白石朗のレビュー一覧

  • 悪霊の島(下)

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    ネタバレ

    建設現場の大事故で片腕を失ったエドガーは、メキシコ湾の小さな島、デュマ・キーで静養を始めたが、絵の才能を開花させ第2の人生を歩み始める

    上巻は事故による挫折感やワイアマンとの出会いや、手に入れた能力に有頂天になっていく様子が気持ちよく、スティーブン・キングらしい緻密な描写で、まるで映画のシーンを見ているよう

    下巻の悪霊との対決になっていくとちょっとエンターテイメント色が強くなっていって、怖さよりアクション映画的なことになってしまってます(ワニは一体何だったのかとか)。エドガーの能力も万能すぎて何だか安心して読めるホラー。映画化するならワイアマンは魅力的な俳優さんにしてほしいなー。ジュード・ロウとかどうでしょう

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    2016年08月16日
  • 悪霊の島(下)

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    終盤では恐い場面のありましたが、全体を通してみると「美しい」作品でした。
    ホラー要素は下巻以降なので、上巻はやや読むのがしんどいかもしれません。ですが、読後には「読んでよかった」と思える作品だと思います。

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    2016年03月09日
  • リーシーの物語(上)

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    出張などの移動時間を中心に読んでいました。

    スティーヴン キングの作品は、大学生の時、授業の課題の1つとして、「シャイニング (文春文庫)」を読んだことがあるくらいなのですが、今回の「リーシーの物語」は何となく村上春樹さんが描く”異世界”とのつながりが出てくる作品(「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」や「海辺のカフカ」など)世界に近いように感じました。

    私の拙い言葉で説明すれば、ベストセラー作家であった最愛の夫を2年前に亡くした妻(主人公・リーシー)が、夫の遺品の整理に取り掛かる過程で、今まで辛くて酷い記憶ゆえに意識の底で”忘れよう”としていた、夫に関する記憶を思い出しながら、過去と現実とに向き合い、これからも夫の記憶と共に生きていくことを選択する物語。

    現在に関する記述と、過去の記憶とが入り乱れるので、読み進めるのに少し苦労する部分もありましたが、上巻の後半あたりからは、一気に読み進むことができました。

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    2015年05月28日
  • アンダー・ザ・ドーム(1)

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    小さな町を突然覆った透明で破壊不能のドーム。そこに隔離された住民たちに恐怖と狂気が充満していくという、スティーブン・キングお得意の“血と暴力”のゆがんだ寓話です。これは期待できそう♪

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    2014年06月22日
  • アンダー・ザ・ドーム(2)

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    謎のドームに閉じ込められた町の住人たちの恐怖と狂気を描くキングの長編。外部からのミサイル攻撃さえ無効なドーム内では、混乱に乗じた暴力による恐怖政治が始まろうとしていた。悪意が悪意を呼ぶ負の連鎖は「蠅の王」をちょっと思い出しますわ。

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    2014年06月22日
  • アンダー・ザ・ドーム(3)

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    のドームに閉じ込められた町の住人たちの恐怖と狂気を描くキングの長編。元軍人バービーをはじめ、恐怖政治に対抗しようとした者は次々と投獄・殺害。そんな中、天才少年ジョーと仲間たちは山中でドーム発生装置とおぼしき機械を発見し…。ノンストップの緊迫感いいすわ。

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    2014年06月22日
  • アンダー・ザ・ドーム(3)

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    『トミー・ノッカーズ』的な展開…。

    宇宙人か…。これだったら、太古からの何がしかとか、大いなる存在による事象だっていう展開の方が好き。

    自分で考える頭がないって悲しいことね。

    バービーだけでなく、ラスティも捕まってしまった。

    そして、ビッグ・ジムに対抗すべく、良き人々が団結し始めた。これからラストに向かって一気に読み進めたい。

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    2014年02月04日
  • アンダー・ザ・ドーム(4)

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    最後まで子供が主役でした。

    悲惨な出来事とそれを乗り越えようとする人々の努力
    映像化を意識したストーリーにも思える

    それにしても人を殺しすぎ。

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    2013年12月29日
  • アンダー・ザ・ドーム(3)

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    他から物理的干渉ができない閉鎖された空間にいると、人はこんなにもむちゃくちゃをしてしまうのでしょうか?

    町の支配者の狂気がエスカレートしてゆく
    少年・少女たちの探索は、町を救うことができるのか

    切迫感で押しつぶされそうな3巻目

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    2013年12月28日
  • アンダー・ザ・ドーム(2)

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    いろいろと事件が起きますね。
    ドームで孤立化した町は、町の権力者をも狂わせる。
    暴力と恐怖による町の支配が始まる。
    権力者に逆らう町の人々は?ドームの発生源は見つかるのか?
    ドームの中はますまる混迷化してゆく。

    まだまだ先が見えない。早く次巻を読みたい。

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    2013年11月02日
  • アンダー・ザ・ドーム(1)

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    アメリカ メイン州の小さな町が透明のドームによって外部から遮断される。
    その「遮断」という劇的な場面から始まるこの小説。
    スピルバーグのプロダクションでTVドラマ化されている(日本ではDlifeで放映されている)とのこと。未だ見たことはないが、読んでいるとそのTVドラマの画面が目に浮かぶ様。
    複数の出来事が平行して発生し、読者に先を読ませながら、隠されていた、または新たな出来事によって、読者を裏切る。息もつかせず、ドラマが進んでゆく。
    これからドームの中はどーなって行くのか?

    水と空気と光と電波しか通さないドーム。地中も深く遮断されたはずなので、通信ケーブル切断されたはずだが、インターネットや携帯電話は可能。この町の通信はすべて無線なのだろうか?

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    2013年10月27日
  • ファインダーズ・キーパーズ 下

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    ネタバレ

    ヤバいことが起きそうな気配がずっとしてて、最後に怒涛の勢いで想像を超える事態になる、というストーリー展開がうますぎる。
    起きないでくれ、そんなわけ無いけどって思っちゃうよね何冊読んでも小説は。

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    2026年09月20日
  • チップス先生、さようなら

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    雑誌プレジデントで、齋藤孝がこの本を解説してたので購入した。
    積み重ねが、人望となって返ってくるんだな〜

    読み終えて『陽のあたる教室』を思い出した。

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    2026年09月19日
  • ビリー・サマーズ 下

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    今回のキングの作品は少し物語に入り込みにくかったかも。登場するキャラクター、ビリーやバッキー、アリス、住宅街の住人たちは、魅力的で良かった。
    最後のラストも余韻が残る。

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    2026年09月08日
  • 007/カジノ・ロワイヤル【白石朗訳】

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    昔々、007シリーズは全部読んだと思っていたけれど、これだけは読んでいなかった。
    今読むと古色蒼然としているし、荒唐無稽。ボンドは最初はこういう登場の仕方をしてたのね。

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    2026年09月03日
  • 悪夢工場

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    真っ赤な表紙がインパクト大の初見の作家さん。
    タイトル通りの悪夢感漂う作品ばかりだったけれど、真っ赤な悪夢というよりは淡い色合いでいつのまにか日常に入り込む悪夢というイメージ。
    文体が硬めなのかちょっと読みにくかったけれど日本のホラーとも違う不思議な感じ。ドーンと大きいことが起きるわけではないけれどヒタヒタとじっとり侵食される感じが好きな人には合いそうな作品。道化師の最後の祭りとか魔力が印象的だった。

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    2026年08月04日
  • もし血が流れれば イフ・イット・ブリーズ

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    前作の短編集の続編かと思いきや、1つは長編。しかも、過去作「メルセデス」での登場人物が活躍する。それ自体は懐かしくもあり楽しめたがミステリーとホラーの合わさったものが私には違和感あった。

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    2026年08月03日
  • ビリー・サマーズ 下

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    ネタバレ

    どうしてしまったのかキング。こんな陳腐なメロドラマに堕するようでは…

    ビリーが暗殺を終え、まんまと高層ビルを脱出するところまではとても面白い。ところが(そんなわけねえだろってくらいご都合主義な形で)アリスが登場して、もう、後は。
    そもそもキングは光と闇をジェットコースターで行き来するメロドラマ作家ではあって、でもそれは素晴らしく緻密で心を揺さぶるメロドラマだった。
    2つの物語を無理やりくっつけたみたい。アリスの物語はアリスの物語で独立していたらまだよかった。というか、それができるのがキングだったのでは。刑務所のリタヘイワースでアンディが脱出した後に女の子と出会うとか別に読みたくないわけで。

    この本は「書くことについて(小説作法)」にも登場して、そこからするとどうも本題は最後のアリスによるビリーの物語の改変と彼女の救済だったと思われるけど、それだって効果はイマイチ。アンダーザドームも女の子が不自然に出てきたような。映像化を狙ったのかなあ。

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    2026年07月28日
  • もし血が流れれば イフ・イット・ブリーズ

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    久しぶりのキング。分厚いなーと思いながらも、読み進まされ⁈、最後は叩き込まれるように夢中になってしまっていた。やられたわー。

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    2026年07月12日
  • フェアリー・テイル 下

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    ダークな感じだけではおさまらす、スプラッター感が強まってますますキングのおとぎ話だし引き込まれていくのだけれど・・・不安な予感は的中。収め方はこれでいいの?世の中コロナ禍でこれ以上悲惨な話など読みたくないだろう、元気を出してもらおうというキングのサービス精神はわかるのだけれどこういうのはなんだかなぁ。他の作品でも引っかかるところではあるのだけれど、自分の力では到底勝てる相手でない場合は銃で解決するし、おとぎばなし世界でも銃にはかなわない。一般の人でも銃は家のどこかにあるし、使ってもそんなに重くうけとめることはない。キングが銃社会を肯定しているとは思わないけれど、これが米国の常識的世界なんだろうか。悪い奴には銃にものを言わせればいいし、悪い国にはミサイルに物をいわせればいいんだね。そこにファンタジーはなくアメリカという国の成り立ちから由来する文化なのか。俺たちは妖精の国を見つけてもコンクリートで蓋をして秘密にしておけるくらい理性、節度をもっているから銃をもっていても「悪い奴ら」にしか使わないし、ミサイルをもっていても悪い国にしか使わないよ、核なんてもってのほかだよ。ラスボスが出てきたら使うけどね。って感じなのだな。そんなこと考えて読むなよってことなんだろうけど。フェアリー米国やフェアリー露国やフェアリー中国にとっての善の視点はどこにあるのかそーっと見てよう。こっち見るなよ。

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    2026年07月08日