白石朗のレビュー一覧
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アメリカの田舎町チェスターズミルは、ある日突然<ドーム>に覆われてしまう。
<神>の存在について考えてしまった。
イタリア歌曲によくあるフレーズ「Pieta Signore(神よ憐れみたまえ)」が頭の中をぐるぐるしていた。
ドームに閉じ込められた状況であるのに、人は自分の保身や欲望をとめることができない。正しくあろうとする人もいるけれど、限られた空間の中ではあまりにも無力だった。
絶対的な危機の前ですら変われない人間であるからこそ、憐れみが必要なのだ。
そして<神>は芥川龍之介の「蜘蛛の糸」のお釈迦様が落ちていくガンダタを見るように、私たちを見ているのだろう。
希望と -
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アメリカの田舎町チェスターズミルは、ある日突然<ドーム>に覆われてしまう。
<神>の存在について考えてしまった。
イタリア歌曲によくあるフレーズ「Pieta Signore(神よ憐れみたまえ)」が頭の中をぐるぐるしていた。
ドームに閉じ込められた状況であるのに、人は自分の保身や欲望をとめることができない。正しくあろうとする人もいるけれど、限られた空間の中ではあまりにも無力だった。
絶対的な危機の前ですら変われない人間であるからこそ、憐れみが必要なのだ。
そして<神>は芥川龍之介の「蜘蛛の糸」のお釈迦様が落ちていくガンダタを見るように、私たちを見ているのだろう。
希望と -
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Posted by ブクログ
悪夢の中を彷徨っているのか…? 物の怪に襲われるような感覚に浸れる幻想&ホラー作品集 #悪夢工場
■きっと読みたくなるレビュー
タイトル通り、悪夢の中を彷徨っているような体験をさせてくれる幻想&ホラー作品集。
数行読み進めるたびに理解が追い付かなくなるという魔の小説。たぶん読書力がどれだけあっても全部を解釈できる人はいないんじゃなの? というほど難解。ただ決してつまらない訳ではなく、むしろ物語に吸い込まれてしまうように、むさぼって読んじゃうんすよねー
誰しも一度は存在意義ってのを考えてしまうけど、こういった虚無感と超現実に満ちた物語に浸っていると、モノノケに襲われるような気分になるんすよ -
Posted by ブクログ
今回読むキング先生はホラーではなくミステリー、というか殺し屋が主人公の犯罪小説。しかも、『ミザリー』を彷彿とさせるノベル・イン・ノベルでもある。主人公は、仕事のために「作家」という身分を偽装するが、もともと文学に造詣が深いこともあって、自身の半生をモデルにした小説執筆に没頭。『ミザリー』の時のように、地のパートと小説パートでは書体が変えてある。前半は地のパートより、小説パートの方が面白く、読むほうもアクセルを踏んでしまう。
ところが、なにせ執筆中のことなので、いやおうなしに中断させられてしまう。もちろん、ビリーの仕事と「偽りの」日常の描写もそれなりの緊張感をはらんでいる。そんな、かりそめの -
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Posted by ブクログ
『サイコハウス』と呼ばれる不気味な屋敷。そこに住む偏屈な老人と獰猛な犬。しかし悲しげな犬の鳴き声に気づいたチャーリーは、屋敷の老人が梯子から落ちて苦しんでいるのを見つける。老人を助けたことがきっかけで友達となり、老人と犬の世話をするようになった。そのうちに屋敷裏の小屋から聞こえる奇妙な音、金庫に隠された大量の黄金、これは一体…?老人は死の前にとんでもない秘密をチャーリーに教える。そこから異世界への冒険が始まる。
人物描写、背景などが非常に細かい。それがリアルを生み出し、世界観が完結しているのだが、読んでる方は少し面倒だ。チャーリーの親父さんがアル中になり、そこから復活再生するストーリーは必要 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ上巻に続いてレイダーが可愛い。コウロギのスナブがレイダーの上に乗ってるところを想像するだけで頬が緩みます。
おおまかなところは予想通りだけれども、それはフェアリー・テイルとして果たすべきストーリー展開を描き切ったのだと思います。下巻で登場人物がめちゃくちゃ増えるし、その人たちを巻き込んで読んでいて苦しい場面も多いけれど、ぜひぜひ映画化して欲しい。
レーアの女王としての生きていく決意と、ドーラの暖かさに感動。そしてチャーリーの決断…この終わり方、好きだなぁ。それでいいのだと思う。ドーラの家と赤い罌粟の花が残像として今も残っています。 -
Posted by ブクログ
もう上巻の終わりあたりから一気読み状態に突入のはずが・・・立って本を読む習慣があるため上巻ですでに腕が本の重さに耐えきれず、筋肉痛で湿布を貼る羽目に(泣)
それでも筆者の筆力のおかげで、すっかり異世界に没入体験できました。全く未知の世界をまるで自分の目で見ているように想像できる圧倒的な筆力に感動。
あまりにもその情景が見えてしまうので、見たくないものもあったりして・・・。
とにかくハッピーエンドで良かった。
星が4つの理由は上下巻通して誤植が多かったことと、翻訳もの独特の文体だったこと。(でも某英国の魔法使いの翻訳よりは原文に近いのかもしれない。)
そのうち機会があったらぜひ原文で読んでみた