講談社作品一覧
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-1975年5月~6月に、作家・生島治郎と著者が体験した「オリエント急行」によるイスタンブールからパリまでの旅の記録。ただし、著者が乗車したオリエント急行は、1982年から復活した豪華なものではなく、1977年に一度廃止される寸前のものですでに「出稼ぎ列車」となっていた。だが著者は、「楽しみは必ずしも快適さを意味しない」と分析しており、むしろ出会った難儀の数々こそが旅の収穫だったと断言。異色の旅行記 【解説:後藤正治】
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-1960年代末から始めた、ニューヨーク、トンガ、ヨーロッパと続いた、世界旅行の最後の地に著者が選んだのはブラジルだった。訪ね歩いたのは、アマゾンの奥地に暮らす人たちも含めた日本人移民一世たちである。彼らは「棄民」とまで呼ばれたが、現在、「血と涙と労苦と汗は、はっきりした形でむくわれつつある」という。そして「この国では、何かが大きくかわろうとしている」と記す。未来大国ブラジルの魅力が見えてくる一冊 【解説:後藤正治】
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-『ダ・カーポ』に連載(1984年~)された時事評論集。そのテーマは新聞の報道姿勢から傑作恋愛映画まで幅広いが、スタンスのブレは感じられない。『週刊新潮』の記事「選挙民も知らなかった帰化『韓国人』の『代議士』当選」について、「新井(将敬)氏の政治家としての資格を、とどのつまり、その出自によって否定した。この種の独りよがりや傲慢さが、ジャーナリズムの名を借りてまかり通る日本は、世界の田舎である」と切る 【解説:後藤正治】
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5.0東京オリンピックを間近に控えた1963年、東京下町で起きた「吉展ちゃん誘拐事件」の真相に追るノンフィクション。犯人を取り逃がした警察の失態と捜査の混乱、悲惨な結末を、優れた取材力をもとに描き出すが、著者の視線は犯人・小原保に注がれる。東北の貧しい村の五男として生まれた男が、上京し時計屋で職を得ながら、なぜ誘拐・殺人犯となったのか。丹念な取材と分析によって犯人の不幸な半生と時代背景を明らかにしていく 【解説:後藤正治】
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-著者がニューヨーク特派員を勤めた、読売新聞「最後の1年間」(1969年)にニューヨークで出会った人々をめぐるルポルタージュ。「高度経済成長の尖兵たちが夜ごと集まるバーでは嫋々たる演歌が流れ、ゴキブリのように日本人社会のおこぼれにあずかって放浪する若者たちは屈託なくアメリカン・ドリームを口にする」と断じるが、彼らは「私自身の投影でもあろう」とも書く。ニューヨークにいるからこそ見えてくる日本人の危うさ 【解説:後藤正治】
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-戦後まもなく、闇市が残っていた時代、渋谷を舞台に大暴れしたインテリヤクザがいた。安藤組の花形敬は腕一本でのしあがっていった男だ。その背景にあるのは、何もなかったところから、急速に復興していくエネルギー溢れる日本。花形は組長代理にまで押し上げられるが、やがて政界・財界とも結びついた暴力団に追い込まれ、東京の街にはビルが立っていく。わずか33年で人生を終えた「男」を通して描かれる活力に満ちた「戦後」 【解説:後藤正治】
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-16年間、読売新聞の記者をしてきた著者が、書いた新聞界の内情。政治家や役人、大企業に取り込まれる記者、派閥闘争に血道をあげる幹部、えげつない販売競争を繰り広げる新聞社・・。雑誌が「空前の売れ行き」のなか、新聞、記者の劣化が進んでいることを指摘する。その一方で、「新聞社が抱える内部矛盾を、だれよりも深刻に味わっているのは、他ならぬ彼らである」という視線も残す、OBだからこそ書ける新聞界・記者の苦悩 【解説:後藤正治】
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-≪日本を司る神姫≫。――それは、泣けば雨、怒れば雷、お気に入りは大流行――と、まさに日本そのものといっても過言ではない存在。ある日「新しい日本の神姫になりに来た」と現れたのは≪フランスを司る神姫≫のフランス子。その宣戦布告を受けて立つ気満々の日本子。お約束のように絶対的危機を迎える日本子。そんな奴が奇跡の勝利を獲得するべく、唯一の手段として手にしたのは――!?
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2.7俺、天崎陸登、通称リック。いくつもの異世界から勇者として召喚され、この聖剣で世界を救ってきた。今日も世界を救って学校に向かうと、屋上に謎の美少女が!? いくつかの誤解と勘違いで、彼女率いる「真生徒会」に入れられてしまった俺は、このアホな厨二病の集団に、どんどん巻き込まれていく。「我々をアニメにして、真生徒会への支持者を増やすのダ」――自称・勇者と厨二病少女たちのアホ日常全開物語、開幕!
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3.0魔界からの留学生を受け入れることになったモデル校に、魔界の姫・プラムルドがやってきた。クラスメイトは異様な殺気を放つ彼女に、いつ命を狙われるかと怯えて暮らす。だが本当は真の友達を欲して緊張しているのだった。それを知った光二は友達作りに協力しようとするのだが、彼女と対立する姫達も現れ、美女に囲まれ嬉しい半面、魔界の者達との恐怖の日々に! そんな中、プラムルドの部下達が人間に悪さをしていると聞く……。
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3.2引きこもりにして最強自宅警備員の一崎嶽人の前に現れた悪魔、メフィストフェレス小夜音。彼女は歴史上の偉大な聖人レベルくらいの価値がある獄人の魂を売買するために地上にやってきた。……が。“今の”嶽人の魂の価格は、なんと13円。初仕事がこれでは有名悪魔の孫娘の名が廃ると、小夜音と嶽人は魂の価格上昇をめざし共同作戦を開始!! おかしな同居生活を始めたが!?
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3.3正真正銘のお嬢様・高天原奈々は、光友学園へと転校してきた。校則でがんじらめの学園生活をおくってきた奈々にとって、「学校内民主主義」を掲げる光友学園は自由の象徴に思えたからだ。希望を胸に登校する途中、車が溝にはまって動けなくなったところを、一人の筋骨隆々の男性に助けられる。お礼も言えずにいたが、彼はクラスメートだった! しかも彼は、「カオス・生徒会」なる謎の組織に所属しているようで――。
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3.8「魔法」の存在が明らかになってから、約100年。人類は科学に匹敵する「力」として、魔法の研究にまい進した。しかし、魔法抑止物質「MISO」が発見されたことで、「魔法」は、特別なものではなくなり、ただの一技術として扱われることになった――。それはそれとして、魔法学校に通う高校生・八丁屋将太が朝、味噌汁を味わっているところに乱入してきたのは、魔法発祥の地・マジエールのお姫様で――。
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4.2不思議な住人達が暮らす妖怪アパートを立体で作成した建物ガイドと、登場メンバーの知られざるエピソードの数々を紹介。●各キャラの裏設定・サイドストーリー●立体造形で妖怪アパートを再現●その後の夕士と長谷、千晶を描いたショートストーリー●香月日輪スペシャルインタビュー ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
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2.0盗賊のカザは旅の道中、ハイペリオンの英雄フォングの遺骸と遭遇する。遺された手紙によると、彼は傭兵部隊を指揮することになっていたらしい。カザは英雄フォングに間違えられ、ただの盗賊だと言うに言えず傭兵団長に祭り上げられてしまう。しかし傭兵団のメンバーはダメ少女3人組だった!? 退くに退けないカザは3人を連れ、連邦軍の支配するジャコウ城塞の攻略に向かう!
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2.0勇気を出して告白し、豪快に砕け散った僕の前に突然現れたのは、パンツをはいていない金髪の美少女。彼女は「恐怖の大王」の魂を探している天使だと言う。けど、そんなことより早くパンツはいて! スカート、たくしあげないで!! そしてそんな僕たちを見下ろすもう一人の美少女。彼女はちゃんとはいている様子なので、ひと安心と思ったらおしりから生えているのは尻尾……え? キミは悪魔??
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3.0陽太は青春を謳歌するには彼女が必要だという不順な動機から、一目惚れした 梅山柚香先輩に惹かれて“雨乞い部”に入部することになった。雨乞いは重要な儀式であったが、今では立派なスポーツだ。部員不足の雲天橋高校では陽太もレギュラーとなり、強豪校が集う関東大会に参戦することに。「雨乞いが成功すれば先輩のシャツが透ける」ことだけを目論んでいた陽太が関東大会へ! 異色のスポコンラブコメディ!
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2.5カスカは通り魔に殺された…はずだったが、10年後、最強の魔術師になった妹のシオンによって蘇生された。6歳だったシオンはオマセな16歳。失った高校生活を妹と美しき男の娘と共に送るのだが、突如現れたエクソシスト修道女とゴーストバスター少女がカスカの存在を許さず、秩序を乱したシオンを殺そうとする。最強魔術師の妹の暴走は、どこまで行くのか!? 第1回講談社ラノベ文庫新人賞佳作受賞のオカルティックコメディ!
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5.0「復☆電書」企画にて、電子書籍で復刊! 夢と冒険いっぱいの、超能力学園ドラマ!! 後野まつりは、高校1年生。友人の新島栄は、かわいい子で、しかも超能力者だった。そこへ男まさりの美女、鷲橋蘭が転校してきた。学校の中で、超常現象が……。(講談社X文庫・1987年9月刊)
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4.2「復☆電書」企画にて、電子書籍で復刊! タロットの《魔法使い》に出会ったの――主人公・水元頼子は、タロットカ-ドの《魔法使い》に出会ってしまったために、他のタロットが起こす事件を解決したり戦ったりせねばならなくなってしまいます。「運命のタロット」シリーズ第1弾。第1回「復☆電書」読者リクエスト第1位作品。『《教皇》がiを説く 真・運命のタロット1』も同時配信。(講談社X文庫・1992年9月刊)
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3.2三田村黒犬、15歳。私立不可視高等学校に通い始めたばかりの高校生。そんな僕の特徴は――なぜか「ワルモノ」に襲われて、そこを「魔法少女」に助けられる、というもの。僕は常々、なぜこのような目にあうのか、考え続けていた。そんなある日、僕は先輩――長南雨衣佳と出会う。先輩は魔女を名乗り、僕のその体質の秘密を教えてくれるらしい。その代償は、先輩の計画を手伝うこと。その名前は「魔法少女絶滅計画」――?
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3.7俺の名はバズ。どんなお尋ね者でも土下座して許しを請う一流の魔法使いだ。今日もクエストをなんなくこなし、浴びるように酒を飲んで寝てしまったところで、とんでもない事件が!!――ない。ない! ない!! 財布、お宝、それどころかすべてが奪われてしまった。そう、魔法使いとして一番大切な力の根源。『童貞』も! 俺の「大切なモノ」を奪った犯人(きっと美人)を求め、最強の魔法使いだった俺は、旅に出る!
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3.9
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1.0「そうです! 私が日本子です!!」眩しいほどの笑顔で自己紹介する和装美少女・日本子。実はこいつ≪日本を司る神姫≫。――こいつがひと声泣けば豪雨、苦しめば雷、外に出ればちやほやされまくりの超人気者、浮かれりゃ景気も良くなり桜も咲き乱れる――そんなバカな!? しかも、24時間つきっきりでこいつの面倒をみろと!? それが俺、草薙鎮雄の日本の命運を握るという最大にして最悪の仕事なのだった。
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3.0「おまえはわらわの下僕なのじゃ!」蛍介の開いた本から飛び出したのは身長わずか20センチの自称美少女のお姫さま。小さいけれど乱暴なこのお姫さまに、蛍介は唇を奪われたばかりに主従契約を結ばれて、ドキドキハラハラの日常生活が始まった! お姫さまを取り返すべく襲いかかる様々な刺客! そして、蛍介は小人の国に殴り込みに? 愛があれば身長差なんて!? ちっちゃな姫が大活躍! 20センチの大冒険、開幕!!
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5.0僕には卜部美琴という「彼女」がいる。僕たちは誰にも言えない秘密があった。ある日、想い合っているカップルが持つと永遠に一緒にいられるという伝説のストラップの話を聞いた。そ、それはちょっとだけ欲しいかも!?やむなく卜部に内緒でアルバイトを始めることにしたのだが、そこへ卜部が現れて……!? 大ヒットコミック『謎の彼女X』が、描き下ろしイラスト満載で初のノベライズ!
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4.0「ぜひ一緒に仕事をしたい」TVプロデューサーの一言から、新たな挑戦は始まった。反響を呼んだイジメ・不登校生徒との出会いと再会、スタッフとの絆が深まった京都やアメリカでのバリアフリー視察、荒天の沖縄で決行したスキューバでの海底遺跡取材……サブキャスターとして奮闘した感動の記録、増補版。
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-わたし、高井慶子にカズトが「つきあってくれ」と声をかけてきたのは始業式の日。OKしておつきあいを始めて、まだ間もないんだけど、とっても気が合うんだ。ところが、私にそっくりの杉山さんって人が転校してきてから、カズトの様子が変なの。……どうやらカズトと杉山さんって、昔つきあってたみたい……。カズト、わたしを好きだって言ったのは、杉山さんに似てたから? 今はわたしのこと、どう思ってるの? ほんとうの気持ちを教えて!
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3.0わたし、菜摘。名門女子高校の1年生です。実はわたしのカレ、藤井耀司っていうんですけど、なんと今をときめくスーパーアイドル・ヨージなんです。もちろんわたしは耀司のことを、アイドルとか関係なく好きになったんだし、耀司もわたしのことを「オマエの前では普通の十九歳の男でいたい」って言ってくれる。でもやっぱり、アイドルしてるヨージってカッコ良すぎて、時々すご~く遠いカンジがするのよね。あたしたち、これからどうなるんだろ……?
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-我が桜山高校バスケット部の2年生エース・三上センパイと、その彼女の白石奈保美先輩。ベスト・カップルとして、みんなに認められてる、お似合いのふたりなんだ。いいなぁ~。わたし、小野川鞠絵。バスケ部の1年生。実は、わたし、三上センパイのことが好きなんです。恋人がいるって、わかっているクセして、好きになっちゃったんです。こんな気持ち、誰にも言えない。だけど、どうしても、諦められなくて……。
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-わたし、北野みちる。都立高校の2年生。けな気に1年半も想い続けている人がいるの。もう、待っていても時間の無駄だから、思い切って告白しちゃった。そしたら、簡単にうまくいって、おつき合いすることになったんだ。だけど、たった1ケ月でわたしから終わりにしてしまった恋。結局、逃げたことになるんだけど、今でもまだ好きで胸がチクチクするの。こんな、複雑な乙女心、わかって……。
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-わたし、典子。都内の女子校の2年生。「恋する乙女」のお年頃だというのに、右を見ても左を見ても女・女・女……。そこで、仲良し3人組で夏休みを利用して、「海の家」でバイトをすることになった。もちろん、下心あり。念願どおりカッコイイ男の子・ジュンと知り合って、おつき合いを始めたの。ところが、2学期が始まってからのジュンは、別人のように冷たいの。TELもない。ジュン、わたしたち、もしかして「ひと夏の恋」だったの?
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-わたし、工藤彩子。高校2年生。野球部の三島由紀矢くんに、今は片思い。だけど、強敵ライバルが……。とんでもなく、ヤな女なんだけど、男子の前では、女の子らしくてお嬢様タイプのかわいい子。こんな子に三島くんを取られてたまるもんですか!
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-わたし、上原香菜子。高校3年・受験生なんだけど、恋しちゃってます。その相手というのが、隣のクラスで、同じ予備校に通う、加藤太一くん。背は高く、顔もまぁまぁ、性格はヒョウキン、というモテるタイプの男の子。でも、お互い、もう気心知れちゃってて、しっかり「仲よし」の「お友だち」してるから、今さら素直に「好きです」なんて言えなくて……。ところが、親友のみどりも加藤くんを好きで、「協力して」なんて頼まれちゃってるの。いったい、どうしたらいいの、もう泣きたい気分!
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-わたし、佐藤鈴子……って自分の名前を言うのもやっとな、自分のこの内気すぎる性格、どうすれば直るんだろ? いつもいつも、たくさん言いたいことがあるのに、口に出そうとするとぜ~んぶ胸の中で消えてなくなっちゃうの。だけど新しいクラスで、すっごく素敵な友だちが出来たんだよ。礼子ちゃんや久美子ちゃんの勇気を少しずつもらって、わたし、新しい自分になれるかな。そして、いつか村上くんに、告白できるようになれるかな……。
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-ねぇ、こういう経験って、ない? わたし、木下涼子。高校2年生。今、毎朝同じ通学電車で、顔を見かけるだけの人に、すっかり一目惚れしちゃってるの……。彼はたぶん、大学生。やわらかそうなサラサラの髪に、涼しげな顔立ち。まるでファッションショーのモデルさんみたいにス・テ・キ。見ているだけでドキドキしちゃう。だけど、どうやったら、あの彼「朝の君」にこの想いが届くんだろう? ねぇ、お願いだから、わたしのこの熱い視線に早く気づいて……。
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-どこから読んでもクラシックが面白くなる本です。肩ヒジはらずに気楽にページをあけてください。クラシックは娯楽音楽なのです。昔の貴族が自分たちの楽団をつくり、ハイドンやモーツァルトに命じて演奏させたのです。愉快なイラストとアマチュアらしい古典音楽の楽しみ方が、ここにはいっぱいあります。
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4.5加賀百万石の大名の家柄を継ぐ、侯爵前田家の長女に生まれ、幼時を陸軍武官の父とロンドンで過ごす。四歳で帰国、女子学習院に入り、やがて思春期。恋愛と婚約、戦時下の父の死へと波乱の歳月は続く。明治以来の日本の皇室や旧華族など真の上流社会の人びとの興味ある内側を鮮かに綴る、女の愛の半生記。
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-歴史は時によって、その視野に意外な死角をもたらす。この視野狭窄は、動乱の時代であればあるほど、多様な疑惑や謎の深淵を残すことになる。戦国時代! その一見確からしき史実の裏に何が隠されているか。不明のまま置きざりにされた戦国史の闇に、著者は鋭い光を当てる。
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-“夫・父”不在の家庭で、いまなにが起きているか。転勤後にしのびよる妻の不安、子供の非行や老親の面倒などなど、自分自身の苦い体験を織りまぜながら、企業戦士の妻たちが抱える苦悩をていねいに掬いあげる。会社とは何か、家庭とは何か、転勤がもたらす深刻な実態を、鋭く問う注目のルポルタージュ!
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