あらすじ
長い梅雨が明け、江戸に夏がやって来た。日本橋は木原店にある一膳飯屋塩梅屋では、今が盛りの茗荷風味の叩き胡瓜などが供されていた。そんな折、胡瓜を手にした妙な彫り物が入った死体が発見された。塩梅屋の主、季蔵も創作の手伝いをすることに……。鰹のきじ焼き、鮎尽くし料理、瑠璃との思い出の真桑瓜で作った水菓子……など美味しい夏の料理に腕をふるいつつ、奇妙な事件を追いかける季蔵の活躍を描く、大ベストセラーシリーズ、熱望の第二十四弾。
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たかが鮎、されど鮎
深く大きな闇が、まだ、潜んでいる。鮎騒動は、まだまだ尾を引くのか?
しかし、伊沢蔵之進、不思議な男だ。つかみどころが無く何を考えているか解らない。季蔵の敵では、無さそうだけれど….….
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
長い梅雨が明け、江戸に夏がやって来た。日本橋は木原店にある一膳飯屋塩梅屋では、今が盛りの茗荷風味の叩き胡瓜などが供されていた。そんな折、胡瓜を手にした妙な彫り物が入った死体が発見された。塩梅屋の主、季蔵も捜索の手伝いをすることに・・・・・・。鰹のきじ焼き、鮎尽くし料理、瑠璃との想い出の真桑瓜で作った水菓子・・・・・など美味しい夏の料理に腕をふるいつつ、奇妙な事件を追いかける季蔵の活躍を描く、大ベストセラーシリーズ、熱望の第二十四弾。
令和2年9月13日~14日
Posted by ブクログ
闇に潜む何者かを暗示して終わる展開だが、胡瓜を手にした妙な彫り物が入った死体の謎、変化朝顔の鉢泥棒や墓場荒らしの謎はきちんと明かされる展開に満足した。
Posted by ブクログ
シリーズ第24段。
今回もまたいくつもの殺人事件が起こり、全部が繋がってるかと思いきや、実はそうではないという逆の返しでした。
いや、繋がりはあるんだけど、それをネタバレせずに書くのは難しいです。
今作は鮎料理が出てきます。
鮎節を使った出汁、そうめんがとても美味しそうで気になりました。
今回は、自分や自分の仲間を危険にさらしてしまったかもしれない描写が出てきて、少しヒヤヒヤして面白かったです。