白石朗のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ダークな感じだけではおさまらす、スプラッター感が強まってますますキングのおとぎ話だし引き込まれていくのだけれど・・・不安な予感は的中。収め方はこれでいいの?世の中コロナ禍でこれ以上悲惨な話など読みたくないだろう、元気を出してもらおうというキングのサービス精神はわかるのだけれどこういうのはなんだかなぁ。他の作品でも引っかかるところではあるのだけれど、自分の力では到底勝てる相手でない場合は銃で解決するし、おとぎばなし世界でも銃にはかなわない。一般の人でも銃は家のどこかにあるし、使ってもそんなに重くうけとめることはない。キングが銃社会を肯定しているとは思わないけれど、これが米国の常識的世界なんだろうか。悪い奴には銃にものを言わせればいいし、悪い国にはミサイルに物をいわせればいいんだね。そこにファンタジーはなくアメリカという国の成り立ちから由来する文化なのか。俺たちは妖精の国を見つけてもコンクリートで蓋をして秘密にしておけるくらい理性、節度をもっているから銃をもっていても「悪い奴ら」にしか使わないし、ミサイルをもっていても悪い国にしか使わないよ、核なんてもってのほかだよ。ラスボスが出てきたら使うけどね。って感じなのだな。そんなこと考えて読むなよってことなんだろうけど。フェアリー米国やフェアリー露国やフェアリー中国にとっての善の視点はどこにあるのかそーっと見てよう。こっち見るなよ。
-
Posted by ブクログ
ネタバレもし血が流れればは、ミスター・メルセデスと登場人物達が一緒のようで、シリーズを先に読んでおけばもっとよかったなぁと思った。
単体の作品としても十分に面白いと思うけど、多分もっと物語に奥行きが出るんだろうと想像。
それにしても、ミスター・メルセデス(これだけ既読)が推理ものだったのでスーパーナチュラルな話になってくるとは思ってなかった。
最終的にはあいつはやっつけられてよかった。あんなのが野放しになってると思うと怖くて眠れないからね。
ラットは、出だしのところでは、もし血が流れればに比べるとあまり面白そうに思えなかった。だけど、ラットとの取り引きあたりからぐんぐん物語が加速していって面白くなった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ作家デビュー50年記念出版作品。
1974年に「キャリー」でデビューしたそうだが、日本語訳の出版が1975年ということなので、50年記念といえばそうかもね。
物語の出だしでは少年と孤独な偏屈老人&老雌犬との友情ものかと思ったら、中盤以降に明らかになる老人の秘密がSF的なもので、おとぎ話の世界に入っていく序章だったとは恐れ入りました。
上巻後半からは異世界に入り込んでの冒険が始まりますが、タスクは下巻に続くという感じです。
完全に異世界ものなので身の回りで超常現象が起こるわけではないところはホラーミステリーサスペンスとは一線を画していると思います。
どっぷりファンタジーの世界に浸って楽しみたいと思います。