白石朗のレビュー一覧

  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    楽しめた!
    知ってる作家も知らない作家も、1枚の絵から広げる想像力の半端なさをまざまざと見せつけられた思い。キング御大、ジョイス・キャロル・オーツ、ローレンス・ブロックなどはさすがの出来で、中でもジョー・R・ランズデールがダントツ。ウォーレン・ムーア、クリス・ネルスコットが発見だった。

    しかしそれぞれヴァラエティに富みながらも、全体としてはダーク寄りの傾向なのは、そもそもエドワード・ホッパーの絵の中にある「孤独感」「空虚感」の為せる技だろう。

    読む前、読みながら、読んだ後、何度もホッパーの絵を見返したことよ。

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    2019年06月24日
  • 11/22/63(下)

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    下巻まで読んでこそ、物語の素晴らしさがわかりました。過去を変えること、果たしてそれが良い未来を作るのかということ。人を愛することとは何なのか。今を生きるとはどういうことなのか。ドラマも見てみたいです。

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    2019年05月11日
  • ミスター・メルセデス 下

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    キングワールド堪能しました。
    サイコパスものは「クリミナル マインド」などではすでにおなじみですが、キングの世界では、温かみもあり安心して楽しめます。続編も楽しみ!

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    2019年04月06日
  • ミスター・メルセデス 上

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    ネタバレ

    面白かったー!キャラがビンビンに立ちまくってて爺ミステリ好きには堪らない。退職した老刑事のもとに届いた迷宮入り事件の犯人からの手紙。犯人の名はメルセデスキラー。冒頭で執拗に描かれた陰惨な無差別殺人の犯人。比喩や繰返しに隠語もまぶしたキングの世界観に入り込むのは容易くないが、一度乗り込めばメルセデスの12気筒エンジンが軽やかにページを捲る。満足感ある読後の後書きで「この作品は 三 部 作 である」(°Д°)まーじーかー!しかも既に発売済み(アメリカ版)文春さんはよ!はよ出してよ!('ε'*)

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    2019年03月10日
  • ミスター・メルセデス 下

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    ブレイディが次に狙う場所は?その方法は?惨劇を防ごうと彼に迫るのは若い二人。この緊迫感と言ったら…

    ホッジズはまたぐだぐた生活に戻るのか??
    目覚めたブレイディは何も出来ないのか??

    さてさて

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    2018年12月18日
  • ドクター・スリープ 上

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     「シャイニング」の後の話。
     惨劇から生き残ったダン少年だったが、その<かがやき>ゆえに、というか、事件のトラウマゆえというか、彼そのものの気質のせいか、苦難に満ちた人生を歩んでいく。

     というのが、前半で、つらい。
     もうどうしようもない感じで、坂道を転がっていく様が、淡々と描かれるのでさらに救いがない。というか、ダンが本気で救われようとしてないんだよね。でも、それをせめるということもなく、かといって憐れむでもなく、一定の距離をおいて書き進めていけるのは、キングの筆力なんだろう。

     なので、小さな女の子の存在に結構癒されるのである。
     とはいえ、彼女アブラも<かがやき>の持ち主で、

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    2018年09月13日
  • ドクター・スリープ 下

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     「シャイニング」の後の話。
     惨劇から生き残ったダン少年だったが、その<かがやき>ゆえに、というか、事件のトラウマゆえというか、彼そのものの気質のせいか、苦難に満ちた人生を歩んでいく。

     というのが、前半で、つらい。
     もうどうしようもない感じで、坂道を転がっていく様が、淡々と描かれるのでさらに救いがない。というか、ダンが本気で救われようとしてないんだよね。でも、それをせめるということもなく、かといって憐れむでもなく、一定の距離をおいて書き進めていけるのは、キングの筆力なんだろう。

     なので、小さな女の子の存在に結構癒されるのである。
     とはいえ、彼女アブラも<かがやき>の持ち主で、

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    2018年09月13日
  • 11/22/63(下)

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    面白かった!
    ケネディ大統領の暗殺を阻止するために過去へ行き生活する男の話。
    最後は泣けます。
    歴史を変えるとは・・・・予想外のラスト。
    そしてケネディの暗殺について詳しく知りたくなった。

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    2018年06月08日
  • ドクター・スリープ 下

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    何という感動。ハラハラ、ドキドキ、止まりません。怖すぎるし、大人なのに。そして、クライマックス、心がとても暖かくなるんです。さすが、キングです。また、時間が経ったら再読したい。

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    2018年03月21日
  • ドクター・スリープ 上

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    あ〜、おもしろい。そして、まじ、怖い。どうなっちゃうんだろう。シャイニングよりも怖さを感じます。ありえないだろうことをリアルに目の前に再現させてくれるスティーヴンキング、最高です。超能力者同士の交流は、ずっと昔初めて読んだ時の「七瀬ふたたび」を読んだ時の気持ちがよみがえってきたように感じました。下巻が楽しみです。

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    2018年03月03日
  • ドクター・スリープ 下

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    "かがやき"を食糧にして存在する者たち。彼らを許せないアブラとダン。二人は立ち向かうことを決意する。そして戦い。許せないけれど、その行く末に心が痛む。
    面白かったので、前後するけど『シャイニング』も読んでみようかな

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    2018年02月04日
  • ドクター・スリープ 上

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    "かがやき" という名の超能力を持った子供はどうやって大人になってどうやって生活していくのか。物心がつかないうちは皆同じだと思うだろうな。他人と違うと分かった時の気持ちはどんなだろう。
    そして同じ力を持つ少女との出会い。ワクワクする。次の世代へ想いを伝えていけるのだろうか。
    『シャイニング』の続編とあるけれど、読んでなくても十分面白い。

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    2018年02月04日
  • 11/22/63(下)

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    繰り返し現れる不気味なキーワードや懐かしいあの子たちの登場など、キングファンに嬉しい仕掛けが。
    自分がアメリカ史やアメリカの政治に詳しければ、もっとノスタルジーを強く感じられ、ラストシーンの切なさも増したのではないかと思うと惜しいが、久々に次のページを捲る手がもどかしいようなワクワク感を味わえた。

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    2017年09月17日
  • 11/22/63(上)

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     キングなので、一応翻訳ホラーにカテゴライズするけど、ホラー要素はほとんどないな。
     うん。これはSFでいいんではないかと。
     っても、通常のSFともちょっと違う感じ。
     「ジョイランド」もそうだったけど、「メルセデス」ではミステリーになってるそうなので、キングは<キング>というカテゴリーを生み出そうとしているのかな、と漠然と思う。

     で、タイムスリップできる穴を通って、ケネディ暗殺を阻止しようとする話。
     でも、まぁ物語の常として簡単にいかないわけで…。
     タイムスリップものは、色々な規制がかかってきて、そのさじ加減が上手い下手の分かれ目のように思うのだけど、これは<切ない>

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    2017年02月18日
  • 11/22/63(中)

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     キングなので、一応翻訳ホラーにカテゴライズするけど、ホラー要素はほとんどないな。
     うん。これはSFでいいんではないかと。
     っても、通常のSFともちょっと違う感じ。
     「ジョイランド」もそうだったけど、「メルセデス」ではミステリーになってるそうなので、キングは<キング>というカテゴリーを生み出そうとしているのかな、と漠然と思う。

     で、タイムスリップできる穴を通って、ケネディ暗殺を阻止しようとする話。
     でも、まぁ物語の常として簡単にいかないわけで…。
     タイムスリップものは、色々な規制がかかってきて、そのさじ加減が上手い下手の分かれ目のように思うのだけど、これは<切ない>

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    2017年02月18日
  • 11/22/63(下)

    Posted by ブクログ

     キングなので、一応翻訳ホラーにカテゴライズするけど、ホラー要素はほとんどないな。
     うん。これはSFでいいんではないかと。
     っても、通常のSFともちょっと違う感じ。
     「ジョイランド」もそうだったけど、「メルセデス」ではミステリーになってるそうなので、キングは<キング>というカテゴリーを生み出そうとしているのかな、と漠然と思う。

     で、タイムスリップできる穴を通って、ケネディ暗殺を阻止しようとする話。
     でも、まぁ物語の常として簡単にいかないわけで…。
     タイムスリップものは、色々な規制がかかってきて、そのさじ加減が上手い下手の分かれ目のように思うのだけど、これは<切ない>

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    2017年02月18日
  • 11/22/63(下)

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    「私」たちは現実には勝てない、運命には逆らえない(それでも抵抗するのに価値がある)というのは正にキング。大きな代償を支払い、ようやく得られる微かな光。傑作。

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    2017年02月05日
  • 11/22/63(下)

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    素晴らしい作品でした。読み終わった後、涙をこらえるのが大変でした。セイディーの命を守るために採った、ジェイク(過去の世界ではジョージ)の手段とその結果には切ないものを感じました。とにかくこの小説が多くの人たちに読まれることを祈ります。

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    2016年11月18日
  • 11/22/63(下)

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    絶対にIn the moodを知っておいた方がいいと思う。
    読みながらあの曲が流れ出すタイミングは
    その時代には影も形もなかった、米国人ですらない
    私をいっきに物語の舞台へ連れて行ってくれる。
    作中に流れる曲、流れそうな曲のCDとセットを希望。

    あの日を境に世界は良くない方向に動いてしまった。
    それを阻止するための数年に及ぶ潜伏が物語の中心だが
    そのわきを固めるのは、まだ悪くなかった時代、
    温かく穏やかで優しい世界の空気、
    その時代に生きる人々との日々(一方でそこにある
    そうではない世界の明と暗)。
    そして、その世界で出会う最愛の女性。
    恋愛物語は大きな事件があり、単純に甘々ではなく、
    さら

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    2016年11月14日
  • 11/22/63(中)

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    リー・オズワルドを監視ししつつ、セイディーとの関係を保とうとする「ぼく」の緊張感がとてもよい。セイディーの元夫との戦いもあり。最終巻に向けて盛り上がりを見せます。

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    2016年11月11日