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Posted by ブクログ
「あと少し、もう少し」の続編と言えるのかな?あの時の駅伝メンバーの一人に焦点を当てた物語。
前作で自分を取り戻したかのように見えたが、、やっぱり環境は大事というか、高校入学後3ヵ月でがんばることをやめてしまった大田君。
ズルズルと元のダメだった自分に戻ってしまった、そんな高校2年の夏、なんと先輩から子守りのバイトを頼まれた。子供は1歳10か月の女の子、鈴香ちゃん。
金髪のヤンキー高校生に子守りを頼む設定がぶっ飛んでいる。
大田君が料理やお外遊びに挑戦するたびに、何かやらかしてしまうのではないかとヒヤヒヤしたが、、この物語の世界はひたすら優しかった。
出てくる登場人物もみんないい人。先 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ人間の怖い部分を凝縮した1冊だなと思った。男尊女卑、差別、いじめなど。
主人公の空子は、ずっと自分のことを俯瞰で遠くから見ている感じだなと思った。意思が芽生え始めた頃からという設定も少しゾッとした。
私も一時期、自分が多重人格であることに悩んでいたけれど、空子はそれが当たり前だと捉え圧倒的に割り切っていて、人間的に冷たいと感じるけど1番人間らしいなと思った。
よく「裏表がある」と、ある人を評することがあるけれど、それって当たり前なんじゃないだろうかと思ったりする。「裏表がある」と「多面性がある」は、ちょっと違う側面があるのかな。
「人は皆自分の役割を演じながら社会を過ごしている」と、社会 -
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