白石朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ上巻ではあらすじ以上の事は起こらないのに面白い。
ビリーのなりすまし生活が図らずも、尊いものになってしまい、この仕事を受けたことすら後悔し出すのが可笑しくも愛おしい。
ビリーの人となりは悪人以外殺さない信条とか、一般人に向ける優しい目からも分かる通り善の人だし、後半で隣人家族の娘から貰った愛溢れる絵を捨てずにお守りみたいに大切にする所も微笑ましい。
そんなビリーがどうして暗殺稼業をしているのかを小説にして書いていき、間に作中作として読みながらビリーの過去を知れるという作りになってる。上巻では子供時代までだから核心に迫るような話まではいかないし、暗殺の方も成功するけど一筋縄ではいかないしとまだま -
Posted by ブクログ
一気読み…
残念ながら、我らのバァァビィーは活躍できなかったけど(囚われてるので)、相変わらず檻の中でも生存のために手段を選ばないところがかっこよかった。ベタ褒め。
街のマトモな人たちが少しずつ少しずつ、集まりはじめて、対ビッグジム勢力になりつつある。嬉しい反面、やっぱりいつか誰かが死ぬことになるのかと怯えながら読む。秘密の集会と、バービーたちの救出。うまくいくのか? 痛手を負わずに?ハラハラ。ドキドキ。
私も異常事態になった時、できればまともな方に入っていたい…自分を恥じることがないように。
それにしてもラスティ!
のこのこと…たった1人でビッグジムのとこ行くなんて、お前はバカか!と言い -
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Posted by ブクログ
読書備忘録820号(下巻)。
★★★★★。
稀代のストーリーテラー!さすがキング!という感じでした。今回はネタバレ感強めです。
冒頭、翻訳物によくある巻頭。
「全米では毎年80万人の子供たちが行方不明になり、大半は戻ってくるが数千人単位の児童は行方不明のままである」と挨拶文が。ということは怪しい誘拐ものか!とゾクゾク感半端ない!
そして、物語は始まる。
フロリダからニューヨークへ向かう飛行機に乗るおっさんの話。ん? 誘拐は?笑
おっさんの名前はティム・ジェイミースン。
飛行機は満席。どうしても乗りたいお偉いさんがいて、席を譲ってくれたら相応の謝礼をすると。
ティムは2000ドルで席を譲っ -
Posted by ブクログ
買っちゃった…ドラマシーズン3まで見終わってから読むつもり!
しかし1-3(文庫)、すごいボリュームで恐れ慄いてる
読んだ…めちゃめちゃ面白い!
ドラマ見た後だからまぁ筋はそこそこ同じなんだけど、登場人物の細かい事情が若干異なり、さらに一人一人の描写が多いせいか性格もドラマよりもクリアで濃い。
そうなると途端にスティーブンキングだ!
ドラマだとそんなに不穏さは感じなくて…というかドラマはサクサクテンポ良く進んでいくせいもある、言動や表情から読み取り想像しながらだからかなぁ?ホラーというよりサスペンスだったが…こちらは不安がいっぱい。人間の怖さよ…ねちっこい感じの。
それで気づいたんだけどそ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。夢中で読んだ。
ルークが逃げてティムと合流するの熱すぎる。追っ手にはすぐバレちゃうけど、そうじゃないと銃撃戦起こせないしな。
南部の恐ろしさ面白い。なるほどね。
人があっさり死ぬのはルークの両親からきつかったけど、警察署のみんなも亡くなったの悲しい。でも面白い。
そして、舌っ足らずの男と予知能力。ここらへんはマイノリティリポートのような。まあ未来予知につきものだけど、暗殺の対象がどのように選定されていたのか面白い。というか、ルークの天才さよりノーマルレベルの超能力のほうを欲するというのが破綻してると思うんだよな。いくら天才さより希少な可能性とはいえ。
キングがあとがきで書いてた友