【感想・ネタバレ】NOS4A2(下) -ノスフェラトゥ-のレビュー

あらすじ

モダンホラーの旗手が描く話題沸騰の傑作!

連続児童誘拐犯のマンクスに殺されそうになった記憶に苦しめられ、重度のPTSDを患ったヴィクは、入院生活を経て病を克服し、幼い頃に休暇を過ごした湖の家で息子ウェインと水入らずの日々を送っていた。しかしそれもつかのま、ヴィクへの復讐に燃えるマンクスはウェインをさらい、ロールスロイス・レイスで彼の作り上げた王国〈クリスマスランド〉へ向かう。ヴィクは息子をとりもどすため、満身創痍の体でバイク・トライアンフを走らせるーー。
ベストセラー作家ジョー・ヒルが放つ、ダークホラーの傑作がここに完結!

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Posted by ブクログ

かなりボロボロになるまで叩きのめされてしまう主人公がもう大変で見てられないよ!でもアメリカのお話だしどうせ最後はなんとかうまくやるんやろ?と思ったけど甘かった。てか仲間も色々とやられちゃってもう大変ていうかそこら辺の殺しっぷりはホラーじゃのう。
そんなわけでアメリカ版おしんかってくらい厳しい青春時代を過ごす主人公を追いかけるお話でアメリカならではのエピソードもありなハードボイルドな読み応えだけど、しかしエンディングが突然に泣かせて逆にビビった。いやもうちょっと早く行ったらどうなのよ、とは思ったけどさ。

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2025年09月27日

Posted by ブクログ

ファンタジーホラーみたいな作品。「ノスフェラトゥ」とは吸血鬼とか不死身とかいう意味らしい。その言葉を表わすNOS4A2のナンバーをつけたロールスロイスに乗る老人は連続児童誘拐犯で、主人公の少女は自転車で橋を渡ると、その老人に出会い、殺されそうになる。老人は逮捕され、その後刑務所で死亡するが、大人になった主人公はその老人に息子を連れ去られ、自身も襲われ、得体のしれない老人と存在しない場所で戦うことになる。「想像の橋を渡ると遠く離れた場所へたどりつく」ことや「他の人には聞こえない電話がなる」という非現実的な部分と、主人公の精神的葛藤の戦いや実際の対決の戦いの現実的な部分の両方が激しく描かれていてあまり長さを感じさせない。しかしなんとも言えず好みが分かれそうな作品。

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2015年06月10日

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