白石朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
上下巻の内、上巻だけを評価というのも野暮だなと思いながら。
主人公の殺し屋が、何ヶ月か先に来るはずの標的を待つ間ひとつの町で暮らし、殺し屋として暮らすわけにいかないからと小説家と偽るものの、元々読書家だったからか自叙伝風フィクションと決めて執筆活動を始めると思いのほか面白くなり、ご近所付き合いもパーティーを開いたり招かれたり、毎週末近所の子どもとモノポリーをやるほどうまく行き、仕事場(執筆と狙撃兼用)として借りたビルの女性ともうまく行き、でもギャラが高過ぎたりいかにも使い捨てな奴が武器を調達してきたりとどーも胡散臭いから誰にもバレないようにもう一つの身分を作って保身を進め、クライアントの真の -
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Posted by ブクログ
キング氏の作品は基本
ドミノ倒しみたい。
前半はドミノのように
地道に伏線を並べて、
後半なにかの出来事を
きっかけに、
一気にパタパタパター
とドミノを倒すように
伏線を回収する感じ。
だから前半は面白みに
欠けて挫けそうになり
ますが、
その分後半に爽快感が
訪れる感じ。
現実世界と想像の世界
が入り乱れて、
悪のヌルヌルとかよく
わからない表現が出て
きて、
最初はとまどって本当
に挫けそうに。
でもやがて爽快なパタ
パタが始まります。
なにせ氏自身がベスト
と推す本作。
ラストの情景描写が◎
もうこれ以上はないと
いうくらい♡
星五つ捧げたいけれど、
前半の -
Posted by ブクログ
元海兵隊の凄腕スナイパーで殺し屋のビリー・サマーズ。引退前の最後の仕事は、これまでになく破格の報酬だった。指定された条件は、標的が現れるまで待機すること。その間は別人格として生活しなければならない。小説家のデイヴ・ロックリッジとして。
殺し屋としてのビリー、作家としてのデイヴ、さらにもう1人の偽名を使い分けて、奇妙な潜伏が続く。住んでいる住宅街で近所の人々と仲良くなり、ビル内のオフィスでは他の事務所の人々とランチを共にする。作家の振りをするだけではなく、本当に執筆も始めてしまう。
高すぎる報酬や各種手配への疑惑、偽の人格を使った交流、自分の過去を暴き出す小説が、複雑に絡み合って進行する。さすが -
Posted by ブクログ
上下2段の、2巻で長編でしたが
読み出すと止まらなくなります。
SFを読むことが多いのですが
スティーブンキング、久しぶりに
読みたくなって手に取りました。
上下巻の感想として
最後までハラハラします
感情移入、
急げーー!にげてーー!やめてーー!
ってなる。
下巻、悲しかった。
やるせない気持ちが残りました。
なんで???
っていう悲しみを引きずってしまった。
君たちは、決して悪くない!
って言いたい。
未来予知で人を救うのは
確率的に低い
誰もが自分たちで
ある瞬間に立ち会った時、正しい選択をする
そんな人間が増えることを祈るしかない
こうしたら絶対世界中が
平和になるっていう方 -
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Posted by ブクログ
おもろかった!『シャイニング』の生き残りの男の子、ダン・トランスが主役で、シャイニングを持て余して身を持ち崩したりもするが、いい人たちに出会い更生している。シャイニングを”善”に使った仕事をしている。でまあ、上巻ではそこらへんの、トラウマティクなダンの過去の生活から立ち直るとこらへんの話と、非常に強いシャイニングを持つ少女エイブラの話、はしか流行で滅亡の危機にあるThe True Knot(ジプシーの生活をする異形のグループ)、この3つの話がバラバラに語られていく。上巻の最後でようやくエイブラとダンがユナイトして、他の友達の助けをかりて、エイブラを守る方向で動き出す。上巻の後半からものすごく面
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Posted by ブクログ
面白かった!!下巻、訳文章にも慣れてきて加速したわ。
ティムがチェスのピースナイトとして配置されてた、ちゅうのもシャイニングなんかもしれんが、そこのところもそっとなんか欲しかったかも。まあ、さらになんかあったらあと2巻ぐらい増えそうではあるが(笑)。結局”インスティテューション”がなんなんか、どこが元締めなんかぬるっとしてはいて、ラストがモヤっとはするが、そうそう、これよね、このラストよね、とも思った。久々の普通のSFというか伝奇もの。
ルークにはアベンジャーになってほしい(笑)
設定の中で、”異能”の子供を探すのに、BDNF、脳由来神経栄養因子の数値を使うというような話がでてくるんだが、ま -
Posted by ブクログ
ネタバレ『8つの完璧な殺人』を読むために読んだ。
ハイスミス自体は、映画の「リプリー」「太陽がいっぱい」「アメリカの友人」「妻を殺したかった男」「底知れぬ愛の闇」「キャロル」は見てきたが、小説はこれが初めて。
交換殺人というシチュエーションは面白かったが、ブルーノのほうに全然完全犯罪をする気がなく、隠す気はあるが、情緒不安定でとにかくイライラした。ガイのほうも、殺人について悩んで苦しんでいることにイライラした。心情表現にイライラさせられた。展開は進むけれど、ワクワクするような面白さは無かった。頑張って読んだ。
しかし、読み終わってみると、まあ面白かったかなっていう印象。喉元過ぎればなんとやら。
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Posted by ブクログ
わかってるんだよ。全てがまるくは収まらないし、全てハッピーエンドって訳にもいかない、それがキングの作品だって。とはいえやっぱり哀しみは深いし喪失感は拭えない。モヤモヤも残る。ひと夏の冒険にしては壮絶すぎる生死をかけた戦いなのに、スタンドバイミーを彷彿とさせるキラキラ感を纏っていたり、あるいは夏の思い出で終わらせてしまいそうですらあるエンディング。それが僅かな希望なのか、絶望なのか、それすらわからなくなるようで、わたしは一体正義の大人でありえるのか?と問われているようで怖くもある。たとえ、散ろうとも戦う道を選んだ子供たちの純粋さと強さに敬意と精一杯の愛を。
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