白石朗のレビュー一覧

  • 11/22/63(下)

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    素晴らしい作品でした。読み終わった後、涙をこらえるのが大変でした。セイディーの命を守るために採った、ジェイク(過去の世界ではジョージ)の手段とその結果には切ないものを感じました。とにかくこの小説が多くの人たちに読まれることを祈ります。

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    2016年11月18日
  • 11/22/63(下)

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    絶対にIn the moodを知っておいた方がいいと思う。
    読みながらあの曲が流れ出すタイミングは
    その時代には影も形もなかった、米国人ですらない
    私をいっきに物語の舞台へ連れて行ってくれる。
    作中に流れる曲、流れそうな曲のCDとセットを希望。

    あの日を境に世界は良くない方向に動いてしまった。
    それを阻止するための数年に及ぶ潜伏が物語の中心だが
    そのわきを固めるのは、まだ悪くなかった時代、
    温かく穏やかで優しい世界の空気、
    その時代に生きる人々との日々(一方でそこにある
    そうではない世界の明と暗)。
    そして、その世界で出会う最愛の女性。
    恋愛物語は大きな事件があり、単純に甘々ではなく、
    さら

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    2016年11月14日
  • 11/22/63(中)

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    リー・オズワルドを監視ししつつ、セイディーとの関係を保とうとする「ぼく」の緊張感がとてもよい。セイディーの元夫との戦いもあり。最終巻に向けて盛り上がりを見せます。

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    2016年11月11日
  • 悪霊の島(上)

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     事故で片腕を失った主人公は、カリブの孤島に移住する。
     絵を描く衝動にとらわれた彼は、少女と船の絵を描く。

     なにはともあれ、事故の様子が死ぬほど怖かった。
     リアルすぎ。キング自身の事故の経験が生きてるんでしょうかね。

     その後、後遺症で人格までが崩壊していくさまが、また切ない。健全な魂は健全な肉体に宿るというけれど、それは反語的意味合いもあるとおもう。
     
     で、前半で十分怖がらせられて、後半にはいったら…。
     なんか、風光明媚なカリブが、って感じなのは一瞬だけでしたね。

     主人公の絵は評判になり、個展をひらくまでになる。
     それは、かつての悲劇を彷彿させる更なる悲劇の幕開けだった

    0
    2016年06月26日
  • 悪霊の島(下)

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     事故で片腕を失った主人公は、カリブの孤島に移住する。
     絵を描く衝動にとらわれた彼は、少女と船の絵を描く。

     なにはともあれ、事故の様子が死ぬほど怖かった。
     リアルすぎ。キング自身の事故の経験が生きてるんでしょうかね。

     その後、後遺症で人格までが崩壊していくさまが、また切ない。健全な魂は健全な肉体に宿るというけれど、それは反語的意味合いもあるとおもう。
     
     で、前半で十分怖がらせられて、後半にはいったら…。
     なんか、風光明媚なカリブが、って感じなのは一瞬だけでしたね。

     主人公の絵は評判になり、個展をひらくまでになる。
     それは、かつての悲劇を彷彿させる更なる悲劇の幕開けだった

    0
    2016年06月26日
  • リーシーの物語(下)

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     作家だった夫が亡くなり、ようやく遺品整理を始めた妻リーシー。
     遺品の中から、彼女は夫のメッセージを見つける。

     夫の生い立ちや、リーシーの病んでる姉や、夫の遺作を狙ういかれたストーカーなど、物語を彩るものは多いけれど、常に毅然としてあるのはリーシーと夫スコットとの夫婦愛だ。
     もう、ど直球のラブストーリーだと思えるぐらい。
     
     キングらしい、異世界の様や、ストーカーの不気味さも、二人の愛情のスパイスでしかない。
     面白いんだけどね。
     異世界の描写は本当に素晴らしい。文字なのに映像が目に飛び込んでくる感じさえした。

     つまりのところ、愛情というのは<信頼>なんだなと思う。
     お互いが

    0
    2015年08月30日
  • リーシーの物語(上)

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     作家だった夫が亡くなり、ようやく遺品整理を始めた妻リーシー。
     遺品の中から、彼女は夫のメッセージを見つける。

     夫の生い立ちや、リーシーの病んでる姉や、夫の遺作を狙ういかれたストーカーなど、物語を彩るものは多いけれど、常に毅然としてあるのはリーシーと夫スコットとの夫婦愛だ。
     もう、ど直球のラブストーリーだと思えるぐらい。
     
     キングらしい、異世界の様や、ストーカーの不気味さも、二人の愛情のスパイスでしかない。
     面白いんだけどね。
     異世界の描写は本当に素晴らしい。文字なのに映像が目に飛び込んでくる感じさえした。

     つまりのところ、愛情というのは<信頼>なんだなと思う。
     お互いが

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    2015年08月30日
  • リーシーの物語(下)

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    何年かぶりに再読。キングの小説でもっとも好きな一冊。物語中盤からのストーリーはいつまでも頭の奥に、やわらかな色の水彩画のようにイメージとして残る。愛に満ちたファンタジーホラー。

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    2015年08月02日
  • リーシーの物語(下)

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    上巻を読み終えた後、一気に下巻を読み終えました。

    「リーシーの物語 下 (文春文庫)」では、リーシー自身が夫やその兄が行き来していた”異世界”にも行けるようになり、現実のストーカーと対峙し、ついに勝利します。

    色々な”狂気”や”悪”が描かれていますが、一度は生きていなかったも同然の姉を救い、姉もまた妹の力になるところや、最後に夫が最愛の妻へ残した”リーシーの物語”が見つかる部分などが特に気に入っています。

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    2015年05月28日
  • アンダー・ザ・ドーム(4)

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    謎のドームに閉じ込められた町の住人たちの恐怖と狂気を描くキングの長編。恐怖政治は暴走し、反対勢力は死刑宣告され、ついに町にカタストロフィ「業火のハロウィン」がやってくる。最後まで突っ走る大破壊はさすが巨匠の筆力!良い!

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    2014年06月22日
  • アンダー・ザ・ドーム(4)

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     アメリカの田舎町チェスターズミルは、ある日突然<ドーム>に覆われてしまう。

     <神>の存在について考えてしまった。
     イタリア歌曲によくあるフレーズ「Pieta Signore(神よ憐れみたまえ)」が頭の中をぐるぐるしていた。
     
     ドームに閉じ込められた状況であるのに、人は自分の保身や欲望をとめることができない。正しくあろうとする人もいるけれど、限られた空間の中ではあまりにも無力だった。
     絶対的な危機の前ですら変われない人間であるからこそ、憐れみが必要なのだ。

     そして<神>は芥川龍之介の「蜘蛛の糸」のお釈迦様が落ちていくガンダタを見るように、私たちを見ているのだろう。
     
     希望と

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    2014年03月19日
  • アンダー・ザ・ドーム(3)

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     アメリカの田舎町チェスターズミルは、ある日突然<ドーム>に覆われてしまう。

     <神>の存在について考えてしまった。
     イタリア歌曲によくあるフレーズ「Pieta Signore(神よ憐れみたまえ)」が頭の中をぐるぐるしていた。
     
     ドームに閉じ込められた状況であるのに、人は自分の保身や欲望をとめることができない。正しくあろうとする人もいるけれど、限られた空間の中ではあまりにも無力だった。
     絶対的な危機の前ですら変われない人間であるからこそ、憐れみが必要なのだ。

     そして<神>は芥川龍之介の「蜘蛛の糸」のお釈迦様が落ちていくガンダタを見るように、私たちを見ているのだろう。
     
     希望と

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    2014年03月19日
  • アンダー・ザ・ドーム(2)

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     アメリカの田舎町チェスターズミルは、ある日突然<ドーム>に覆われてしまう。

     <神>の存在について考えてしまった。
     イタリア歌曲によくあるフレーズ「Pieta Signore(神よ憐れみたまえ)」が頭の中をぐるぐるしていた。
     
     ドームに閉じ込められた状況であるのに、人は自分の保身や欲望をとめることができない。正しくあろうとする人もいるけれど、限られた空間の中ではあまりにも無力だった。
     絶対的な危機の前ですら変われない人間であるからこそ、憐れみが必要なのだ。

     そして<神>は芥川龍之介の「蜘蛛の糸」のお釈迦様が落ちていくガンダタを見るように、私たちを見ているのだろう。
     
     希望と

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    2014年03月19日
  • アンダー・ザ・ドーム(1)

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     アメリカの田舎町チェスターズミルは、ある日突然<ドーム>に覆われてしまう。

     <神>の存在について考えてしまった。
     イタリア歌曲によくあるフレーズ「Pieta Signore(神よ憐れみたまえ)」が頭の中をぐるぐるしていた。
     
     ドームに閉じ込められた状況であるのに、人は自分の保身や欲望をとめることができない。正しくあろうとする人もいるけれど、限られた空間の中ではあまりにも無力だった。
     絶対的な危機の前ですら変われない人間であるからこそ、憐れみが必要なのだ。

     そして<神>は芥川龍之介の「蜘蛛の糸」のお釈迦様が落ちていくガンダタを見るように、私たちを見ているのだろう。
     
     希望と

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    2014年03月19日
  • もし血が流れれば イフ・イット・ブリーズ

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    恐怖との距離が近い… 背中にゾワゾワ感が押し寄せてくるスティーヴン・キングのモダンホラー最新作

    ●もし血が流れれば
    ■あらすじ
    学校で爆弾事件が発生、被害者がでた痛ましい事件をレポーターが報道している。そのニュースを見ていた探偵ホリー・ギブニーはある疑念をもつ。このレポーターが犯人ではないか? ホリーは調査を進めるも、監視カメラに写っていた怪しい人物とレポーターは全く容姿が違っていた…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    本作のイチオシは、なんと言っても主人公のホリーですよね。不器用ながらも一生懸命に前を向いて頑張っている姿が、とにかく健気でキュートなんです!

    親との関係があまり良くないせいで

    0
    2026年07月04日
  • ファインダーズ・キーパーズ 下

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    ネタバレ

    前作と比較すると話のスケール感自体はこじんまりとしているものの、流れている時間軸自体はゆうに30年を超えており、そこで物語の厚みを生むと同時に脱獄犯モリスの未発表原稿に対する執念がひしひしと伝わってくる。

    前作主人公が完全に脇役というのは好みが分かれるものの、高校生に過ぎない少年が殺人も厭わない脱獄犯と対峙するというのは緊迫感があり、中盤から後半にかけてのドライブ感は凄まじく、一気に読み終えてしまった。超常現象は起こらないものの、スマホ社会になっても「すれ違い」の作り方が非常に上手く、ピート、モリス、ホッジズの三人称多元視点を活かした追うものと追われるものの構図の作り方には息を飲んでしまった

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    2026年06月29日
  • もし血が流れれば イフ・イット・ブリーズ

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    ネタバレ

    ✎┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    クリスマス間近、ある中学校に届けられた小包み。姉妹校からのクリスマスプレゼントかと思われたそれは爆弾だった。多数の子どもたちが死傷したという臨時ニュースを、私立探偵のホリー・ギブ二ーは事務所のテレビで目にする。どの局よりも早く爆発現場からレポートするTVキャスター。ホリーはこのTVキャスターに違和感をおぼえる…。

    「あの怪物に、はたしてひとりで立ちむかえるだろうか-?」

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    声を大にして言いたいのは前作の「アウトサイダー」を読んでからがいいよ! ほんのり(ほんのりかな?けっこうガッツリ?)前作のネタバレがあります。

    そして小声でこっそり言っち

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    2026年06月25日
  • ビリー・サマーズ 下

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    ネタバレ

    上巻から一転して下巻の進みの早いこと早いこと。
    波に飲まれるように一気に読み終えてしまった。
    最後は涙なしでは読めなかった。

    解説で、物語を書くこと、誰が何を書くことの意味を感動的なドラマとして描くとに挑んだと書かれていたが、本当にそうだった。

    すごいいい話を、読ませてもらった。

    0
    2026年06月21日
  • 任務の終わり 下

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    ミスターメルセデス3部作のいよいよラスト。
    自分的には2作目が1番面白かった。
    今回の3作目はホラーテイストに振ったお話。
    とはいえ怖くて仕方ないようなものではありません。
    ブレイディとホッジスのラストの対決も確かに
    気になりますが、事件が一件落着した後の後日譚の
    方が気になりました。ジェロームと共にホリーも
    これから活躍してほしいですね。

    0
    2026年06月19日
  • ファインダーズ・キーパーズ 上

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    ネタバレ

    ホッジス三部作の二作目。前作の犯人であるメルセデス・キラーの余波や影響を感じつつも、不景気の底が抜けたアメリカを舞台に、作家を殺して大金と未発表原稿のノートを奪って隠した犯人と、数十年後に離婚寸前の家族に悩む少年が隠されたそれらのお宝を見つける物語が交互に描かれていく。

    上巻では前作主人公はほぼ脇役かつ、派手な展開はほとんどないものの、それでも読ませるぐらいにこの二つの物語が面白く、稀代のストーリーテラーらしいキングの筆の乗りっぷりが凄い。少年ピートも犯人モリスの両者を通してキングの文学に対する敬意と可能性を感じる部分もあり、他責思考でアル中のクズであるモリスが、刑務所内で手紙の代筆屋として

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    2026年06月18日