白石朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ下巻はもう、疾走していくような展開で一気読みです。
ルークとティムが出会ったことにより、研究所への反撃開始の一方、研究所でもエイヴァリーを中心に反乱がおこります。
ソ連やアメリカには超能力研究所があるという都市伝説?から膨らませた物語だと思いますが、キングらしくその世界観は壮大です。
超国家的に連携された超能力研究所が世界中にあり、その目的が核絶滅を防ぐためにキーパーソンを暗殺するためという発想は、普通出来ないと思います。
ただ、今回のことがきっかけに組織が崩壊することはあっけなさすぎるような気がします。
続編もありうるかもしれないですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分のためのあらすじメモ。結末あり。
■概要
・教師の主人公、ジェイク。行きつけのハンバーガーショップのオーナー、アルから1950年代にタイムトラベルできる穴があることを打ち明けられる。
・アルは、歴史をいい方に変えるためにケネディ暗殺を阻止しようとしていたが、病気になりジェイクに代わりを依頼する。
・引き受けたジェイクは、過去の1950年代でも教師になる。そこでセイディーという女性と恋に落ちる。
■ハリーを救う
・現代で父親に家族を皆殺しにされたハリーの運命を救うために、父親ダニングを殺害。長男は間に合わなかったが、他のハリーと母親、兄弟の命を救う。しかし現代に戻るとハリーは結局ベトナム戦争で亡くなっていた。
■ケネディ暗殺の阻止
・☆一度現代に戻ると、過去であったことは全てリセットされてまたはじめからになる。いつも過去の同じ時点にしか戻れないというルールあり。過去の続きには戻れない。逆に言えば過去を変えても一度現代に戻ってまた過去に行くと全てなかったこと、元通りになっている。
・ケネディを守ることはベトナム戦争の発生を阻止できると考えたため、犯人オズワルドを盗聴したり監視したりし、動機や共犯者の有無をつきとめていく。
■セイディーとのラブストーリー
・同時にセイディーとの仲を深め、学校でも演劇の監督などをつとめ、生徒からも慕われる。ジェイクは徐々に過去こそ自分の生きるところだと思うようになっていく。
・過去改変をしようとすると、事故にあったり、改変を阻止するような出来事が起こる。過去は改変を望んでいないという世界のルールがある。
・セイディーは元夫(精神的におかしいところあり)に頬を包丁で切り裂かれてしまう。頬に跡が生涯残ってしまう。
■セイディーとともにケネディ暗殺阻止へ
・ジェイクは賭け事で、セイディーの頬の手術費用などのための収入を得ていたが、ギャングに暴行を受け、大怪我。記憶をなくしてしまう。
・記憶を取り戻したときには、すでにケネディ暗殺の数日前になっていた。
・セイディーには、未来からきたことや、ケネディ暗殺阻止のことを話す。しかしジェイクはセイディーを危険に巻き込まないように核心は話さなかった。
・ジェイクは手紙を残して一人でオズワルドに挑もうとする。しかしセイディーは一人でオズワルドに挑もうとしたジェイクを探し当てる。二人でケネディ暗殺を阻止しようと決意する。
・ケネディ暗殺の当日、何度も死ぬような危険な目にあいながら、ジェイクとセイディーは辛くもオズワルドを止める。しかしセイディーはオズワルドに撃たれて亡くなってしまう。
・ケネディは生き残り、改変された未来が実現。
■ケネディを守り抜いたあとの世界
・ケネディを守り、現代に戻るとそこは良い世界ではなく、とても悪い世界になっていた。治安はかなり悪化、食料不足、電気不足、断続的な地震、家には何重にもかけられる鍵。鼻のない若者(なにかの感染?)、外出許可証の携行、怯える通行人、パキスタン人は出ていけ!というような差別的な落書き、窓がわれているコンビニ、ヘイトスピーチ、食糧計画という建物(たぶん食糧が足りず自由に買えない世界)。
ケネディを守ったにもかかわらず、そこは最初よりも荒廃した世界になっていた。
・その時代のハリーに出会い、きくと、ケネディは大統領をつとめあげたものの、その後北ベトナムが発展し(ベトナム戦争が回避されたためか)、世界の共産化を恐れた当時のアメリカ大統領はハノイに28発もの原爆を落としたという。
・また多発する地震により、数十年後に地球は割れ、全員死ぬとのこと。すでにいくつかな島は沈んだ。日本のいくつかの島も。
・他の国でも戦争が多発する世界になっていた。
■もう一度、過去へ
・セイディーを生かすため、また悪化した現代をみたジェイクは、もう一度過去に戻った。
・過去は改変を望まない。改変するとより悪いことが起こる‥。ジェイクの心はもう決まっていた。もう改変は行わないと。しかしセイディーにも会えないのか?会わないほうがいいのか?それぐらいの改変なら可能なのか?わからない。悩むジェイク。
・結末、ジェイクはセイディーには会わなかった。自分と出会わず、セイディーが生き残る方を望んだ。
■そして現代へ
・戻った現代は当初のような世界になっていた。インターネットでセイディーを調べると、独身のまま、まだ生きており、80歳になっていた。
・ラスト、セイディーをダンスに誘う。セイディーはどこかであなたにあったことがあるような気がする、という。ジェイクは違う時代でね、と答える。
■別エンド
このラストには別エンドがある。上記がキングの息子が考えたラスト。こちらのほうがいいと考えて差し替えたらしい。元々のキングのエンドはキングのホームページがら読むことができる。
別エンドは、
・新聞社がセイディー(80歳ぐらい)を取材している。セイディーの誕生日パーティーがひらかれている。その記事をジェイクが目にする。セイディーは別の人と結婚し、5人の子供とまご、たくさんのひ孫がいる。インタビューではセイディーは夫を愛していると話す。写真のセイディーにも頬に傷があるものの、すでに傷は古くなっており、気にならなくなっている。
写真のセイディーのえくぼは、相変わらず美しいものだった、というもの。
■感想
久しぶりに3冊とも夢中になって読んだ。中弛みあるものの面白かった。タイムトラベルの設定がいい。現代に戻るとより悪くなっていた場面はかなりひきこまれた。
上巻の最初が読みにくさはあった。
別エンドの場合、過去改変をまるっきりだれも覚えておらず、結局ジェイクのやったことは全て無意味に思える。でも切なさがのこり、これもスッキリ行くエンド。セイディーに子供たちもたくさんいるのがいいなと。
一方で本のエンディングは、セイディーがすこし記憶を持っており、救いが少しだけある。ただセイディーがずっと独身なのは少し気になったかな。
総じて面白かった。ケネディ暗殺についてはまったく詳しくなかったがそれでも読めた。
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Posted by ブクログ
上下2段組みのなかなかの分厚さ。
”アウトサイダー”は挫折してしまったので今回はどうかなとおもい読み始める。
結果、早く下巻が読みたい!
このナイフを持った二十歳のアリスにまさか刺されないよね
ビリーいや今は正確にはドルトンはあんたの命の恩人だよ。
こらが最後の仕事と決め、(ニックが発注しビリーは狙撃しただし悪人だけど殺す仕事)ばっちしやり終えたのに、ニックからの送金150万ドルはない。
やはりニックは裏切ったのね。ビリーが悪人を狙撃したあと手配された車に乗ってたら100%始末されてたね。
あー、ビリーアホな振りしてなんて賢いんだろう。
惜しむらくは近所のアッカーマン夫妻、その子どもたちと親しくなりすぎたってこと。
きっとシャニスの描いた絵はこの先も捨てられないだろう…。
現実の物語と平行してビリーが自伝的小説を書いていく入れ子方式ってのも面白い。
幼いビリーが妹を殺した母親のクソボーイフレンドを銃殺したのが始まりだったわけね。
でもあのとき殺ってなければビリーが殺されていたんだから正当防衛だよね。
で、母親がネグレストで結局、施設にはいり海軍兵士のなり名狙撃手になっていくまでが上巻。
下巻はきっとニックとの攻防戦になっていくんだろう。
施設で一緒だった初恋?のロニーとの再会もあればいいな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ4.5くらい。
暗殺を請け負うという一連の流れは、なんだかオズワルドみたいだなあと感じていたら、現実世界でも起きてちょっとびっくり。
100分de名著でキャンベルの話見てたら、ここでも触れられてて、やっぱ有名なんだなと実感。
暗殺実行に至るまでの、人々との触れ合いはまあまあ面白いし、ビリーがどう切り抜けるつもりなのか想像出来たし、作中作が面白かった。キングの書きたいところだけ、必要なところだけが書かれているという印象。
で、暗殺が起きて潜伏していたら、アリスという女性を助ける。上巻の終わりで新キャラ登場というのは、変化があって良かった。 -
Posted by ブクログ
上下巻の内、上巻だけを評価というのも野暮だなと思いながら。
主人公の殺し屋が、何ヶ月か先に来るはずの標的を待つ間ひとつの町で暮らし、殺し屋として暮らすわけにいかないからと小説家と偽るものの、元々読書家だったからか自叙伝風フィクションと決めて執筆活動を始めると思いのほか面白くなり、ご近所付き合いもパーティーを開いたり招かれたり、毎週末近所の子どもとモノポリーをやるほどうまく行き、仕事場(執筆と狙撃兼用)として借りたビルの女性ともうまく行き、でもギャラが高過ぎたりいかにも使い捨てな奴が武器を調達してきたりとどーも胡散臭いから誰にもバレないようにもう一つの身分を作って保身を進め、クライアントの真の狙いを探りはじめる中、標的がやってきて色々ととんでもない事が起こってしまって後半へ続く(ちびまる子ちゃん風に)という感じです。
基本的に進行形の文章なので勢いが良いし、でもやはりキングなので心理描写や情景描写が濃密で映画のように思い描けるし、主人公ビリーが悪人のみ標的にしているというモットーが、ご近所付き合いのお陰でじゃあ自分は?という考えが浮かび上がってきつつここまで盛りだくさんなのにまだ折り返しって何?というのが正直な感想です。
ここまで読んでオカルト、ホラー要素がゼロなので、それも大変新鮮です。オカルトの無いキング作品は自分初かも。
連続TVドラマを観ているような読書感。キングファンはもちろん、そうでない人も読み易いかと思います。 -
Posted by ブクログ
キング氏の作品は基本
ドミノ倒しみたい。
前半はドミノのように
地道に伏線を並べて、
後半なにかの出来事を
きっかけに、
一気にパタパタパター
とドミノを倒すように
伏線を回収する感じ。
だから前半は面白みに
欠けて挫けそうになり
ますが、
その分後半に爽快感が
訪れる感じ。
現実世界と想像の世界
が入り乱れて、
悪のヌルヌルとかよく
わからない表現が出て
きて、
最初はとまどって本当
に挫けそうに。
でもやがて爽快なパタ
パタが始まります。
なにせ氏自身がベスト
と推す本作。
ラストの情景描写が◎
もうこれ以上はないと
いうくらい♡
星五つ捧げたいけれど、
前半のいばら道で挫け
そうになった身として
星四つに留めます。 -
Posted by ブクログ
上下2段の、2巻で長編でしたが
読み出すと止まらなくなります。
SFを読むことが多いのですが
スティーブンキング、久しぶりに
読みたくなって手に取りました。
上下巻の感想として
最後までハラハラします
感情移入、
急げーー!にげてーー!やめてーー!
ってなる。
下巻、悲しかった。
やるせない気持ちが残りました。
なんで???
っていう悲しみを引きずってしまった。
君たちは、決して悪くない!
って言いたい。
未来予知で人を救うのは
確率的に低い
誰もが自分たちで
ある瞬間に立ち会った時、正しい選択をする
そんな人間が増えることを祈るしかない
こうしたら絶対世界中が
平和になるっていう方法があればいいのに。