あらすじ
北町奉行の烏谷椋十郎が一膳飯屋“塩梅屋”を訪ねて来た。離れで、下り鰹の刺身と塩焼きを堪能したが、実は主人の季蔵に話があったのだ……。「三十年前の呉服屋やまと屋一家皆殺しの一味だった松島屋から、事件にかかわる簪が盗まれた。骨董屋千住屋が疑わしい」という……。烏谷と季蔵は果たして“悪”を成敗できるのか!? 「下り鰹」「菊花酒」「御松茸」「黄翡翠芋」の全四篇を収録。松茸尽くしなど、秋の美味しい料理と市井の人びとの喜怒哀楽を鮮やかに描いた大人気シリーズ第九弾、ますます絶好調。
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内容(「BOOK」データベースより)
北町奉行の烏谷椋十郎が一膳飯屋“塩梅屋”を訪ねて来た。離れで、下り鰹の刺身と塩焼きを堪能したが、実は主人の季蔵に話があったのだ…。「三十年前の呉服屋やまと屋一家皆殺しの一味だった松島屋から、事件にかかわる簪が盗まれた。骨董屋千住屋が疑わしい」という…。烏谷と季蔵は果たして“悪”を成敗できるのか!?全四篇を収録。松茸尽くしなど、秋の美味しい料理と市井の人びとの喜怒哀楽を鮮やかに描いた大人気シリーズ第九弾。
令和元年6月26日~29日
人生 いろいろ
今回は、最後の大物の悪人が、まだ、成敗されていない。
烏谷が、仲間にしようとした清水は、死んでしまったが、喜平は、病の床から、元気に復活した。冥土へ逝く人も有れば、冥土の入り口から、戻ってくる人も有り。悲喜交々
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季蔵シリーズ第9弾。 庶民の客を喜ばせようと季蔵が知恵を絞った松茸尽くし。 料理人として誠実である程、裏稼業が切ない。 今巻は派手な展開はないけれど、禁じられた悲恋にさえ心添わせる季蔵に惚れ直してしまった。
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第九弾
前巻からの続きからの始まりか?
最初は塩梅屋・李蔵に新たな仲間がと少しは思わせるが、読み進むにつれて、疑問が湧いてくる。
今回も一件落着とは一応なっているが、噺の解決には至っていない
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秋、栗の甘露煮、松茸などをめぐり、商人とのせめぎ合いが。今まで主権を持っていた大商人がなくなり、儲けだけを考える商人に釘を誘うと奉行が釘を刺すが、その裏をかいて内与力や、松茸の山地の江戸家老を陥れる。
貧しい江戸町民に季節の味を届けようと工夫をした前の店主長次郎に習って季蔵も奮闘。
料理に事件、そして季蔵の思いびととの関係も絡めて、読む楽しみをたくさんもらえるシリーズ。
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季節は秋。
秋らしく松茸がキーになる話が出てくる。
松茸を使った料理と、松茸をめぐる事件が起こり、それが30年前の事件とリンクする。
ちょっと切ない、捕物帖です。