奴はみんな嘘つき

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    かつての自分の思い出は美化なのだろうか。
    今の自分の視点でしか、思い出せないのだろうか。

    そうでありたいとも思うし、そうではないと信じたい。

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    2020年01月09日
  • 十代に共感する奴はみんな嘘つき

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    エッセイのほうが好き。最果タヒさんの言葉が直球にドーンと伝わってくるから。
    「過去のきみはきみの所有物では無い。」
    そうそう、そうなんだよ。時間は地続きなのに昔の私は私であって私で無いような気がしてる。むしろ、違うんだと思いたい。10代にとらわれるな、過去ってどんどん美しく重くなるから嫌だよね。未来に続く今しかないんだ。だから今日も前を向いて生きる。過去の積み重ねのうえに立ちながら。

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    2020年01月08日
  • 星か獣になる季節

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    静かな作品だった、後半に差し掛かってからの乱雑な散文も、なぜかひどく冷めて見えた。しかし、あとがきを読んで胸をガッと掴まれる思いをして、暫く放心状態になってしまった。

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    2019年11月19日
  • 星か獣になる季節

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    ネタバレ

    あとがきにあることが全てかな。
    17歳は、青春は軽蔑の季節。
    そして、そうではなかった森下。
    平等である。それは、誰かにとっては冷たいことかもしれない。

    アイドルオタク=暗い、キモいの偏見。
    山城や岡山はそのレッテル通りかな。
    でも森下は違う。やりたいようにやる。話したい人と話す。違うと思うことは言う。
    それがよいとは言わない。森下の本心は全然見えなくて、殺しもさらっと書かれていて、その淡々とした感じが不気味だった。(でも、それはきっと主題じゃない)

    正しくなくていい、誰かの善はきっと誰かの悪だから。

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    2020年03月17日
  • 十代に共感する奴はみんな嘘つき

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    なーんか読めなさそうだなと思いながら読んでみたらやっぱり……って感じ。ざっくり読んでしまったこともあるだろうけど、言葉が次から次から出てきてめまぐるしい。自分の関心のないジャンルの音楽……たとえばパンクとか?、ラウドロック?とか?、聞いているみたいなもんかな。
    主人公のカズハがへ理屈こね回していて自分みたい。さすがの自分ももっと流れにまかせていんじゃないって思った。でも、沢くんに告白して「まあいいよ」なんておざなりな返事されたからすぐふるっていうのはなんかいい。

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    2019年07月21日
  • 渦森今日子は宇宙に期待しない。(新潮文庫nex)

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    詩人であり小説家であり、最近はAlexandrosの「ハナウタ」に参加したりの最果タヒが、女子高生であり宇宙人の渦森今日子の日常を描いた作品。
    宇宙人である事も女子高生である事も、どちらも特別な事だしそれ程特別な事では無い。
    覚悟を持って何かを決断する事って、何にせよ大事だよね。

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    2019年03月28日
  • 渦森今日子は宇宙に期待しない。(新潮文庫nex)

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    ストーリーはそれなりだが、間々に短い簡易なフレーズで核心を突いてくる最果節が散りばめられていて読んでいて飽きない。
    最後のあとがきが著者の書きたかった主題なのだと思う。

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    2019年02月04日
  • 星か獣になる季節

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    勢いがすべて。読みにくいので、とにかくペラペラとめくる。まったく共感できず、若さの狭軌が狂気を醸してゾワっとする。でもそれだけ。また、それだけなのも味わいなのかも、と思う。説明が面倒になる感じも、これまた17歳らしさか。

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    2018年11月07日
  • 天国と、とてつもない暇

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    白く染まる冬の時間は、すこしだけ赤らんだ頬すら、
    星のように眩しくて、ヒイラギの実のあいだをすりぬける。
    優しくなりたいも、強くなりたいも、
    弱くなりたいも、嘘つきでありたいも、
    このまっしろな今年に預けて、
    来年へ、とびこんでもいいのかもしれない。
    愛していると言うことを、お休みして、おめでとうと言いたい。
    クリスマスが私の体に、一つの区切りをつけて、やっと、
    よく眠ればいいよと教えてくれる。
    あなただけが好きだった、それは、孤独の形をしていた。
    なにもかもを好きだった頃を思い出す、12月。25日。
    〈クリスマスの詩〉

    知らない人が知らない人を愛するたび、
    私の中からも愛が減っていく気がし

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    2018年10月27日
  • 渦森今日子は宇宙に期待しない。(新潮文庫nex)

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    十七歳の女子高生として友達と過ごす宇宙人の呑気な日常が、つらつらと喋るみたいな独特のポップさのとても個性的な文章で彩られていて、はじめは構えたけれどすぐに馴染んだ。秘密を知りながら気にせず受け入れている友達と、オカルトに憧れる部長、体育祭に夏合宿。良い意味で普通に過ごす独特の瑞々しさ。楽しかった。

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    2018年10月12日
  • 渦森今日子は宇宙に期待しない。(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    彼女たちは地球人だけど女子高生だから理屈が欠損していて、そうしてそれがかわいらしさになるギリギリの年齢だった。ああ、このまま大人になるとかわいいどころか痛々しいばばあになるだなんて、こうあうのって現代社会の闇よね。どうしてそんなにかわいさの定義が主語によって変わっていくの。罠っぽい。

    今の自分にできること、叶えられるレベルの夢だけ見て、そうして目標をどんどん小さくしていく。身分相応なんて言葉で言ってしまえば利口に思えるけど、結局、夢を見ていないのは柚子ちゃんのほうだ。東京に出てどうするの。なんでもあるけど、でも、夢は売ってない。できる範囲で、可能なレベルで、努力が必要にならないように夢を見る

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    2018年10月19日
  • グッドモーニング(新潮文庫nex)

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    最果タヒさんの詩集。言葉の宇宙が広がっている。
    とある人と初めて会ったときに私がちょうど読んでいて、そのまま興味を持ってくれたのが嬉しい。

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    2018年07月29日
  • かけがえのないマグマ 大森靖子激白

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    P83の文章が印象的。
    以下、引用。
    傷つけられても、誤解されても、私は私の信じる美しさを貫く。
    この一文が、彼女の生き方を表していると思う。

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    2018年06月13日
  • 星か獣になる季節

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    ネタバレ

     とある地下アイドルが殺人を犯してしまい、それを知った主人公とクラスメイトがアイドルをかばおうとする。でもその方法が「犯人が他にいると思わせて、彼女を無罪にする」というなかなかぶっ飛んだもの。

     小説という媒体は便利なもので、そうしたヤバイ主人公たちを徒に拒絶する必要もなく、しっかりと受け止めることができる。
     自意識過剰な主人公が、まぁ最後まで独りよがりではあるのだけど、クラスメイトとのかかわりを通じて、最後には素敵な告白をする。手放しで好きなものを好きと言えるなら、死のうがバラバラにされようがハッピーエンドでいいのかなと思った。

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    2025年06月08日