【感想・ネタバレ】ハチミツとクローバー 10巻のレビュー

私の憧れの大学生活がここに…。言わずと知れた名作『ハチミツとクローバー』のご紹介です。
顔を赤くしてしまうような青春の甘酸っぱさと、人生に本気で向き合うからこその葛藤を描いた本作品。何度読み返してもその時々で発見があります。
ハチクロを初めて読んだのは高校生の時だったでしょうか。大人になった今も、ふと思い出すマンガです。羽海野先生のマンガはいつだって本気で、執念で描かれている気がしていて。そんな作品だから、きっと心の一部になってくれているのだと思います。
電子版では、一部ページがカラーで収録されています。我が家には紙版がいつの間にか3セットありましたが、電子版も買いました!新規の方も、かつての読者も、是非羽海野ワールドを体感しましょう!

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購入済み

遅ればせながら読了。涙。

羽海野チカ氏の作品の入り口は「3月のライオン」でした。面白くて面白くてドッと作品にのめり込んで、観る専門だけど将棋もすきになって次巻を心待ちにする日々です。それでふと前々からとても気になりながらも、自分は歳とってずっと離れていた少女マンガを楽しめるのだろうか、10巻もあるし、ということで手を出しあぐねていた「ハチミツとクローバー」がBookLive! でなんと割引(すみません!!)になったので購入。全巻読み終わりましたよ。一気に。読んでる間中胸がキュンキュンしました。自分にもちょっとだけ覚えのある、若くて未熟で情けなくて熱くて切なくて身をよじるような思いがウッカリ蘇ってきて一人赤面七転八倒したですよ。過去に置いてきた友情も恋も劣等感も時間の膜の向こうだし、歳を重ねて感受性も擦れたから、今更自分を傷つけることはないので安心してただただ「ハチクロ」の世界に身を浸していました。楽しかったです。嬉しかったです。羽海野チカ先生ありがとうございました。

3
2019年09月03日

ネタバレ 購入済み

最高の終わり方

あの日、いくら探しても見つからなかった四葉のクローバー。竹本くんの旅立ちの日に作った蜂蜜とクローバーのたくさんのサンドイッチ。それだけの想いが詰まったサンドイッチ。
青春がいっぱい詰まった話でした。

0
2021年12月29日

購入済み

はぐの覚悟とか。

真山がリカを選び、あゆになびかなかったことが残った。
女性としての美醜は明らかなのに、確かにそれだけじゃなくて、ちゃんと中身を見る男性がいるんだなぁっていうのがなんかジワジワと来てる。

3月のライオンでの描写を含めると、原田リカって人物は心身共に深く傷を負ってるけれど、性格は元来野生的で、慣れると話さなくなり、外国語もデザインの仕事も出来るキャリアウーマンでもあって、好きな人の思い出にしがみつきつつもクリエイティブなことができる人…
…あゆより魅力的なんかな、やっぱ。

あゆはガサツな美女、ってところ?
純粋で若くて……

スレた野宮には光る宝石?

はぐに対する描写に使われた「使命感」って言葉。
恋愛より選びたいものがある、楽しさよりも向き合うべきものがある、そういう人の選択も魚の小骨みたいに刺さったなぁ。

おしめかえてた相手に懸想する教師って設定は最初は分からなかったけど、友人の死でダメになりかけてた自分に勇気と明るさと生きる希望や使命感を与えてくれた女の子って見えてくるとまた違う世界なのかな?強さと弱さが極端な凡才としての描かれ方がなんとも。

藤原デザインの社長は、その姿がリアルに会った六本木のオカマバーのママさんそっくりで笑った。一見するとイケメンなマッチョの、心は女性という存在。

山﨑と美和子さんの関係はひたすら微笑ましく。


またいつか読み返すと思う。
幸せになった今だから、登場人物から色々と感じられるようになった気がするから。

#笑える #泣ける #深い

0
2021年10月12日

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