あらすじ
本橋は木原店にある一膳飯屋・塩梅屋。主の季蔵が、先代が書き残した春の献立「春卵」を試行錯誤しているさ中、香の店粋香堂から、梅見の出張料理の依頼が来た。常連客の噂によると粋香堂では、若旦那の放蕩に、ほとほと手を焼いているという……(「春卵」より)。「春卵」「鰯の子」「あけぼの膳」「おとぎ菓子」の四篇を収録。季蔵が市井の人々のささやかな幸せを守るため、活躍する大人気シリーズ、待望の第七弾。
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内容(「BOOK」データベースより)
日本橋は木原店にある一膳飯屋・塩梅屋。主の季蔵が、先代が書き遺した春の献立「春卵」を試行錯誤しているさ中、香の店酔香堂から、梅見の出張料理の依頼が来た。常連客の噂によると、粋香堂では、若旦那の放蕩に、ほとほと手を焼いているという…(「春卵」より)。四篇を収録。季蔵が市井の人々のささやかな幸せを守るため、活躍する大人気シリーズ、待望の第七弾。
平成31年2月11日~13日
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美味しい食べ物が出てくる「食堂のおばちゃん」や「みおつくし料理帖」などのシリーズを読んでいたもんで、勝手に似たような系統の話かと思っていたら、バッタバッタと人が死ぬ!
はて、と表紙を改めてみると「捕り物帖」じゃありませんか!
失礼しました、和田はつ子さん。
卵かけご飯にもそそられるが、おとぎ菓子のような練り切り、食べてみたいものである。
この本で「煎り酒」を初めて知ったのだが、
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第七弾
六巻を読んでかなり時間がたつ。最初登場人物の思いだしに戸惑う、更に、料理の方法がくどく感じられたが読み進めていくに従って、都合良くと言えばどうにもならないが噺の展開が見えてくると面白くなる。
結果が闇捌きなので結論は仕方ないか
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塩梅屋の主人が先代の書き残した春の献立を試行錯誤していた。
そのさな香の店から梅見の出張料理を頼まれる。
市井の人々のささやかな幸せを守るため、活躍するシリーズ第7弾
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先代の親方の時から長年懇意にしていたお店から、主人があろうことか父親を殺し、店も没収された。
また、おきくの師匠が後添えになるはずだった家が、主人が自死、大きな借金を抱え、店がなくなった。
長年懇意の薬種問屋が突然の火事を出し、罪に問われるという。そこで偶然に、実家の跡取りとなった弟と再開。
店の娘が許嫁という。
季蔵は、探りを入れてゆくと、そこには次期長崎奉行を争っての暗躍が。
時期は雛の節句を前にして、今回は練り切りを作るという。
ひなの節句を楽しみにしていた、孤児となった二軒の娘を慰めようと、今回も料理人として、裏の仕事人として活躍。
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今回は親子愛を軸に様々な話が展開していく、ちょっとこころ温まる話が収録されてます。
季節は春で、春にちなんだ料理がたくさん出てきます。
話に関わる人が多くなってきてるので、誰がどの人かわからなくなってくる上に、黒幕も知らない人なのでちょっと混乱。
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宮部みゆきの時代小説を彷彿とさせる。グルメ×推理物は北森鴻がベストだったけど亡くなってしまわれた。少し悲しくて、でも小さい幸せが描かれていていい。
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小説で起こる事件がシリーズを追うごとにだんだん複雑になってきた。
登場する料理もなかなか気になるものが増えてきた。
これまでの梅風味に加えて、季蔵が考案したみりん風味、昆布風味、かつお風味を加え、4種類の煎り酒が登場。醤油に変えてそれぞれを使い分けを楽しむのもよさそう。料理は奥が深い・・・。
しろ餡作りには、白インゲンの皮を剥くという工程があることをはじめて知った。手間がかかっているんだなぁ・・・おとぎ話を題材にした練り切り、おいしそう。
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30分で読み終わる軽さ、長さ。シリーズ6作目なのに、脇がいない。さらに不思議なことに前の話を読まなくてすむくらいいろいろ説明してくれる。少し残念。時間つぶしにいい程度。料理は煎り酒を使ってる時点で参考にできない。
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2010/06/14:相変わらず作り方の描写は詳しいのに出来上がった料理(菓子)の描写が乏しいです。
鰯飯などは作り方でなんとなくイメージ出来ましたが、タイトルのお菓子の話は(初めて作るのに色や味に失敗しないなんてどれだけ天才なんだというツッコミはさておき)華やかな見た目を楽しむものなのに、犬やお爺さん等の名前だけで姿(立っている、ふっくらしている等)や表情(凛々しい、愛らしい等)がさっぱり分からずもどかしかったです。(><)
狸は表紙のイラストがなければ確実に信楽焼きの狸っぽいのをイメージしていました(表紙イラストはト○ロみたいと思ったのは内緒w)