青いピートさんのレビュー一覧
レビュアー
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やっとやっとたどり着いたんだな
今回清居と平良がそれぞれの試練を前に、挫折を味わい苦しみもがきながらそれでも乗り越えて行く過程で、自らを、またお互いの関係を築き直し、それぞれに答えを見つけていく姿に感動しました。2人が前に進む事ができて、前よりもお互いを認め合う関係が築けて本当に良かったとおもう。
特に平良が清居を、自らが求めて手に入れたことをやっと認めて自覚して共に歩くことを覚悟した事がとても嬉しい。更に最強のバカップルが完成したのだと、2人のファンとして非常に喜んでおります!!
それから最終盤で野口氏が言葉もなく部屋を出て行った姿に、一瞬で後進への嫉妬に身を焼くことになった先達の苦悩という残酷なシーンをさりげなく入 -
購入済み
隅々まで心のこもった作品
後夜祭のシーンは萌え死ぬかと思ったわ。ゼイゼイ。この作品では登場人物の描写がいつも深く掘り下げられていて、特に棋士達の描写ではその思いや苦しみ葛藤が愛情深く丁寧に描かれていて毎回胸に迫るものがある。今回の零の対局相手であるあづさ君は、抱えた苦しみも葛藤も激しく重いものなのに、そこはかとないユーモアで包んで描かれていて思わずあづさ君を応援したくなった。笑。途中差し込まれる街とジョギングの様子は一心に将棋に打ち込む青年の、人間らしい日常が伺えてとても好きなコマだ。また、零の根っこにある自身の存在意義を左右する大事なエピソードが描かれているが、ここでの林田先生のグッジョブに感謝💖いいこと言うのよ先
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購入済み
ほんっとに尊い‼️
こんな作品描く人いたんですね〜。出会えて良かった♡画力に偏るでなく凝った展開や奇抜なストーリーに走るのでもなく、普通の男子が普通の田舎の風景の中で暮らす日常を描きながら、ただ一つ奇跡みたいな幼馴染の恋が紡がれている作品。きっと二人の恋は期間限定で、この故郷の街限定なんじゃないかという危うさを予感させながら、それでもこのふたりならいつか来る嵐が過ぎたその先に必ず人生の終わりまで共に生きていく未来が在ると期待できるのです。作中で季節の移り変わりを通して丁寧に描かれる二人の日常は本当にもう愛おしくて、ずっと二人の恋の行方を見つめる近所の猫や犬になって物語の中で生きてみたいと思ったですよ。これからの二
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購入済み
遅ればせながら読了。涙。
羽海野チカ氏の作品の入り口は「3月のライオン」でした。面白くて面白くてドッと作品にのめり込んで、観る専門だけど将棋もすきになって次巻を心待ちにする日々です。それでふと前々からとても気になりながらも、自分は歳とってずっと離れていた少女マンガを楽しめるのだろうか、10巻もあるし、ということで手を出しあぐねていた「ハチミツとクローバー」がBookLive! でなんと割引(すみません!!)になったので購入。全巻読み終わりましたよ。一気に。読んでる間中胸がキュンキュンしました。自分にもちょっとだけ覚えのある、若くて未熟で情けなくて熱くて切なくて身をよじるような思いがウッカリ蘇ってきて一人赤面七転八倒した
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購入済み
食わず嫌いでごめんなさい
このシリーズはおすすめ欄によく上がる人気の作品なので気にはしていましたが、医療ものは設定やディテールがしっかりしてないと、どうしても嘘っぽくてハズレがあるし、自分の歳のせいかキャピキャピしたのが苦手になってきたので表紙の雰囲気で(ファンの人ごめんなさい)敬遠してました。今回本当にたまたま購入して正直に言いますとちょっと暇つぶしにサクッと読めるかなって感じで読みました。いやいや、なんで今まで読まなかったんだろうと。自分の食わず嫌いをおもいっきり後悔しました。レビュー読んで「へっ」って思ってごめんなさい!今まで読まなくてごめんなさい!これからシリーズ全部読みます!
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購入済み
真面目に真っ直恋をする話
水原さんの作品は以前から好きだったのですが、特に好きになったのはここ2〜3年でしょうか。レビューの星が余り高くない作品でも波長が合うとでも言ったらいいのか、まず間違いなく読んでしみじみ嬉しい満足した気持ちになる。この作品は素材はいくらでもドラマチックになる設定なのに、内容は抑えて抑えてストーリーが紡がれていると感じました。只々真っ直ぐに恋の話にしたかったのかしらと想像するくらい由希の心情が恋愛という形に整っていく過程を丁寧に大切に、そして慎重に描いてあるように思いました。そういうの私はとても好きで、よくある二転三転する展開があるのかとある意味ハラハラしながら読み進める内に、この作品は「由希の恋
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購入済み
終わっちゃたなあ。涙。
山田ユギ先生、「一生続けられない仕事」を最後まで描いてくださって有難うございました‼️早坂、三上、片山、森の面々が抱えた苦しみや葛藤をどう乗り越えて行くのか、愛は届くのか、とずっとやきもきしながら繰り返し読み返しながら続きを待っていました。先生が画業に復帰されて作品が再び動き出して早坂達がそれぞれの問題を乗り越えて成長もして、幸せ掴んで、良かった〜♡
彼らの恋愛も仕事もまたこれからが本番ですね。後は妄想力たくましくあれこれ彼らの事を思い描いています。(笑) 三上と森のスピンオフも楽しみです!新しく始められた作品の連載も毎号楽しみに読んでいます。しみじみユギ先生の作品を読める幸せを嚙みしめていま -
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購入済み
まさに涙と鼻水(笑)
貴種流離譚とファンタジーの作品はBLでもよくあるし好きなシリーズもある。けれどたまに勢いだけでとか、話の規模の割に背景描写や人物描写が貧弱とか割とあるのでいつも恐る恐る読み始める。けれど、この作品は冒頭のシーンに行き着くまで、またその後の大きな展開、更に終幕までの繊細なやりとり、そういった物語の世界にどっぷり浸かって主人公達に感情移入して何度も気持ちを揺さぶられ、結果度々涙と鼻水で顔を濡らすことになった。朝から家事の合間に読んでいたから、途中で家人や新聞代の集金の人やヤクルトレディさんやらにいかにも泣いてましたな顔を見られる羽目になっても一気に最後まで読んでしまいました。グレファスの二つの血に
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お前と俺の甘々設定上等!
安西リカ氏の作品は私にとっていつもハズレがなくてホントにありがたいです。氏の作品は(電子書籍が多いのですが)買ってすぐには読まず、疲れたり落ち込んだりした時に読んで回復するために積ん読にしています。
今回も仕事明けに元気になりたくて本を開きました。同級生の再会物。良いですねえええ。w 真下が男前で愛情深くて可愛くて、高坂が良い男なのに思いっきりヘタレで、でも真下へのラブが大きくて重くて熱くて
、とてもかわいいおバカわんこだった。10年のブランクが2人を苦しめるだけでなくお互いを受け止め合うのに必要な成長の時間になっていて、お互いが必要不可欠だと再認識していくビターからスィートな心情の変化が嬉 -
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甘々上等!
自分は気持ちが落ちてたり疲れたりしてる時は甘々のBLに浸るのがストレス解消の最善手なんだけど、そんな時先ず間違いなく手に取る作家さんがある。その内の1人が間之あまの氏だ。面白さとか作品の完成度とかは色々差があるんだろうけど、私にとって間之氏の作品は抱き枕のような物で繰り返し読むことも多い。今回も結果的にデレデレで甘々の極甘スイーツに仕上がっていて日常に疲れた頭を癒してくれた。作品はほぼ3人に絞られた登場人物によって話が進むのだが、3人とも夫々の役割を満たしていて夫々にとても魅力的だった。また相模原の存在がとても重要だと2度読みしながら思って、相模原のスピンオフが欲しい!と書いて欲しい!と間之氏
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もったいない
このもふもふシリーズと言っていいのか、東欧州を舞台にした幻想的な人外王のシリーズが好きで先行のチェコの狼王の一連の物語はとても楽しく読ませてもらった。絵も物語にふさわしい世界観を描いていて目の保養だといつも思っている。この作品は舞台がロシアに変わり、もふもふは雪豹だが、先の作品と同じく哀しい過去を持った異世界の住人と主人公との出逢いを描いている。今回はロシアの自然、文化を背景に幻想的な物語が美しい。ロシアの伝統バレエの劇団とサーカスと森と冬、健気で孤独な燈里と謎めいた美しい美しいセルゲイ、哀しい昔語り。好きな物満載の物語。ただ、残念なのは、今作は何故か雑な印象が拭えない。言葉の使い方や表現、ま
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なかなか佳い対局でした。w
タイトルと表紙で、ああ、今話題になること多いし便乗作品かなあと思いつつ和泉氏の作品なので購入しました。読み始めたら、あららこれは和泉氏も将棋結構お好きなんだなとわかる描写があちこちにあり、ネット中継好きの見る将の自分にはとても美味しい作品でした。昴と将馬それぞれの強い所や弱い所がいい感じでふたりのキャラクターをリアルに感じさせてくれて、最後までじっくり見守れました。楽しかった。
この路線で棋士同士のライバルcpとか格差有りの下克上cpとか書いて貰えませんかねえ。恋人がピンチになった対局の中継番組解説を冷静に出来ずにグダグダになってネットのコメントが荒れてしまうとか。記録係の子を喰っちゃう悪いベ -
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ぐっと進展
今回はエリオットとタッカーの関係だけでなく父親や母親との関係が深く絡んできていて、また、ローランドの過去を通して米国社会の抱える一面も描かれていて、より厚みがあって面白いストーリーになってた。ミステリーの部分だけでなく、ふたりがお互いの立場やプライドと関係性に悩み、絡まった愛情の両方を解すためにエリオットとタッカーが傷つきもがきながらも行動して前進して解決へ向かう姿に胸を打たれました。前作よりラブがぐっと多めです♡苦しいけれど愛があるのです。いろんな愛が。涙します。(笑) それに、エリオットに絡んでくるサイコパスな男が増えて次作がすごく楽しみ‼️
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購入済み
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購入済み
これはめっけものです♪
この本を筋肉野郎のメイドコスキワモノ⁉︎とか想像して手を引っ込めそうなあなた!(実は私が) 騙されたと思って読んでみてほしい。かっこ可愛い傭兵のメイド勤務状況が一人称で語られる日常はギャップ萌えそのものです。ほのぼの有り、シリアスな緊張感有り、痛い過去も愛もエロも筋肉と飛び散る汗も有ります。派手さは控えめですが、砂まみれの傭兵犬がお金持ちで心優しいハイスペック年上ボルゾイ犬と出会って仔犬たちと触れ合って、恋する人間らしい感情を取り戻していく過程が笑いを交えながら丁寧に書かれてて楽しく読めました。
この作家さん初めてでしたが、他の作品も読んでみたいです。 -
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予想外にときめく1冊でした
主人公のカイがいい!健気で可愛くて有能で一見クールで、愛されキャラでホントいい!相手のギルバートも見た目最強スキル最高でエロさも備える万能攻めキャラでオマケに肝心な所で嫉妬でヘマしてしまう可愛さもグッド👍脇の方々も存在感あって、切り落とされて語られてないお話が色々有りそうで妄想を掻き立てられます。物語の世界の構築の見事さはさすがに義月さんの作品ですね。破綻が無くて安心してハラハラドキドキニヤニヤ物語に浸っていられました。1冊にまとめるためにピンポイントで書かれた作品のように思えましたが、これは続編を是非是非読ませて頂きたいものです。
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購入済み
今回で事件も2人の関係も一段落
今回も面白かったです。柏木と西村2人と周囲との関係も色々あって、事件の展開は地味めでしたが最後までハラハラさせられました。組織の鬼畜っぷりは相変わらずで、柏木の危機に西村が何度も苦しい思いをしながら愛する柏木を守るために必死になる姿はグッときました。恋人を守るだけでなく2人の関係を守るためにその優秀な頭脳と力を遺憾なく発揮する西村はさすがスーパーエリートです。また、西村が非情な世界に生きながらも柏木と出会ってから徐々に明らかになっていく純情な心の有り様は仲々可愛かったです。西村の部下の藤本の変化に「おっ」てなりました。今回は特に西村推し回でした!続編楽しみ‼︎
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さすが宮緒葵だった。
まず、イラストレーターの方には悪いが作品の力に見合う絵ではなかったと思った。始め表紙を見て購入をためらったものの「宮緒さんの時代物」というお初に期待は大きく、でも仲々読み出せず積ん読のままだった。今日やっと読み始めてページをめくった途端、一気に怒涛のように宮緒ワールドに取り込まれた。こりゃあ若い絵師さんが苦労するはずだ。宮緒さんのお得意のどろっどろに体液も偏愛もほとばしる内容で、期待以上に鬼畜でハッピーな内容でした。さすがです。ええ、もう、石田豪人か中島梓かと言うくらい粘性の高い情念がべったりと主人公の朝幸を包み込んで、幸せな煉獄に親子もろとも沈み込む濃い濃いお話でした。ご馳走様でした。(^人
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ネタバレ 購入済み
読者は生殺しで。早く楽にし〜。
この番外編読むために久しぶりに本編読み直してまた泣きながらも一遍読み返して番外編を続けて読んだなう。
お願い。樋口先生、早く私を楽にしてぐださい。は、早く二人の気持ちを、と云うより二人のお互いの認識をカチッとスキっとピッチリと!咬み合わせてくださいよおーー。(泣)
本編③のラストでやっと両想いになった?気がしたんですが、なんかちょっとビミョーにズレたままな気がして心配してたんですが、番外編読んで、危惧していたことがホントだったと知って愕然としましたよ。これでやっと二人の認識が無事に合致して読者としてホッと出来るかと思ったのに、二人視点のまま、皮一枚で寸止めで、もう蛇の生殺しですよおおお。
もし -
ネタバレ 購入済み
どうなる事かと。
一気に3冊読み終えてホッとしてます。昨日から読み始めて、まず1巻目だけと思ってクリックしたはずなのに気付いたら3巻目も迷うことなくクリック&DLでした。ずーーっとハラハラしどうしで、事故のことなんかは自分の年齢の立場から見ると「いや、それはそうじゃないだろ。責任追求のベクトルちがうだろ」と、始終ツッコミながらヤキモキしてました。椎崎さんの作品だから鬼畜具合も心地いいので、人間関係も事情も最後は収まるところにおさまるべ、と安心して読めました。けれど2巻目までは、分かってはいてもお馴染みの主人公いじめ全開で泣かされ泣かされ、オマケに攻め君も作者に散々にいじめられて、まだやるかと思うくらい焦らされる