ジャレド・ダイアモンドのレビュー一覧
-
-
-
-
3.6 (32)
-
3.6 (32)
Posted by ブクログ
コロナ後というよりも、コロナも含む今、そして未来を見据えジャレドダイアモンドやスティーブンビンカーなどの大御所著名人が語る。コロナを冷静に分析できない認知バイアスの問題、高齢化社会においていかに税収を確保するか、GAFAの存在はどう変わっていくか。
どれも興味深い話題。個々の内容が若干浅いのが物足りないが、十分に知的刺激あり、主流の論調を再確認できた。
しかし、コロナ後とはいつになるのか。感染の波間をそれと捉えるのではなく、我々が完全にコロナを統制した後の事。高齢化やGAFAの話は、コロナに強く関係した要素では無い。ただの来るべき未来の話だ。環境問題や戦争に比べればコロナなど些少だという発 -
大野和基 / ジャレド・ダイアモンド / ユヴァル・ノア・ハラリ / リンダ・グラットン / ニック・ボストロム / ダニエル・コーエン / ウィリアム・J・ペリー / ジョーン・C・ウィリアムズ / ネル・アーヴィン・ペインター3.9 (30)
-
Posted by ブクログ
2020年夏に刊行された本。コロナ後の社会の変化について。 人間、生命、歴史、国家、くらしと文化をテーマに21人の知性が語る。
インタビューと寄稿された文で構成されている。コロナが蔓延し拡大していた頃の見解なので、現在の視点で読むとやや違和感がある意見もあるけれど、総じてコロナをきっかけに、今後社会が大きく変化すること、先が見通せない不安がつきまとうことで一致している。コロナ発生から1年が経って、ワクチン接種が進んでいるが、なかなか終息しないのが心配。 経済活動は悪化しているが、でもマクロレベルでの指標と実態の乖離は、それほど危機的ではないように思う。 影響が出てくるとすれば社会構造の変化、人 -
3.6 (32)
-
3.6 (32)
-
3.6 (32)
-
Posted by ブクログ
ラジオ「荻上チキセッション」が夕方に移ってから聞くようになり、荻上チキさんとはどういう人かと探していて行きあたった本。読みたいと思った人の章のみ読みました。
養老孟司:「不要不急とは」という、今回もまた若干ずれた感のある内容なのだが、この用語への同氏の違和感は、医者でありながら現場ではなく解剖をやっている自分、また現在の老人で公職にもない自分の存在は不要不急なのではという根本から生まれている。そこからさらに、人間自体不要不急なのではという話。この辺りは、前回読んだ氏のインタビューで、老人はコロナ禍を乗り切ったところで生き甲斐はあるのかという疑問と相反するようで通じるところがあり、面白いなあと -
-
-
3.6 (32)
-
3.6 (32)
-
Posted by ブクログ
上巻と違い、現代日本をこき下ろしている。
まあ、客観的にはそうみられているのだろうなと言う感じ。
日本は国益にそうか、ということよりも国民感情みたいなところのプライオリティが高い施策が多く、それが客観的には、ちょっと政策がクソだなと思われていると。
まあ、アメリカも大概だが、日本ももっと国益を考えて考える部分が出てきても良いのではと思う。
ただし、結局ロビー活動とか対外的な発信力が異常に弱いため、国益にそう活動をしたとしても、それをアメリカに評価してもらうしかないと言う情けない状態。
国益にそう活動をすると言うことも必要だが、同時に英語での発信力をあげるということも、国益を考えた時に重要 -
3.6 (32)