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人殺しを、請け負うなんていう事は、許しがたい。実の娘に、母の敵として殺されたのは、運命の悪戯か?これで、大きな闇が一つ消えた。お利う(弥栄)は、お澄みと共に、幸せに生きていって欲しい。
Posted by ブクログ 2020年07月29日
「茶屋みよし」のおしんさんが、おめでたらしい―――日本橋は木原店にある一膳飯屋「塩梅屋」の主・季蔵は、先代の娘・おき玖にその話を聞き、早速、豪助を訪ねた。当の豪助は、身を固めるつもりらしい。季蔵はふたりのために、心のこもった祝言の折り詰めを作ることに・・・・・・(「祝い飯」より)。表題作ほか「里芋観...続きを読む音」「伊賀粥」「秋寄せ箱」の全四篇を収録。愛する女性と市井の人びとのため、季蔵は今日も密かに悪を討ち、そして美味しい料理を作り続ける・・・・・。大人気シリーズ第十三弾。
令和2年7月28日~29日
Posted by ブクログ 2019年05月01日
季蔵がたまたま出会った利うという名の娘。一見男だか女だかわからない風体をして、子猿を肩に乗せている。
賭場で一人勝ちをして、ヤクザ者に追われていたのだった。
そこから事件の色々な場所で利うたちを見たという証言が。
気になる季蔵は調べ始める。
伊賀の抜け忍が育てた二人の娘を守るため、悪を退治しよう...続きを読むとするが、そこには。。。
読ませるに十分な仕掛けの多い話の中には、美味しい料理が散りばめられて、、、一粒でなんども美味しいシリーズ。
Posted by ブクログ 2013年02月16日
豪助さん、良かったね。おきくさんへの気持ちは何だったのかよくわからないですが、、、気の迷いだったってこと?おきくさんも早く幸せになって欲しいね。江戸時代ならもう大年増では?
Posted by ブクログ 2011年12月06日
第十三弾
4篇の料理に、江戸の悪(闇)を取り除く
これまでの続編の感じがかなり強い、豪助とおしんの結び
奉行烏谷と悪党佐平次(抜け忍)の因縁、そして佐平次の娘(母の敵)非常に盛りだくさんで一気に読める
Posted by ブクログ 2011年10月28日
3時間で一気に読みました。
このシリーズの他の作品と同じように事件に関わる人々はばったばったと死んじゃうけど、今作はいつもより後味がいい感じ。予想してた人がしななかっからか?
Posted by ブクログ 2012年10月21日
今回は料理の話よりも事件の話の方が多かった。
裏稼業を始めてから人との付き合いにある程度線引きをしていた主人公の季蔵が、人に関心を持ち、奉行の命令ではなく、その人のために仕事を全うしようとする。
季蔵の心の内や、奉行の過去なども少しずつ明らかになりつつある。
瑠璃が全然出てこなくなったが、今後はどう...続きを読むなるのだろうか?
Posted by ブクログ 2011年11月27日
料理人季蔵捕物控シリーズ、13巻。
前巻「涼み菓子」と同じく、短編連作スタイルを維持しながらの実質1冊1話構成。
メリットもデメリットも、この構成から生まれてるように思います。
ただの短編より事件の深みや広がりが出る分、話を跨いで続くことで若干だらだらとした印象が拭えない。
1冊の中でも、どこが一...続きを読む区切りなのか見失う事もしばしば。
ただ、1冊自体がとても薄い為、引き伸ばされたという程ではなく、話の転がり方など少し性急な筆致であるのも相まって、
物語のテンポそのものは乱れず、さらりと読みやすい仕上がりになっています。
途中乖離しがちだった、事件と料理の組み合わせについては十分安定してきているので、
望めるなら長編で物語の深みをもう少し突っ込んで出すか、もしくはきっちり短編に徹底するなど、
ブレがちな現在の「どっちつかず」の状態が解決すると非常に嬉しいのですが。
…とは言え、出てくる料理はいつも魅力的で、少し癖のある唐突な展開も読み慣れればどうという事はありません。
次巻が出れば、また必ず買うでしょう。
それだけの魅力はある、良シリーズだと言えます。
今回の事件はちょっと本筋がぼんやりしてましたが、でもちゃんと面白かったです。