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Posted by ブクログ
料理人季蔵捕物控シリーズ、13巻。
前巻「涼み菓子」と同じく、短編連作スタイルを維持しながらの実質1冊1話構成。
メリットもデメリットも、この構成から生まれてるように思います。
ただの短編より事件の深みや広がりが出る分、話を跨いで続くことで若干だらだらとした印象が拭えない。
1冊の中でも、どこが一区切りなのか見失う事もしばしば。
ただ、1冊自体がとても薄い為、引き伸ばされたという程ではなく、話の転がり方など少し性急な筆致であるのも相まって、
物語のテンポそのものは乱れず、さらりと読みやすい仕上がりになっています。
途中乖離しがちだった、事件と料理の組み合わせについては十分安定してきているので、
望めるなら長編で物語の深みをもう少し突っ込んで出すか、もしくはきっちり短編に徹底するなど、
ブレがちな現在の「どっちつかず」の状態が解決すると非常に嬉しいのですが。
…とは言え、出てくる料理はいつも魅力的で、少し癖のある唐突な展開も読み慣れればどうという事はありません。
次巻が出れば、また必ず買うでしょう。
それだけの魅力はある、良シリーズだと言えます。
今回の事件はちょっと本筋がぼんやりしてましたが、でもちゃんと面白かったです。
大きな闇が、消えた。
人殺しを、請け負うなんていう事は、許しがたい。実の娘に、母の敵として殺されたのは、運命の悪戯か?これで、大きな闇が一つ消えた。お利う(弥栄)は、お澄みと共に、幸せに生きていって欲しい。
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