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  • 彼氏が女装をはじめました…
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    ドイツで知り合ったエリートエンジニアの彼氏が、ある日突然、「女装」をはじめた——!! 結婚願望が強かった私・石野リサは途方に暮れるが、彼の女装欲求を受け入れ、交際を続けることに。一方、自分の“目覚め”を自認した彼・うさぎ君はヘアケアやメイク、体毛の処理にも熱心で、どんどんキレイになっていく……。女装はするけどココロは男? SEXの対象は女? トイレはどっち? ああ、私たちいったいどうなるの!? トランスジェンダー・性自認(Gender Identity)・LGBTQに関する問題がたびたびニュースになる昨今の日本で、当事者のパートナーは、どんなことに戸惑い、どう対峙していったのか。日常に存在する多様性の理解を深めながら、思わずくすっと笑ってしまうエピソードを4コマ漫画&イラストとともに綴る、LGBTQ考察エッセイ。 改めて多様性やLGBTQについて、“身近なこと”として見つめ直すきっかけとなる一冊。そう、あなたのフツーはフツーじゃないかも。
  • 蝶として死す
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    一一八三年、源氏の木曾義仲軍が平家を破って都入りした。しかし、平清盛の異母弟・平頼盛は都落ちした一門と決別し、都に留まっていた。そんな頼盛は、彼を知恵者と聞いた義仲に「首がない五つの屍から恩人の屍を特定してほしい」と依頼され……。第15回ミステリーズ!新人賞受賞作「屍実盛」ほか全5編。清盛が都に放った童子は、なぜ惨殺されたのか? 遠く離れた場所にいたはずの大姫が、父・源頼朝の話の内容を言い当てられた秘密とは? 平清盛や源頼朝などの権力者たちと対峙しながら、推理力を武器に生き抜いた頼盛の生涯を描く連作集。/【目次】禿髪(かぶろ)殺し/葵前(あおいのまえ)哀れ/屍実盛(かばねさねもり)/弔千手(とむらいせんじゅ)/六代(ろくだい)秘話/あとがき/参考文献/解説=細谷正充
  • いまこそ読みたい 教科書の泣ける名作
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    1巻889円 (税込)
    国語の教科書で読んだ、記憶に残る物語の短編集。「ないた赤おに」「スーホのしろいうま」「走れメロス」「少年の日の思い出」「故郷」「握手」「高瀬舟」「よだかの星」「トロッコ」など、懐かしい有名作品から隠れた名作までを多数収録。
  • 平安京は眠らない わかむらさきの事件記
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    元式部丞・藤原為時の娘で二十歳の小姫(のちの紫式部)は、創作の腕を評価され、左大臣源雅信の娘・倫子に「物語の女房」として仕えていた。小姫の書いた「光る君」を主人公とする短編は、貴族社会の一部で評判を取り、回し読みされている。倫子の要望に従い次々と執筆しているうちに創作の「種」に詰まってしまった小姫は、ある日、隣家の中流貴族の娘で幼馴染みの月乃に「取材」へ誘われる。女房たちの間で噂になっている七の宮の恋の真相を知るため、宮が女と逢瀬を重ねているという廃院に行ってみようというのだ。月乃の父の荘園を治める荘官の子・鶴丸を供に、廃院に向かった三人だったが……。 若き日の紫式部が、相棒とともに都大路の「謎」に迫る! 【目次】 第一話 六条の廃院 第二話 尋ねゆく幻術士 第三話 あこがれの草子 第四話 車争い 第五話 鳴滝参り
  • 逆襲の自衛隊【1】台湾有事
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    総統選挙をきっかけに動揺する台湾に、中国が軍事介入を宣言、軍を台湾周辺に展開させた。日本の国連工作は不発に終わり、輸入が途絶えて物価は急騰、日本経済は麻痺してしまう。 核EMP攻撃で機先を制した中国軍は、ついに台湾海峡を横断して台湾へ上陸した。 アメリカは台湾関係法に基づいて台湾防衛へのりだすが、在日米軍基地を中国軍のミサイルが襲い、尖閣諸島と与那国島を奪われた日本も、ついに自衛隊に防衛出動を命じる。 先島諸島へ迫る中国北海艦隊に対して、DDH『いずも』『かが』からステルス戦闘機F35Bが飛びたち、たいげい型潜水艦が一撃必殺の攻撃を敢行する。 禁断のリアル・シミュレーション、スタート!
  • 消えたファラオの財宝を探しだせ(上)
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    謎の王の行方を追え! 座礁した漁船に謎の遺物が見つかった。 歴史を揺るがす財宝争奪戦が始まる! NUMAファイルシリーズ第18弾!  嵐のスコットランド。  当地で休暇を取っていた米国立海中海洋機関(NUMA)のオースチンとザバーラは荒れ狂う波に揉まれるトロール船を発見し、その救援に向かった。  危機一髪で乗組員の救助には成功したものの、オースチンは船に不審を抱く。何かがおかしい。船長の挙動には不自然なところがあるし、そもそもなぜ漁船がこんな嵐の夜に―。事実、ふたりが陸に戻ると思わぬ事態が待ち受けていた。  やはりあの船には何かある。オースチンは謎を突き止めるべく、再び座礁したトロール船に向かった。
  • 神社は警告する─古代から伝わる津波のメッセージ
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    東日本大震災の津波の被害状況を調査したとき、不思議なことに気づかされます。  津波が到達した「浸水線」をたどっていくと、なぜか神社が現れるのです。一度や二度ではありません。神社のすぐ前まで波がひたひたと押し寄せた、そういう場所がやたらに多い。また、撮影された津波の映像も神社の境内からのものが少なくない。いったいこれは偶然なのでしょうか……。  たとえば福島県の沿岸部、新地町から相馬市、南相馬市までの神社84社をすべて訪れ、地図に落としてみると、多くの神社がきれいに浸水線の上に並ぶではありませんか。高すぎもせず、また津波に呑みこまれることもないギリギリの場所に、まるで津波を止めたかのように神社は建っていたのです。むろん被災した神社もあります。しかし、そこを訪れると、瓦礫のなかに石碑が残っており、神社が近世に移転してきたという来歴が記されていました。  われわれの先祖たちは、古来、地震、津波、台風など自然災害と向き合って生きてきました。そして、その教訓を、神社、地名などさまざまな形で伝えようとしてくれた。本書ではそうした数々の時を超えたメッセージに耳を傾け、明日への指針をさぐります。
  • 令和新装版 学校の怪談大事典
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    1巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2009年に刊行した『軽装版 学校の怪談大事典』が、装いも新たに再登場! これ一冊で学校の怪談のすべてがわかる!! こわい話や妖怪のことなど、知りたいことがズラリ勢ぞろいの超豪華“究極の大研究本”。学校の怪談を中心にとりあげ、各用語を豊富な例をひいて、その意味や背景をわかりやすく解説! 例話として、508のこわいお話が収録されています。
  • カレーライスを一から作る
    4.4
    ★厚生労働省社会保障審議会推薦 「グレイトジャーニー」で知られる探検家、関野吉晴がおこなった、 武蔵野美術大学のゼミを追った映画「カレーライスを一から作る」を書籍化。 お米、野菜、スパイスを育て、塩を採り、器とスプーンも作り、 最後にヒナから育てた鳥を絞め、肉にする。 はたして、おいしいカレーはできたのか? 学生たちにどんな変化がおきるのか? チャレンジを追ったノンフィクションです。
  • 神さまの隣
    -
    1巻1,320円 (税込)
    四季折々の、わたしのカケラ 詩、短歌、小説、エッセイからなる著者初めての作品集。嬉しい時、楽しい時、苦しい時、悲しい時。人生のいろいろな場面を著者は鋭い感性で切り取ります。好きなときに好きなページを開いて一読すれば、おいしいチョコレートのカケラのように読む人を元気にします。 目次 プロローグ 詩 四季折々、わたしのカケラ 地球の恵みを味わって あの頃の憧憬 僕と彼女と世界のきらきら 心の刻印、色とりどりの記憶 夜の淵にたたずんで 未来を見据える時 人生の景色 祈り、敬愛 短歌 愛の歌 彩の歌 生の歌 影の歌 時の歌 心の歌 夢の歌 幸の歌 小説 雫くんの旅 未来への扉 エッセイ モノローグ 絵画 コーヒーカップと小旅行 ピアノ 翼がほしい 終わらない白昼夢 受け取るだけの時間 クラシック音楽 階段を上るように 書きたい熱 エピローグ ~人生のマリアージュ~

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  • ハロー わたし! ハッピーエンドはいつだって君のもの
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    絶望の先には、優しく強い光がある 雪の降るクリスマス。 授業のレポートのためにバイトを休んだ僕は、母に頼まれて祖父を訪ねる。 その道すがら、子どもの頃祖父と通っていた乗馬倶楽部で出会った、有紀ちゃんのことを思い出していた。かわいくて料理上手で、僕が密かに想いを寄せていた彼女は、突然の事故で亡くなってしまったのだ。 ずっと消えない喪失感を抱えた僕に、祖父が語った「雪女」の話とは――。 悲しみの先にある光を描く「僕と雪女」他、生きることと死ぬこと、絶望と再生を、繊細な言葉で綴る三篇。 ◇僕と雪女 ◇遅い返信 ◇片脚のマリオネット

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  • カラーオブトーキョー
    -
    1巻1,320円 (税込)
    カラー オブ トーキョー 昭和と平成の時代、実直かつ丁寧に生きる人々の慎ましい日々が綴られた短編小説集。 浅草、足立区、六本木、各街を生きる主人公の瞳には色が映る。 赤と青、暗闇 新潟・村上から上京し、浅草で油屋を営む健一に嫁入りしたみち。義母にいびられながらもひたむきに生きている彼女は、家のはす向かいにあるソープランド・乙女シルクの赤と青のネオンに照らされながら佇む女を見るとなぜかほっとする。夫である健一、落ちこぼれた義弟・勝二、故郷に置いてきた飼い犬・シロ…。誰もが弱さを持ちながらも生きている――。戦後、高度成長期の中、浅草を舞台とした人間模様が描かれた、互いが互いを想いあうストーリー。 ひょうたん沼と黄色いカエル 時は、昭和の初夏の朝、濃霧の中、近所のひょうたん沼にお父さんと釣りに行った小学生の知子。そんな時でもお酒をあおるお父さんを見ると嫌な気持ちになる。そこで不思議な黄金のおたまじゃくしをみつけ、おうちに持って帰り育てることになるが――。ありふれた暮らしの中で紡がれるお話。 ふち取りは灰色と白 高速道路沿いの歩道で女性ホームレスが襲われる事件が発生した。OLだった知子はそのニュースを見て、遠い昔の記憶がよみがえってくる。時はバブル崩壊後。再開発前の六本木、高速道路下の公衆トイレの横に座っている女性ホームレス。彼女の髪はグレイヘアで長い三つ編みをしていた――。 赤と青、暗闇 ひょうたん沼と黄色いカエル ふち取りは灰色と白

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  • 三淵嘉子の生涯
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容】 2024年春スタート、朝の連続テレビ小説の主人公のモデルとなった、三淵嘉子の生涯をまとめた本。女性で初めて司法化試験に合格して弁護士となったり、日本初の女性裁判所長になったりと、法曹界において時代を切り開いてきた、女性の生涯を描く。 また、仕事だけでなく、結婚や出産、再婚など、プライベートな部分にも迫り、社会に広く貢献してきた三淵のパーソナルな部分も垣間見えるような一冊である。 第1章 嘉子誕生 — 賢く活発な少女 第2章 人とは違う学生時代 — 反対にもめげず、明治大学へ進学 第3章 法律家への第一歩 — 女性初の司法科試験合格 第4章 嘉子、結婚 — 幸せから一転、過酷な戦中生活へ 第5章 激動の戦後 — 夫、父母、弟の死を乗り越えて 第6章 母として、働く女性として — 法を司る裁判官の責任を自覚 第7章 地方転勤と再婚 — 名古屋での出会い、新しい家族との生活 第8章 初の女性裁判所長に — 法曹界内の女性差別に敢然と講義 第9章 退官、その後 — 幸せな老後と最期の別れ 【著者】 佐賀 千惠美(さが ちえみ) 1952年、熊本県で生まれる。1977年、司法試験に合格。1978年、東京大学法学部を卒業、司法修習生に。1980年、東京地方検察庁の検事に。1981年、同退官。1986年、弁護士登録(京都弁護士会)。1991年、早稲田経営出版より『華やぐ女たち 女性法曹のあけぼの』を出版。1996年、京都弁護士会の副会長に。2001年、京都府労働委員会の会長に。同年、佐賀千惠美法律事務所を開設。2023年、『三淵嘉子・中田正子・久米愛 日本初の女性法律家たち』(日本評論社)が発売に。 もっと少なく読む
  • Aの人生
    4.0
    だらだら・BAR・オクラ納豆・テイクイージー・のんびり・忘れもの・腰痛・デパートの食品売場・休カン日・漫画・おやすみなさい・一番湯・終電車・ものは考えよう・果報は寝て待て・毎日が日曜日・夕焼け・お祭り感覚・映画館 ――このなかに好きな言葉が5個以上あったら、あなたもきっと「Aの人生」(えーじんせい)を送れます。藤子不二雄A、漫画家生活50周年記念。 ●ぼくは「気楽」という言葉が大好きだ。ぼくの田舎では、「あのヒト、キラクなヒトや」というが、“キラクなヒト”とは、のんびりしてそうなヒト、ということだ。“気”を“楽”に持つ、いまの時代には一番だいじなことだと思う。自分が“気”を“楽”に持てば、それはヒトにうつる。すると相手も“気楽”になる。それがドンドン広まっていけば、せちがらい日本の社会も、何か明るく陽気になるのではないだろうか。――本文より
  • 青春サプリ。 自分がここにいる理由
    4.0
    感動×涙。どこから読んでもOK!すぐ読めて、朝読にも最適。部活の悩みに共感必至!勇気をもらえる、感動ストーリー。 テーマは決意。「『がんばれ』とか『ファイト!』とかそういうのはいらない。コーチングをしろ。先輩が怖くて厳しく言えないなら、部をやめろ。」ツンデレ鬼監督のキビしい指導にも負けず、男子バスケ部で中核的存在になっていく女子マネージャーのサクセスストーリー、他4話。
  • kotoba 2022年冬号
    3.0
    独学の愉しみ 数学、哲学、語学、音楽etc.─カテゴリーを超え、書店やWEBは、 人々の向学心をくすぐる膨大な「独学アイテム」であふれている。 なぜ我々は学びたいのか? デジタルツールの進化により、 あらゆる知識が瞬時に引き出せる今、学ぶことの意味はあるのか? 様々な独学スタイルを考え、学びの魅力・意味をさぐる。 Part1 独学の真髄を味わう 読書猿/独学者を阻む薄い壁 吉田 武/独学とは再帰なり――選ばれし者から選びし者へ ウスビ・サコ/自力で学ぶ「自学」のすすめ 澤井康佑/大金不要、ネイティブ無用――独学最強の英語学習法 鎌田敬介/日本の「仕事人」をとりまく独学環境 志村真幸/独習者、南方熊楠の驚異の記憶力 青い日記帳/独学だからこそ身につく――いちばんやさしい美術鑑賞術 永江 朗/独学本のススメ Part2 私の独学、私と独学 佐藤 優/独学の秘訣――記憶を再現するためのノート術 柳川範之/苦しい学びは続かない 石塚真一/独学の漫画家、独学のサックスプレーヤーを描く 岡部恒治/社会人のための数学独学法 深川峻太郎/私はなぜ相対性理論を独学したのか 角幡唯介/冒険と独学 黒田有彩/宇宙飛行士になるための独学 特別再録/立花 隆 知的好奇心のすすめ 【kotobaの人】岡島喜久子 インタビュー あらゆる立場の人がフラットに話すことからイノベーションは生まれる 【kotoba Special】 田崎健太/いま一番聴きたい法話 「H1法話グランプリ」に寄せて 【連載】 大岡 玲/写真を読む 山下裕二/美を凝視する 水野和夫/資本主義の超克 橋本幸士/物理学者のすごい日常 大澤真幸/我々の死者(を超えて) 高橋秀実/ことばの番人 今尾恵介/珍名バス停探訪記 阿部公彦/日本語「深読み」のススメ 阿川佐和子/吾も老の花 大野和基/未来を語る人 葉月けめこ/時代うた――詞人のことば 高橋源一郎/失われたTOKIOを求めて 中野香織/スポーツとファッション おほしんたろう/おほことば 【kotobaの森】 著者インタビュー/北村紗衣 『批評の教室――チョウのように読み、ハチのように書く』 大村次郷/悠久のコトバ 山口 進/人は何を食べてきたか 町山智浩/映画の台詞
  • ぼくのママはプロサッカー選手
    -
    ママでも現役!元なでしこの出産育児奮闘記。 2020年3月3日、プロサッカー選手の岩清水梓さんは、32時間におよぶ難産の末に男の子を出産しました。 女性アスリートにとって、妊娠・出産は現役引退とイコール。日本のスポーツ界ではそれが当たり前という暗黙の了解があり、なでしこジャパン(サッカー女子日本代表)の守備の要としてワールドカップ優勝やオリンピックでの銀メダル獲得などを成し遂げてきた岩清水さんも、一度は引退の思いを家族に打ち明けました。 しかし、彼女にはかなえたい夢がありました。 「わが子を抱っこして、ピッチに入場したい」 一転して現役続行を決意した彼女は、育児休養期間を経てプロサッカーの舞台に帰ってきて、2024年現在も日テレ・東京ヴェルディベレーザの一員としてプレーを続けています。 本書は、2021年に発足したWEリーグ(日本女子プロサッカーリーグ)で、初めて出産を経て試合に復帰した選手となった岩清水梓さんの出産と子育て、そして“職場復帰”の記録です。 ときに真剣に、ときにユーモアたっぷりに激動の日々をつづった全編描き下ろしのエッセイに加えて、家族や、クラブスタッフ、チームメートといった彼女を身近でサポートし、応援してきた人々のスペシャルインタビューも掲載。 これは、女子サッカー界を代表するトップアスリートの話でもあり、どこにでもいるひとりのママの話。 すべての働くママたちや、結婚・出産後も好きな仕事を続けて自分らしく生きていきたいと願う女性に、共感と勇気を感じてもらえる1冊です。 ※この作品はカラーが含まれます。 (底本 2024年3月発売作品)
  • あの夏が教えてくれた
    4.0
    ボーディはミズーリ州の田舎町で暮らす15歳の少年。父を亡くし母親と淋しい日々を送っている。高校に馴染めず、友達は一人もいない。静かすぎるその町で、最近大事件が起きた。町最大の企業〈ライク工業〉に勤める黒人女性が、不審な失踪を遂げたのだ。そんなとき、ボーディが慕う隣人ホークを保安官が訪ねてくる。女性は実はホークの知人で、ふたりのあいだには噂があったという。思いがけない事件が、ボーディの日常に不穏な影を落とす―。現実に悩みつつ、少年は鮮やかに成長する。『償いの雪が降る』の著者が贈る、心震える青春ミステリ!/解説=古山裕樹
  • スリー・カード・マーダー
    -
    被害者は、2月5日、火曜日の午後4時5分に空から降ってきた。喉には無惨な切り傷。落下してきたと思われたその男のフラット5階、バルコニーのある部屋は無人で、しかも玄関ドアは内側から釘と板で封じられていた。この不可解な密室殺人に臨むのは、サセックス警察のテス・フォックス警部補。彼女はしかし、被害者の名を知って愕然とする。その男は15年前、妹セアラを救うために罪を犯したあの夜の関係者だった。詐欺師として自分と正反対の世界で生きる異母妹を救うために……。意外な展開を見せる事件に姉妹が挑む、新シリーズ開幕!
  • 夫婦で年収600万円をめざす!二人で時代を生き抜くお金管理術
    3.7
    こんな時代だからこそ、ひとりの収入にたよっていては危険です! 不況でお給料が下がっても、増税で手取りが減っても、年金や政府が頼りにならなくても、 時代に合わせて工夫をし、二人で力を合わせて年収600万円以上を確保し、この先行きの見えない厳しい時代を生き抜いていきましょう! 年収600万円あれば、家賃の高い都市の中心部でも、子どもを育て、自己投資や二人の将来への貯金もすることができます。 けれども、年収600万円は多くもあり少なくもある金額。昭和の時代遅れなライフスタイルのマネープランでは、破たんする可能性もあります。 時代遅れのライフスタイルとは「家と車を買いなさい。生命保険にたくさん入りなさい」。 「夫が外で働き、妻は家庭を守る。年金はお国と会社に守ってもらう」というもの。 年金すらも自己責任になっている現代で、昔と同じようなライフスタイルは御法度です。 これからは、夫婦二人の腕が試される時代です。発想を180度変えて、二人で稼ぎ、何にどうやってお金を使うかを真剣に考えていく必要があります。 本書では、夫婦で年収600万円を稼ぎ、豊かに暮らすためのお金の管理術を豊富なケーススタディーとともに解説。 二人のお給料の上手な管理方法をはじめ、支出カットの目のつけどころ、貯金や投資の方法、保険や住宅に対する戦略、 教育費や老後資金のつくりかたなど、すぐに実行できる二人のお金のコツをたくさんご紹介します。 そして、本書を使って二人にピッタリのマネープランを計画し、「この先何が起きても大丈夫!」と安心できるようなお金の体制をつくっていきましょう。
  • 乱世、一炊の夢
    -
    天下動乱。 戦国時代末期を奔走した佐竹義宣とは何者か。 義宣が天下分け目の戦いでは「静観」するに至った道筋と、 信長の死後から関ヶ原までのドラマを鮮やかに紡ぎだした傑作歴史小説。 権謀術数が渦巻く戦乱の世に義を貫けるのか。 常陸国、現在の茨城県にて権勢を誇った佐竹氏の二十代目当主・義宣。 小田原の陣で豊臣秀吉に臣下の礼を執るものの、 揺れ動く時代と権力争いの波に吞みこまれ、翻弄されていく——。 諸侯蠢く戦国の世を克明に描いた、渾身の一作。

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  • 生涯現役を目指した私の生き方 ―短い人生をどう生きるか―
    -
    1巻1,567円 (税込)
    会社勤めだけがすべてではない。 二度の肺結核、そしてC型肝炎……。 病に侵されながらも働くことを 諦めなかった著者の想いとは―― 90歳の今も現役を貫く著者の仕事観や 人生観を語った、渾身の自叙伝

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  • ふたりの渚 水平線を見に行こう!
    -
    1巻1,567円 (税込)
    さあ、「のぼれる灯台」をめぐる旅へ。 「参観灯台って全国にあるよ。(中略)これを全部行ったらスゴイよね」(本文より) 交通案内所に勤める池江渚は、ある日『なぎさの旅日記』というブログを見つける。 自分と同じ名前に運命めいたものを感じて読み進めてみると、 その「なぎさ」は渚のすぐ近くに住んでいるようで...? すべてをコンプリートする計画を立てたふたりの渚を待つのは、 津々浦々の絶景、名物、そしてキラキラ輝く水平線。 軽快な筆致で描かれる、前代未聞の”灯台めぐり”小説。 国内旅行のモデルコースとしても!

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  • 地球国を創る
    -
    世界中の国境をなくしてオンリーワンの国になれば、世界に平和が訪れる 地球国が誕生すれば世界は一つになり、全人類が一つの国民になります。地球上の人類は皆兄弟、戦争がなくなり、世界平和が訪れます。100年後の人類と動植物の繁栄を目指して、政治家を動かすため一緒に行動しませんか?

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  • 記憶の旅に栞紐を挿み
    -
    今日も伊那谷の広い空と2つのアルプスを眺めながら歩んできた道のりを振り返る 妻の病を機に、変化した生活。 移住した信州での、穏やかな暮らし。 予定外の出来事ばかりだけれど、 これが私の、たった一回の生命の旅――。 夕陽が沈む時、その残照が仙丈ケ岳をコバルトブルーに浮かび上がらせています。 その荘厳な光景の先に永遠の時を想い、生きていることの奇跡を思わずにはいられません。 (本文より)

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  • 聴く監督
    5.0
    WBC 2023では投手コーチとして世界一。 ロッテでは指揮官としてチームをAクラスへ。 ダルビッシュ有、大谷翔平、佐々木朗希らと共闘した 球界きっての名伯楽が実践する「傾聴法」とは? 対話重視、教えないコーチング等の理論にさらなる磨きをかけチームと向き合う。 本心を引き出す武器は「平常心」 【目次】 はじめに 第1章 世界一の投手コーチ 第2章 理想の監督像とその準備 第3章 聴く監督 第4章 根拠のある起用 第5章 土壇場で奇跡を起こす力 第6章 さらなる高みを目指して おわりに
  • 太郎とさくら
    3.6
    1巻1,650円 (税込)
    東京の食品会社に入社して4年目の丸山太郎は、異父きょうだいの姉・さくらの結婚式に出るため、久しぶりに帰郷することになった。平凡ながら温かい結婚式に波風が立ったのは、さくらの実父・庄造が酔った顔で現れたから――。仲は良くても遠慮と寂しさがあった異父きょうだいが、トンチンカンな「もうひとりの父」に振り回されながら絆を深めあっていく、温かな家族の物語。
  • カントリーノート
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 長野県上伊那農業高校校長を最後に退職した著者は、農業に趣味にと充実した生活を送る。 自然に囲まれた日々を綴ったエッセイを通して、豊かな老後を過ごすコツを語る。 【目次】より 一 高齢化社会を生きる 二 幸せの方程式 三 死に至る道 四 自然とともに生きる 五 田舎暮らし 今と昔 六 夢の続き 七 多様化の時代を生きる 八 政治の貧困 九 豊かな時代の教育 一〇 趣味が人生を豊かにする 一一 食文化 一二 農に生きる暮らし 終わりに (※本書は2020/04/28に鬼灯書籍より刊行された書籍を電子化したものです。)
  • 四ツ山鬼談
    3.0
    1巻1,650円 (税込)
    「これを、漆喰に混ぜて塗れ」 依頼主から左官に渡されたのは小さな白磁の壺。 仕事は「ある家」の外壁の塗り直し。 「家の中には入ってはならん」 何が見えても聞こえても。 熊本県荒尾市。かつての炭鉱と競馬場と干潟の町。 雨が降れば、土地に染み付いた念が湿った煤の匂いとともに立ち昇る。 町のそこかしこに潜み、たたずみ、彷徨う黒い人。 「夜行堂奇譚」の著者が故郷を舞台に描く、奇怪な幻燈のごとき怪異譚。 これは、鬼の話である――。 ・「囁く家」  漆喰の塗り直しを頼まれた左官。そこは入った者の命をとる死霊憑きの家 ・「ひそむ鬼」  離れの床下には鬼がいる…鬼の写真を撮ることにとり憑かれた伯父の家の秘密 ・「箪笥の煤」  抽斗を開けた者は肺を病んで死ぬ。祖母が弔う祟りの桐箪笥の由来 ・「ヤマから響く声」  亡き叔母の日記。そこに綴られたのは庭の井戸と黒い人に纏わる恐怖の記録 ――ほか11の忌み話
  • 真夜中は、自分時間。―日日是「稿」日―
    -
    深夜0時から始まる自分だけの世界――。 毎日450文字。ちょっぴり夜更かしな著者が8カ月間も続けた新聞投稿。 時節の出来事や故郷・天草の豊かな自然風景、そして日本の将来は…… 赴くままに書き綴る、ひとつ1ページのライトエッセイ集。 気分の良い時にはそのまま寝るに限るが、つい、深夜のテレビのニュース番組にチャンネルを合わせて見てしまい、頭が冴えてくる。深夜にあれこれ考えるくせになってきたのはあまり良くない生活習慣なので寝よう。午前3時を過ぎた。(本文より)

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  • 29歳、右折の週 -迷える四つ角照らす昭和のスティックライト-
    -
    胸を焦がす恋、でも結婚は別 昭和のアラサー女子の数奇な恋愛物語 人生には意外な伴侶が待っている 高校を卒業して11年。あさみは、電力会社に勤める山川と婚約した。プレイボーイ越前に恋焦がれていたが、誠実な山川を選んだのだ。しかし女子高時代からの友人理緒子が山川に無理やり会ったことから、あさみの幸福な人生は波乱に巻き込まれていく。

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  • せっちゃんのアメリカ滞在日記 サンフランシスコ生活17年
    -
    こんなに違うの? 日本とアメリカ 生活環境、働き方、コミュニケーションの密度、家族観。何から何まで異なる国で、大切な人たちと過ごした日々を飾らない言葉で綴る、自伝的海外エッセイ。

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  • 余命10年 多発性骨髄腫になって、やめたこと・始めたこと。
    4.3
    がん、余命10年、岸博幸が悟った、人生でやるべきこと、やめるべきこと。 ゲーテwebで1200万PVを獲得した独白記事を大幅加筆して、書籍化。 同世代、子を持つ親、若者、日本の未来に最期に言いたいこと。 元官僚の大学院教授・岸博幸が、人生の締め切りがわかったことで気づいた、 残りの人生を“ハッピー”に生きるための究極の思考法。 仕事、たばこ、過保護だった子育て、白髪染め、マルチタスク、酒、変化に動じること……、 すぐにやめるべきこと、すぐに始めるべきこととは。 <目次> はじめに 2023年1月20日、がんを告知された 1章 癌になってようやく悟ったこと 2章 余命宣告された人・定年を迎える人へ 3章 未来を担う、若い世代へ 4章 人生を”ハッピー”に”エンジョイ”するための5つのヒント 5章 子を持つ親へ 6章 日本の未来へ、5つの提言
  • 君の人生に勇気はいらない グズで臆病な僕の人生を変えた口の悪いメンターとの物語
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    その圧倒的な知識量とカリスマ性で、多くの読者の支持を得ているメンタリストDaiGoさん。 さまざまなノウハウをみなさんに伝えるなか、1つ残念に思っていることがありました。 それは、結局、みな何からどう始めればいいかを把握できていないこと。 そこで考えました。どうすれば、効果的にみなさんに伝えることができるのか。 そして、生み出されたのが本書です。 小説にして、感情をうったえることで、たんなる知識ではなく実戦へと落とし込めるのです。 ぜひ、メンタリストDaiGoさんによる、新しい自己啓発を体験してみてください。 きっと、新しい日常が始まることでしょう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 本書は、自分に自信がなく、 変わりたいと思いながら、 結局変われない毎日を過ごしていた主人公・翔太が、 謎のダークメンターに出会い、 変わっていく物語です。 口の悪いダークメンターにムカつきながらも、 なぜか課されたワークにとり組み、 操られるように導かれていく翔太。 ぜひみなさんも翔太と一緒に ワークにとり組んでみてください。 読み終わったころにはあなたにも、 変化が訪れているかもしれません。 ※カバー画像が異なる場合があります。
  • 小説 防衛のインテリジェンス
    -
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 前著「小説・日本の長い一日」で、警察庁公安部の外事課長の元総理銃撃事件の物語を書いてから1年。  満を持して、もう一人の主人公、防衛省情報本部情報課長・井上聡の「ウクライナ侵攻」「元総理狙撃事件」「防衛3文書」をめぐる激動の1年を描いた1冊。日本を取り巻く中国、韓国、北朝鮮との最前線での情報の攻防――そしてアメリカとの関係と駆け引き。「守るべき」国家と組織と個人、日本を舞台としたさまざまな情報戦の真実、敵と味方ーー多くのテーマが、実際に起きている事件とシンクロする、著者ならではの表現で解き明かされていく。ドラマ「VIVAN」放送で話題の防衛省の内部の確執まで描き、元防衛省幹部に、“ここまで書くのか”と問われた話題作。 構成 1幕 第1章プロビデンスの目 第2章中国・国家安全部の「暗殺対象リスト」 第3章「ウクライナ侵攻」その時、防衛省は 第4章諜報は平時の戦争 第5章盗聴器 第6章ミスターX 2幕 第7章元総理狙撃事件 第8章「制服組」と「背広組」の確執 第9章スパイ疑惑 3幕  第10章米国代表団の来日 第11章「安全保障3文書」の攻防 第12章報復の彼方 著/本郷矢吹 著者プロフィール 高校卒業後、某県警察に拝命。警察本部で刑事部に籍を置くが、韓国語が堪能であることから公安部門へ異動。その後、韓半島を中心とした周辺国の情報を担当。その間、国内外の情報機関の担当者と交流を持ち、国際情勢に幅広く精通する。
  • マリーゴールド町 心の洗濯屋さん
    3.0
    韓国で35万部突破!!疲れた心にじんわり沁みる ヒーリングファンタジー小説の決定版! エッセイ『好きに生きても大丈夫』の著者による、初の長編小説。 韓国では発売から約1カ月で10万部を突破し、総合ベストセラー小説1位に。 世界各国で翻訳が決定し、話題沸騰!  ――たとえば、の話だけど。  後悔していることをやり直せたら、  心の傷になっている落ちないシミみたいな痛みを消せたら、  あなたは幸せになれる?  本当にそれを消すだけで、幸せになれるのかな。 「悲しみを癒す力」と「願いを現実にする力」を持つ少女ジウン。 ある日突然、愛する両親が消え、ジウンはひとりぼっちになってしまう。 魔法の力で何度も生まれ変わり、あちこち探し回るが、両親は見つからない。 100万回目に生まれ変わったとき、ジウンは「心の洗濯屋さん」を開くことを決意する。 夢に破れた青年、失恋の痛みを抱える女の子、家族との関係に悩むインフルエンサー……。 訪れてきた人々の「心の痛み」を洗濯するうちに、ジウンはある大切なことに気づく。 真夜中に突然現れた不思議な洗濯屋さんの物語。
  • この道を正解にしていく。 Jリーグ、海外移籍、闘病、帰郷――プロ20年の軌跡
    -
    鈴木啓太 本田圭佑 長友佑都 香川真司 岡崎慎司 槙野智章 赤星貴文 サッカーレジェンドによる HOSOGAIへのエール収録! 浦和レッズへの加入から プロサッカー選手としての20年。 日本代表 ブンデスリーガをはじめ 海外リーグ7シーズン そして柏レイソル 故郷のザスパ群馬へ。 栄光の過程には 様々な挫折 すい臓腫瘍との 命懸けの闘いと克服があった。 人生に起きる様々な出来事を 「正解」に変えていく。 その覚悟はあるか――。 不死鳥・細貝萌 初めて明かした 真実とマインド。 <目次> プロデビュー20 年の節目に まえがきにかえて 第1章 不死鳥 すい臓手術からの復活 ・インタビュー 中村明花さん(タレント・モデル、妻) 細貝恵子さん(母) 第2章 浦和レッズ プロ意識を覚醒させてくれた最強集団 ・インタビュー 鈴木啓太氏 (元浦和レッズMF AuB株式会社代表取締役) 赤星貴文氏 (元浦和レッズMF 岳南Fモスペリオ代表取締役) 第3章 ドイツ移籍 自分の選択を正解にする覚悟 ・インタビュー 香川真司氏(セレッソ大阪MF) 大野祐介氏(代理人=アスリートプラス) 第4章 時間と思考 「細貝萌」の血肉となった考え方 ・インタビュー 相澤陽介氏 (White Mountaineering デザイナー) 樋口昌平氏 (担当マネジャー=アスリートプラス) 第5章 少年時代 世界で一番サッカーが好きになる方法 ・インタビュー 岡崎慎司氏 (シント=トロイデンVV FW) 槙野智章氏(元日本代表、解説者) 第6章 ホームタウン 初めてサッカーが好きになった場所へ ・インタビュー 茂木洋晃氏(G-FREAK FACTORY) 長友佑都氏(FC東京DF) 本田圭佑氏 (NowDo株式会社CEOほか) 謝辞 前例のない出来事を伝えておきたい
  • 自我が人生を導く―神戸天然物化学の起業と発展—
    3.0
    自我を確立し、貫くことは決して容易な道ではない。 しかしそれがあってはじめて、人生は拓かれていく—— 親の方針通り生きていれば、大学入学、就職、会社設立、 博士課程入学、さらにはマザーズ上場を果たすことはなかっただろう——。 将来に悩む人にこそ読んでほしい、飽くなき挑戦と成長の記録。 81歳、未だ挑戦を続ける著者、波乱万丈の自叙伝

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  • シウカラ
    -
    1巻1,881円 (税込)
    知りすぎた者は、抹殺される。 老舗和菓子屋の先代社長の不審死をきっかけに、葛城光一(かつらぎ こういち)は語られざる古代史の世界に迫る。 個性豊かな仲間と共に真相を求めて日本各地を巡る中、光一を阻む謎の人物がいて……。 予測不能な展開に息を飲むエンタメ・サスペンス小説!

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  • 落語速記はいかに文学を変えたか
    -
    1巻2,090円 (税込)
    寄席に行かずに落語を知る画期的な方法として明治期に生まれた「口演速記」。三遊亭圓朝ら当時の人気落語家の速記本は好評を博し多くの読者を獲得しました。一方、二葉亭四迷らの言文一致運動にも多大な影響を与え、日本近代文学史上においても重要な役割を果たしています。演芸速記の誕生秘話や発展の歴史、そして坪内逍遥、夏目漱石ら作家たちとの関わりなどを解説しながら、明治期の落語を現在に残す第一級の資料である口述速記について考察。文学ファンのみならず、ディープな落語ファンの要求にも応えます。
  • それでも、生きてゆく
    5.0
    1巻2,640円 (税込)
    2011年のドラマ「それでも、生きてゆく」シナリオ全11話と、著者あとがき、製作陣座談会も収録した決定版! 14歳の夏、友人の文哉に妹を殺された洋貴。一方、兄の文哉が殺人を犯したことで、以降、名前を変え住む場所を転々とする日々をおくる妹・双葉。 事件から15年後、ある思いを抱え洋貴のもとを訪れた双葉は、洋貴の父から兄が8年前に医療少年院を出たと聞かされる。ともに文哉を追い、事件に向き合ううち、やがて二人は互いに惹かれあってゆくのだが――。 被害者遺族と加害者家族の双方を丁寧に描きながら、彼らの日常を掬い上げることで究極のラブストーリーとして多くの視聴者の胸を打った傑作ドラマ「それでも、生きてゆく」。全11話のシナリオ完全版と、脚本・坂元裕二×プロデューサー・石井浩二×演出・永山耕三×主演・永山瑛太&満島ひかりによる録りおろしの座談会、書き下ろしあとがき、ドラマの初期の企画書まで収録した、決定版。
  • 令和の徒然草
    -
    何ものにも束縛されず、思いのままにたゆたうように、優しく柔らかく人の流れの中に自然に身を置き、つれづれなるままに生きたい――人、社会、自然、科学、家族などをテーマに、精神分析家が日々の生活の中で人生の教訓をつれづれなるままに綴るエッセイ。
  • 求道の越境者・河口慧海 チベット潜入ルートを探る三十年の旅
    -
    電子版は本文中の写真をすべてカラー写真に差し替えて掲載。 鎖国時代のチベットに日本人として初めて潜入した僧・河口慧海。謎に満ちたその経路をついに解明する! 30年以上にわたり現地を旅し、土地の人々交流し、調査を重ねてきた第一人者が、その集大成として書き下ろしたノンフィクション。
  • 美しく枯れる。
    4.0
    「50代を生きるって、とても大変で、難しい。 それでもオレは、美しく枯れていきたい」 前作『粋な男たち』から約5年半余りのときを経て、 著者・玉袋筋太郎を取り巻く環境は激変した。 2020年、オフィス北野から独立しフリーに。 兄弟弟子である「たけし軍団」から離れ、 「浅草キッド」の相棒である水道橋博士、 師匠であるビートたけしとの距離も遠のいた。 初孫という新しい命に喜びを感じながらも、 母親は認知症を患い施設に入った。 長年連れ添った妻は、ある朝、家から出て行った……。 仕事の人間関係、夫婦仲、家族構成にも変化が訪れる、 波乱万丈な50代――。 「時代遅れ」な昭和の粋芸人が語り尽くした、 悩めるすべての大人たちに捧ぐ、人生後半戦の歩き方。 ●目次 はじめに――50代を迎えて、オレの人生は激変した 第1章 人間関係って大変だよな 第2章 「発酵」した50代の仕事観 第3章 夫婦ってなんだか難しい 第4章 新しい命と消えゆく命とともに 第5章 「人生」のこと、考えてみよっか おわりに――美しく枯れるために
  • 等圧線(第7回大藪春彦新人賞受賞作)
    無料あり
    5.0
    1巻0円 (税込)
    次々と話題の新人を排出する大藪春彦新人賞、第7回受賞作! ●今野敏 選評(抜粋) 日常の描写の中から次第に事件が立ち上がっていく書きぶりが見事だ。余韻のあるラストシーンもいいと思う。 ●馳星周 選評(抜粋) 楽な手法を選ばなかったその姿勢に、いくつもの次点を克服して前進していく資質があるのではないか。是非、大いなる成長をとげてほしい。 ●徳間書店文芸編集部編集長 選評(抜粋) 謎が謎を呼ぶ展開のうまさに引き込まれました。細かなエピソードの積み重ねで男の印象を二転三転させていく構成力も巧みです。 ●あらすじ 「そちらにオリハラユキヒロはいませんか?」 わたしの勤めるスーパーにかかってきた不可解な電話。 該当者はいないのだが、聞いた特徴と合致する男が一人いる。 ある日配属された、人当たりの良い副店長候補・吉崎だった。 オリハラが何者なのかはわからない。だが、吉崎のある行為を見てしまったことから、わたしは疑念を抱き始め……。 ※受賞作のほか、選評および受賞の言葉を収録
  • 季野秋姫作品集
    -
    1~2巻440~495円 (税込)
    わたしの血はね/赤い/背骨で血は作られるよ/わたしは人間なんだ……ありふれた日常……ではない。もう一つの次元から垣間見た世界。目のまえにあるはずの現実が、自分の思っているものと違う事実。当たり前としていた認識がズレる感覚。変幻自在な言葉に誘われ、何気なく足を踏み入れると、気づけばそこは季野秋姫ワールド! 独特な世界観の詩集。
  • あたしとわたしとメロンソーダ
    -
    1巻495円 (税込)
    好かれようと「わたし」を演じていたあたしを、あたしに戻してくれた人、海斗。あたしは浅見れもん、大学三年生。海斗と過ごす時間が心地よくて、海斗への気持ちがどんどん強くなっていく。わたしたち、ずっとずっと一緒にいられるよね?(あたしとわたしとメロンソーダ) 彼女と住む部屋に、破天荒な姉が転がり込んできた!(a.ne.ki.)
  • ひとひらばなし
    -
    「私は惚れっぽい。あれも、これも、素敵。至って間口が広いのかも?」という言葉を地で行くように、一番多い旅行のテーマだけでも、尾瀬ヶ原ハイキングに伊良湖メロン狩り、御岳山登山など行き先も目的も実に様々。両親や家族、ペットなど多彩なテーマを見事な手際で鮮やかにつづった55編、今も記憶に残る大切な瞬間を丁寧にすくい上げた好奇心あふれるエッセイ。
  • 落日の彼方に
    -
    どうして僕はこうなのだろう? 小学校の頃は、下手なジョークでクラスを大爆笑させて授業を妨害したりすることもあった。ところが中学校では、毎日毎日が苦痛の連続になった。クラスの人も僕には関心がないし、「勉強して何になるんだろう?」と学校に何で行くのかわからなくなった。二年生になるとさらに事件が起こり……学校でも家でも居場所がなくなった少年が見た風景とは?
  • ダライ・ラマ六世恋愛詩集
    4.0
    ダライ・ラマ6世(1683-1706)ツァンヤン・ギャンツォは,ダライ・ラマの化身とされながら,自ら還俗して,恋に明け暮れ詩を詠う若者となった.23歳で数奇な生涯を終える.彼の残した六音節四行のリズム感溢れる詩は,今もチベットの人々に広く愛唱され親しまれている.慕情,逢瀬,再会の誓い…,様々な恋愛詩から100篇を精選した.

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  • 時の八面体
    -
    戦国から平成までバラエティー豊かなテーマで書き下ろした全8編の時代小説短編集。秀吉の家来に召し抱えられることになる商人の活躍を描いた「戦国米」、キリシタン弾圧の物語「国を鎖す前」、明治維新の時代を祖父の生きざまを通して回想する「雷鳴」、戦時下での思想統制を描いた「昭和八年の辞職」、ごみの分別をテーマに自治会のごみ当番役となった夫婦の物語「平成の太平」など。
  • 第二の人生=流氷に乗って来た白熊+童話集
    -
    大学の教員として第二の人生を送ることになった私の話と、孫達のための童話集。ポルトガル語を大学で学んだ私は、民間会社の通訳、外務省勤務を経て、外国語大学に新設された学科の教員に採用される。そこで「流氷に乗って来た白熊みたい」と学生に言われるが、その意味とは…。後半は、アマゾンやモザンビークを舞台にしたお話を含む7篇の童話集。
  • 名を名乗れ
    -
    ヒッケ(甲州弁で内気、引っ込み思案、人見知り)を自認しながら、時には大胆な言動をする著者。また、不思議な人たちと出会ってしまう。その体験を、ユーモラスに、小気味良く描くエッセイ集。読んで、一緒に怒り、笑うと、心が軽くなります。名を名乗れ/酔っぱらいを酔わせた一言/哲学する天丼/指、拾ってこなかったの?/火事だってばッ!/独身で母になる/この方、どなた!など。
  • 羅城門に啼く(新潮文庫)
    4.0
    平安の都は荒れ果てていた。親に名前もつけてもらえず、一生消えぬ傷痕を背負ったイチにとって、盗みも人を殺(あや)めるのも生き延びる手段だった。そこに聞える空也上人の念仏。反発しながらも上人に従うイチは、ある時瀕死の遊女(あそびめ)を救う。初めて感じる人のぬくもり、娘との平穏な時。だがそこに現れたのは……。悪夢、慟哭、人生の再生。地べたに生きる人々を描く著者の傑作。京都文学賞受賞作。(解説・細谷正充)
  • 海の沈黙・星への歩み
    3.9
    ナチ占領下のフランス国民は,人間の尊さと自由を守るためにレジスタンス運動を起こした.ヴェルコールはこうした抵抗の中から生まれた作家である.ナチとペタン政府の非人間性をあばいたこの二編は抵抗文学の白眉であり,祖国を強制的につつんだ深い沈黙の中であらがいつづけ,解放に生命を賭けたフランス人民を記念する.

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  • 「科学的」は武器になる―世界を生き抜くための思考法―(新潮文庫)
    -
    福島原発事故直後からインターネット上の情報発信によって注目され、放射線調査にも大きな役割を果たした科学者が、サイエンスマインドの大切さを語る。エビデンスのある発信のパイオニアは、いかにして静かな研究室を飛び出し、世界を疾走し、科学を社会のために活用してきたのか。フェイクの飛び交う不確実性の時代に「ぶれない軸」を持って正しい判断をするための強力な羅針盤となる一冊。
  • JAKE THE STARDUST
    -
    1巻693円 (税込)
    報酬は5000ドル。これがジェイク・ザ・スターダストの通り名で知られる西部一のガンマンの首にかけられた賞金だ。伝説たる男を追い、カンザスの交易都市キャマロに降り立った俺たちピンカートン探偵社の手練れの四人。そしてクソのような幕が上がる。煙立つ六連発。戯れ言は要らねえ。ページをめくるたびにお前の腐れ脳は、撃ち抜かれることだろう。さあ、男の世界の扉を開け!
  • 美人に向かうリズム Invisible hand for beautiful
    -
    リズムは蘇生、瞬間の起点から始まる生命力だから。それを気力と気づき、そこから始まるリズムは人を蘇生し、自然の回復と応用に価値が懸かる。リズムの蘇生を可能にできるかは、人がリズムを想像できるから。つまり想像力はリズムの力に及びその蘇生を活かすので、人は美しさに向かい美しく運ばれる。この時リズムは、美しく運ぶ見えざる手と言える、哲学的エッセイと12のストーリー。
  • 放浪・雪の夜―織田作之助傑作集―(新潮文庫)
    -
    『夫婦善哉』の作者であり、太宰治、坂口安吾の盟友としても知られる織田作之助。その作品の魅力は豊かな物語性にある。料理人順平の流浪の旅を描く「放浪」。別府へと逃れ落ちた男と女――「雪の夜」。商才に優れた男が家を再興する芥川賞候補作「俗臭」。龍馬に慕われた寺田屋お登勢の半生「蛍」。織田文学の研究者が厳選した11編を収録。波瀾万丈そして人情。大阪が生んだ唯一無二の作家がここにいる。(解説・斎藤理生)
  • Play Ball Play Game
    -
    1巻792円 (税込)
    高校に入学して二か月、部活が終わって携帯電話を失くしていることに気づいた。部室から校門までのどこかで落としたに違いない。目を凝らして探してみたが、見つからなかった。すると「もしかして、これを落とした人?」。これが恋の始まりだったのかもしれない。高校を卒業して三か月、母校野球部の予選観戦する二人。そうだ。勝ってもらわなくては困る。私はこの試合に賭けているのだ。
  • さよちゃんのおくりもの
    -
    “さようならの精”さよちゃんから「おばあさんとちゃんと“さようなら”をして」と言われたやんちゃな男の子のたっちゃん。おばあさんと過ごした日々を思い出し、今まで言えなかったお別れが言えた時、さよちゃんからもらった小さなガラスのびんの中には、薄むらさき色のきれいな粒が光っていました。出会いと別れを重ねて成長していく男の子の姿を丁寧に描いた物語。
  • (霊媒の話より)題未定―安部公房初期短編集―(新潮文庫)
    -
    太平洋戦争末期、満州で激動の日日を過ごした青年は、その時何を思い、何を未来に残したのか――。漂泊民の少年が定住を切望する19歳の処女作「(霊媒の話より)題未定」、2012年新たに原稿が発見された、精神病棟から抜け出した男を描く「天使」、「壁―S・カルマ氏の犯罪」に繋がる「キンドル氏とねこ」。やがて世界に名を馳せる安部文学、その揺籃にふさわしい清新な思想を示す初期短編11編。(解説・ヤマザキマリ)
  • かえるぽこぽこ
    -
    1巻891円 (税込)
    現代の男女の高校生と、江戸時代の若様・姫様が織りなす、ちょっとコミカルなヒューマンドラマ。女子高生の菜央は、幼馴染の誠の作ったタイムマシーンを勝手に使い江戸時代へ。結婚話に悩む小夜姫と会い、現代に連れ帰る。小夜の結婚相手の義丸を探ろうと江戸時代に来た誠だが、帰れなくなってしまう。そして義丸が現代に現れた! 彼らは自分の時代へ帰れるのか?
  • 歌集 続 北極星(にぬふぁぶし)
    -
    1巻891円 (税込)
    家族への愛、自然とのふれあい、旅の思い出、老いの自覚をテーマにして、巧みな比喩と時空を超える想像力で感性豊かに詠った281首の短歌集。「豪雨止むライトブルーの秋空にマンタとなりて吾漂わん」「早朝に初老の男塵拾う白浜に散る若さの残骸」「朝日受け煌めきそよぐ公孫樹見上ぐる妻に黄葉がそそぐ」「苔を踏みまた参り来し秋篠寺古老が守る色あせし堂」などが収録されている。
  • 沖縄オバァ烈伝
    5.0
    沖縄戦を生き抜き、老いてなお現役で働く沖縄のおばあちゃんたち。彼女たちのパワフルな日常生活とそのすばらしき人生哲学を生き生きと描いたルポエッセイ。出版されて以来沖縄でロングセラーとなり、日本中に「沖縄オバァ」の存在を知らしめた話題作。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • HAIKU-H2O
    -
    1巻990円 (税込)
    百合鴎赤き鉄橋越えにける/治まりて治まりきらぬ百千鳥/鍋中に豆腐一丁動きける……(本文より) 人は、手に届かない物を欲がるものだ、語りつくせぬと解っているから、私は多分日々俳句に向うのだろう。高みを目指すことは出来るが、越えることは永遠にない世界、俳句とは、そのような世界のことではないのか…。著者が日々懊悩し研鑽・模索する俳句の奥深さを垣間見る句集。
  • いつか辿り着ける陽のあたる場所 ~薬物依存症の家族を抱えて~
    -
    1巻990円 (税込)
    「自分は依存症じゃない」「ちゃんとコントロールできている」そう言って薬を飲み続ける春也に、どうすれば気づかせることができるのだろうか──。依存症という沼にはまった家族との赤裸々な闘いの日々を、妻の視点から冷静に見つめ、描写した実録小説。市販薬物に限らず、依存症は、本人を蝕むばかりではなく、関わらなければならない家族をも蝕んでいく……。
  • すくらっぷ&びるど
    -
    俺の今までの作品を、どれだけの人が読んでくれたのかなんて俺にも全然わからない。だから、俺はこれまでの凝り固まった俺自身を、ダイナマイトで粉々にして、もう一度、組み立て直してやろうじゃねぇか。「あァ、これが青春なのだ」──懐かしい思い出や淡い記憶を辿りながら、自分の現在時点を詩に綴り、探っていく。今回はばっかすという頼もしい協力者をお供に心の旅へといざ進まん!
  • たすきがけの親孝行 ひと筋の光をみたようだ
    -
    結婚二十三年になる夫とは再婚同士。十二年間の“道ならぬ恋”を経て結ばれた。夫婦になってからも数々の困難や葛藤を乗り越えながら、お互いの両親を大切にする『たすきがけの親孝行』を実践してきた。古希を迎える著者が、両親との思い出、デザインを学んだ学生時代、ボランティア活動、様々な資格取得や折形制作など、半生の振り返りも交えて綴った自分史エッセイ。
  • ほら 笑ってごらん
    -
    1巻990円 (税込)
    ふわりふわり 風の色あなたを包む 風の色あなたにそっと 囁きかける(「風の色」より) 私が動くと雲が動く 草木が囁いてくれる 何も煩うことはない 静寂の中にいたらよい そうすれば 草木が根をおろし 張っていくように 君の魂も キラキラと輝いてくる (「君へ」より) たまにはこんな言葉といっしょに、空を見上げたくなるような作品集です。
  • 小説 自衛隊放射線学生
    -
    1巻990円 (税込)
    戦後、世界がさまざまな対立構造の中にあるとき、それによって迷走したのは日本社会だけでなく、個々の日本人も同様だった。一人の若い自衛隊員は、60年安保闘争という不安定な社会背景にあって、国家に尽くす気持ちと同時に新婚の妻の浮気に疑念を抱くなど自分自身の葛藤に押しつぶされそうになる。そんな迷いの中で最終的には新たな思想を得て、真の愛を見出していく。
  • 真の背中にたどりつけ!
    -
    1巻990円 (税込)
    新しい病院ではこれまでの悪習を断ち切り、地域の人のために役立ちたい──そんな雅彦を疎ましく思った妻とその一族は部下との不倫をでっち上げ、院長職を解任、離婚を要求してきた。すべてを失ったと思った雅彦だが、真摯な態度で接してきた元部下たちが集まり、新たなクリニック立ち上げに向けて、動き出した。患者に、そして何よりも息子に本当の自分を見せるのだ!
  • 雪烏の伝説
    -
    1巻990円 (税込)
    長く精神科医として多くの人に接してきた著者が描いた心優しき人たちの物語4作品を収録。認知症の母、娘、息子がそれぞれを思いやる『のぞみ最終列車』。新型コロナウイルスで母親を亡くした16歳の娘が変わっていく『ゆずり葉』。過敏な心の奈美と、迷いから抜け出せない住職の関わりを描いた『0と1の間』。自らの命に代えて「雪の白」を織り続ける職人の物語『雪烏の伝説』。
  • 陽光(ひかり)きらめく生と死のはざまに
    -
    芸能界入りするきっかけとなった、高校三年生のときの京都“美しい装い1968年ミス着物コンテスト”。/今まで一人で頑張ってきたのだから、これからは僕が防波堤になるので一緒に新しい人生を過ごしませんか……。彼のプロポーズの言葉でした(「五か月の結婚生活」より)。/芸能界での活動や、母と夫の介護・看護、介護福祉士としての実体験などを綴った半生記。
  • 毒の矢
    -
    「私は、幼い頃の母の温かい思い出を持っていない」……母の愛情を求めるたびに傷ついてきた幼少期の「私」の記憶、「私」に冷たくあたっていた母との確執、社会人になって手に入れた自由、結婚・出産、義母の壮絶な介護生活を経て、認知症を患った母と再び暮らし始めるまでの半生を赤裸々に綴る。この先への不安を抱えつつも、「なんとかなる」との力強さに心打たれる。
  • 魔女が奏でる狂騒曲
    -
    1巻1,089円 (税込)
    家の補修工事がきっかけで、父の後妻と長男夫婦の仲が険悪になったある家族の物語。長男の妻である遊子の視点で、泥沼に発展してしまった家族の50年間が描かれる。身内だからこそ、互いに求めるものや価値観が食い違った時には大きな諍いとなり、やがては絶縁に至る。一方、隣家の高齢女性とは、血縁以上の絆が生まれる。本書は、家族の在り方を考えさせられる作品。
  • 無心のつぐない
    -
    1巻1,089円 (税込)
    言葉は着地点を探す/自分の居場所にとどまることなく/飛び上がり/飛翔し/宙を舞い/風にもまれて渦を巻き/西風に散らされ飛んで行く/片や鮮やかな/片や病的な/赤い落ち葉のように/風にさらわれてゆく/宙を舞う言葉も/重力には逆らえない/言葉は着地点を/探すこともなく探し/あるべき場所に落ち着く/飛翔した言葉は/あるべき場所に落ち着く(「言葉は着地点を探す──」より)
  • さだの辞書
    3.5
    「目が点になる」の『広辞苑第五版』収録がご縁の自伝的エッセイ集.家族・故郷・ご先祖様,友・仲間・恩人,歴史・土地・希望,本・音楽・映画を語る 27の三題噺.時に爆笑,時に涙.温かな人柄とユーモア,言葉にセンスが光り,多芸多才の秘密が見える.第69回日本エッセイスト・クラブ賞受賞作.解説=春風亭一之輔

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  • AI監獄ウイグル(新潮文庫)
    -
    中国新疆ウイグル自治区には、ホロコースト以来、史上最大規模の少数民族の強制収容所が作られた。収容されるのは、AIに将来犯罪者になると「予想」された無実の人たち。数百万台の監視カメラ、身分証のスキャン、SNSからのデータ収集……テクノロジーを駆使した監視網が、ウイグル人への弾圧を強めていく。そしてその先に待つのは――。丹念な取材で隠された真実に迫る衝撃のノンフィクション。(解説・阿古智子)
  • ローマ皇帝伝 上
    4.0
    カエサル(シーザー)からドミティアヌス帝まで,帝政ローマに君臨した元首十二人の伝記集.著者(七〇頃―一三〇頃)は皇帝付きの秘書官.公文書のみならず,同時代の世評・諷刺・落書の類まで細大もらさず渉猟し,ふんだんに散りばめられた逸話は皇帝の知られざる個人生活にまで及ぶ.本邦初の完訳版.

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  • さよならサンシャイン
    -
    1巻1,188円 (税込)
    山陰地方=サンシャイン地方の女ばかりの家に生まれ、アイデンティティを否定された子ども時代を経て、上京した秋香。東京の大学で文学や民俗学を学び、劇団に参加した後、山陽地方で教員として奮闘し実績を積みあげていくが、家族の問題や職場での嫌がらせ、体調不良に苦しむ。秋香は山陰地方への帰省を機に、新たな希望を見つけ、人生の後半を歩み出す決意をする。
  • そっくり劇場の殺人
    -
    1巻1,188円 (税込)
    有名人の「そっくりさん」ばかりが集まる奇妙な劇場があった。 ある夜、そこで殺人事件が発生! 殺されたのは誰? そして犯人は誰? 二転三転の末、読者が目にする驚愕の結末!! 表題作ほか、《その椅子に座った者は、必ず三日以内に死ぬ》という怖ろしい祟りを描く『黒椅子』、 そして華族の令嬢に忍び寄る恐怖を描く大正ロマン『光と影』ほか、 本格推理、変格推理の傑作ミステリー9編を収録! <収録作品> そっくり劇場の殺人/サーカス/予言者/黒椅子/王妃の涙/カナコ~KANAKO~/透明人間/彼女の名前/光と影
  • 暁の航跡
    -
    1921年(大正10年)、海軍大臣加藤友三郎は首席全権としてワシントン軍縮会議に向かった。「ロシアのバルチック艦隊を潰滅させた連合艦隊参謀長自らが海軍軍縮案に賛同する発言に、各国全権、海軍軍人、新聞記者を始め満場の人々は深い感慨と大きな僥倖に満たされ、惜しみない賛辞を贈ったのである」(本文より)。海相でありながら“軍縮”を行った友三郎が見ていた国の未来とは。
  • 短・俳 落穂ひろい ~癒し系ユーモア評~
    -
    1巻1,188円 (税込)
    目にとまった短歌や俳句にコメントを付すという趣味を20年以上続けてきた著者が、書籍化にあたり、その中から114編を厳選して収録。作品の良し悪し、或いは表現の巧拙といった専門家が評するような技術的な事柄ではなく、短歌や俳句を愛するが故の視点で、作品の背景にある作者の感情を捉え、そこに寄り添うことを大切にしながらもユーモアを交えた解説エッセイ集となっている。
  • 説経節 俊徳丸・小栗判官 他三篇
    3.0
    1巻1,210円 (税込)
    ササラを摺りつつ語る大道・門付けの乞食芸として行われた説経節.今に伝わる演目から,後世の文学・芸能に特に大きな影響を与えた五作品を編む.語りの文体は臨場感に満ち,〈病〉を得た俊徳丸をかつぎ歩く乙姫,冥途から蘇った小栗判官を乗せた土車を引く照手姫など,力強い女主人公たちのすがたは印象深い.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • アンパンマンの遺書
    4.4
    「手のひらを太陽に」の作詞者でもある戦中派の作者が,自身の風変わりなホップ・ステップ人生を語る.銀座モダンボーイの修業時代,焼け跡からの出発,長かった無名時代,そしてついに登場するアンパンマン――.手塚治虫,永六輔,いずみたく,宮城まり子ら多彩な人びととの交流を横糸に,味わい深い人生模様が織り上げられていく.図版多数収録.

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  • リサーチャー クニオ
    -
    1巻1,386円 (税込)
    設立間もない小さなリサーチオフィスの探偵クニオのもとに失踪人探しの依頼が舞い込んだ。依頼人の詳細は不明。アシスタントと共に東奔西走するクニオだが、謎だけが深まっていく。物語が展開するにつれて、思わぬ人間同士のつながりが明らかになり、最後はまさかの結末に……。ミステリーの中に垣間見える不可思議な人間の精神こそ著者が描きたかったテーマでもある。
  • 青空バルコニー
    -
    1巻1,386円 (税込)
    親から受け継いだ会社を経営する河野達也は、家族を大切に思いつつ、妻以外の女性と親密な関係を持っていた。その裏で妻は自分の夢を諦め、親の介護問題も抱えていた。ある日、達也が幸せの象徴と思っていたバルコニーでの夫婦の食事中に、妻から別居を切り出される。娘にも次々と問題が降りかかり、達也はこれまでの人生を顧み、これからの生き方、家族の形を模索する。
  • 八瀬秘録
    -
    八瀬一族の巫女の血をひく少女ユキは、菓子屋の見習いをしながら京の動向を窺っていた。菓子屋を贔屓にしている青年に、後に新選組隊士となる沖田総司がいた。ユキの丹精こめた菓子を通じて、ユキと沖田は少しずつ心の距離を縮めていく。そんな折、倒幕運動の混乱に乗じて呪術使いの出雲の一族が京で暗躍しているとの情報が入り……。それぞれの思いが交錯する幕末群像ストーリー。
  • 明日を打つ 三人の若きボクサーの闘い
    -
    1巻1,386円 (税込)
    「そやけど、わいの試合なんか観に来てくれる人、そないにいるやろか」「お客さんはな、生き様を見に来るんや。派手なパフォーマンスなんかいらん。自分らしいボクシングしたらええんや。あんたを応援したいと思う人は、ぎょうさんいてると思うで」(本文より)。ボクシングに賭ける若者と、彼らを支える人たちの絆を描ききった、熱気の伝わる物語。
  • 浮かぶ瀬もあり 河童の川流れ
    -
    焼け跡世代と呼ばれる年代の職人気質の男が書いたエッセイ集。人はいかにして育てればいいのか、社会に対する是非論は何を基準とするのか、趣味の家庭菜園を通して得られる土の哲学、などを自在に綴っている。自分を磨いて社会の役に立つ人間になっていくことを究極の生き方としてメッセージしているが、その時々の社会背景も相まって、職人という仕事の苦労や喜びも知らされる。
  • 花火みたいな恋だった
    -
    1巻1,485円 (税込)
    ――けっこう大恋愛だと思っていた。――幸せでいっぱいの恋になると信じていた。――なのに、いつからこうなっちゃったんだろう。(「花火みたいな恋だった」本文引用)浮気性の彼氏と別れられない夏帆、自己肯定できず恋に依存する美波、いつも好きな人の二番目のオンナになってしまう萌。――夢中で恋にもがきながら、自分自身の幸せを探す全ての女子に贈る、共感必至の恋愛短編集。
  • 私はヒロインになれない
    -
    1巻1,485円 (税込)
    幸せなヒロインにはなれなくても、いつか、たったひとりの“特別”になれるだろうか――。自分と正反対の可愛い彼女がいる男に片想いする明。彼氏の浮気に気づいても、“一番”の座を手放せない沙夜。大好きな彼とセックスができなくなってしまったひより。この苦しい恋の先にある、自分らしい幸せとは――全ての女子に贈る、共感必至の恋愛短編集。
  • 無垢の時代
    5.0
    一八七〇年代初頭,ある一月の宵.純真で貞淑なメイとの婚約発表を間近に控えたニューランドは,社交界の人々が集う歌劇場で,幼なじみのエレンに再会する――.二人の女性の間で揺れ惑う青年の姿を通じて,伝統と変化の対立の只中にある〈オールド・ニューヨーク〉の社会を鮮やかに描き出す.ピューリッツァー賞受賞.

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  • だんじりの走る城下町にて ~一口馬主始めました編~
    -
    1巻1,584円 (税込)
    「こまっちゃん、一口馬主を始めてみんか?」「いいですよ。やってみますよ」まだこの時点では一口馬主が底なし沼のような一度ハマると抜け出せないとんでもない趣味だとは思ってもみなかった。酔っぱらいの弾みで出た一言は翌日後悔することが多い。今日は断るのが無理なら一回持ち帰って考えてみますと返事をするつもりだった。それが気がついたときには口から言葉がこぼれ落ちていた。
  • 君を夏の日にたとえようか
    -
    1巻1,584円 (税込)
    歯科医・園田の妻、恭子が転移性乳がんステージIVと診断された。絶望する園田だが、乳がんの勉強を始め、恭子を守り生き抜くことを決意。一方、恭子はつらい副作用に耐えながら懸命に闘っていた。だが、あるとき脳に転移が見つかり……。乳がんで最愛の妻を亡くした著者による私小説。リアリティーと臨場感あふれる闘病記を軸に妻への愛を描き、綺麗ごとだけではない夫婦の姿が涙を誘う。
  • 中国名詩集
    -
    前漢の高祖劉邦から二十世紀の毛沢東まで,珠玉の名詩百三十七首を選び,充実した解説を付す.李白,杜甫,白居易,杜牧(唐代)らの極めつきの名詩から,王安石,蘇軾,陸游(宋代),袁枚(清代),あるいは女性詩人たちの知られざる名詩まで.詩人たちの言葉は時代や国を超えて,現代のわれわれの心にも人が生きることの哀歓を深く響かせ,胸をうつ.

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  • 「泣き虫」チャーチル 大英帝国を救った男の物語(集英社インターナショナル)
    4.0
    チャーチルには、それが弱点なのか強味なのか、よく分からないクセがある。……泣き虫。感きわまると目をうるませて涙を浮かべる。人前であろうとおかまいなし。弱味を見せてしまうなどとはまったく考えない――「20世紀における最高の戦争指導者」と言われたチャーチルの素顔を最新資料を駆使して描ききった、著者渾身の本格評伝。巻末にはチャーチル名言集を日英対照で収録。
  • テッペン、獲ろうか。 中卒40歳・年商14億円経営者の失敗から学んだ「成り上がり論」
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    貧困、低学歴、喧嘩上等。 すべてを曝け出して生きていけ! 貧しい幼少期を過ごし、生きることを見出せなかった10代。 中卒で社会に出た著者・小澤辰矢は、 ガソリンスタンド、ホスト、闇金、建設業と職を転々とする。 運命的に出会った「コンクリート打設」という仕事で、独立起業。 海外からも評価される商品を生み出すなど、 いまでは年商14億円の「小澤総業」のグループを率いるまでになった。 類い稀なる「行動力」で嵐を巻き起こし続けてきた、 イノシシのように猛進してきたこれまでの人生。 異色の経営者がすべてを曝け出した、 「生きる勇気」をもらえる珠玉のノンフィクション。 ●目次 はじめに――地獄の底から見つかった、俺の「テッペン」  第1章 因縁――金がない、なにもない 第2章 覚醒――東京で金を稼ぐ面白さに目覚めて 第3章 船出――ポンプ車1台からのスタート 第4章 絶望――事件の連続に打ちひしがれて 第5章 転換――見つけた、俺にとっての「テッペン」 第6章 躍進――世界を変える壮大な発明 おわりに――巨大な嵐が、世界を変えていく
  • 怪談刑事
    5.0
    1巻1,870円 (税込)
    容疑者は……怨霊!?  警察庁の本庁地下4階に存在する「第二種未解決事件整理係」。 怪奇現象めいた未解決事件を再調査する部署で、通称「呪われ係」とも呼ばれる。 突然配属されたベテラン刑事・只倉恵三は渋々調査を引き受けるが、愛娘の彼氏である怪談師が現れて――!?  古今無双の〈ミステリ×怪談〉小説誕生! 【目次】 第1話 繰り返す男 第2話 猫に憑かれた女優 第3話 トンネルとマヨイガ 第4話 物の怪の出る廃校 第5話 対決・仏像怪談 第6話 生霊を追って 装画:市川友章

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