あらすじ
日本橋は木原店にある一膳飯屋「塩梅屋」では、年の瀬に限り昼御飯を供している。今年の師走飯は鰯の照り焼き汁かけ飯に決まった。鰯を届けてくれている船頭の豪助が家を出て、兄貴分の尚吉と暮らしているという。師走飯が好評の、そんなある日、岡っ引きの松次と同心の田端が店にやってきた。網元孫右衛門の娘・理恵が殺されたという。理恵は尚吉の許嫁だった――。鰯の団子汁、春菊の天ぷらうどん、鳥鍋、鰆のカラスミ……など美味しい料理と季蔵の推理が冴えわたる、書き下ろし大ベストセラーシリーズ。
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げっ!
鷲尾彰守に双子の妹が居て、虎翁の元で、人殺しの請け負い業をしていたなんて。季蔵に、勝手に横恋慕して、季蔵に関わる女性を殺し続けていたなんて。まさに、鷲尾の亡霊!狂気の沙汰だ!
Posted by ブクログ
尚吉たちには幸せになってほしかった。
過去の隠謀が長く影を落とすのが悲しい。
それに、あの人があんな人で、あいつとつながっていたなんて思いもしなかった。
妄執って恐ろしい。
でも、それを乗り越えて穏やかな幸せが訪れますように。
Posted by ブクログ
第三十四弾
何時もの様に菓子も含め色々な料理が
しかし解決すべき事件は?一つの事件が尊い命と引き換えに解決するが、これによって背後の闇・黒幕の存在が
旧藩の闇、変態的な藩主の息子には双子の妹が、季蔵に横恋慕からの犯行
全ての彼に絡む女ゆえの惨殺劇