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文藝 2026年秋季号
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【創作】 大前粟生「いつか、僕のしたことをきみに話せるだろうか」 作家仲間たちと公園で落ち合う深山。Iさんが最近は戦争のことばかり考えてしまうと言う。そして深山にもついに「その日」が訪れ――時代の生傷を照射する圧巻の日記文学。 金子薫「〇(まる)」 未解決事件の新展開を機に、自身の創作にひそむ妄想に取り憑かれた人形作家・宍戸。万物の球化を幻想し、生みだす手と殺める手が重なりかけた先で彼が出会う世界とは――。 日比野コレコ「ALL IS HONEY TO ALL」 建築学科生のしゅづきは、友だちの恋人で身長が3mの「六」と出会う。彼は金属製の竹馬のような装置を履き、まるで尖塔のようで――。奇想と日常が溶け合う青春短篇。 【特集1 失踪・家出・エスケープ】 ◎短篇 石田夏穂「私を某国に連れてって」 奥野紗世子「惑星と大銀杏」 木村友祐「握った手を放すかも」 相川英輔「丸洗い」 ◎短歌 穂村弘 選 “失踪”短歌10首 ◎ブックガイド 佐藤究・松永K三蔵・江南亜美子・駒田隼也・豊永浩平・杉江松恋・倉本さおり 作家・書評家7人による人生を揺さぶる「失踪」文学3選 ◎エッセイ・論考 島本理生「銀河鉄道には乗らない」 大森時生「thin たぬき」 いがらしみきお「リセット三題」 金川晋吾「いなくなって、戻ってくる父」 星野概念「星野狂セリ、みたいな」 森あらた「繰り返す、ニューノーマル」 村上靖彦「刑務所で出会ったAさんの逃走から教わる」 【特集2 AIは中原昌也を拡張できるか】 高橋源一郎「中原昌也と声帯AI中原昌也とオレ、エトセトラ」 高橋源一郎×中原昌也×宇川直宏「声帯AI中原昌也と未来の文学」 【紀行】 西加奈子「北米滞在記」 【第9回 日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール 受賞者決定!】 ◎審査評 星野智幸、オ・ヨンア、古川綾子 ◎受賞の言葉 中井優子 ◎課題作 キム・メラ 著、中井優子 訳「エコール」 【特別寄稿 戦争がふたたび日常になったこの時代に】 皆川博子「声」 辻真先「戦争が日常だった時代のぼく」 【連載】 師田史子・柳谷あゆみ・須藤輝彦「世界の路上から」vol.2 アフマド・サアダーウィー 著、柳谷あゆみ 訳「ムタナッビー通りから世界へ バグダード──痛みと語りの街」 北村薫「日もすがら、夢みつつ……」【第2回】 星野智幸×シン・ミナ 往復書簡「地球から半歩」【第3回】キム・ソキ、清水知佐子 訳 円城塔「ホモ・ネクロ」【第5回】 いとうせいこう「難民移民モノローグ」【モノローグ6】 岸政彦「犬は人生」【第6回】 岸本佐知子「尻 on fire 日記」【第6回】 文芸季評 水上文「たったひとり、私だけの部屋で 立場性と文学」2026年4月~6月 山本貴光「文芸的事象クロニクル」2026年3月~5月 第64回文藝賞応募規定 【書評】 皆川博子『ジンタルスRED AMBER』【評】石井千湖 町屋良平『IDOL』【評】笠井康平 八木詠美『アンチ・グッドモーニング』【評】土門蘭 遠野遥『吸血鬼』【評】河野真太郎 土門蘭『戦争と五人の女』【評】植本一子 松田いりの『ハッピー山』【評】原宿 荻世いをら『彼女のカロート』【評】山本莉会 J.D.サリンジャー 著、柴田元幸 訳『サリンジャー初期短篇全集』【評】佐藤友哉 著者一覧 次号予告・編集後記 -
レオン、ザ・ゴラッソ~スラム街編
ワールド・カップ優勝の夢を抱き、東南アジアにあるカヤオ国のスラム街ドリーム・ヒルズから、世界へと飛び立つサッカー少年、レオン・メンドーサの挫折と希望の物語。サッカーに夢を託した少年、レオン・メンドーサの物語の第一章「スラム街編」です。東南アジアのある国の、トタン板に囲まれたスラム街ドリーム・ヒルズに生まれ育った少年レオン・メンドーサ。未来のない貧困に囲まれながらも、ある日サッカーに出会い日本のジュニア・チームとの試合で蒲田平介コーチの目にとまります。スラム街の男の子レオンが自分のそしてスラム街の人たちの夢をサッカーに託し、小さな身体でたくましく歩み成長する、友情と挫折と希望の長編物語。東南アジアから日本、日本から欧州へと、サッカーの真なる「野生」の強さ、清々しさを纏る、レオンがたどるサッカーの旅路を皆さんと楽しめればと願っています。本作は「スラム街編」です。 -
キヅカナイ
名門高校で学力が常にトップクラスの明石圭太は、1年生の時、五十嵐マナと同じクラスになり次第に仲良くなっていく。 マナは毎日のように学校を遅刻し、授業中は居眠り、嫌な授業はバックれるような学力が学年でも最下位の落ちこぼれの生徒だった。 また、中学時代から圭太と一緒だったゆずきもマナと親しくなっていく。 そんな落ちこぼれのバカ女のマナが妊娠、不倫と次々に問題を起こしていく。 そして圭太は色んな災難に巻き込まれていく事に…… ※本作は卯月青澄の個人誌作品の電子書籍版となります。【145ページ】 -
カミングアウト〈新装版〉
第1回エキナカ書店大賞を 受賞した超名作! だれだって腹の底に秘密を抱えてるけど…。 読んであなたも、ストレスフリー! 『トッカン』『上流階級』『グランドシャ トー』の気鋭が贈る、すっきりエンタメ。 心の中に抱えた秘密。言ってしまったら取り 返しのつかなくなるような言葉。いまなら、言 える――。コインロッカーに衣装を預けて複数 人格で男に会う、17歳のJKさちみ。ロリィタ 服趣味をひた隠しにしつつそろそろ結婚もした い、29歳OLリョウコ。“それ”をカミングアウ トしたとき、自分は、周囲は、どう変わる? 第1回エキナカ書店大賞受賞、ストレスフリー のすっきりエンタメ! ――おもな登場人物―― ●さちみ…17歳の女子高校生。自力で稼いだ お金ではやく一人暮らしをしたい。 ●仁科リョウコ…29歳のOL。ロリィタ服趣 味を職場ではひた隠しにしている。 ●史緒…38歳の人妻。子育てが終わり、セッ クスレスに悩んでいる。 ●井原臣司…46歳の男性。独身のまま老いる ことに寂しさを覚えつつある。 ●初恵…63歳の主婦。横暴な夫に復讐を誓っ て日々を過ごしている。 -
かさなりあう人へ
あの日、光がふたりを包み込む―― 愛を失くした女と、過去の傷が癒えぬ男。 いくつもの出会いを経てめぐりあったふたりに、 夕暮れの空の一瞬のきらめきが、奇跡を起こす。 「あなた」に贈る、愛の物語 会計前の商品を手にスーパーの外に出た野々宮志乃は、警備員に声をかけられ、駐輪場にいた男に思わず「あなた」と呼びかけた。 彼の機転で夫婦を装い難を逃れた一週間後、夕暮れに染まる橋の上でふたりは再会する。 夫を亡くした志乃と、妻と別れた箱根勇。ともに見た不思議な光に深い絆を感じるが、過去の癒えぬ傷はふたりを臆病にさせ……。 折り重なる出会いの神秘を描いた恋愛小説。 -
荒寥地にて
人間の魂の内なる神とサタンの闘いの果てに現出する、荒寥たる大地。神の祈りの先にあるものは何かを苛烈に問う、現代の黙示録。(富岡幸一郎) コロンビアでの凄惨壮絶な一夜を契機として、主人公は自己の崩壊と再生の淵へと歩み入る。極限の快楽は精神を解体しつつ、なお贖罪への微かな道をも照らし出す。聖と俗、生と死、信仰と堕落が深く交錯するなか、地下鉄サリン事件の残響、阿佐ヶ谷で覚えた日常からの乖離、さらに旧友・因幡との思想的対峙が、現実と幻惑の境界を静かに揺るがしてゆく。魂の暗夜をくぐり抜け、救済の可能性を問いかける、重厚な問題作。 神の声が聞こえないところへ行ってはならない。 【目次】 第一章 境界の地へ ―コロンビアの夜― 第二章 変貌した日常 ―阿佐ヶ谷の流離い─ 第三章 キリストの手を拒むもの ―因幡― 第四章 ディオニソスの宴 ―狂える者たち― 第五章 荒寥の地平 ―もはや戻る道はなく― 第六章 サンパウロのホテル ―ピント― 参考文献 【著者】 朔良 魁良 朔良 魁良(さくら かいら) 1959年、秋田県大館市生まれ。現在、横浜市在住。 東北大学卒業後、企業に勤め、中南米地域長、関西支店長、参与、関連会社社長などを経験。 海外在住歴10年、訪れた国は80か国以上にのぼる。 本書が初の著作となる。 -
P+D BOOKS 睡蓮の午後
辻邦生がコクトーなどの小品をパロディ化。 ――私が文章という形式を〈水面〉のように光らせようと考えたのも、小説を、現実の重みから解放し、自由な想像力に従わせたいと思ったからでした。小説はそのほうがはるかに面白くなりうるからです。 この十二篇は、いわばその最初の意識化された試みです。その作品の模作の仕方は一つ一つ異っています。また作品の基本のムードも多様であるように努めました。(あとがきより)―― ピカソがヴェラスケスの絵画をもとにユニークな一作を残したように、トーマス・マン、ジャン・コクトー、シュトルム、ブシォールなどの小品12篇を、辻邦生が自由な発想で書き換えた実験的作品。 元になった作品が邦訳されていないものもあり、作者のオリジナル短篇集として楽しめる佳作。 -
我を忘れて俺に生きる。俺に生きる俺 我は忘れた。
誰が何と言おうと「自分を誉め讃える」作品だけをつくり続ける詩人の23冊目となる詩集は、文庫判としては初となるアルティメット・ベスト!! これまで発表してきた2000を超える作品の中から、過去の魚武詩集で読者から人気を集める詩、朗読ライヴでファンを熱狂させてきた詩など、魚武本人が選びぬいた133編を収録したベスト版! 唯一無二の生き様をもつ詩人の珠玉の詩が並ぶ1冊。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 -
後宮に星空の燃ゆ~濤国皇后冊立伝~
周静麗は許嫁のいる身でありながら、太子に嫁ぐよう突然命ぜられた。愚かな息子を心配した帝のたっての望みとあっては、受け入れるほかない。しかしこの国には、皇帝の男児を産んだ女は死を賜うという法がある。静麗は妃となるからには、かの悪法をなくそうと意気込むが、入宮して早々に自身の甘い考えを打ち砕かれることになる――。才能と美貌を兼ね備えた一人の姫が、国という巨大な存在に対して挑んだ戦いと友情の物語。 -
レッツゴー!まいぜんシスターズ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 YouTubeから生まれた小学生に大人気のキャラクター「まいぜんシスターズ」が小説になった!うさぎのぜんいちとかめのマイッキーが、巨大トイレでガチャをひいて、特殊能力を身につけながらかくれんぼしたり、メデューサから村を守るセキュリティを作ったり、チキンハンターから逃走したり……短いお話が3本も入ってるよ! 漢字にはふりがなつきで低学年から読めるよ。さあ、レッツゴーまいぜんシスターズ! -
月刊「潮」2026年8月号
月刊「潮」2026年8月号 主な内容 【特別企画】 暮らしと国のかたちを立て直す 円安と物価高を克服して日本経済が成長する道。 熊谷亮丸 “次世代への投資”を求める有権者の新たな姿。 橋本 努 安定的な皇位継承のために熟議を尽くせ。 河西秀哉 ナフサ不足――今そこにある生活と産業の危機。 境野春彦 【てい談】 私たちはなぜ「中道」から選挙に出たのか。 河野有里子 VS 反田麻理 VS 中原翔太 【特集】 原爆の記憶を次世代へつなぐ 被爆した医師として核兵器の「非人道性」を長崎から世界に訴える。 朝長万左男 「原爆投下候補地」から見る戦争体験者なき時代の“継承”。 鈴木裕貴 【連載】平成の回廊──創価学会と日本社会 平成の夜明け前――時代は「われら」から「ぼくら」へ。 與那覇 潤 「闇バイト」に巻き込まれない方法。 廣末 登 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 「火宅を出ずる道」篇 【人間探訪】 萩本欽一 失敗や挫折があっても「今は運を貯めてるんだ」と思ってきた。 鳥の言葉に耳を澄ませばこの世界はもっと面白い。 鈴木俊貴 井上尚弥 VS 中谷潤人観戦記 極限の攻防が紡いだ伝説――二人の魂が共鳴した至高の12R。 天野純希 【新連載小説】 明治大正カウガール 河崎秋子 【シリーズ】 ニッポンの問題点 激論!朝生40年 ド~する?!テレビとニュース番組。 渡辺宜嗣 VS 田原総一朗 【好評連載】 男の“変さ値” 秋山 仁 VS 鎌田 實/シルクロード 仏の道をゆく 西域南道 安部龍太郎/高島礼子の歴史と美を訪ねて 佐藤賢一 VS 高島礼子/世界への扉 三浦瑠麗/他 その他 -
親父の日記
父親の死後に残した日記。そこには家族が知らない真実がある。 父親の葬儀が終わり見つける日記。 そこには、父親として生き様が描かれていることもある。 『親父の日記』シリーズ1作目。 数十年、父親は競馬で稼いだお金で家族を養ってきた。そんな事実を知る息子。税理士である主人公は、勤めていた会社から普通に役員報酬を受け取っていたカラクリを知る。 【目次】 表紙 1.知られざる才能 奥付 【著者】 村上浩志 1962年生。実名は上田浩良。東京都渋谷区広尾在住。 1980年代から音楽業界の仕事を始める。 その後、音楽以外に広告や舞台制作の事業も。1990年代に、音楽プロダクション「株式会社アーティマージュ」を設立し、会長として本格的に音楽事業へ。「m-flo」など、CDアルバム販売累計100万を越すアーティストを輩出。 数年前に音楽業界を引退し、10代の頃からの作品100作ほどの小説をまとめ始める。 2022年、長編小説「最終小節のダルセーニョ」を出版発売。 -
三島梅花藻
詩人は体を売りながら姉の仇討ちを誓い、作家は自著の模倣殺人をほくそ笑んだ。被害者の髪で首を絞め、胸をえぐる犯人をマスコミはクロスキラーと呼び、犠牲者の淫らな側面を取り上げた。止まらない死の連鎖、メディアリンチが過熱するなか、事件を追う刑事は「三島梅花藻」を新宿で咲かせることを夢見ていた。 時を同じくして韓国でテロまがいの事件が起こる。ネット上で噂が飛び交い、被害にあった外資系企業を叩く声が上がった。カジノ開放とバカラ中毒、若者が自殺に走る風潮に、獄中から警鐘を鳴らす殺人鬼がいた。新宿の連続猟奇殺人とソウルの少女自爆、ネット民を取り込むテロ組織と新興マフィア、日韓を舞台に性と恨(ハン)に翻弄される男女が織りなす闇の群像劇。死神になった天使は誰に微笑むのか。 ※本作は八坂堂蓮の個人誌作品の電子書籍版となります。【149ページ】 -
パラノイド
十三歳の時、癌で入院して担当医に恋をした。 一目で恋には落ちなかった。だけど毎日会うし診察をしてくれる。声を掛けてくれる。気付いた時には前の自分が何を考えていたのかわからないぐらい立秋先生のことばかり考えていた。 年の差恋愛。 ※本作は善文杏南の個人誌作品の電子書籍版となります。【73ページ】 -
中国潜入作戦
中国政府が開発した新型極超音速ミサイルの発射実験で大爆発が起きる。惨事の責任をなすりつけるべく、開発計画を率いる中国軍の周昌将軍はプロジェクトの主任技術者である楊大猷博士をスケープゴートとして逮捕し投獄する。 一方、ミサイル実験の失敗を察知したアメリカ大統領ジョン・ライトは、オプ・センターのチェイス・ウィリアムズ長官に、中華系であるグレース・リー中尉による単独偵察任務を命じる。 だがチェイスには、グレースを独りで中国に派遣するつもりはさらさらなかった……。 -
5万枚のカルテを見た看護師が語る不可解なエビデンスに学ぶスキルとしての怪異―加速する世界と医療の個性化をつなぐ病院怪談―
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 病院には看護師だけが知っている「医学的エビデンスを超えた死ぬ瞬間命の選別」にまつわる語りがある 「不確実性」に直面する時代の中で生きのびる方法は「患者の最期から学んだエビデンスに基づく怪異」だった 「看護師だからこそ人から信頼を得て初めて聴くことができる話がある。医学や科学の知識で語る怪異はもっと魅力的だ」 岸本誠(都市ボーイズ) 本書は、怪談で語られることの多い幻聴、幻視、幻蝕、幻臭といったテーマを、解剖学を根拠に検証しながら、エビデンスでは語り切れない「医療現場で本当に起きたこと」「死のタイミング」「死ぬ瞬間」「命の選別」などのエピソードを語る。 また、著者の看護師としての実体験や患者とのエピソードを参考に、患者や医療者が抱える矛盾や弱さを基盤にした「後悔しない最期」についても模索する。さらに、AIによる社会の加速化やパンデミックや世界的な紛争などの不確実性に直面する私たちが、人間としての「弱さ」を抱えながらも、「エビデンスに基づく怪異」を活用し、しなやかに生きのびるスキルを提示する。精神科医・ラッパー・怪談師であるDr.マキダシ氏との対談「怪談師の精神科医ラッパーと看護師が語る 世界に舞い戻るための怪談とHIPHOP」も収録。 -
シグマフォースシリーズ⑰ ツァーリの蔵書 【上下合本版】
「決して眠りしものを決して目覚めさせてはならぬ、そこに赴いてはならぬ」 ──一七六四年、北極探検隊の墓碑銘より 世界を滅ぼす暗号がいま目覚める…… 歴史の闇に消えた「黄金の蔵書」と「失われた大陸」をめぐり、人類の攻防がいま始まる── 世界35カ国で翻訳、全世界累計2,000万部以上突破のベストセラー・シリーズ最新作! イヴァン雷帝が隠した伝説の書。 エカチェリーナ大帝が暗号に込めた警告。 モスクワでの爆破テロ、そして仲間の拉致── シグマは「第三のローマ」を掲げるロシア正教会の狂気と、 北極圏の地政学を根底から覆す「未知の脅威」に立ち向かう! 〈あらすじ〉 調査のためモスクワを訪れていたヴァチカンの考古学者が殺害された。彼が死の直前に送ったメールには古い書物のページの写真が添付されていた。メールを受け取ったシグマフォースはその写真がイヴァン雷帝によって隠された黄金の蔵書に関連していると判断し、隊員のグレイ・ピアースたちをモスクワに派遣する。エカチェリーナ大帝が仕掛けた謎の解明に取り組むグレイたちの前に、ロシアが第三のローマになるとの運命を信奉するアークエンジェル協会が立ちはだかる。さらにシグマとセイチャンにとっての宿敵ヴァーリャ・ミハイロフ率いるネオギルドも敵に加担する。シグマフォースの存亡をかけた争いはモスクワから極北の地に展開するが、その行く手には「驚異と恐怖」が待ち構えていた。 ◉科学的事実から──「新北極」を巡る資源と覇権の対立 気候変動による海氷の急速な融解は、米国海洋大気庁(NOAA)が「新北極」と呼ぶ劇的な変化をもたらした。これまで通行不能だった北西航路などの新航路が開かれ、海底資源へのアクセスが容易になったことで、北極圏は「搾取から保護された公海」から、国家間が衝突する「新たな冷戦の舞台」へと変貌した。 北極圏には、地球上の未発見石油・天然ガスの約4分の1が眠ると推定されるほか、電気自動車や再生可能エネルギーに不可欠なレアアースの宝庫でもある。その価値はロシアの領海に隣接する海域だけでも2兆ドルを超えると予測されている。この莫大な利権を背景に、ロシアは軍事拠点の再稼働や原子力砕氷船の配備を急ピッチで進め、北極点の海底への国旗設置など領有権の主張を強めている。また、北極圏に領土を持たない中国も「北極シルクロード」構想を掲げ、インフラ開発に巨額の投資を行なっている。現在、ロシアを中心として1兆ドル規模のプロジェクトが動く一方で、砕氷船の保有数で劣る西側諸国との戦力不均衡が顕著になっている。資源確保を巡る国家間の競争と軍事活動の活発化は、些細な誤解が全域の不安定化を招きかねない──「氷の火薬庫」とも言える危うい状況を生み出しているのだ。 -
まるでダメ男じゃん!
「トホホ男子」で読む、百年ちょっとの名作23選 トヨザキはダメ男小説が大好物なのです。ダメな気性の男がダメな言動を繰り返し、ダメな自分を更新し続ける様を遠くから見守る快感を発見して数十年。ついに、ダメ男をテーマにしたこのような本を上梓するに至った次第でございます。(本文より) 『坊っちゃん』『カラマーゾフの兄弟』『シャイニング』etc.etc.……ジコチュー型から尻軽タイプまで、数々の傑作小説に登場する「ダメ男」たち。不朽の名作に、こんな楽しみ方があったとは! *ないない尽くしのダメ男/フローベール『ボヴァリー夫人』 *橋田壽賀子ドラマもまっ青なダメ男見本市/ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』 *ガリ勉型世間知レベル0のダメ男/森鴎外『舞姫』 *今回のまるでダメ男は意外なあの人/ジュール・ルナール『にんじん』 *ライトモチーフ(繰り返し)型のダメ男/トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』 *子供っぽいジコチュー型のダメ男/夏目漱石『坊っちゃん』 *自分の気持ちに正直すぎるダメ男/岩野泡鳴『毒薬を飲む女』 *偽善的なダメ男/島崎藤村『新生』 *気がつかない星人型のダメ男/近松秋江『黒髪』『狂乱』『霜凍る宵』 *夢みる夢男でダメ男/フィッツジェラルド『グレート・ギャッツビー』 ほか ●豊崎由美(とよざき・ゆみ) 1961年、愛知県生まれのライター、書評家。共著は大森望との『文学賞メッタ斬り!』(ちくま文庫)シリーズ、岡野宏文との『百年の誤読』(ちくま文庫)、栗原裕一郎との『石原慎太郎を読んでみた』(中公文庫)、広瀬大志との『カッコよくなきゃポエムじゃない! 萌える現代詩入門』(思潮社)など。単著は『勝てる読書』(河出書房新社)、『ガタスタ屋の矜持』(本の雑誌社)、『まるでダメ男じゃん!』(筑摩書房)、『時評書評』(教育評論社)、『どうかしてました』(ホーム社)など。 -
銀河ファンタジー 虫喰の森 天の川銀河編
銀河の中心で、希望が試される。 少年・少女の分身が挑む、戦いと大冒険。 立ちはだかるのは、黒い魔法使い――そして、オリュンポスの神々。 “異次元世界”虫喰の森から始まる、壮大なファンタジー小説。 如月博士とホワイト博士の分身であるヒカルとリサ。二人が虫喰の森の仲間となり、地球に帰還してから14年の月日が流れていた。 あるとき、博士たちはダーク配下のゼウスに拉致されてしまう……。彼らを救出すべく、虫喰の森の仲間たちは新たな冒険の旅へと乗り出す。 ダークの目的とは何か?銀河の文明を壊滅へと導く、ダークの究極ミッションが、いま始まろうとしていた――。 「あたしも覚悟はできてる。絶対にパパとママを助けるわ」 -
公園のベンチと名もなき猫 足元から見上げる人間たちの小さな奇跡
「人間というのは、実に奇妙で不器用な生き物だ。」 公園の片隅から、一匹の白黒の野良猫が、愛おしくも不器用な私たちの日常を静かに見つめています。 本書は、地方都市の「さくらヶ丘公園」を舞台に、名もなき野良猫の視点から描かれる温かな連作短編集です。 過去を悔やむ男、子育てに疲れた母親、夢を諦めかけた青年など、悩みを抱える人々が、気まぐれな猫との小さな触れ合いを通じて、固まった心を優しく解きほぐされていきます。四季折々の美しい情景描写とともに、不器用な人間たちの小さな奇跡が優しく紡がれます。 猫の温かな眼差しを通して描かれる物語は、忙しい日々に追われ、大切なことを見失いかけているあなたの心に深く染み渡ります。 読んだ後には、いつもの帰り道や身近な景色が少しだけ違って見え、心にじんわりとした温かさと救いが広がるのを感じられるはずです。 ■こんな方におすすめ ・日々の忙しさに少し疲れ、心が温まる癒やしを求めている方 ・猫が大好きで、猫の視点から人間模様を描いた小説を読みたい方 ・一歩前に踏み出す勇気や、優しい感動を味わいたい方 風のように気まぐれな猫が運んでくる、優しくて愛おしい「奇跡の瞬間」に、あなたもそっと立ち会ってみませんか? -
あと5分だけ、きみと。 特別でない日常の、10の恋の短編集
「あと5分だけ――。」 日常の何気ない瞬間に隠された、ささやかな10編の恋愛ストーリー。 本書は、雨の日の相合傘や深夜のコンビニ、屋上で分け合うイヤホンなど、私たちのすぐそばにある「きゅんとする瞬間」を切り取った特別な10篇の恋愛短編集です。どこから読んでも心がじんわりと温まり、どこか懐かしく、愛おしい感情が胸いっぱいに広がります。 1話あたり約5分で読めるため、忙しい日々の隙間時間にもお勧め。読み終えた後には、いつもの見慣れた景色がいつもより少しだけ明るく、輝いて感じられるはずです。 【こんな方におすすめ】 ・忙しい日々に、ほっと息がつける優しいときめきを求めている方 ・朝の通勤・通学時間や、就寝前のひとときにサクッと読める小説を探している方 ・初恋のドキドキや片想いの切なさをもう一度味わいたい方 ※本書は、『あと5分だけ、きみと 5分で読める、心温まる10の恋物語』の修正版です。 -
水上勉電子全集 第3巻 小説3 『海の葬祭』『飢餓海峡』の時代
1962(昭和37)年9月から1964(昭和39)年3月までの1年6ヵ月のあいだに刊行された単行本10冊から計24作を収録。このうち、22作はすべて全集初収録となる。 本巻には、1962(昭和37)年9月から1964(昭和39)年3月までの1年6ヵ月のあいだに刊行された水上勉の単行本10冊から、長篇7作、短篇17作、計24作を収録。このうち、生前に刊行された『水上勉全集』全26巻(中央公論社/1976年6月~1987年11月)および『新編水上勉全集』全16巻(中央公論社/1995年10月~1997年1月)に収録されたのは『飢餓海峡』と「鴉の穴」(単行本『盲目』に収録)のみであり、ほか22作はすべて全集初収録となる。 1961年3月に「別冊文藝春秋」に発表した「雁の寺」で第45回直木賞を受賞した水上は一気に執筆量が増え、「直木賞を受けて以来いまや絶好調 月産一二〇〇枚の記録を持つ」とも評されるような状態になり、文壇の寵児となる。1962年9月時点では、「オール讀物」に「オリエントの塔」を、「週刊女性」に「薔薇海溝」を、「週刊朝日」に「飢餓海峡」を、「週刊文春」に「蒼い実験室」シリーズを、「大阪新聞」夕刊に「死火山系」を連載。また本巻には収録していないが「文芸朝日」に「告白・水上勉」を、「高校進学」に「燃えよダイヤモンド」を連載しており、新聞一本、週刊誌三本、月刊誌3本の連載に加えて、隔月刊の「小説中央公論」にも「放浪歌」を連載していたほか、名作「五番町夕霧楼」を「別冊文藝春秋」に発表しており、質量ともにその創作は最高潮を迎えた。 ※この作品はカラーが含まれます。 -
東西線怪談
地下鉄東西線沿いの不思議な話・怖い話 中野から西船橋に至る街が舞台のご当地怪談集 都心のオフィス街・学生街を横断しながら、城東下町や東京ベイエリアを駆け抜ける東西線の街々に隠された怪異譚を、ゆかりある作家・怪談師・芸人が総力取材! ・怪奇!若い男性の●●を集めて回る怪人が終電に現れる「狂気の善意は極致の性癖」(中野) ・呪物コレクター宅で起きた不気味な現象とは「まなみ」(門前仲町) ・関係者が次々と早世する恐ろしいビルの秘密「二十三」(大手町) ・フェンスの穴から異界に迷いこむ異次元スポット「神社の迷い道」(西船橋) ・車窓から見えるマンションに棲む異形の姿「窓と窓」(浦安) ・霊道が部屋の中に…。某神社の参道前に立つ家の事情「ディス」(東陽町) ・某コンビニ前の壁際で目撃した小さな透明人間「誰も知らない隠された一族」(神楽坂・飯田橋) ・車道を歩く不自然な人影を見ると…「サイドミラーに映る」(南砂町) ・亡くなった常連客が現れる居酒屋「西葛西の取材② 確かにいた」(西葛西) ・異次元へと繋がる場所で起きた怪事「パラレルワールドの境界線、異次元公園」(早稲田) ・駅の雑踏にまぎれて歩き回る人形「人形はそこにいる」(飯田橋) ・江戸川へ釣りに訪れた折に目撃した、この世ならざる異形「ハゼ」(行徳) ・取材で訪れた店で次々と語られる体験談と店に存在する妖「スナック怪談」(茅場町) ・駅前の待ち合わせ場所に出る血みどろの死霊「ロータリー」(高田馬場) ・共著者の実体験!居住すると次々とコンビが解散する厭な芸人シェアハウスに潜むものとは…「住んだら終わり芸死の家」(高田馬場) ――など全駅収録。 -
おん 土俗奇譚
その土地に古くから根ざす習俗や信仰。 それらにまつわる奇妙な話を蒐集した、土地・神・人の怪奇取材録! 北陸地方のある山の中腹に石造りの祠があり、●(おん)というものが祀られている。 ●(おん)には本来、漢字のような文字をあてるのだが、 その文字は人のために作られたものではなく、 「おん」と口にするのは許されていても、文字として記すのは禁忌とされていた。 人がその文字を軽々しく用いると、大きな禍いを呼び寄せる……と。 ――「●(おん)」より 日本各地に残る土着の信仰と風習。 そこには恐ろしい謂れや背景が隠されていることがある。 山や川、海や風に宿るモノ。神。人は禁忌をもってそれらと契約を交わし、共存する道を選んできた。 その均衡が崩れる時、禍々しき何かが起きる……。 吉凶を運ぶ二つの風。山林を伐採し風の流れを変えた代償は…「祝い風・悼み風」 手加減を知らぬ子供の神が祀られた神社。願いは必ず叶うのだが…「ツヅラサマ」 土地の主である蛇を殺した祟り…「十尺蛇」 厄を引き受け、やがて厄を操るようになった家筋の集落…「溜まるところ」 土の下から迎えにくるモノ。見たものは強烈な喉の渇きを訴え…「土巫子」 他、24話収録。 -
カラスに似た足指
父を看取り、私の身体に刻まれた記憶を辿る。 祖父が案じ、私から次男へと引き継がれた、カラスに似た足指。 懐かしさに手を伸ばしたあの日から、 穏やかなはずの日常が、静かに「すべり」始める。 希望は卑しい者の言葉であると考えさせられる。——建築家・石山修武 あらすじ 郊外で家族と暮らす「私」は、次男の足指に自分と同じ「歪み」を見つける。大陸から引き揚げ、土建屋として生きた父。その最期を看取り、ある懐かしさから、「私」はかつて暮らした町に向かう。そこで投函した一通の手紙。しかし、郷愁は、思いもよらぬ事件へと「私」を連れ去っていく――。 世代を超えて流れる血と、一瞬で姿を変える日常。「私」は、祖父が案じていた「歪み」のある足指に語りかけるように、かつてあったものを、ひとつずつ拾っていく。 【目次】 カラスに似た足指 【著者】 宮本浩典 1969年5月岡山県生まれ。 早稲田大学理工学部建築学科卒業。家庭教師。 郊外の風景と父を看取る日々をもとに、小説『カラスに似た足指』を書く。 -
大草原のアイラとロゼ
一人ぽっちのアイラが、ロゼの影響で、少しづつ変わっていくなかで、変われなかった時には、ロゼは、アイラを死の世界に誘ってしまうのか…? ※本作は水花光里の個人誌作品の電子書籍版となります。【42ページ】 -
ドランクチェンジ
歌舞伎町の中心に「クリーンな歓楽街のニューシンボル」という触れ込みのタワーがそびえ、カジノリゾートの噂が立った。タワーのオーナーはパチンコが稼ぎ頭の在日コリアン企業。建設は着々と進み、警察は防犯カメラを街筋に張り巡らせた。その狭間で不正な管理社会を憂うカオスが産声を上げていた。最初に姿を消したのは、風俗を生業とする美女だった。失踪が相次ぎ、「ビッチ狩り」と巷で囁かれた。 キャバ嬢の頃に培った黒い人脈を活かし、新宿で解決屋をする冠木果子が愛犬パト・ラッシュと修羅場を駆けずり回る第一弾。ホストにはめられたナースのありがちな依頼に始まり、濃密な三角関係にある暴力団――コリアン企業――警視庁の思惑が渦巻くテロ事件に巻き込まれていく。誰が美女をさらい、ドランク・チェンジしたのか。 第十四回文庫小説賞 大賞作品 ドランク・チェンジ 八坂堂蓮 ※本作は八坂堂蓮の個人誌作品の電子書籍版となります。【118ページ】 -
伯爵令嬢(男の娘)
男だが普段は伯爵令嬢として生活しているローゼ。国王の誕生祭で初恋の相手であり、王子のヴァルドと再会した。そこに響き渡る女性の悲鳴。一体何があったのか? BLミステリー。 ※本作ははやしかわともえの個人誌作品の電子書籍版となります。【20ページ】 -
辻邦生電子全集 10巻 新聞連載 『雲の宴』『時の扉』ほか
新聞連載小説『時の扉』『雲の宴』『光の大地』に、信濃毎日新聞への連載コラムを纏めた『辻邦生が見た20世紀末』、時事関連エッセイ19作を収録。 『時の扉』は辻邦生初の新聞小説で、「毎日新聞」に1976年2月25日~1977年2月26日にかけて全300回連載された作品。北海道の町から、一転してシリアに舞台を移し、暗い過去をもつ男女のドラマと、かの地での出来事を絡ませて描かれている。 『雲の宴』は「時の扉」の8年後、「朝日新聞」に1985年9月7日~1987年1月17日に渡って全487回連載された長篇。ミッテラン大統領当選に沸くパリの夜から始まって、東欧、そしてアフリカと、政治的陰謀と愛の物語が展開される。 『光の台地』は「毎日新聞」にて1995年10月1日~1996年3月13日の期間、辻最後の新聞小説として、タヒチのリゾートでのカルト教団と一人の女性の物語を綴っている。 また、辻の晩年、亡くなる直前まで約10年間(1990年8月3日~1999年7月23日)に「信濃毎日新聞」夕刊に連載されたコラム(全433回)は、没後に『辻邦生の見た20世紀末』として纏められた。さらに時事関連および新聞連載関連エッセイ19作品も併せて収録している。 解説は、フランス文学者で東京大学名誉教授・野崎歓氏が担当。付録として創作メモ、自筆原稿等を収録。 ※この作品はカラーが含まれます。 -
現代ユウモア全集 20巻 『哄笑極樂』 吉岡鳥平
僅か39歳で亡くなった異才の漫画家・吉岡鳥平、唯一の「漫文集」。旺盛な観察力と軽妙な語り口が光る全18篇を収録。 明治・大正・昭和初期を駆け抜け、僅か39歳で亡くなった異才の漫画家・吉岡鳥平、唯一の「漫文集」。東京美術学校(現・東京芸術大学)で西洋画を学びながら、在学中から「東京パック」「講談倶楽部」などに漫画を描き、卒業後は東京と大阪を舞台に新聞漫画家として活躍。「関西漫画会」の結成に関与したり、正岡容や大泉黒石、江戸川乱歩ら文化人との交流も深く、酒と騒ぎを愛する“お祭り博士”としても知られた人物。 本巻には、自叙伝から漫画、漫文、落語、笑話、探訪記事まで、旺盛な観察力と軽妙な語り口が光る、全18篇が並ぶ。「漫画家の自叙伝」では、仙台での青春時代の騒動をユーモラスに描き、「戀の雪達磨」「牽牛織女」などの短篇では、恋愛や結婚生活を風刺的に切り取る。 特に「同行二人大阪見物」「大大阪市民読本」「大阪妖怪探訪」の大阪時代を背景にした一連の作品群では、昭和初期の大阪の街並み、芸能、庶民の暮らしが生き生きと描かれ、極めて貴重な資料。さらに「萬歳四景」は、漫才成立前夜の「高級萬歳」を描き、大阪において[萬歳]が[漫才]になる過程での重要な作品ともなっている。 発刊当時の旧字体総ルビに加えて、より読みやすくした新字体バージョンも新たに追加収録している。解説文は日本のユーモア文学研究の第一人者・浦 和男。付録には、外箱や表紙や裏表紙など、当時の貴重な資料も収録する。 (電子版 2026年6月26日配信開始) -
夫婦別姓刑事
秋元康 企画・原案!! 佐藤二朗・橋本愛W主演で話題沸騰!! フジテレビ系火曜よる9時放送ドラマ「夫婦別姓刑事」 絆と秘密を抱えた名バディ夫婦別姓刑事が難事件に挑む―― 新感覚コメディ×本格ミステリ刑事ドラマを完全小説化! 東京・中野区にある沼袋警察署。 その刑事課に所属する四方田誠と鈴木明日香は、抜群のコンビネーションで事件を解決していく名バディ刑事だ。 しかし、ふたりには誰にも言えない秘密があった。それはふたりが夫婦であること。 警察には「夫婦は同じ部署に所属してはならない」という暗黙のルールが存在し、それが明るみに出ればどちらかが刑事課を追われることに。 刑事でありつづけるため、出した結論は「夫婦であることを隠す」こと。 夫婦を隠して別姓のままバディを組んでいる刑事――「夫婦別姓刑事」として、ふたりはとある連続殺人事件に挑んでいく――! -
龍の皇子は封気の姫にくちづける
父と異母姉に虐げられる小国の姫・砂苓が出会ったのは、龍華国の凜々しい皇子・龍誠。強大すぎる《気》を制御できず皇位争いに苦戦する龍誠と、ふれた者の《気》を吸う砂苓はある取引を交わし、妃候補として迎えられることに。 「このままずっとそなたにふれていたくなる」 単なる契約としてのふれ合いのはずが、いつしか互いに心惹かれはじめる二人。一方、後宮では刃傷事件が勃発。皇位継承を争う陰謀に巻き込まれた二人にさらなる試練が襲いかかり――!? 【登場人物】 ・砂苓(さりょう) ふれた相手の《気》を吸う、希少な『封気の力』を持つ小国の姫。父に売られかけたところを、龍誠に救われる。 ・龍誠(りゅうせい) 龍華国の第一皇子。《気》の力が強すぎるため、制御が危ういことを悩んでいる。心優しく正義感がある青年。 -
灰の王
『このミス』1位作家最高傑作! 2026年英国推理作家協会(CWA)賞スティール・ダガー受賞! すべてを灼き尽くす―― 成功の頂から裏社会へ引きずり込まれた男の苛烈な死闘。 投資会社のCEOとして輝かしい成功を収めるローマン。父が事故に遭い昏睡状態と報された彼は、ヴァージニアの寂れた町で火葬場を営む実家に舞い戻った。じつはギャングとトラブルを起こした弟への“見せしめ”で父が襲われたと知り、ローマンは明晰な頭脳と知略を武器に事態の収拾に乗り出すが、容赦なく暴力の支配する世界に引きずり落とされ、復讐のため自らの手を血に染めていく――。解説:杉江松恋 -
ベル・エポックへようこそ~アンティークに秘められた謎~
一話完結の連作ミステリー。 大学生の片瀬恭介は、近所にあるアンティークショップ、「ベル・エポック」でアルバイトをする事になった。恭介は店主の並木香代子と一緒に、アンティークにまつわる謎を解いていく事になるが……。一話完結の連作ミステリー。 【目次】 第一話 盗まれた花瓶 第二話青い宝石 第三話 ミルク色のブローチ 第四話 恋のネックレス 第五話 愚者の贈り物 第六話 天然石のカフリンクス 第七話 メッセージ・ジュエリー エピローグ ネックレスのひとり言 【著者】 宮川葵衣 映画の脚本コンクールに入賞後、映画、ドラマの企画制作の仕事を続けながら、東京の小説教室で学ぶ。ミステリー小説「コールセンターの殺人」で作家デビュー。 -
帝国の死角(第一部/第二部 合本)
日本推理史上空前の奇想! 『獄門島』『点と線』と並ぶ「日本推理小説ベストスリー」(大内茂男)と称された伝奇超大作。 長年、著者の「裏ベストワン」として復刊を待望された代表作が、スピンオフ短篇「日本人とユダヤ人」を初めて併録した〈完全版〉としてついに登場。 第一部『天皇の密使』と第二部『神々の黄昏』の合本版。 【第一部 天皇の密使】 わたし(高木彬光)が入手した「鈴木文書」。 そこには大戦中に欧州で秘匿された闇資金の手がかりが……。 〈解説〉中島河太郎 【第二部 神々の黄昏】 鈴木高徳少将の息子・二郎は戦後、日本の出版社に勤めていた。 スイス銀行に秘匿されているという父の遺産20億ドルをめぐり、彼に次々と事件が……。 怪しい新興宗教! 零落した博覧強記の作家! 遺産を狙いつきまとう男たち! そしてすべての事件が解決した後、明らかになるのは……。 戦後ミステリ界の鬼才がワーグナー『ニーベルングの指環』に材をとった、 破格の構成が一読忘れがたい日本推理史上に残る大・怪・作! 〈解説〉新保博久 -
ドストエフスキー全短篇(Ⅰ・Ⅱ合本)
数々の長篇で有名なドストエフスキーは、短篇の名手でもあった。 デビュー直後の「プロハルチン氏」から晩年の『作家の日記』掲載作まで、19篇を集成。 【収録作品】 プロハルチン氏(1846) 九通の手紙に盛られた小説(1847) 人妻と寝台の下の夫(1848) 弱い心(1848) ポルズンコフ(1848) 正直な泥棒(1848) クリスマスツリーと結婚式(1848) 白夜(1848) 初恋(1849) いやな話(1862) 鰐(1865) ボボーク(1873) キリストのヨルカに召されし少年(1876) 百姓マレイ(1876) 百歳の老婆(1876) 宣告(1876) おとなしい女(1876) おかしな人間の夢(1877) 現代小説から取った暴露小説のプラン(1877) 〈訳者解説〉米川正夫 〈解説〉江川卓 -
青龍と水の花嫁
【電子版巻末には芹田ジョン先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 特殊な水の能力が宿る一族に無能として生まれた少女・鞠(まり)。 家族に虐げられた末、贄として湖へ沈められ、死を覚悟した彼女が辿り着いたのは、青龍が統べる静かで穏やかな世界だった。 「愛を知れ。他者を愛し、愛される喜びを知れ」 不器用ながらも寄り添う青龍の姿に触れ、鞠は初めて愛される意味を知っていく。 一方、何故家族から愛してもらえなかったのか、過去の思いも捨てきれず――。 青い桜が舞い散る龍神の国で様々な愛のかたちと恋に出会う和風ロマンスファンタジー。 -
預言者
カリール・ジブラン(1883~1931)は、レバノン北部のブシャーレに生まれた詩人・思想家・画家です。12歳のとき、母と兄妹とともにボストンへ移住し、若くして文学と美術の才能をあらわしました。青年期にはレバノンでアラビア文学を学び、その後はパリで絵画を学ぶなど、東西の文化に深く触れます。彼はアラビア語と英語の両方で作品を書き、詩、散文、寓話を通して、人間の愛、自由、魂の成長、神とのつながりなどを美しい言葉で表現しました。 1923年に出版された代表作『預言者』は、人生や愛、労働、自由などについての深い洞察を語る名作で、100以上の言語で1億人以上に読まれていると言われており、特に刊行国アメリカでは、大統領や世界的なアーティストらも彼のファンであることを公言し、今も大勢の人に愛されています。ジブランの言葉は、宗教や文化の違いを越えて、多くの人々の心に希望と静かな光を与え続けているのです。 アラビアの生んだ天才による、20世紀で最も読まれた書籍の1冊でありながら、日本では情報も邦訳作品も少なく、あまり知られていない不思議な人物、カリール・ジブラン。 その代表作『預言者』が、長年ジブランを愛読してきた山川紘矢氏・山川亜希子氏の翻訳により、新たな生命を得たのが本書です。 飾り気がないのに深く心の襞に入りこんでくるような体験は、読後再びページを手繰らせ、そして心に種が植わったことを感じさせます。 原書:THE PROPHET by Kahlil Gibran (ジブランのアラビア語名の英字表記はJubran Khalil Jubran/ジブラーン・ハリール・ジブラーンだが、彼は英語の作品にはKahlil Gibran/カリール・ジブラン名義を用いた) -
すべては、嘘から始まった
愛と嘘が交差する。愛と欺瞞のサスペンスミステリー。 高校時代の同窓会をきっかけに、止まっていたはずの時間が再び動き出す。 主人公・立花隼人は、婚約を控えたある日、罪悪感とともに記憶に残り続けていた同級生・佐藤亜由美へ連絡を取る。8年ぶりに再会した彼女は、誰もが知る人気女優へと変貌していた。しかしその再会は、過去に封じ込められていた“ある事件”の記憶を呼び覚ます。 高校時代、同級生の死を巡って囁かれた数々の疑惑。毒物、消えた真相、そして交錯する嘘と想い。あの頃、何が起きていたのか。 現在と過去が交錯するなかで、隼人と亜由美、そして彼らを取り巻く人々の関係は少しずつ歪みを露わにしていく。守りたかったもの、手放してしまったもの、そして今も胸に残り続ける後悔。真実に近づくほどに、見えてくるのは残酷な現実か、それとも救いなのか。 恋愛、友情、嫉妬、裏切り。誰もが抱える心の傷と向き合いながら、過去の事件の真相に迫る青春サスペンス。 -
アクマペイ ムダづかいは絶望のはじまり!? お支払いはきみたちの命です
この「アクマペイ」は、好きなものを好きなだけ買うことのできる魔法のようなアプリでございますです。・・・・・・ただし、使ったあとにどうなっても、すべてあなた様の責任ですけれど・・・・・・ね。おこづかいが少ない小学6年生・スバルは、「何でも買える」アプリ〈アクマペイ〉を手に入れ、友達とぜいたく三昧の日々を過ごす。しかし! 実はそれは悪魔が仕組んだ罠で、後から超高額な請求と引きかえに体を奪われる契約が隠されていた・・・!! 支払いを断ったスバルたちは、悪魔・ばくちぃに連れさられ、“命を賭けたゲーム”に挑むことになり――!? アクマ的生き残りゲーム、スタート・・・・・・!!! -
神社は心のクリニック
仕事がうまくいかない、周りから孤立している、愛する誰かを失った、わけもわからずつらい……様々な悩みを抱え、心が弱り切った時、疲れた魂を癒し再起の力を与えてくれる場所、それが神社。古代から人々が「癒しの聖地」として崇め、いまもその聖なるパワーを感じられる、とっておきの神社を、「お悩みごとに」紹介するガイド。案内役は、出雲大社から伊勢神宮、さらにはインドやギリシアなど世界各地の聖地で、祈りの歌をささげてきたヒーリングシンガーで、島根県親善大使や出雲観光大使として活動し、出雲の聖地のガイドも務める深結(みゅう)さん。神社の紹介以外にも、、「本当に大事なのは〇〇参り」「参拝にベストな時間帯は?」「まず参るべき〇〇神社とご遠慮すべき神社は?」など“参拝ハック”も満載! -
ブルーアワー
『ナイトフライト』の伊波真人、待望の第二歌集。 都市での生活を、ときにはひんやりと、 ときにはユーモラスに切りとる シティポップな短歌たち 伊藤銀次(シンガーソングライター) 【収録歌】 ファミレスの玩具売り場のあかるさで優しい噓をひとつかさねた ティファールにあまたの宇宙産むようにポップコーンは弾けつづけて タワマンの地下パーキングのしずけさにポルシェのロゴの馬も眠って 流れゆく景色と話すタクシーの運転手も無口な真夜中に 使い捨てカメラで撮った夏の日にオレンジ色の日付は揺れて 【目次】 BABY BLUE 春のありか Yearn 4 Years 書きかけの夜 ライフ・イズ・ムービー オン・ジ・エアー Show must go on ビター・バレー ムーン・アイランド ナイト・バーズ ホリデー・メイキング ウィークエンド・ドライヴァー モーニング・アフター ユートピア ブルーアワー 時の破片 二〇二二年の夏の夜に 夏の背表紙 もどれない夏 トワイライト・ハイウェイ 秋をかさねて 冬のクリシェ ジルコニア ビューティフル・デイ ライフ・ウォント・ウェイト ウェイト・アンティル・ダーク あとがき 【著者】 伊波真人 1984年、群馬県高崎市生まれ。埼玉県さいたま市在住。 早稲田大学卒(文学)。大学在学中に短歌の創作を始める。 2013年、第59回角川短歌賞受賞。 歌人集団「かばん」会員。 著書に、歌集『ナイトフライト』(書肆侃侃房)などがある。 URL : http://inamimasato.com X : @inamimasato -
霧に貌
第一歌集『湖とファルセット』で現代歌人協会賞&現代歌人集会賞をW受賞した著者、待望の第二歌集。 蜘蛛のようにあなたを好きで眼球にあぶら波打つ日の暮れだった 【収録歌より】 鐘みたいにからだぜんぶを震わせてみたい おおきな前歯を見せて 鈴の音の絶えてしずかな冬の田に白磁が産んだ白磁のこども 鳥の胃に溶かされてゆく青虫の暗いあおぞらいちどっきりの ながく待つことの寒さの対岸に石の扇をふる手がみえる 小神殿(エディキュール) ねむるあなたの口腔に永久歯あり書物のごとく 【目次】 Ⅰ ぬるい水 輪唱 結露 一輪車 襖 解析 氷河 雪は裸 夏の昼と夜と朝 仏間 虫みたいに胸を 長者ヶ森 夏の離島 二重跳び 塩壺 Ⅱ 公民館 構想 誤飲の秋 牛と鏡 兄の名前 Ⅲ その沼へ ひかる首輪 砂と箱 砂を吐く わらいはじめる 口蓋垂 歯を見せて 霧に貌 黒い鳥居 海の無言、空の無言 綺麗な縄 改札 あとがき 【著者】 田村穂隆 1996年生まれ、島根県出身。「塔」所属。第一歌集『湖とファルセット』(現代短歌社)で第48回現代歌人集会賞、第67回現代歌人協会賞を受賞。 -
現代短歌パスポート
新シリーズ創刊!最注目の歌人10名による書き下ろしの新作短歌アンソロジー歌集。 榊原紘 伊藤紺 千種創一 柴田葵 堂園昌彦 谷川電話 吉田恭大 菊竹胡乃美 宇都宮敦 初谷むい 【収録作品】 榊原紘「Classic」 伊藤紺「雪の匂い」 千種創一「White Train」 柴田葵「おさしみ」 堂園昌彦「春は水さえとろけさせる」 谷川電話「夢を縫う、たき火を保つ」 吉田恭大「フェイルセーフ」 菊竹胡乃美「火のぬいぐるみ」 宇都宮敦「羊毛期の到来(ウール、ウール、ウール)」 初谷むい「天国紀行」 【目次】 榊原紘 Classic 伊藤紺 雪の匂い 千種創一 White Train 柴田葵 おさしみ 堂園昌彦 春は水さえとろけさせる 谷川電話 夢を縫う、たき火を保つ 𠮷田恭大 フェイルセーフ 菊竹胡乃美 火のぬいぐるみ 宇都宮敦 羊毛期の到来(ウール、ウール、ウール) 初谷むい 天国紀行 執筆者プロフィール 【著者】 榊原紘 1992年愛知県生まれ。奈良県在住。第2回笹井宏之賞大賞受賞。2020年、第一歌集『悪友』刊行。ゆにここオンラインカルチャースクールで「推しと短歌」の講師を務める。短詩集団「砕氷船」の一員。 伊藤紺 歌人。1993年生まれ。横浜在住。著書に歌集『肌に流れる透明な気持ち』『満ちる腕』(いずれも短歌研究社)、ミニ歌集『hologram』(CPcenter)。 千種創一 1988年愛知県生まれ。2015年、『砂丘律』。2016年、日本歌人クラブ新人賞、日本一行詩大賞新人賞。2020年、『千夜曳獏』。2021年、現代詩「ユリイカの新人」に選出。2022年、『イギ』、ちくま文庫版『砂丘律』。 柴田葵 歌人、ライター。第2回石井僚一短歌賞次席。第1回笹井宏之賞大賞受賞により、第一歌集『母の愛、僕のラブ』(書肆侃侃房)を出版。東京都在住。身長164センチ。 堂園昌彦 1983年東京都生まれ。早稲田短歌会を経て、現在、短歌同人誌「pool」所属。2013年、第一歌集『やがて秋茄子へと到る』(港の人)刊行。ブログに歌書紹介サイト「短歌のピーナツ」。 谷川電話 1986年愛知県生まれ。2014年、角川短歌賞を受賞。歌集に『恋人不死身説』(2017年、書肆侃侃房)、『深呼吸広場』(2022年、書肆侃侃房)。 吉田恭大 1989年鳥取県生まれ。「塔短歌会」「早稲田短歌会」で短歌を学ぶ。2019年第一歌集『光と私語』(いぬのせなか座)を刊行。同年より詩歌の一箱書店「うたとポルスカ」を運営。 菊竹胡乃美 1995年福岡県生まれ。2015年から短歌を始める。第一歌集『心は胸のふくらみの中』(書肆侃侃房、2023年)。 宇都宮敦 1974年千葉県生まれ。歌集『ピクニック』(2018年、現代短歌社)。ブログ「Waiting for Tuesday」(https://blog.goo.ne.jp/utsuno)。 初谷むい 1996年生まれ、札幌市在住。第一歌集『花は泡、そこにいたって会いたいよ』(書肆侃侃房、2018年)、第二歌集『わたしの嫌いな桃源郷』(書肆侃侃房、2022年)。 -
考察系怖いストーリー 消えた同級生
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ********************************************* シリーズ累計180万部突破! 大人気「ミラクルきょうふ!」シリーズから 選りすぐり漫画 × 新作小説 新感覚ホラー ********************************************* “ありえない招待状”から始まる物語は、 読むほど世界が反転する——。 「意味怖」×「没入型」の恐怖がここに! ―――――――――――――――――――――― 5年前、突然いなくなった同級生。 その子から届いたのは、誕生日パーティーの招待状だった。 集まった5人の前で起こる、奇妙な出来事。 忘れていたはずの記憶と、説明のつかない現象が少しずつ重なり、 やがて封じ込めていた“あの日”の真相が浮かび上がってくる……。 これは、 「意味がわかると怖い」 そして、あなた自身が物語に入り込むホラー。 すべてがつながったとき、 あなたは——“あの子の本当の姿”に気づいてしまう。 ―――――――――――――――――――――― 【本書のポイント】 ・漫画×小説、両方楽しめる! 人気ホラー漫画を再編集し、新作小説パートを追加。 物語はひとつの大きな謎へとつながっていく。 ・小説 → マンガ → 小説の展開 読み進めるごとに視点が変わり、恐怖が何度も押し寄せる 新しい読書体験。 ・「意味怖」ギミック満載 何気ないセリフや行動が、後からゾッとする。 考察しながら読む楽しさが止まらない! ・読者=主人公の没入感 あなたも5人の一員。 ページをめくる手が止まらない。 ・シリーズファンも、はじめての人も! 既刊読者も新規読者も楽しめる、 「ミラクルきょうふ!」の進化形ストーリー。 ―――――――――――――――――――――― 【こんな方におすすめ!】 ・怖い話が好きな小学生・中学生 ・「意味がわかると怖い」話にハマっている ・マンガも小説もどちらも読みたい ・友だちと考察して盛り上がりたい! ―――――――――――――――――――――― 【「ミラクルきょうふ!」シリーズとは?】 怖いのに、止まらない。 読むたびに恐怖が押し寄せるーー。 ボリュームたっぷりの子ども向けホラー漫画決定版! <電子書籍について> ※本電子書籍は同じ書名の出版物を紙版とし電子書籍化したものです。 ※本電子書籍は固定型レイアウトタイプの電子書籍です。 ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたものです。 ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。 株式会社西東社/seitosha -
抑圧都市怪談
怪談とはある真実を伝える物語である。それが故に、本来怪談が発生すべきところに発生しないという抑圧も起こり、かつて鮮やかに語られていた怪談が色を失い姿を消してゆくということもある……。(本書まえがきより) 「私は自分の日常生活の中で、ときおり別の世界にずれ込んだような感覚を抱くことがあり、かねてからその感覚の正体について考えるところがあったからである。ふだんは気に留めないし、忙しさに紛れて忘れてしまう。だが、何かの拍子にふと疑念が浮かぶ。いま自分が見ている世界は、日頃見慣れた世界とは何かが違っている。その違和感を凝視することで、怪異は相貌(そうぼう)をあらわにする。見えないものが見えてくる。怪異と現実が交錯する。(略)抑圧系の怪談というのは、社会に内在する問題が個人の精神を圧迫し、その影響が怪異となって立ちのぼる瞬間を捉えた話である。(本書 文庫版あとがきより) 本書は、オカルト探偵/怪談ルポライター/怪談史研究家/怪談小説家である著者・小池壮彦氏が、長年の間に聞き集め、書き留めて来た数々の忘れ得ない怪談をセレクトし、後に獲得された新たな視点や時を経たが故に明かされる事実を加えた、いわば ディレクターズ・カット版の怪談集。歌舞伎町、学習院、鎌倉といった都市だけでなく、幽霊街道、封印された旧館、公園、写真…とあらゆるところにその念は――いる。一気読みはおすすめしない最恐怪談集。 -
角川文庫夏フェア2026小冊子
今年の角川文庫の夏フェアは知的エンタメ集団・QuizKnockとコラボ!2026年6月映画公開『黒牢城』をはじめ、『777 トリプルセブン』『魔女と過ごした七日間』『地雷グリコ』など話題の作品が目白押し。多彩なラインナップを期間限定で配信されるこちらの小冊子で、ぜひチェックしてください!夏のフェアをより楽しめること間違いなし! ※小冊子掲載作品の電子書籍版配信状況は作品・ストアにより異なります。 ※本電子書籍に掲載しているプレゼントキャンペーンは、紙書籍の帯についている応募券を貼付してはがきでご応募いただくか、対象商品を購入したレシートをKADOKAWAアプリへ投稿してご応募いただく方式となります。 -
「ゴーストハント」シリーズ【全7冊合本版】
ナルこと渋谷一也率いる<渋谷サイキックリサーチ>の活躍を描いた小野不由美のミステリ&ホラーシリーズ。数々の怪異の謎を科学的に解明しようとする彼らが遭遇する様々な事件。伝説の学園ミステリ&ホラーとして、シリーズ開始以来、コミック版、ラジオドラマ版、テレビアニメ版と多くのファンから熱い支持を得ている作品。本作は小説版のシリーズ合本版。※本電子書籍は下記の7冊を1冊にまとめた合本版です。『ゴーストハント1 旧校舎怪談』『ゴーストハント2 人形の檻』『ゴーストハント3 乙女ノ祈リ』『ゴーストハント4 死霊遊戯』『ゴーストハント5 鮮血の迷宮』『ゴーストハント6 海からくるもの』『ゴーストハント7 扉を開けて』 -
ブルックリン
コスタ小説賞受賞作品 アイルランドの田舎から大都会ブルックリンへ移民した少女の感動と成長の物語。 舞台はアイルランドのエニスコーシーとニューヨークのブルックリン、時代は1951年ごろから2年間あまり。主人公アイリーシュはエニスコーシーに母と姉と共に暮らす若い娘。女学校を出て、才気はあるが、地元ではろくな職もないので、神父のあっせんでブルックリンに移民する。そしてアイリッシュ・コミュニティの若い娘たちが住む下宿屋に暮らし、デパートの店員となるが、ホームシックに悩む。やがて簿記の資格を取るため夜学に通うようになり、週末にはダンスホールへ行く。そこでイタリア移民の若者トニーと恋に落ちるが、思わぬ事情でアイルランドに帰国する。彼女はブルックリンへ戻るつもりでいたが、地元でハンサムなジムと再会する……。 当時の社会と文化の細部を鮮やかに再現し、巧みな会話と心理描写が冴えわたる。船出、奮闘、恋愛、そして思わぬ事件と結末が……。ジョイス、マクガハン、トレヴァーの系譜を継ぐ、アイルランド文学の至宝! -
春のとなり
奈緒は、夫の仇を討つため、義父の文二郎と信州から江戸へやってきた。 ふたりは暮らしを立てようと、深川で薬屋を営むが、医者である文二郎の元には、貧しく医者代の払えない病人やけが人が次々と駆け込んでくるようになっていた。 そんなある日、深川の芸者・捨て丸が、惚れ薬を作ってほしいといってくる。 捨て丸の相手は、なんと有名な本草学者であった……。 奈緒たちは、藩の秘め事に巻き込まれながらも、市井の人々のたくましさと優しさに触れ 日々の暮らしを愛するようになるが――。 『貸本屋おせん』で、時代小説界に鮮やかにデビューした、期待の新鋭による飛翔の傑作長篇。 -
現代ミステリー
テロ事件に巻き込まれ、記憶を失った真夜(まや)と大雅(たいが)は、仮初(仮面)の夫婦生活を強いられる。事件解決に繋がる記憶が蘇るごとに、また一人、また一人、と大切な人が消えていくのだった。 いつか終わる夫婦生活の中で、揺れ動く男女の不器用な想い。 仮面夫婦×連続死のミステリー。 ※本作は鞍馬榊音の個人誌作品の電子書籍版となります。【314ページ】
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