あらすじ
新興宗教を隠れ蓑にした非合法組織に取り込まれ、粛然と仕事をこなしていく勁。そんな彼に「御子柴ジムが潰れる」と、突然の危機が告げられた。この事態を回避して宥に喜んでもらいたい一心で、勁は組織トップからの無理難題を二つ返事で引き受ける。
得体の知れない恐ろしいものに搦め捕られた勁を、なんとしても連れて帰る。そう心に強く誓って〈約束の場所〉に立つ宥の前に現れたのは、まるで真っ赤な花束を抱えたような勁で――。
ふたつの魂の、邂逅と宿命の物語、ついに完結。電子限定おまけ付き!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
待ち遠しかったボクサー×トレーナーの魂を賭けた愛の物語、ついに完結編です。
ボクシングを題材にしたBLって、なかなか難しいと思うんです。少女漫画ちっくになったり、青年劇画風になったりしたら作品としてもBLとしても違和感あるものになってしまうから。その点が見事なさじ加減というか、すんなりと受け入れることができたのがすごく良かったです。
ボクシングとか、裏組織とか、ハードで甘さゼロな物語の舞台を骨太に描きつつ、一方で宥と勁の純粋で一途な性愛を繊細に描き出していて、両極端でドキドキさせられっぱなしでした。
幼少期のトラウマに縛られ続けて痛みも悲しみも感じることを拒否するまでになってしまった勁の生い立ちがあまりにも悲惨で、胸が痛くなりました…
そこから勁が自分の魂を取り戻して人生を再生していく姿が愛しくて眩しかったです。
勁の魂の再生は宥がトレーナーとして、愛する人として寄り添っていてくれたからに他ならないですよね。彼がいなかったら勁の人生はどうなってしまっていたのかと考えると本当に宥の愛の力は尊いです!
宥はずっとゲイであることにコンプレックスを感じていたようだけど、勁とめぐり逢って成長して人間的にも強くなったと思いました。
中編からの続きでは一時どうなるかと思うような危機的状況で心配させられたけど、よりいっそう深く強く結ばれた二人を見るにつけて安堵と祝福で胸がいっぱいになってしまいます。
あと、お父さんへのカミングアウトはめちゃドキドキハラハラしちゃいました!でも、あの3人の姿はとてもナチュラルな雰囲気で、ずっと一緒で仲良く暮らしていけそうな予感がします。
そして、エロ的にも♂の色気がハンパなくて、欲しいっていう気持ちが嘘偽りなくて、肉体の描き方もステキで萌えました。
とても心を揺さぶられた作品でした。
Posted by ブクログ
全3巻素晴らしかった!
とにかく主人公の2人に幸あれ
作画も一貫して綺麗だし、予想外の展開もあり、内容も濃い
また今巻の後半はどんどん人間らしくなるケイが魅力的でたまらない!ユタカの父親の言葉には感動した!おススメ!
苦しみ 懇願 安堵
コメントを書くにあたって 作品 作者さんの素晴らしいさを沢山の方と共有したい その想いが強く物凄く時間がかかった
上中そしてこの下巻 表紙の言葉に惹かれ購入
読み始めてこんな人物像を造り出す作者さん 一体
どの様な人生を歩んで来たのだろうか…
そこまで考えてしまうほど登場人物 ひとり一人に対しての熱の入れようが半端ない
喜怒哀楽 そして愛 貰えなければ知るすべが無い与える事はそれこそ難しいだろう
仔犬 仔猫etc 赤仔 赤子 特に愛は無条件に与えて貰うべき しかしそれを知らず また思い出せず育ってしまったら…
思わず 目を閉じてしまったシーン耳を塞いでしまったシーン 押し潰される胸の苦しみ
お願い!と懇願 そして安堵
最初から最後までこれ程にも涙が溢れた作品に 出会った事は無い
巻末 の一人づつの紹介 まるで映画のエンドロールそれを見て その人に意識して読み返す それを何度繰り返したか…
このコメントを書いている最中にも数々のシーンが眼に浮ぶ
また最初(上)から読むとしよう
この作品に出会えて良かった
私の拙い言葉では言い表せない...
衝撃と感動で、心がいっぱいいっぱい。
気持ち持っていかれて胸苦しかったけど
結果良かったです。
主人公の気持ちの変化の表現の仕方が素晴らしくて!
ぜひ読んで欲しい作品です!
人を信じる。
これはBLというジャンルでは勿体ない!!
泣きました
絵がすごくきれいでストーリーも深く、ずっしりと読み応えがありました。
最近読んだ本の中では一番泣いたかもしれません。
これで完結してしまいましたが、その後のふたりをもう少し見たかったです。ずっとハラハラドキドキしっぱなしだったので、ラブラブ後日談を安心してまったりと読みたいのです。是非お願いします! スピンオフも、お待ちしております。
しあわせに向かうであろうと信じて読みました。読み応え充分です!!感動です!!
だいすきと言う勁が子供のように見えて新たに生まれたんだな、これから成長していくんだなと思いました。
照れる勁が可愛くて、宥のシャツの中に頭をいれるシーンなんて最高じゃないですか(≧∇≦)料理を覚えてご飯作りながら宥を待ってるシーンもエプロンしてて可愛いし!
やっと安心できる家と家族ができてホント良かった!!
BLというジャンルには収まらないと思います。
迷ってるなら、おすすめします。読んでみて!!
思いっ切りネタバレですが、ハピエンでよかった!勁が、宥が、幸せでよかった!もうこの感想に尽きます。
素晴らしい上中下巻の作品でした。
痛くて辛い場面がたくさんありましたが、すべては2人の幸せへと繋がる試練というか壁というか、
乗り越えなくてはならないものだったんだなと。
たいへんおもしろい作品でした。ありがとうございました。
最高のクライマックス
感無量と言うか、満たされました。
上巻・中巻のハラハラと切なさ悔しさが下巻で全て取払われて、希望の光りが輝いてた!勁の笑顔( ꈍᴗꈍ)最高!!
心の中の勁二人もとても幸せそうで♪
今までの分、もっともっと幸せになって欲しい。ユタカさんの満たされた表情も堪りません。傑作だと思います。
よかったー
はああー。よかった。比較的早めの段階でケイが戻ってくるので、それ以降は安心して読めました。心の中の子供ケイくんたちが癒されていくのが嬉しかったです。気持ちを取り戻した後のケイがかわいすぎでした。
匿名
泣いた
読み終わって余韻が止まらないです…あと涙が止まらない…。最後の笑顔でもう涙腺崩壊してしまいました。このまま2人の幸せを願ってます泣
匿名
感動…
こんな幸せ過ぎる結末が待っていたとは…😭😭😭最高に良かった…2人が笑い合ってるの見て、泣くわ😭😭😭ほんと、この2人が会えて良かったよ、運命やね…💕
安堵
ホッとした。
ほんっとにホッとした。
中巻がつらかった分、下巻で癒されました。
3巻止まらずに読んで、難しいとこもあったけどグッとくるお話。
ふたりの関係もだけど、周りの人達のわかりやすい優しさとわかりにくい優しさ、沁みました。
周りが魅力的で、まだまだ読んでいきたい願望ありありです。
巻末のそれぞれの先が垣間見れたのも幸せ。
数ページだけどすんごいオマケをもらった気分。
さ、今度はじっくり読んでいこうっと。
匿名
全3巻、途中で止められず一気に読みました。重くて深くて濃い内容に、切なくて苦しい気持ちになりましたが、最後には救われて本当にホッとしました。勁が感情を取り戻していくシーンには思わず号泣しました。宥に出会て、ボクシングに出会えて本当によかった。どうかこれからの2人の人生が幸せでありますように。
匿名
すごく痛くて切なくて、最後までどうなるのかハラハラしてしまいましたが、無事に2人がくっついて、本当によかったです、、、、これまで経験できなかったことを少しづつ取り戻していってほしいです。
このシリーズにはなんやかんや、泣かされてる気がする。
ケイの感情が戻ってきはじめての絶叫に近い…つられて泣きそうになるし、実際に視界が歪むし!何回読み返しても大体同じとこで涙ぐむから落ち着いて読めないいいいいっくやじい!
切なくて泣くと言うよりホッとして安堵して気付いたら泣いてた、とかの方が近い。
BL括りだけじゃ勿体ない作品。
悪い事してないなら堂々としてろ!って言われてる場面にぐっとくるものあったし、感情戻ってからのケイがやたら可愛かったり、前作のドキドキハラハラとはうってかわり、他の意味で手に汗握ったり、とにもかくにも、良かったぁ…!!と思います。
最後のオマケっぽいのの続きが何気に気になる(笑)
これはすごい作品だった
作者の方もボクシングのことを相当調査して勉強して監修も受けられたのではと思う
だからものすごくリアルに感じられて作品の厚みが飛び抜けている
そしてやはり純粋な二人の文字通り命をかけての恋が胸を打つ
ただ一つ、気になったのはあの組織の行方
臓器売買、殺人請負、薬物の売買などハンパな悪ではない
だからその組織がリーダーの死によって簡単に解体されてしまうものなのだろうか?
もう二人とは関係なくなったら、そういう組織が日本にあることを何も考えずに二人は生きてゆけるのだろうか?
たとえ崔が死んでもファミリーとしてしか生きていけなくなっているメンバーは継続を望むのではないのか?
そして組織の一員であり、臓器売買に関わっている医者に手当をして貰い、組織の外でもその医者の世話になっているのも引っかかる
そこまでの解決をこの作品に問うことは無理なんだろうが、骨太なようで緻密に構成された作品において、最後諸手を挙げて二人の行く末を祝福できない理由になっているのが残念
ありがとう
めっちゃ泣きました
想い合う2人にどうか幸せになってほしいと思いながら読みました
感情とは素晴らしいものだと再度理解しました
好き
この作者さんの生々しさというか、リアル感がめっちゃ好きです。キャラに影があるのが好きなので、重さもありつつ重すぎない。2人の笑顔が素敵すぎました
二人の軌跡・下
自分自身を刺し、組織を抜けて宥に会う勁。しかし組織の邪魔が入る辺りはイライラ。良い人っぽい先生が組織の人間とは……。
宥と勁が再び日常を取り戻すと同時に、勁が感情を取り戻していきます。良いことばかりではないだろうと思いつつ、新たな一歩を踏み出しました。宥の方もようやく!父が良き理解者。
下巻の後半でまた内容がボクシングに戻ってきて、そちらの方が断然面白い。二人が幸せを掴んでほっと一息。明るい未来を感じさせる終わり方でした。照れ屋&最後の満面の笑顔を見せる勁が可愛い。
中巻の組織の話はこの内容に必要だったのか疑問。正直浮いていた感じ。ボクシング路線で最初から最後まで行って欲しかったです。
これまで色々bl漫画読んだけど、この作品はストーリーの深さ、展開においたら充実してて、ホントに読みごたえがあった! 今まで読んだ中で、top3に入る!
全部ツボ!そして感動!
泣きます!
けいが感情、痛みを取り戻すシーン、ゆたかとけいが再開するシーン、死にそうなけいを助けたくてゆたかがお兄さんに懇願するシーン、、全部泣けます。
感情を取り戻したけいが好きと言う気持ちをゆたかに伝えるシーンや、照れちゃうところは胸がはち切れそうなくらいギュンギュンします!
かわいい!
エロシーンは問題なしにえろ満載ですし、こんなに愛し合ってる感をビンビンに伝えられる絵を描く先生は天才だと思う!
子宮にくるえろさ!好きです!
素晴らしかったです。もう幸せになって欲しい、こんな強く結びついた相手に巡り会えたなんて感動しました。頸が情緒を持ち始めて精神的に成長する過程が本当に可愛いです。
終わってしまった。
勁に常識を教え成長を見守ってきた宥。だけど勁も様々な危機から宥を守ってきた。
痛みと感情を取り戻した勁は痛々しくもあるが生き生きとしている。
こんなにも痛みを伴わないと本当の自分を取り戻せなかったのは悲しい。
でもきっかけを与えてくれたチェには感謝。チェの人生も見てみたい。
3巻めちゃくちゃ良かった…!完結してから買えて良かったです!これは待つのツラい!語彙力ないのでこの漫画の素晴らしさを伝えれないのが悔しいけど、ただのBLじゃなくて人の成長に感動する(T_T)ケイがどんどん人間らしくなって思春期みたいに恥ずかしがるのが可愛かった~!
面白かったの一言では…
下巻は特に何回か読み返してこそ更に面白くなると思います。作者さんの、登場人物よ心情や細かい情景描写は1読では掴みきれないものがあると思いました。
神作品です
半額キャンペーンで三巻まとめて購入しました。
ストーリーが素晴らしすぎて一気買いをお勧めします!
2人が幸せになれたことが本当に良かったです。
たくさんの人に読んでもらいたい。
勁ちゃん・・・!!
健気すぎて危なっかしい勁に本当にハラハラした。
でもそこがものすごくかわいかった~
しあわせになってくれて本当に良かった!!!
ラストの展開は文句なしです!!!
うん!
ハッピーエンドでした!生還を果たした攻めが徐々に感情を取り戻していく過程が泣けました。恥ずかしいという感情を取り戻した瞬間は格別!!悶えるほどの萌をありがとうございました。
泣いたぜ嬉し泣きだぜ
【がっつりネタバレ注意】
うっうっう。゚(゚´ω`゚)゚。どうなることやら、ホントにホントにホントーに「キャリー」みたいなドンデン返しとか無いよね?やったらダメだからね?って最後の最後までビクビクしながら読んだわよーー。信じてなかった訳じゃないけど、表紙そのまんまだなんて嬉し過ぎてマジで泣いたよ。3巻目まで読めて良かった。おばちゃん超嬉しかった♡一ノ瀬先生ありがとうねーーー♡♡♡
あ
よかったですー!ボクシングも恋愛も全部がよかったです。何より絵が綺麗で読みやすい。重いストーリーですがきゅんもちゃんとあってよかったです。
最後まで読んでよかった
「神様なんか信じない僕らのエデン」が素晴らしかったのでギフトシリーズ(上中下)も購読しました。絵はやはり~僕らのエデンの方がキレイで魅力的です。それでもストーリーは他にはないほど知識満載で、そこに作り手の熱量を感じます。私自身は話が込み入ってくると読み辛く感じるタイプの読み手ですが、最後まで読んでしまえば満足感が勝っていました。込み入った話だからこそ何度も読み返したいと思えるものなんだと教えられた気がします。下巻ではしっかり泣かされました。
ケイに笑顔が戻ってよかった。
期待し過ぎてしまった
深いような…深くないような…
楽しめたのですが、3巻あるわりになんや良く分からないまま読み終わったというか…こちらの読解力の問題か?
まあ、大団円ハッピーエンドで良きかななのですが。
1巻は序盤、ハテ?なんでこの子ら身体重ねてんだっけな…?となりながら読んでいました笑。攻が重い人生の真っ只中にいるわりに受にハマるのが早かったな〜という感じも。3巻あるならもっとじっくり受に浸っていく姿が見たかった、かも。
2巻では攻の因縁の兄と共に新興宗教のフリをした悪の集団が登場し、突如厨二感が漂う展開に。この敵役にいろいろ工夫なさり過ぎて無駄にわっちゃわちゃしていたような。何かもっと別の現実的な組織ではあかんかったのかな?敵のボスにもBLさせてるし笑。不要な情報が多くて、コアな部分が薄いのが不満でした。
3巻も割と敵脇役が前に出てて、違う!見たいのは君らじゃない!という気持ちになりました。でもまあなんやかんや良く分からない部分は不要な部分と割り切って、主役の二人が全ての問題をクリアして幸せに暮らしている描写は良かったなあと思えました。でもここまで引っ張ったんだから、もっと濃厚なねちこいラブシーンが欲しかった!
ボクシングシーン、本物のボクシング漫画を見慣れていると若干気恥ずかしさを感じました笑。意外とボクシング描写も多かったなあ。見たいのはそこじゃない感が全体的に漂う全3巻でございました。