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崑崙花街のまじない屋
幼い頃に山に捨てられ神龍を父とし、神獣たちを家族として育てられた雨華。 人間としての自立を目指し崑崙街でまじない屋を開業するも、 街を牛耳る方士一族・雲家の嫌がらせで店を壊されてしまう。 途方に暮れ辿りついた先は花街で、落籍の決まった妓女が何人も落下死しているという噂を耳にする。 妓女たちの相談に乗ろうとするも、居合わせた雲氏の男に止められてしまった。 しかし雨華と男の対立を面白がった妓女が 「勝ったら雨華の店の許可を、負けたら雲氏の門弟に」と提案してきた。 勝負を受けるも、相手は最強の方術士と名高い黒扇君で――!? 人間たちの謎に神獣(もふもふ)たちと挑む中華妖怪ファンタジー! -
華族の吸血鬼は穢れの巫女を娶った
癒しの手を使うたびに、顔に痣が広がる悲運の少女・薫子。実家は没落し、引き取られた風祭家では、その痣のせいで虐げられ生きていた。 さらには義姉から濡れ衣を着せられ、薫子は追放の危機に立たされてしまう。絶望の中、彼女は傷つき倒れていた美しい青年――赤く冷たい瞳を持つ、逢魔ヶ辻惣介を救う。 彼は神と崇められる名門華族の嫡男であり、悪しき鬼を狩る吸血鬼だった。その手に秘めた力と美しき魂を見初められた薫子は、否応なく娶られてしまい……。 -
函館殺人事件
元風俗嬢という異色の経歴をもつ四宮沙奈江が、公家の家に生まれた優男・警視庁捜査一課の桜小路資朝(さくらこうじすけとも)刑事を相棒にて、難事件に挑む! 浅草の旅館で若い女性が焼死するという「能登三十六歌仙殺人事件」では、沙奈江は現場から消えた中年男性のこと以上に、被害者の女が燃えさかる炎から守り通した貝殻と西行の歌に着目し、担当刑事となった桜小路の尻をひっぱたくようにして、手掛かりを追って能登に飛んだ。おっとりてしている恋人の刑事を尻目に、沙奈江は鋭い推理によって犯人に迫る! 男を手玉にとる術を知る手練れの女でありながらも、恋人にはウブな少女になってしまう美女だった! -
女用心棒 あやかし討怪録
今日も女用心棒は奔走する。 大切な妹分を守るために! 江戸に構える唐物屋「唐来堂」。その奉公人として仕えるおさえ。彼女は自身を"ねえや"と慕う、おりんの用心棒をしていた。 ある日、岡っ引きの新太郎から娘の水死体が上がったことを聞く。それも三人目で、新太郎はあやかしの仕業だと怪しんでいるとのこと。特殊な能力を持つおりんの耳には入れたくないとあしらうも、おりんの友人がその毒牙にかかってしまい――。 様々なあやかし事件に巻き込まれる連作ホラー活劇開幕! ●目次 第一章 濡れ女の唄 4 第二章 送り犬の跫音 57 第三章 子攫いの禍気 117 第四章 朧百鬼夜行 176 ●著者 「第2回お仕事小説コン」にて『こんこん、いなり不動産』で特別賞受賞。 乙女系小説とライト文芸を中心に活動中。著作に「こんこん、いなり不動産」シリーズ、『拝み屋つづら怪奇録』シリーズ、『お疲れ女子、訳あり神様に娶られました』『古道具屋蔦之庵の夫婦事情』(いずれもマイナビ出版)などがある。 -
ラストヒロイン~オホーツク夢物語~
あの日見た夢が、今、またひとつ終わった…。 2025年10月17日。女満別駅で佇む男性、56歳の生司が出会った29歳の里美。 旅人宿を営んでいた生司の家に泊まることになり、ふたりのオホーツク巡りが始まった。 物語を彩るのは、オホーツクの豊かな自然、独自の歴史、文化、そこに住む人々の魅力。 27歳も年の離れた不思議な関係の男と女。彼らの真実の関係そして運命とは――? -
親しき仲にも殺意あり
捜査一課の若手刑事・森口容子は、幼稚園からずっと一緒の大親友・平田結美の住むアパートへ遊びにきた。ただし――彼女が殺し屋だなんて、容子はまったく知らない。しかも結美はバイクで逃げ去る男を弾丸一発で仕留めてしまうほどの凄腕なのだ。そんななか、結美が命を狙う男を、容子が護衛するハメに…。運命に引き裂かれる、二人の友情は……。皮肉な運命が、親友二人を対決に追い込む……。愛と友情をほろ苦く描く長編ミステリー。赤川次郎 デビュー50周年記念。青春クライムサスペンスの名作が復活! 赤川次郎 デビュー50周年を記念した新装版で登場!(※重複購入にご注意ください) -
新訳シャーロックホームズ 傑作選
この書籍はコナンドイルのホームズシリーズの各作品を現代風のやわらかい日本語に翻訳した『カジュアルシャーロックホームズ 全集』の中からより面白味のある話を選び出し、1冊にまとめたものです。計5話の短編を以下の順に収めています。 ・ブルースパーティントン設計図 (The Bruce Partington Plans) ・ノーウッドの工務店主 (The Norwood Builder) ・6つのナポレオン (The Six Napoleons) ・アビー屋敷 (The Abbey Grange) ・消えたフランシス カーファクス婦人 (The Disappearance of Lady Francis Carfax) -
いつも、いつまでも。 丹波新聞「鳥部」フォトブック
奇跡の白スズメ夫婦にモフモフの冬モズ、ギュッとくっつく子ツバメ兄弟――。「癒される」「こんな記事だけ見ていたい」とYahoo!ニュースの写真コーナーで大人気。誰が呼んだか「丹波新聞鳥部」の野鳥記事がフォトブックになりました! 黄金色の田んぼで、一面の銀世界で、桜咲き誇る山里で、今日もただただ生きる鳥たち。レンズを向ける鳥部員の眼差しと愛あるツッコミに、クスリと笑えてジンとくる一冊です。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 -
韓国ドラマ究極ベスト選 史上最高の韓流傑作は何か
韓流ブームの黎明期から現在まで韓国ドラマを見て語り続けてきた重鎮作家による究極の韓国ドラマ傑作選ガイド。「韓国ドラマの史上最高傑作は何か」をテーマに、新旧の名作を徹底解説&「おすすめベスト選」を紹介。 【本書CONTENTS】 はじめに 韓流ブームを起こした傑作はどのように作られたのか 第1章 人生を確実に変える韓国ドラマに遭遇する 『涙の女王』『おつかれさま』『二十五、二十一』他 第2章 韓国ドラマの真髄はこうして発揮される 『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』『ムービング』『私たちのブルース』他 第3章 韓国ドラマには多種多彩な秀作が揃っている 『ジョンニョン:スター誕生』『シスターズ』他 第4章 韓国時代劇の名作が人生の深みに気づかせてくれる 『赤い袖先』『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』『オク氏夫人伝‐偽りの身分 真実の人生‐』他 第5章 韓国ドラマはまさに「笑いの天才」 『社内お見合い』『暴君のシェフ』『キング・ザ・ランド』他 第6章 韓国ドラマの史上最高傑作を探せ! 「名作&超話題作」「レジェンド時代劇」「史上最高傑作」 他 巻末特別エッセイ 韓国ドラマはどのように自分の人生に関わってきたのか COLUMN 『冬のソナタ』『王女の男』他 おわりに 韓国ドラマを作ってきた脚本家たちはどのように成長してきたか -
術式結晶は闇に歌う 帝都術式捜査録
大正の世、日本で発達した『煌花術式』という魔法は、もはや人々の生活にとけこむ技術となっていた。国が発展する一方、術式にまつわる犯罪や格差も増加する。それらによる歪みを追いかけているのが、警視庁術式捜査三課である――。三課に勤める警察官の篠原勇人は、『術者連続失踪事件』を追うなか、不可解な術式の痕跡を発見する。その先にいたのは、犯人らしき怪しげな人物と、見たこともない高度な術式を使う女性――鷹見瑠璃子だった。「犯人をおびき出した」という彼女はいったい・・・!? ふたりの出逢いが、事件を大きく動かしていく。果たしてたどり着く真実とは!? 大正×警察×異能ロマンタジー!! -
君の記憶だけない
兄を失って以来、大好きだった映画から背を向けていた今野陸は昔、書いた脚本のヒロインにぴったりの女の子・凛と出会う。ふたりは映画撮影を通して距離を縮めていく。けれど彼女は病気を抱えていて……。結ばれないとわかっていながらも、好きな気持ちは止められない。次第に凛の病状は悪化し、陸のことを忘れていく中で、彼らだけが見つける未来とは。逃れられない運命に抗う全力の恋をみあ(三月のパンタシア)が静謐な文体で描く。ヒロイン・凛の心情を描いた楽曲も制作。 -
蒼天の鳥
歴史に埋もれた鳥たちが、いま羽ばたく。 大正十三(1924)年七月、鳥取県鳥取市──。 主人公の田中古代子は、女性の地位向上を目指し「新しい女」の潮流を訴える女流作家である。本格的に作家として活動するため、娘の千鳥とともに鳥取から東京に引っ越しをする予定を立てていた。移住直前のある日、古代子は千鳥と共に、活動写真「兇賊ジゴマ」を観るために鳥取市内の劇場「鳥取座」に向かう。ところが観劇中、場内で火事が発生。取り残された古代子と千鳥が目にしたのは、煙につつまれる舞台上に立つ「本物」の「兇賊ジゴマ」であった。逃げようとする二人の目の前で、ジゴマはひとりの男を刺殺し、逃亡する。命からがら鳥取県気高郡浜村の自宅に逃げ帰った古代子と千鳥であったが、一息つく暇もなく、再び謎の人物に襲われるのだった。 果たしてこの世の中に、本物のジゴマなどいるものだろうか……? 謎は思いがけない事態へと発展していく。 鳥取出身の作家・田中古代子をモデルに、友人の女流作家・尾崎翠や鳥取に流れてきた過激アナキスト集団「露亜党」、関東大震災など、大正期を鮮やかに描く歴史活劇ミステリー! -
文藝 2025年冬季号
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【第62回文藝賞発表】 ◎受賞作 坂本湾「BOXBOXBOXBOX」 ◎受賞の言葉 坂本湾 ◎選評 小川哲「選ぶことの難しさ」 角田光代「見えない場所、見えない中身」 町田康「選評」 村田沙耶香「作品の『強さ』を保つもの」 ◎受賞記念対談 小川哲×坂本湾「どこまでいっても逃げられない、焦燥感を『箱』に託す」 ◎選考経過 ◎第63回文藝賞応募規定 【特集1 山田詠美デビュー40周年 「女流」の矜持、文学の倫理】 ◎特別エッセイ「私は私の さっか道」 ◎ロングインタビュー「個人の文学を、自分だけの言葉で」聞き手 斎藤美奈子 ◎山田詠美・選「ザッツ女流作家作品Best10」 ◎対談 ×松浦理英子「年月が熟成させるもの」 ◎本人不在のAmy放談 島田雅彦×奥泉光「文学的青春時代を振り返る」 ◎論考 渡邊英理「『女流』と呼ばれた女たち 山田詠美『三頭の蝶の道』と女性作家の歴史」 ◎漫画 はるな檸檬 「ラビット病」(みみみ警報器) ◎私たちのAmy 金原ひとみ「終わらない救済」 平松洋子「あたかも蟷螂のような」 ジェーン・スー「確かにそこにあるもの」 鈴木涼美「蝶の罠とギャルの道」 安堂ホセ「山田詠美さま、」 【創作】 ◎紗倉まな「あの子のかわり」 ヘアメイクの仕事に邁進する由良は、夫とはセックスレス。変わらない日々に倦怠を感じながらも、このまま愛犬を我が子として育てる人生が続いていくと思っていた。そこに飛び込んできた、親友・有里奈の妊娠の知らせ――女性の人生をめぐる真摯で鋭利な眼差しが光る、紗倉まなの新境地。 ◎文藝賞受賞第一作 才谷景「庭に接ぐ」 「ここから先は森だよ」「ここは庭の終わりで森の始まりだから」「森に入ってはいけない」。森へ続く庭のある家で暮らす父と娘。ある日森から戻ってきた父は正気を失っていた――二人きり閉ざされた箱庭を何かが侵食する。怪しく美しく濃密な気配に満ち満ちた文藝賞受賞第一作。 ◎山下紘加「聖域」 恋人の耕史とふたり暮らしをはじめた陽菜子。飼い犬のモカを溺愛する耕史に犬好きをアピールして同棲まで押し切ったものの、モカはまったく陽菜子に懐かない。さらに、「モカのため」と称して過剰なケアを行う耕史に不審が芽生えて――。愛と支配のあわいを突く心理サスペンス。 【特集2 再起動する日本語文学】 ◎対談 柚木麻子×王谷晶「アイス・エイジを燃やす、私たちの勇気」 レベッカ・ブラウン×木村紅美「ケアは巡り合う」 ◎ダガー賞受賞記念エッセイ 王谷晶「アメスピ半カートン、根暗作家のロンドン滞在記」 ◎エッセイ サム・ベット「ヒーリングするのか?化かして消す『消化文学』」 デビッド・ボイド「太宰とディズニーランド」 米田雅早「邯鄲ライフの翻訳畑」 手嶋優紀「ロサンゼルスの放課後」 【連載】 円城塔「ホモ・ネクロ」【第2回】 岸本佐知子「尻 on fire 日記」【第3回】 いとうせいこう「難民移民モノローグ」【モノローグ3】 岸政彦「犬は人生」【第3回】 皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図II」【第9回】 町田康「ギケイキ」【第49回】 山本貴光「文芸的事象クロニクル」2025年6月~8月 【季評】 水上文「たったひとり、私だけの部屋で 言葉の行方」2025年7月~9月 【書評】 いしいしんじ『チェロ湖』【評】山下澄人 彩瀬まる『みちゆくひと』【評】白尾悠 イ・ラン『声を出して、呼びかけて、話せばいいの』【評】鳥居咲子 市川沙央『女の子の背骨』【評】朝比奈秋 瀬戸夏子『クリスマス・イヴの聖徳太子』【評】青松輝 チャイナ・ミエヴィル/キアヌ・リーヴス 安野玲/内田昌之訳『再誕の書』【評】樋口恭介 トリスタン・ガルシア 高橋啓訳『7』【評】桑田光平 -
幸運であるトムとセセリチョウの世界
今夜 ボクは砂漠をさまようだろう もちろん キミを探しに行くんだ 三十六の詩で編まれた小さな物語集 たとえ大きなものになれなくても、社会からずり落ちていても、あなたはすべてを包み込む自然とその循環の中で生きている。 遠い“過去の記憶”を宿し、たくさんの生きものたちと出会い、共に歌い、夢をみて、木々や雲とさえ語り合える。 生と死に向き合いながら物語を紡ぎ、それらを自らの声で語ることを長年ライフワークとしてきた著者。 本書は、この星の多様な仲間たちの言葉や営みにかさねて、著者が胸の奥に秘めた想いを初めて綴った詩集。 犬にまつわる五編も加えた全三十六編を収録。 【目次】 『幸運であるトムとセセリチョウの世界』 土 タヌキ コスモス サンショウウオ オサガメ シジュウカラ ウスバカゲロウ カラス クジラ コウモリ シマリス オットセイ ヒキガエル キタキツネ シオカラトンボ 藻 アゲハチョウ イモリ ホタル ラクダ アブラゼミ ムクドリ 雲 繭 コオロギ ナマコ セセリチョウ ヤブイヌ ツバキ ドングリ ブナ 『犬は犬ではない』 花火 砂の犬 犬は犬ではない 犬ぞり 尻尾のない犬 【著者】 ドリアン助川 作家、詩人、歌手。明治学院大学国際学部教授。 一九六二年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒。一九九〇年にロックと詩の朗読を融合させたバンド「叫ぶ詩人の会」を結成。九五年からはラジオ番組のパーソナリティーを務めた。 一九九八年、長野パラリンピックの大会歌「旅立ちの時」を作詞。一九九九年にバンド活動を休止、三年間ニューヨークに滞在。 帰国後、本格的に作家活動に入り、映画化もされた『あん』など、数多くの作品を世に送り出してきた。現在も、作家活動と並行して朗読や歌による表現活動を続けている。 -
南回り、北回りの遭遇、列島のホモ・サピエンス 新・日本旧石器文化の成立
30 万年前にアフリカで誕生した新人ホモ・サピエンスは、本格的に拡散する後期旧石器時代以前の5 万5000 年前~3 万8000 年前には日本列島にたどり着いていたようだ。ユーラシア大陸のどこを通ってやって来たのか。 石器を見ると、列島各地で由来の異なる集団がモザイク状に分布していた可能性が高い。デニソワ人など複数の人類種が同時共存していた南中国、東南アジアから渡来した早期ホモ・サピエンス、北回りで渡来したホモ・サピエンス。いずれも、当時大陸の一部であった古朝鮮半島から列島へ拡散した。それも複数回拡散したことが多くの例で確認されている。 起源と系統が異なる両者はどう融合し、日本列島固有の後期旧石器文化が完成したのか。日本、中央アジアでの最新の発掘調査成果から解き明かす。 -
さばえ近松文学賞 ~恋話(KOIBANA)2025~
福井県鯖江市の「近松の里づくり事業推進会議」が主宰する『さばえ近松文学賞』2024年度版。 復活しました。 鯖江で幼少期を過ごした、世界に誇る文豪「近松門左衛門」が生まれてから360年の節目である2013年度からスタートしました。 「さばえ近松文学賞~恋話(KOIBANA)2025~」として「近松の里・鯖江市」が恋にまつわる短編小説を全国から募集した受賞作品を掲載した電子書籍です。 小説家の藤岡陽子氏が特別審査員を務めています。 ◆【近松賞】 「三里山の女幽霊」 原田 なぎさ ◆【優秀賞】 「恋する龍は虹に舞う」 藤森 弘 「めがね屋の女房」 久保田 裕子 ◆【佳 作】 「近松門左衛門が転生したら、どうするか?」 露崎 和寿 「思い出めがね」 安藤 良章 「七曲り心中」 西村 一江 -
零度
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 生命を謳歌しようとする身体とはうらはらに、薄氷のような脆さと繊細さをもつ“暗黒の心”の明滅を綴った詩集。 感覚的に生み出された一つひとつの言葉は、氷の結晶のような繊細さと水のような透明感を感じさせる。ときに動脈のように激しく流れ、またあるときは氷のように動きをとめてしまう感情。複雑な時代に生きる現代人の激しく揺れ動く心情を描ききる。 一つひとつの詩で感情の断片を切り取りながら、1冊全体で大きな一つの詩へと収斂されてゆく作品。 -
スポットライトのない劇場
みんな、見ろ。はよ気づけ。おれは、元芸人・現清掃員。舞台を失った男に、夕焼けがスポットライトを落とす。 \ 岸田奈美・短編小説シリーズ、電子版限定刊行! / 【あらすじ】 元芸人の田所光は、今や団地の清掃員。かつてのようにスポットライトを浴びることが生きる理由やと思っていたが、今ではもう、誰にも見られへん。薄暗い階段の汚れを黙々と落とす毎日だ。 そんな田所の前に現れるのは、同僚の八野。要領も悪く、住人に絡まれてばかりなのに、なぜか楽しそうにゴミを拾い、落ち葉を掃く。その姿が、田所にはどうしても癇に障る。 やがて、かつての仲間との再会、自分の選んだ道と過去の失敗の直視。鬱屈した翌朝、八野が欠勤したことで、田所は彼の「秘密」を知ってしまう──。 【読者の声】 「どんな場所でも光を見つけられる強さにハッと。スピード感ある文章なのに、じんわり沁みる読後感が新鮮!」 「ギスギスした空気が、いつの間にか心を温める物語に。誰にも褒められない仕事に宿る力を感じました。」 「主人公の気づきの瞬間に胸が熱い。きれいごとではない優しさがリアルで、余韻も残ります。」 「情景と人物のコントラストが鮮やかで、自分の人生を重ねて読んでいました。短編だからこその濃さが心に染みる。」 多様な人のやさしさを描いてきた岸田奈美が、清掃業という人目につかない仕事の中にこそある光を見つめ、「人にスポットライトが当たる」という瞬間を描く。大きくはないけれど、確かな希望がそこにある。 -
声
25歳で看護助手に転職した私。でも職場で与えられた新しい仕事は、 患者のやばすぎるクレームに返事を書き続ける係だった。 \岸田奈美・短編小説シリーズ、電子版限定刊行!/ 【あらすじ】 看護師になりたかったはずの私が、総合病院の受付裏で担当することになったのは、患者から匿名で寄せられる「患者さまの声」に返事を書く仕事だった。 『待合室の金魚の目つきが悪い』『採血がヘタすぎる。死ね』…… 理不尽で辛辣な言葉が並ぶ紙の束を前に、私はただひたすらに返事を書き続ける。患者さんに寄り添いたかった。ありがとうって言われたかった。けれど、返事は掲示板に貼り出されるだけで、誰の目にも読まれない。 それでも、私は書き続けるしかなかった。 ある日、返事を掲示板に貼り出したその時、背後から澄ました笑い声が聞こえた──。 【読者の声】 「孤独な役割の中にある、小さな優しさに胸を打たれた。」「名もなき力持ちの主人公にスポットライトが当たる瞬間が鮮やか!」 「青服として奮闘する主人公と患者の姿が重なり、切実で心に残る物語。」 「投書する側とされる側の微妙な距離感や感覚が丁寧に描かれ、読後に様々な思いが溢れる。」 ある病院で見かけた『患者様のお声コーナー』の実話をもとにした短篇小説。 「患者さまの声」という無名の声に、無名のスタッフが寄せる回答は無力だ。 だがある日、誰かが足を止める。その瞬間、無名の声と無名の返事が、誰かに届く──。 -
P+D BOOKS 狭き門より
夫唱婦随に疑問を抱いてしまった女性の結末。 ──現在のわたしには、狭い門と思われるものが二つあるのです。第一の門は、敏と同宿人のように暮して、わたしは絵に精進しながら、肉体の枯れるのを待つのです。第二の門は、名実ともに敏と離婚して、独りになって絵に精進しながら、新しくわが子の授かるような境遇をつくるのです。── 病院を経営する祖父から逃れるように、郷里を出て建築設計技師の原川敏と結婚した美子。画家の卵だった経験を生かし室内装飾家として夫を支える美子だが、子どもが欲しい美子と、子どもには興味がなく、自分のつくる建築物が二人の子どもだ、といわれ続けることに釈然としない気持ちが募っていた。 しかし、亡くなったと聞かされていた父の足跡を訪ねる旅に出たことで、平凡だった日常が変わりはじめる。夢に出てきた父に叱咤され、再び絵筆を持つ決心をし、何事にも中途半端だった自分を変えるべく努力を始めるのだ。果たして、美子はどちらの狭き門にたどり着くのか──。 舞台は日本だが、随所にフランスを感じさせる佳作。 -
P+D BOOKS 此岸の家
日韓国際結婚の難しさを描く私小説の名篇。 裕福な家庭に育ちながら、朝鮮戦争で父が殺されたり、姉が北側の軍隊に連行されたりして人生がくるってしまった韓国人女性と、新聞社の韓国特派員を務める〈私〉。「一種投げやりに不安定な心の匂い」に惹かれて、日本に帰国後も海峡を挟んで連絡を取り合っていたが、結婚する決心はついていなかった。「国のちがい、習慣のちがい、父親がどういう仕事をしていたのかはわからないがかなりぜいたくに育ったらしい彼女との生活程度のちがい──生まれてくるはずの子供の将来のこと」を考えると不安になるし、友人や家族まで反対したからだ。 ともあれ、婚姻届けを提出し、日本でふたりの生活を始めたものの、来日三、四日目には「きつい表情で黙りこんだあと、彼女の感情は不意に激しく渦巻き始めて、自分でもどこに向うのか見当のつかぬつむじ風のように荒れ出す」という激しい性格があらわになる。はたして、大波にもまれるような結婚生活の行方は──。 平林たい子賞に輝いた、私小説の名篇。 -
月神様の生贄姫
生贄として育てられ、井戸に投げ込まれた少女・ニエは、はぐれ者の神である月夜に拾われた。ニエの優しい心に触れた月夜は少女に「綺羅」という新しい名前を与え結婚するが、綺羅は≪愛という感情≫を知らなかった。生贄時代の業により幽霊が見える綺羅は、街の幽霊事件を解いていくうちに人々の色々な感情に触れ、≪愛とは何か≫について朧気につかんでいくが……。生贄少女とまつろわぬ神の純愛物語。 -
[新訳]怪談 美しく切なくも儚い日本の不思議な物語
25年後期スタートのNHK朝の連続テレビ小説「ばけばけ」の主人公は、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻・小泉セツ。本書は、小泉八雲が1904年に海外で発表した『怪談―KWAIDAN』(全17編)の中から、エンタメ性が強くハーンの文筆力が際立つ13作品を厳選し、読みやすい新訳としてまとめた入門書。小泉八雲を魅きつけた「日本の姿」が、物語を通して感じられる1冊。 (目次)耳なし芳一/鴛鴦/おていの物語/乳母桜/如才ない交渉/鏡と鐘/食人鬼/むじな/ろくろっ首/雪女/青柳の物語/十六桜/安芸之介の夢 「日本と日本人を心から愛した『情熱と知性の人』ラフカディオ・ハーンが、当時の欧米の読者に、日本と日本人の何を伝えたかったのか、そして、ハーン自身が日本と日本人の何に魅きつけられたのか――。そんなことにも思いを馳せて頂きつつ、拙い訳ではあるが、本書をご活読頂ければ、編訳者として望外の幸せである」(本書「編訳者まえがき」より) -
恋はいつも、指先で紡がれる
親友と同じ人を好きになってしまった優香。彼氏からのポケベルの返信が少ないことに不満がつのる美和。人前でしゃべることができない奈美。SNSで仲良くなった人に本当の自分を知られるのが怖い志保。完璧を演じている姿ではなく、ありのままの自分を見てほしい桃子。昭和、平成、令和、それぞれの時代を生きた女子生徒たちが織りなす、共感必死の青春恋愛連作短編集 -
月刊「潮」2025年11月号
月刊「潮」2025年11月号 主な内容 【特別企画】 「閉塞ニッポン」を突破せよ! ≪対談≫ 「中道層」の存在感が、SNSの暴走から健全な社会を守る。 佐々木俊尚 VS 山本龍彦 長期低迷の日本経済が這い上がるための処方箋。 河野龍太郎 若い女性たちはなぜ故郷を去るのか――ジェンダー平等を求めて。 大崎麻子 【特集】漂流する民主主義 ≪対談≫ 持続可能な未来を考える(下)――対立や分断を煽る言説は破滅への道。 神野直彦 VS 井出英策 ≪連載対談≫ ニッポンの問題点 “親米”だけど“自立”――これが世界に示せる日本の外交戦略。 渡辺啓貴 VS 田原総一朗 ≪連載≫ 世界への扉 “石破退陣”ではわからない新興政党が支持された理由。 三浦瑠麗 【ルポ】 井上尚弥VSアフマダリエフ観戦記 「今回は判定勝ちでいい」こう言った時の王者は恐ろしく強い。 天野純希 【対談】人はなぜ“書かずにはいられない”のでしょうか。 上田岳弘 VS 中江有里 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 「火宅を出ずる道」篇(2) 【特別インタビュー】 小泉 凡 小泉八雲とセツが夫婦愛で紡いだ『怪談』の世界像。 【特別インタビュー】 田部井進也 母・田部井淳子が教えてくれた“人生”という山登り。 【人間探訪】 伊原剛志 ≪対談≫ 日本の医療が抱える課題と未来への展望。 篠原文也 VS 松本吉郎 【ルポ】 大川原化工機冤罪事件――違法捜査はなぜ起きたか。 粟野仁雄 【ルポ】 他人とつながる認知症フレンドリーな町づくり。(下) 荒川 龍 【好評連載】 鎌田實の「ガラスの天井」を破る女性たち 鎌田 實 ゲスト・森下洋子/高島礼子の歴史と美を訪ねて 宮島達男 VS 高島礼子/その他 その他 -
組長刑事 因縁
〈組長刑事〉がまさかの… 五代目組長、襲名!? 初代の借りは俺が返す! 隠れ捜査で仇を討て!! 累計60万部! 警察サスペンスシリーズ第3弾 無頼の血を受け継いだ 現職刑事が五代目組長に!? 老舗の博徒集団・城戸組の四代目組長・城戸一輝が上野で何者かに撃ち殺された。 城戸組は〈組長刑事〉羽賀亮が跡継ぎを務める建設業・羽賀組と浅からぬ因縁があった。 凶器の銃から不良外国人グループの犯行を疑うが、彼らは全面的に否定。 そんななか、跡目を継ぐことにしたという城戸の妹・真奈美から思わぬ相談が……。(『組長刑事 跡目』改題) -
5分で深掘り!小泉八雲のホントの怪談 雑学×漫画
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 NHK朝ドラ「ばけばけ」で話題! これでわかる小泉八雲の怪談と夫妻のこと 知ってるつもりの名作から、超マイナーな怪作まで すぐ読める漫画&新訳×雑学で八雲の世界をスピードマスター! 知られざる八雲やセツの素顔、松江の怪スポットも大紹介! ◎日本人が親しんでいる八雲の怪談はすべて翻訳。 実は海外向けに英語で書かれた作品だったと知っていましたか? ・蕎麦がパスタ、行燈がランプ!? 海外の読者のイメージした世界 ・ろくろ首は伸びない。体から抜けて飛び、着物の袖に食らいつく! ・Tsunamiという言葉を初めて世界に紹介したのは八雲だった ・雪女の舞台は東北や北陸の雪国ではなく、東京の青梅! ・聖なる経文ハンニャ・シン・キョーを写したホーイチはベランダで瞑想を… ・怪談の主人公になりきってセツと芝居ごっこを楽しんだ八雲 ・悪童にいじめられていた猫を助けて…セツの心をつかんだ八雲の優しさ 収録作品(●漫画 ○新訳) ●ムジナ* ●かけひき ●橋の上で ●ろくろ首 ●ちんちん小袴 ●ミミ・ナシ・ホーイチの物語* ●ユキ・オンナ* ●鳥取の布団 ●生き神 ○小豆とぎ橋 ○振袖 ○天狗の話 ○松江城の人柱 ○大亀の石像 ○松江の狐のはなし ○鮫人 ○アキノスケの夢 ○忠五郎のはなし ○人形の墓 話題沸騰の書籍『怪談』円城塔・訳(KADOKAWA刊)のコミカライズも3話収録!(*作品) -
ムーンフォール・サーガ2 氷の揺りかご【上下合本版】
〈シグマフォース〉のジェームズ・ロリンズ、最新ファンタジー・アドベンチャー 月が堕ちる予言とともに、少女は立ち上がる。 舞台は運命と出会い会が待つ氷の果てに── 失われた絆、裏切り、そして予言。少女は真実を求めて旅に出る。 凍てつく世界に待ち受ける謎。 奇跡の力を持つ少女は、翼をもつ弟とともに禁断の氷壁を越える。 迫る終末、揺らぐ記憶、目覚める古代―― これは、運命に抗う者たちの黙示録。 〈あらすじ〉 氷に覆われた世界で運命が目を覚ます。 真実が暴かれる時、世界は再び動き出す── ムーンフォールによるアースの破滅を予言したニックスは、それを阻止するため仲間たちとともに永遠の夜が続く大氷原を目指す。その途中で巨大コウモリ――ラーシュクの群れに襲われ、不時着した氷の下には「クレイシュ(揺りかご)」と呼ばれる世界が広がっていた。そこで出会ったダールという青年から、「オシュカピア(夢見し者)」という生き物の存在を聞かされる。オシュカピアの持つ不思議な力が導く先には何があるのか? 一方、別行動を取って南クラッシュ帝国に潜入したハレンディ王国のカンセ王子たちは、謎の鍵を握る「眠りし者」の捜索を試みるが、国内の不穏な情勢と、王国との戦争の気配に妨げられる。ようやくたどり着いたマルガードの地で、カンセたちが目にしたものとは? -
無法地帯の騎士 聖母のレリック【上下合本版】
黒死病がヨーロッパに暗い影を落としていた1351年--。 領地を奪われたイングランドの騎士ジェラルドは、あてどない放浪の旅を続けていた。その最中、深い森の中でひとりの貴婦人を助けたことで、彼の運命は大きく動き始める。 淑女の名はイザベル。代々守り続けてきた聖母子像「オディギトリア」を狙う許婚に追われ、侍女と従者を殺されたという。ジェラルドは放っておけず、聖像を安全な場所に届けるまで、彼女の警護を買って出た。 このとき、彼は知らなかった。「オディギトリア」を手中に収めようと画策する黒幕が、彼と彼の父を貶めたノートルダムの枢機卿モリノーであることを……。 ベストセラー作家ボイド・モリソンが美術研究者の実妹ベスとタッグを組んだ歴史アクション、堂々開幕!! ニューヨーク・タイムズ紙ほか、全米各紙が絶賛!! 「ペストで荒廃し、イングランドとフランスの抗争が続く14世紀のヨーロッパを舞台に、新たなアクションヒーローが誕生した。ボイド・モリソンとベス・モリソンが創出した本作の主人公である「ジェラルド・フォックス」は、騎士道精神の模範的な存在にふさわしい勇敢さと正義感を兼ね備えている。放浪の騎士である彼は物語の冒頭、窮地に陥った令嬢を救出し、自身の人生が「最悪の殺人、陰謀、そして裏切りに満ちている」と語る。ジェラルドに悲劇をもたらした仇敵はひとりではなく3人、さらに彼らの配下にある騎士や取り巻きたちとも戦わなければならない。時折、現代風な表現を交えながら展開する本作は、独創的で賑やかなプロットで彩られている。全ての読者の胸を躍らせる冒険小説」 --ニューヨーク・タイムズ紙 -
無法地帯の騎士 聖母のレリック
黒死病がヨーロッパに暗い影を落としていた1351年--。 領地を奪われたイングランドの騎士ジェラルドは、あてどない放浪の旅を続けていた。その最中、深い森の中でひとりの貴婦人を助けたことで、彼の運命は大きく動き始める。 淑女の名はイザベル。代々守り続けてきた聖母子像「オディギトリア」を狙う許婚に追われ、侍女と従者を殺されたという。ジェラルドは放っておけず、聖像を安全な場所に届けるまで、彼女の警護を買って出た。 このとき、彼は知らなかった。「オディギトリア」を手中に収めようと画策する黒幕が、彼と彼の父を貶めたノートルダムの枢機卿モリノーであることを……。 ベストセラー作家ボイド・モリソンが美術研究者の実妹ベスとタッグを組んだ歴史アクション、堂々開幕!! ニューヨーク・タイムズ紙ほか、全米各紙が絶賛!! 「ペストで荒廃し、イングランドとフランスの抗争が続く14世紀のヨーロッパを舞台に、新たなアクションヒーローが誕生した。ボイド・モリソンとベス・モリソンが創出した本作の主人公である「ジェラルド・フォックス」は、騎士道精神の模範的な存在にふさわしい勇敢さと正義感を兼ね備えている。放浪の騎士である彼は物語の冒頭、窮地に陥った令嬢を救出し、自身の人生が「最悪の殺人、陰謀、そして裏切りに満ちている」と語る。ジェラルドに悲劇をもたらした仇敵はひとりではなく3人、さらに彼らの配下にある騎士や取り巻きたちとも戦わなければならない。時折、現代風な表現を交えながら展開する本作は、独創的で賑やかなプロットで彩られている。全ての読者の胸を躍らせる冒険小説」 --ニューヨーク・タイムズ紙 -
もぐら
※中公文庫「もぐら」シリーズ全7巻を合本。既刊電子版と内容に変更はありません。※ ある事件で相棒と愛する妻と娘を失い表社会から姿を消した、元警視庁組織犯罪対策部の影野竜司。 十年後、竜司は闇社会で“もぐら”と恐れられるようになる。 警察には相談できぬ事件を請け負い、暴力を厭わず、超法規的に過激な手段で解決するトラブルシューターとして――。 シリーズ累計130万部超の大人気ハード・アクション! 収録作品 『もぐら』 『もぐら讐』 『もぐら乱』 『もぐら醒』 『もぐら闘』 『もぐら戒』 『もぐら凱 (上)』 『もぐら凱 (下)』 -
カラマーゾフの兄弟
ドストエフスキー作品の謎に最も迫った翻訳者・江川卓による魂の訳業、初文庫化。 大審問官の問い、ゾシマ長老の死…… カラマーゾフ(黒塗)家の一族をめぐる壮大な愛憎劇は、やがて殺人事件へと向かう。(第2巻) カラマーゾフ家の人々の間にさまざまな思惑が入り乱れる中、ついに父フョードルが殺害される。はたして犯人は―(第3巻) 父フョードル殺害事件の裁判が進展する一方で、カラマーゾフの兄弟たちはそれぞれに転機を迎えていた。やがて、あの夜の真相が明らかになる。 彼らは、ロシアは、そして人類の運命は――「現代の予言書」として読み継がれてきた一大叙事詩はついにクライマックスへ!(第4巻)。 ※本コンテンツは、中公文庫『カラマーゾフの兄弟』1~4巻を合本化したものです。 -
鬼の夜ばなし
鬼とは何なのか? 怪異は本当にあるのか? 古典から現代まで、 “真の怖さ”に迫る短編集。 「鬼の夜ばなし」 古典を題材に、七編の鬼の物語をよみがえらせる。 人と鬼の血を引く子・コヅナの悲劇、神様のお供えに手を出してしまう愛嬌ある獄卒、大江山鬼退治の隠された真相など、原典の味わいを残しながらも新たな解釈で「鬼」を描き直す。 美しい娘が鬼に連れ去られ、人と鬼の子・コヅナが生まれる。五歳になったコヅナは母とともに命からがら逃げだすも、村人や親族にまで牙と角が生えた姿を恐れられてしまう。行き場をなくしたコヅナの運命とは。(「鬼の夜ばなし1 コヅナ」より) 「奇談集」 現代を舞台に、日常に潜む不可解な現象を描いた九編の怪異譚。 河童になった少年、不老不死の秘密を知る者、雪山で出会った美しくも恐ろしい女性など、身近な場所で起こる超常体験の数々を収録。 七歳の省吾は、夏祭りで古い木彫りのお面に惹かれ、無理を言って父に買ってもらう。しかし、目を白い綿で塞がれたこの不気味なお面を手に入れてからというもの、次々と身の回りで不幸な出来事が起こりはじめ……。(「奇談7 目」より) -
フェオファーン聖譚曲
熱狂的ファンを生んだ長編ファンタジー小説が大幅加筆修正を経て遂に甦る!! ”黄金の国”に立ち向かう魔術師は、救国の神か、それとも亡国の悪魔か―― 強大なる中央集権国家を維持するため、 稀代の悪法を用いて繁栄を極めてきた「黄金の国」ロジオン王国が、今、ひそやかに、変革の時を迎えようとしていた。 その引き金を引くのは、「才に乏しい」と評される一等魔術師・アントーシャ・リヒテル、そして、王国への 怒りが限界を突破している一部の地方領主たちだった。 黄金の国はその流れを堰き止めることができるのか。 一方、アントーシャたちが強大な王国を倒すために採ろうとしている前代未聞の手法とは――。 2020年発売の旧版に大幅な加筆修正を行い、新装版として発売! つよ丸氏の力強い装画にもご注目。 【目次】 01 ロンド 人々は踊り始める 02 カルカンド 状況は加速する 03 リトゥス 儀式は止められず 04 アマーロ 悲しみは訪れる 05 ハイムリヒ 運命は囁く 【著者】 菫乃薗ゑ 「須尾見 蓮(すおみ れん)」名義の著作『神霊術少女チェルニ』シリーズは「小説家になろう」で合計348万PVを突破(2024 年10 月末現在)。『黄金国の黄昏』旧版が処女小説。 -
車の怪談
車にまつわる数々の恐怖体験 姿の見えぬエンジン音! 乗せてはいけない何か! 「み……つけた……みぃぃつけたぁぁぁ……」 真夜中の海岸線で乗せた、女のようすがおかしく―― 「冬の華」より 怪談語りのパイオニアであり、自ら「カーキチ」というファンキー・中村が、車にまつわる怪談の数々を自身の体験を含めて綴る! ・車の中から知らない男の声がしてくる、その切ない理由「カペラREクーペ」 ・町工場の脇に打ち捨てられたタンク本体の中で回転していた女の首「タンクローリー」 ・友人の見舞いで訪れた田舎町、乗ろうとしたバスに違和感があり…「ツーマンバス」 ・乗車拒否したはずの老婆がいつの間にか…「タクシー奇譚」 ・友人との最後の約束に纏わる不思議「ポルシェを愛した男」 ・一台の白いビートルにを中心に連鎖していく怪異譚「冬の華」 ――など、車への愛と恐怖に彩られた35話。 -
暗黒トライアングル 奇禍
危険度MAX! 踏み入れたら最後 三者三様の闇が交わる恐怖の三角地帯 近所の森に出没する老婆が吐き続ける。 「ガキ殺すガキ殺すガキ殺すガキ殺す……」 「虫取り婆」(播磨龍次)より 闇の深淵へようこそ。 血塗られた因習から人怖怪談まで、三者三様の闇を描く新進気鋭の三人が集まった暗黒トライアングル。 ・学校近くの歩道橋に佇む黒シャツの老人、その悍ましき目的「飛べじいさん」、引っ越し先のアパートの隣人に挨拶に行ったところ、玄関先で見た物の恐怖「隣人の作業」(播磨龍次) ・甘やかされ、小動物などの虐待をしてきた子供が、やがて道祖神を標的にしたその末路「悪戯」、体育座りをした悪臭にまみれたスーツ姿の男が自室に…「残骸」(渡部正和) ・供物泥棒をしていた男に降りかかる惨劇「冷気」、一族に伝わる禁忌の因習〝ハジガミ〟の謎「双子のハジガミ」(内藤駆)など収録。 -
呪術奇談 霊石
怨霊飛び交う沖縄の怖い話 誰かに呪いをかけられた! 生き死にを賭けた呪い返しに、使われたのは祠の中の石―― ユタは決死の策で立ち向かう! 妖怪、怨霊、呪い、生霊飛び交う沖縄(琉球)の怖い話! 沖縄(琉球)には古くから 石に霊力が宿る という信仰があり、島々のあちこちに霊石と呼ばれる石が残る。それは神聖な存在で禁忌のものでもあるのだ。 沖縄怪談のオーソリティ・小原猛が、怨霊や妖怪、呪いや生霊が跋扈する不思議の土地・沖縄の奇談を綴る。 ・夫が密かに通う先は森の奥、ビジュルと呼ばれる石の前。神に呼ばれたのかそれとも呪いか「祟る霊石」 ・元夫を呪い殺したいという女性の禁忌に踏み込んだ末路「ヌロイウグァン」 ・大量のスズメが死に自殺者も絶えない木、その恐るべき理由「スズメを食べる木」 ・ウタキで対峙したのは大きな角を持つ…「呪い」など41話収録。 -
死の武器商人を追い詰めろ!
海洋冒険小説の決定版! オレゴン号シリーズ最新作! 謎の武器商人ヴェンダーを追って、ファン・ カブリーヨ船長は潜入捜査を開始する! アメリカがアフガニスタン撤退の際に遺し た最新鋭兵器を手に入れた何者かが、世界 中の戦場でそれを売りさばいている――謎 の武器商人〈ヴェンダー〉の正体を突き止め るべく、ファン・カブリーヨ船長率いるオ レゴン号のメンバーに新たな使命が下る。 彼らはアフガニスタンの地でタリバンに潜 入し武器商人との接触を図ろうとするが、 逆に敵に捕らえられたカブリーヨは全自動 操縦の飛行機の中に閉じ込められる。高度 1万5千フィートの上空から決死の脱出を 試みるカブリーヨの運命やいかに……? -
改訂新版 銀のロケット
銀のロケットから立ち現れた美しい女性の幽霊。彼女の失われた記憶を求めて旅が始まる。30年の時を超えて、運命にみちびかれて出合った3人の物語。 「神様は悲劇が好みなのかもしれない」出張先で手に入れた古着のジャケットには30年前の悲恋の形見―銀のロケット―が隠れていた。そのロケットから立ち現れた美しい女性の幽霊。彼女の失われた記憶を求めて旅が始まる。旅先での新たな出会いに助けられ、彼女の記憶が戻った時、悲劇好みの神様が書いた30年前の恋のシナリオが明らかになる。この世でもあの世でも結ばれなかった悲恋を成就させるべく運命にみちびかれて出会った3人の物語。 【目次】 プロローグ 1~11,エピローグ 【著者】 都修 詳細不詳。本作がデビュー作。元版の刊行から8年後に大幅な改定を施した改訂新版=最終版を刊行。 -
現代ユウモア全集 11巻『らく我記』 高田義一郞
知る人ぞ知る、埋もれた作家唯一の創作集を含め、随筆、雑文など、貴重な全53篇を収録。 高田義一郞はこれまで「医学博士」ということ以外あまり知られていなかった。創作は少なく、医学的な随筆や通俗的な医学記事が多く、まとまった創作作品集は、本巻『らく我記』だけということで、埋もれた作家となっていた。 しかし、2015年に、彼が1929年の国立大学町都市開発初期、国立市に建築した貴重な文化住宅、旧高田邸が取り壊されることになり、邸宅の記録保存に関わる人たちによって、突然、義一郎の名前や経歴がクローズアップされるようになった。 本巻には、創作をはじめ、随筆、雑文など全53篇を収録している。勤務していた大学病院の裏話や通俗雑誌の医療相談欄の記事をおもしろおかしく評する一方、SF調の2作品、「人造人間」では、[試験管ベビー]を扱い、「人間の卵」では、[薬品で卵生化させての出産]をテーマに深刻かつユーモラスにまとめるなど、100年後の今でも考えなければならない問題をすでにこの時代に提示する鋭い洞察力にも溢れている作品も多い。 発刊当時の旧字体総ルビに加えて、より読みやすくした新字体バージョンも新たに追加収録している。解説文は日本のユーモア文学研究の第一人者・浦 和男。付録には、外箱や表紙や裏表紙など、当時の貴重な資料を収録する。 (電子版 2025年9月26日配信開始) ※この作品は一部カラーが含まれます。
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