白石朗のレビュー一覧

  • フェアリー・テイル 下

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    あー面白かった〜」で閉じる幸福。やっぱり上手いな、キング。
    全作品ではないにしろ『キャリー』から読んでいるのだから、読んでいるこちらも50年ということになる。50年も面白いってどういうことよ!

    いろいろ書き留めておきたいこともあるけれど、ネタバレになってしまってはいけない。読み終えた心地がよかったことだけ、書いておこう。

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    2025年10月13日
  • フェアリー・テイル 上

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    高校生のチャーリーはある日、近所の怪しい屋敷に住む老人を助け、生活の支援をすることになる。謎めいた老人、ミスター・ボウディッチとその飼い犬レイダーと親交を深めるうち、チャーリーは奇妙なことに気づき始めた。庭の小屋から聞こえる不審な物音、そしてミスター・ボウディッチが所有する大量の黄金。彼はいったい何者なのか。そして始まる異世界への冒険にわくわくさせられるファンタジーです。
    偏屈に思えたミスター・ボウディッチですが、読むごとに魅力が増してきます。そしてなんといってもレイダーが可愛くて健気でたまりません。もちろん彼らとどんどん親しくなるチャーリー、彼が一番魅力的。幼少期に様々な苦難を乗り越えただけ

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    2025年09月17日
  • フェアリー・テイル 下

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    異世界エンピスで、死に瀕したレイダーを救うことに成功したチャーリー。しかしある者の罠により、チャーリーは囚われの身となる。牢獄で行われる残虐な競技を生き抜き、チャーリーは世界に平和をもたらすことができるのか。異世界ファンタジー全開の下巻です。
    ハッピーエンドの物語だということは最初から公言されているものの、それでもどきどきが止まらない展開です。牢獄の息詰まるような生活、その中で行われる「大一番」の恐ろしさ、そして囚人たちと団結しての、敵との闘い。どれもこれも読む手が止まりません。数々の「おとぎ話」をモチーフとした、いわばお約束のようなエッセンスが大量にありながら、しかし意外な展開も満載。強大と

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    2025年09月17日
  • ビリー・サマーズ 下

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    2025年に読んだ本の中で、最も「読んでよかった」と思った上下2巻であった。
    スティーヴン・キングというとホラーの巨匠、話題の映画化小説を何冊も生み出した大作家の印象が強く手を出すのに気遅れしていたが、こちらはこのミス2025年版海外編にランクインしていたため手に取った。

    とても面白く上下巻一気に通読(あえて言うなら、ミステリーというよりはサスペンスのような?)。主人公が殺し屋ということもあってアリスを迎えてからの後半は映画レオンを彷彿とさせる部分もあったが、ビリーとアリスの別れ際の情景の美しさが目に浮かび、個人的にはこちらの方こそ映画の大画面で見たいものだと思った。上巻を読んでいるときはま

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    2025年08月18日
  • フェアリー・テイル 上

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    主人公チャーリーは幼い頃母を亡くし、それ以来アル中になってしまった父の世話をしながら育つ。いよいよ路頭に迷う時に神と契約する。父のアル中を治してくれるなら何でもします、と。それ以降のチャーリーはボランティアや勉学やスポーツに励み、模範的な高校生になる。ある時、サイコハウスと恐れられている屋敷で犬の鳴き声を聞く。タダならぬ気配に屋敷に入り骨折した老人を助けた事で世捨て人同様に暮らしていた彼とその犬と交流を深める事になる。彼の品行方正さや父親への想いや日々の生活が目に見えるように描かれる。そして8割位過ぎた所で転機が訪れる。いよいよ異界への旅立が始まる。
    チャーリーと犬のレイダーが愛おしくて堪らな

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    2025年08月18日
  • フェアリー・テイル 下

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    ネタバレ

    ほろ苦いハッピーエンドとでも言えばいいだろうか。久しぶりにキングの世界を堪能することができて大満足。

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    2025年08月12日
  • 11/22/63(上)

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    個人的にキングの小説ベスト3に入る名作。過去から未来を変えることができるのか?入念な構成と圧巻の筆力、一度読み始めたら徹夜必至。

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    2025年08月11日
  • ファインダーズ・キーパーズ 上

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    「ミスター・メルセデス」から続く2作目ではありますが、犯人を追い詰めていく探偵のシーンは少なく、物語そのものが面白い。キングにしてはやや短い小説ですが、濃厚なストーリーでした。

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    2025年08月11日
  • ビリー・サマーズ 下

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    今回も、最高でした。書くことの素晴らしさを、登場人物を使って訴えているラストも含め、感動しました。他の作品で使われている、あの幽霊ホテルまで出てくるところも、キングファンには刺さりますね。

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    2025年07月27日
  • ビリー・サマーズ 下

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    "シャイニング”くらいしかまともに読んだことなくて、キングの何が分かるか!って話だけど、本作は素晴らしかった。当初の状況からはだいぶ距離のある着地を見るけど、大枠で、そもそもの狙撃に端を発する因果応報に上手く収斂されていく結構。上巻ラストで登場する被害者女性が、下巻ではどんどん大きな存在になっていき、そこを絡めての圧巻のクライマックスに。個人的に、作中作にいまひとつ移入しきれず、結果、本作を余すところなく味わい切ったとは言えないのかもしれないけど、それでも良いものは良い。素敵。

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    2025年07月25日
  • フェアリー・テイル 上

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    キングは相変わらず子供を描くのが上手い。
    少年の成長、出会いと別れ。
    温かなストーリーに読む手が止まらなくなる。

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    2025年07月14日
  • ビリー・サマーズ 下

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    ネタバレ

    面白かった。話の結末はある程度想像ついたが、最後はこう来たか、と美しい仕掛けに嬉しくなった。あくまで抒情として話が進み、サスペンフルとは程遠いが、冗長を感じることはほとんどない。それに「ビリー」が書いた自叙伝の巧さ、アリスだけに読ませるという仕掛け、ベテランの巧さに感激した。ただ、コロナ下で執筆されたこともあり、関係ないのにコロナに言及があったり、トランプの悪口が多めなのは、時代のせいかもしれないけれど、興が削がれた感じがした。いずれにしても超おすすめだし、11/22/63が読みたくなった。

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    2025年07月11日
  • フェアリー・テイル 下

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    スティーヴン・キングの最新作。面白すぎました。
    主人公はハイスクールに通うチャーリー少年。
    キング作品ではおなじみの、アメリカの田舎町が舞台で、チャーリーの日常から物語はスタート。ある日「サイコハウス」と呼ばれる一軒家から、犬の悲痛な鳴き声が聞こえ、住人のミスター・ボウディッチが梯子から転落している姿を発見します。ここから、チャーリーとボウディッチ氏、そして老犬レイダーとの交友が始まります。
    上巻はチャーリーの優しさ、そしてレイダーの可愛さを感じる内容ですが、ボウディッチ氏の過去が明らかになるあたりで、物語の様相が変化していきます。チャーリーはレイダーを救うために、異世界『エンピス』に行くこと

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    2025年07月02日
  • フェアリー・テイル 上

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    現代のおとぎ話的な、少年チャーリーの冒険、はじまりはじまり~

    胸のすく思いもあり、ハラハラしたり。

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    2025年06月22日
  • 異能機関 下

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    ありがちな設定なのに、キングが書くとこんなにも面白い!!

    本当にキングってキング(王)だなって思った。

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    2025年06月19日
  • 異能機関 下

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    S・キングさん得意のSF+ジュブナイルを体現した1作。最後の最後まで少年たちと機関の戦いが続きます。キングさんらしくていねいに書き上げ、リアリティーのあるSFが読めました。とても面白かった1作です。

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    2025年06月18日
  • ドクター・スリープ 下

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    ネタバレ

    ダニーとアブラの出会いと、真結族との戦いが幕を開ける下巻。前作、シャイニングを『エイリアン』とするなら本作はさしずめアクション要素マシマシの『エイリアン2』といった塩梅であり、幽霊屋敷という閉鎖空間での恐怖が売りの前作と違い、本作は超能力バトルものでジャンルが全然違う。

    この手の異形のものたちとの戦いにしては珍しく、アブラの両親も巻き込まれる形になったのはかなり斬新で、何の繋がりもない少女と中年の男という取り合わせのまずさは日本ならともかくアメリカではかなり厳しいというのもあってか、そうした見られ方をする危険性は示唆しつつも、そのあたりのことで胃がキリキリするような展開にならなかったことには

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    2025年06月12日
  • 異能機関 上

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     夜回りの男。そして、天才でありながら本当にごく些細な超能力少年にスポットライトを当てた物語。ほとんどが少年視点の話であり、少年の身にふりかかる不幸とそれに立ち向かう勇気。超能力物を書かせると右に出るものはいないキング様の作品。下巻も楽しみです。

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    2025年06月11日
  • ドクター・スリープ 上

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    シャイニングの惨劇から40年後。予後は非常に悪く、父親の喪失だけでなくシャイニングこと「かがやき」の能力に苦しんで父親と同じアル中になっているダンがとても切ない。オーバールックホテルでの悲劇は人生のわずか一部分でありながらもその影響は甚大で、物語が始まる前の語られていない重みを感じるのはさすが。上巻はどん底からの出会いとそこから10年かけての禁酒と再起。ダンと同じく強力なかがやきを持つ異能の少女アブラの成長劇という二本立てで物語は進んでいく。

    背後で暗躍するかがやきを吸い取るジプシーの一族「真結族」が非常に不気味でありながら、頭目であるシルクハットの女性ローズ・ザ・ハットのキャラクターが素晴

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    2025年06月11日
  • 11/22/63(上)

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    ネタバレ

    タイムトンネルを潜って60年代のアメリカに行き、ケネディ暗殺の真犯人を突き止めて暗殺を阻止する物語。上巻の時点ではまだそこまではいかず、父親に家族を皆殺しにされた校務員のハリーの過去を変える話と、前任者のアルが変えた誤射で半身不随となったキャロリンの過去を変える話が中心である。中盤にはあの忌まわしき町である「デリー」が出てきて、年代がピタリと付合するのでまさかと思ったら『IT』のルーザーズクラブのリッチーとベティが出てきたことには驚いてしまった。ピエロの恐怖が去った後であるとはいえ、相変わらずデリーの描写とそこに住まう悪徳の影響を受けた人間のおぞましさは読んでいてゾワゾワしてしまう。

    まずタ

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    2025年05月26日