白石朗のレビュー一覧

  • 11/22/63(上)

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    2019年12月25日
    【いわた書店選書】
    物語の核心部分へはまだまだといったところ。無駄な描写が多い気がするが、伏線になってるのだろうか。

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    2022年03月27日
  • 11/22/63(上)

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    2011年から1958年にタイムスリップ。人種差別上等、公害たれ流し、いつでもどこでも喫煙、だけど食べ物は最高に美味しい時代。ルートビアをジョッキで飲みたい。
    メイン州デリーの、街全体が不気味で敵対的な感じがとてもキングぽいな、と思ったら他の作品にも登場する街だった。

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    2022年03月03日
  • 007/カジノ・ロワイヤル【白石朗訳】

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    007処女作。カジノでの緊張感溢れる、勝負シーンが読みどころだが、その後の展開は何とやら。次回作へ続ける感じを出したかったのか、ストーリー展開としては、ちょっとだれている感じもする。

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    2022年02月07日
  • 死んだら飛べる

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    ネタバレ

    スティーブン・キング編の飛行機を題材にした恐怖小説アンソロジー。
    当たり外れが大きいように感じたけど、訳文の読みにくさのせいかもしれない。
    中村融訳の作品は読んでて意味がとれないような箇所が結構多くて難儀したので、正直途中から雰囲気で読んだ。

    以下個別感想

    「貨物」★★★
    カルト宗教により毒殺された大量の子どもの死体を運ぶ貨物機の話。怖いというより物悲しい話。あまり面白くはないけど、最後の「あの子たちを外で遊ばせてやったんですか?」って台詞は良かった。

    「大空の恐怖」★
    コナン・ドイルの恐怖小説。まだ飛行機が登場して間もない頃の作品で、流石に時代を感じてピンとこない描写が多い。ダラダラし

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    2022年01月20日
  • マイル81 わるい夢たちのバザールI

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     原著2015年刊。収録作のそれぞれの初出は2009-2015年。『わるい夢たちのバザール』という原著を、邦訳では2巻に分けたようで、そのうちの1冊目に当たる。
     スティーヴン・キングの短編集だが必ずしもホラーではない、普通小説っぽいものも結構あるし、何と詩も入っている。どのジャンルにおいてもキングの語り口は健在で、本当にそれは比類無い「読ませる」マジックなのである。
     とはいえ、やはり私にとってはホラーっぽいもの、ないしスーパーナチュラルなものが良かった。本巻のなかでは「マイル81」「悪ガキ」「UR」が好きだ。
     各編の冒頭にキングのコメントが入っていて、これもなかなか興味深い。

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    2022年01月15日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    エドワード・ホッパーの絵をテーマにしたアンソロジー。著者によって作風が全く異なるが、ミステリ多めの17篇。

    〝キャロラインの話〟、〝海辺の部屋〟、〝夜のオフィスで〟が好み。
    ボッシュシリーズのマイクル・コナリー、ジェフリー・ディーヴァーやスティーブン・キングの短篇を読めたのもミステリ好きとしては嬉しい。

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    2022年01月06日
  • ファインダーズ・キーパーズ 下

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    献辞にもあるとおりケープフィアーなお礼参りもの。ただし悪役はひたすら狂った殺人鬼。
    話もシンプルで読みすすめやすいが、ねちっこさが物足りなかった。
    ミスターメルセデスはこれからドラマで見ます!

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    2022年01月02日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    エドワード・ホッパーという一人の画家が残した17の作品に対して別々の作家が絵から着想を得た話を展開する。作家による作風というのが現れるのがなかなか面白い。映写技師ヒーローが話としては面白かった。

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    2021年12月22日
  • マイル81 わるい夢たちのバザールI

    ネタバレ

    各短編へひとこと感想

    マイル81、それまでの描写に比べて終わり方があっさりし過ぎていて拍子抜けした。
    プレミアム・ハーモニー、ホラー要素なしと思っていなかったのでこちらもあれっと思いました。カーヴァーにインスパイアされたらしい。
    バットマンとロビン、激論を交わす、認知症の描写がリアルで、読後感がとても爽やか。好き。
    砂丘、オチのひねりが好きな人は好きかも。
    悪ガキ、キングらしい不滅の悪。アウトサイダーに繋がるテーマを感じた。
    死、もっと長いバージョンも読みたい。
    モラリティー、面白かったです。キング作品にたまに出てくる、勇気を持てなかった側の人間の哀れさが染みる。歳をとってこういう利用される側の悲哀も理

    #アガる #エモい #ドキドキハラハラ

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    2021年12月09日
  • ミスター・メルセデス 下

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    ネタバレ

    ハラハラしながら見れた。みんな死ぬかと思ったけど助かった。ジェイニー死んだのは悲しかった。ジェロームがいいキャラしてる。ホリーもいいね。まさか3部作だとは思わなかった。気が向いたら続編も読もうかな。

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    2021年09月29日
  • ジャパンタウン

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    ある夜、サンフランシスコの活気あふれるジャパンタウン近くで、一家全員が射殺される事件が起きた。
    サンフランシスコ市警は、現場に残された唯一の手がかりの解読をジム・ブローディに依頼する。
    それは血にまみれた紙片に記された一文字の漢字であった。
    ブローディもその手がかりを読み解くことができない。だが、同じものを以前にも見た覚えがあった
    ──4年前に妻が住宅火災で亡くなった現場で。
    アジアに広がる人脈と堪能な日本語を携えて、ブローディはあたかも完全犯罪のような事件の解決に乗り出す。
    それと同時に、妻の悲惨な死は、本当に単なる事故に過ぎなかったのかどうか探っていく。
    彼の捜査は、愛着のあ

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    2021年09月09日
  • マイル81 わるい夢たちのバザールI

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    ええ〜!?な車バックンとか、これホラーじゃないよね的なプレミアム・ハーモニーとかキングらしすぎたりらしくなかったりでなんだかモヤモヤするけどいろんな形の悪意、饒舌な前口上と相まってほんとにタチの悪い夢たちのバザール。

    ちょっと幻想的だけどちゃっかりオチのある砂丘が好き。
    モラリティーは考えさせられた。
    些細な悪だけど言い訳できない悪で、壊れて行く夫婦。超えてはいけないルビコンビーチは、ごく日常の側にあるのだ。

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    2021年08月12日
  • 怪奇日和

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    ネタバレ

    アメリカの社会問題や差別問題を取り入れつつ、いろんな登場人物たちが収束していく様とハラハラ感、オチのムナクソ悪さが最高だった『こめられた銃弾』が一番好きかな。
    『棘の雨』がそのつぎに好き。

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    2021年08月03日
  • ドクター・スリープ 上

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    スタンリー・キューブリックが映画の中で無表情な双子の姉妹やオノを持って暴れ回るジャック・ニコルソンの映像で話題を集めたホラー小説「シャイニング」の続編。題名から前編を想起しづらいので読んでいない人がいるかもしれないが、キングのファンなら外せない。同名タイトルの映画化もされており、ユアン・マクレガーの味のある演技やキングが思い描いたシーンの忠実な映像化も見る価値あり。

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    2021年08月01日
  • 11/22/63(下)

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    ディークの電話の叫びに所構わず泣きそうになった。どうしてもタイムトラベル、ケネディ暗殺をどう料理するのか意識して読んでたけど、キングの小説は人なんだと再確認しました。

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    2021年05月23日
  • 怪奇日和

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    ネタバレ

    邦訳タイトルは「怪奇日和」だが、収録4作品はどれもホラーと呼ぶ類のものではなく、ファンタジー、サスペンス、SFにミステリーといった趣き。
    「こめられた銃弾」はアメリカならではの銃問題が題材とされており、映像作品を観ているような気分で読み進めることができるが、あまりにも胸糞悪い結末になかなかの衝撃を受けた。
    不思議な雲を舞台に、1人の青年が来し方を振り返って見つめ直し、呪縛から卒業して再生を遂げていく物語である「雲島」は、爽やかな成長譚として気持ちの良い読後感を得ることができた。

    収録順(特に頭に持ってくる作品)については、これで良かったのかどうか、ちょっと微妙な気がしないでもない…。

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    2021年01月17日
  • 11/22/63(中)

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    ネタバレ

    長い。
    途中グダグダ感があったが、セイディーの元ダンナ乱入、セイディーの顔を、切り裂く。
    駆けつけたアンパースンが助けるが、最後は自分の首を切る。

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    2020年11月22日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    アメリカのホッパーの17枚の絵画にインスパイアされた物語を17人の作家が其々紡ぐと言うアンソロジー。一編が短いので、どこからでもすぐ読めるし、絵を見ながらどのように物語を膨らませるか、どんなストーリーになるか想像するのもワクワクする。一石三鳥くらいに楽しめた。

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    2020年11月12日
  • マイル81 わるい夢たちのバザールI

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    ま、キングの短編集だから、つまらないわけはないけれども。白石朗さん1編しか訳してないのか…うう。その1編『UR』はおもしろかったな。

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    2020年11月10日
  • ジャパンタウン

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    2020.10 日本が舞台だが、日本人作家とはやはり感覚が異なるのかバンバン人は死ぬし、スピード感もハンパない。
    翻訳も白石朗さんだし、さすがです。

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    2020年10月27日