あらすじ
江戸に梅が咲き始めた如月、一膳屋“塩梅屋”では、梅見弁当の準備がはじまった。先代長次郎が生前、書き残していた「能代春慶、三段重提げ弁当、梅見鰤、ひとり膳」という言葉が気になる主の季蔵……。そんなある日、おき玖は父・長次郎を偲ぶ梅見に出かけたが、大雨が降りはじめ、梅の木に雷が落ちたという知らせが塩梅屋に入った。おき玖を案じた季蔵が急いで迎えに行くと、屋敷内で“夜光の珠”が盗まれたと大騒ぎになっていた――。「梅見鰤」「饅頭卵」「吹立菜」「ひとり膳」の全四篇を収録。料理に支えられ生きてきた者たちの、人を想う切なさとあたたかさに溢れた大人気シリーズ第十一弾!
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Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
江戸に梅が咲き始めた如月、一膳飯屋“塩梅屋”では、梅見弁当の準備がはじまった。先代長次郎が生前、書き遺していた「能代春慶、三段重提げ弁当、梅見鰤、ひとり膳」という言葉が気になる主の季蔵…。そんなある日、おき玖は父・長次郎を偲ぶ梅見へ出かけたが、大雨が降りはじめ、梅の木に雷が落ちたという知らせが塩梅屋に入った。おき玖を案じた季蔵が急いで迎えに行くと、屋敷内で“夜光の珠”が盗まれたと大騒ぎになっていた―。「梅見鰤」「饅頭卵」「吹立菜」「ひとり膳」の全四篇を収録。料理に支えられ生きてきた者たちの、人を想う切なさとあたたかさに溢れた大人気シリーズ第十一弾。
令和2年7月24日~26日早朝
料理が….….
気分の悪くなる奴らと凄惨な事件とが、セットなので、出てくる料理が、美味しそうに感じられないのが、残念。ちょっと、死人が、多過ぎる気がする。
Posted by ブクログ
梅にまつわる捕物劇
料理人季蔵捕物控シリーズ11作品目。
梅見弁当、鰤、饅頭卵、鹿の清草揚げなど相変わらず美味しいものが盛り沢山♪
塩梅屋の梅見弁当の準備から、先代・長次郎が書き遺していた謎がはじまります。
隠密行動は今回ありませんが、なんとも終わりが切ない…
瑠璃さんが少しずつ、正気を取り戻し始めたのも気になりますなぁ。
Posted by ブクログ
長次郎が大事にしていた松花堂弁当と、三段重の提げ弁当の春慶の塗りの入れ物。
これを使った毎年お馴染みの梅見弁当。
が、しかし三段重の方は使われた形跡がない。
その秘密には。。。
身代わりで八丈島への遠島となった手代の無念を晴らす。