ジャレド・ダイアモンドのレビュー一覧

  • 危機と人類(下)
    下巻は、過去のドイツとオーストラリア、現在の日本、米国、世界について書かれている。

    ドイツと日本の第二次世界大戦の反省の仕方について比較されているが、なぜドイツが反省できたかについて書かれていない。第一次世界大戦ではドイツは反省できなかったので、そこが重要だと思うのに。

    第二次世界大戦ではユダヤ...続きを読む
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか
    グローバルでベストセラーの著者たちがAIが押し寄せる中わたしたちに未来を忠告し、そこからどう解決していくのか、SDGs的な内容で読みやすいです。
  • コロナ後の世界
    「ライフシフト」や「銃・病原菌・鉄」など世界的ベストセラーとなった本の著書たちが、コロナをどう捉えているのかを理解することができた。

    コロナはネガティブな要素もあるけれど、必ずしもそれだけではなく、全員が口を揃えていたのが、「深く考えるきっかけになった」と。

    たしかに、世の中ずっと安定しているわ...続きを読む
  • コロナ後の世界
    コロナ禍の今、自分にできること、すべきこと。
    第一歩は、考えること。ふかく考えること。

    この書籍で面白いと思ったところは、世界に名だたる知識人6人の中でも、日本の経済に対する評価やその捉え方に差異があることだ。もちろん、立場もまるっきり違う人達だから、当然といえば当然だけれども、何より大切なのは自...続きを読む
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線
    誰もが気になっているだろうし、自分も気になっているコロナ後の社会。それを考えるヒントになりそうだと思って読んでみた。

    読んでみて、やはりコロナ後の世界は誰にもわからないのだという、当たり前だけれどちょっとホッとする自分なりの結論。でも、少なくともコロナ以前に戻ることはないし、新しい社会を作り上げる...続きを読む
  • コロナ後の世界
    フェイスブックとGoogle、両社とも広告収入を収益源とするビジネスモデル。ですから、彼らは読者がクリックをして、より多くの記事や投稿とつながることを求めます。そのつながりを促す一番の要素は、怒りです。対立と激怒を煽る投稿こそ、多くのクリックをもたらす。少数派の人が書き込むネガティブな内容が、炎上し...続きを読む
  • 昨日までの世界(下)―文明の源流と人類の未来
    先史時代の社会を知ることで現代の社会を知る。個人的な参考になる話しも多かった。
    「なのである」を多用する和訳に違和感を感じた
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線
    某所読書会課題図書.養老さんとブレイディみかこさんに出てきたブルシット・ジョブとキーワーカーの対比、世界レベルのアイデンティティの創造(p71)、政府とIT企業の連携で見えてくる世界(p77)、国家を超える連帯の必要性(p87)、リベラル層が強権発動を言い募る危うさ(p99)、ケア階級の再認識(p1...続きを読む
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか
    「苦痛はこの世でもっともリアルなものです。しかし国は苦痛を感じません。」ハラリ氏の金言

    国や企業はたまたイデオロギーごときに、人間が苦痛をうける馬鹿らしさ。
  • コロナ後の世界
    現代の偉人たちによる冷製で具体的な新型コロナ後の考察集。とてつもなく明るい未来ということはないためか、目からウロコという考え方はなかったが、なるほどなるほどと気がついたらかなりうなづきながら読んでいた。自分のここまでの考え方と大きくは違っていない、という確認ができた感じ。
  • 危機と人類(上)
    「国家的危機の帰結にかかわる要因」の12項目を、第1次世界大戦や第2次世界大戦当時のフィンランド、明治維新の日本などに当てはめて、どう対処していったかを検証している。
    フィンランドの例を読んでいてとても辛かった。他国の支援がない中で、多大な犠牲を発生させながらも、よく生き残ったと思う。
    危機を世論が...続きを読む
  • 未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか
    各学術界の著名人と著者である大野氏とのオムニバス形式の対談記事を1冊にまとめた当著。
    歴史学者であるハラリ氏が述べた「役立たず階級」というワードが大変印象的で、他の登壇者が述べたようにAIの台頭によって私達の仕事・生活・生き方が大きく様変わりするだろうという警鐘が伝わってきました。
    ダニエルコーエン...続きを読む
  • 昨日までの世界(上)―文明の源流と人類の未来
    ダイアモンド博士の本業だったニューギニアでのフィールドワークを多く読ませてくれる。伝統的社会と比較することで、現代社会がどういうものか、我々が常識としている価値観がどういうものか、客観的に考えさせてくれる点が最も有意義な点となっている。ほんの数万年前までは誰しもがこういった生活を送っていたと想像させ...続きを読む
  • コロナ後の世界
    ポジティブにこれからをとらえている学者もいれば、ポールクルーグマンのように先行き不明と アメリカ社会をとらえている人もいる。クルーグマンは反トランプの姿勢と日本の消費増税を真っ向から批判し安倍政権の姿勢を批判している。
  • 危機と人類(上)
    危機に対してどう対処したのか?を上巻では個人、国としてはフィンランド、日本、チリ、インドネシアを挙げて物語としている。
    気になったのは、やはり「日本」で、鎖国からペリー来航による危機に当時の日本人たちがどう対処したのか。そして、そこから領土拡大に向けてとった舵取り…
    脅威に対して、各国に優秀な人材...続きを読む
  • 危機と人類(下)
    日本で大規模な移民を受け入れたのは、第二次世界大戦時の朝鮮人のみ。これらの朝鮮人の10%は広島の原爆で犠牲になった。

    アメリカの地理的有利は、ひとつは肥沃な大地。もう一つは、沿岸部と内陸部の二つに水路があること。水路がは道路より20倍も安く済ませられる。

    テレビや携帯電話の普及しているところでは...続きを読む
  • 危機と人類(上)
    原題は「Turning Points for Nations in Crisis」。大きな転換点としての「危機」(危ないことによるきっかけ、機会)に対して、近代国家がどのような決断をし対処してきたか、著者が長期に渡って住んだり現地語による直接的な体験を通ずるなりして理解の深い世界の七か国(フィンラン...続きを読む
  • 危機と人類(上)
    ◎フィンランドは小国であり、ソ連との国境線も長く、ソ連の勝利をできるだけ遅らせたかった。
    ◎オランダも小国であり、植民地化したインドネシアに大金注ぎ込む余裕がなかった。なので、学校や灌漑システムをつくるような倫理政策はあまりできず、搾取政策にとどまった。その中で、それまで「オランダ領東インド」と呼ば...続きを読む
  • 危機と人類(上)
    フィンランド、チリ、インドネシア、それぞれの国のターニングポイント。世界の近現代史を学ぶと、今が見えてくる、勉強不足だなあとじっくりゆっくり読みました
  • 危機と人類(上)
    ペリー来航の日本、ソ連に侵攻されたフィンランド…。国家的危機に直面した各国国民は、いかにして変革を選び取り、繁栄への道を進んだのか。世界7か国の事例から、次の劇的変化を乗り越えるための叡智を説き明かす。

    フィンランド,日本,チリ,インドネシア。
    より具体的で読みやすかった。