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東京の食品会社に入社して4年目の丸山太郎は、異父きょうだいの姉・さくらの結婚式に出るため、久しぶりに帰郷することになった。平凡ながら温かい結婚式に波風が立ったのは、さくらの実父・庄造が酔った顔で現れたから――。仲は良くても遠慮と寂しさがあった異父きょうだいが、トンチンカンな「もうひとりの父」に振り回されながら絆を深めあっていく、温かな家族の物語。
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Posted by ブクログ
異父姉弟の太郎とさくら。 さくらの結婚式に、母と離婚したさくらの実父野口さんが突然現れた。 太郎と野口さん、とも言える様なお話。 登場シーンでは、野口さんに対する印象はあまり良くなかったですが、太郎との関わりの後に、その印象は変わって行きました。 太郎がいい仕事をしましたね。 太郎の優しさが、全て...続きを読むを一つに繋げるきっかけになったのだと思います。 両親とさくら、故郷由比の人達が、みんな暖かい。 最後に表紙を見て、思わず微笑んでしまいました。 著者の作品は2冊目。 相性が良いようで、大好きな1冊になりました。
暖かいな。とても暖かい人々だな。 人を許せるって事は、時間がかかるかもしれないけど、とても大切な事なんだな。 太郎、がんばれ
相変わらずの優しい世界観。 なぜか、血の繋がらない異父と同居生活をすることになる主人公。その関係がやがて義姉とその父の関係改善に繋がっていく。 価値観の違いという言葉があるが、電波時計の受け取り方でその言葉を見事に具現化していた。
異父姉弟を軸に、姉の実父との共同生活、ちょっと訳あり家族のほんわかハートフルな物語、さすが小野寺さん。と暖かな気持ちで寝入った翌日から考えこんでいる。 「昭和の標準家庭」から外れた人達に、小野寺さんの視点はいつも優しい。と思う。離婚、再婚、母子家庭、未婚の母。令和の現代じゃ珍しくもないのに、どうか...続きを読むすると可哀想、苦労してそう、みたいなネガティブなレッテルを貼ってしまいそうな自分に、「あなたと彼らの何が違うっていうの?」と押し付けがましくなく、ほらね、と示してくれるのが小野寺さんだと思って安心して読んでた。けど、自分は清水のおばあちゃんだ、と気がついてしまった。分け隔てないつもりで、なのにぽろっと「ちゃんと血がつながってる」みたいな事を口走ってしまう人だ。 田舎に残るのは長男、みたいな古い考えは、多分平成生まれのさくら姉さんにもあるけど、さくらさんはそれを不用意に口にしないし人に押しつけないし、bestじゃないならbetterにしなやかに切り替える賢さと強さを持ってる。おばあちゃんの思いを知った上で「おばあちゃん大好き」と言えてしまうさくら姉さんの大きさ。妻の連れ子のさくらさんをそのまま受け入れる、父春夫と照夫伯父の度量の深さ。 なんか自分が情けない。 あ、ごめん。そんな深刻なお話じゃないから。私が深読みし過ぎてるだけで、安定の小野寺ほのぼのワールドなんで、安心して読んで下さい。
異父姉弟の物語。 太郎とさくらは異なる父を持つ姉弟で、静岡県の由比出身。 姉は堅実で地元に就職し、同級生と結婚。 太郎は誠実だけど、少し不器用で損をしがちな東京での社会人。 そんな姉の結婚式で姉の実父・野口さんと出会い、東京で同居を始めることに。 東京で暮らす太郎は、地元の同級生...続きを読むとの交流によって故郷を感じ、彼女との破局を経て自分を戒め、姉と野口さんとの幸せの形を望む。 人を思いやる心の大切さがにじむ一冊。 ほんとに登場人物の微妙な距離感が心地よい。 人間ちょっと欠陥があってもいいんだなと思わせてくれる。
昭和49年のヒット曲「昭和枯れすすき」はさくらと一郎でしたw。今回読んだ本は、小野寺史宜さんの「太郎とさくら」、2017.1発行です。人生は出会いと別れ、人と人の出会いと別れ、そして再会を、異父姉弟のさくらと太郎の生き様を通して描いた作品です。お人好しの太郎が恋人紗由にふられるのは途中からそうなるか...続きを読むなとは想像しましたが、少し可哀想な気がしました。全体的にはハッピーエンドで概ね満足です(^-^) カツカツの生活をしてるさくらの実父を太郎が大切にするくだり、「頑張れっ」と声援を送りました!
故郷の静岡で行われた姉さくらの結婚式に現れたのは、姉の実の父だった。それを知った弟の太郎は、追い払われたその男野口を追いかけて名刺を渡す。 それから始まる太郎と野口との邂逅が描かれる。 アルバイトで生計を立てている野口もだけど自分のアパートに同居させてあげたりして、太郎もなんとも言えない感じ。血のつ...続きを読むながりは無いのに、どこか似通ったところがあるように思えた。 考えるより先に行動してしまうところとか、深く考えずに思った事を口にしてしまうところとか。 筆者らしい、人を丹念に描いた作品。
6歳年上の姉・さくらの結婚式から始まる家族の物語。作者独特の、淡々とした筆致で主人公丸山太郎の感情が描かれる。 フラレてしまった彼女、こういうコいるなぁ…自分の恵まれた境遇を何の疑問もなく享受してるコ、とか。 さくらの実父野口さん、いい人だけどこれじゃ離婚したくなっちゃうよな…とか。 登場人物が静か...続きを読むに、なのにリアルですっと入ってゆける。
異父姉弟の太郎とさくら。 太郎の日常にさくらの実父の野口さんが絡んでくる。絡んでくる?とゆうか、太郎から絡みにいく。 仲良し姉弟はいいなぁ。
小野寺作品にしては焦点がぼやけた感じがする作品でした。 中心として描かれるのは、大学進学で静岡から上京し、卒業後もそのまま東京で就職した「太郎」の、とりとめもない日常。 一方の「さくら」はというと、スポットが当たることが少なく、完全に脇役扱いのように感じます。 タイトルに対する違和感が大...続きを読むきく残りました。
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太郎とさくら
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小野寺史宜
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