(霊媒の話より)題未定―安部公房初期短編集―(新潮文庫)

(霊媒の話より)題未定―安部公房初期短編集―(新潮文庫)

825円 (税込)

4pt

3.3

太平洋戦争末期、満州で激動の日日を過ごした青年は、その時何を思い、何を未来に残したのか――。漂泊民の少年が定住を切望する19歳の処女作「(霊媒の話より)題未定」、2012年新たに原稿が発見された、精神病棟から抜け出した男を描く「天使」、「壁―S・カルマ氏の犯罪」に繋がる「キンドル氏とねこ」。やがて世界に名を馳せる安部文学、その揺籃にふさわしい清新な思想を示す初期短編11編。(解説・ヤマザキマリ)

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(霊媒の話より)題未定―安部公房初期短編集―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    「題未定──霊媒の話より」
    霊媒師とは、要するにアドリブ俳優である
    霊魂に身体を貸したというテイで
    お芝居をやっている
    相手はそれを本当に先祖の霊魂と信じるのだけど
    それによって現世の鬱屈が
    いくらかでも癒やされるのなら
    単純に否定すべきものではないのである
    では、かの霊媒師はいかにして霊媒師になっ

    0
    2024年11月02日

    Posted by ブクログ

    初期作品集。発表する予定なく未完のものも。題未定など筋がわかりやすいものから手紙のように観念的すぎて理解できないものまで、ある程度安部公房に触れていると作品のルーツを辿るように楽しめそう。虚妄などは印象的。

    0
    2024年09月20日

    Posted by ブクログ

    安部公房。
    半世紀も前に夢中になって読んだ作家で、未発表の短編集というので思わず手に取ったのですが、とんでもなく読むのに苦労した。読むのにパワーが必要な作家だったのだな、と妙な納得をしてしまった。

    「飛ぶ男」、どうしようかなぁ。

    0
    2024年09月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読書会課題本でしたが、「天使」くらいまでしか読めてない時点で参加してしまい。
    今頃ようやく読み終わりました。

    後半の、「憎悪」「虚妄」「鴉沼」がじわじわくる好みのぐるぐるでした。
    安部公房作品、ピシャッとはまるものから、???のものまで色彩豊か…ではなくくすんだ色合いの砂とか水中都市に泳ぐ灰色の古

    0
    2025年04月16日

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