すべての高評価レビュー
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中国の民族宗教である道教を、主として方術・呪術的実践の視点から概説した書。房中術や導引、呪言や呪符から煉丹術、本草学といった諸分野から道教の姿を解説すると共に、日本への影響や気功をも含めた今日の道教界の様相についても紹介する。
本書は、2005年に中央公論新社より中公叢書として出版された同名書の文庫版である。中華文化圏の民族宗教として、中国本国はもちろん世界各地の華人居住地でも信仰されている道教であるが、実際の信仰の場から見えてくる姿は教理哲学よりも福禄寿といった現世利益を志向した呪術的側面が強い。本書の特徴は、道教の解説をそうした呪術的要素の解読から試みている点である。本書で主に扱っているの -
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すでに焼きそば史専門家として不動の地位を確立していると言ってもなんの誇張もないノンフィクション作家・塩崎省吾による、焼きそばの謎シリーズ三部作の第三部。これまでの二部作(ソース焼きそば & あんかけ焼きそば)は日本と世界の近代食文化史として優れた貢献があったが、この『カップ焼きそばの謎』は戦後日本の即席麺産業のうちカップ焼きそばのシェアに関わるトップ6社(まるか、日清、明星、サンヨー、エースコック、東洋水産)のあゆみと、その中でのカップ焼きそば商品のヒットについてそれぞれ記述することで、国内即席麺業界の気風を伝えている。特に東洋水産は(読んでいる私が元々道民だったため『やきそば弁当』で
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「好き」を言語化する技術 - 三宅香帆
これは「推し」の魅力を伝えるための技術の話。
この本によって今、私は「推し」の魅力を伝えなければならない、という使命感と、今なら伝えられるかもしれない、という高揚感に駆られている。
なぜかって、私には正真正銘「推し」という存在がいる。最近の言葉にあやかって使っているので、「推し」という言葉を使い慣れていないことは、どうか多めにみて欲しい。
「推し」とは簡単に言うと好きな人、夢中になれるもの。アーティスト、アニメ、スポーツ、本、映画なんだって良い。
私にとっては、小学生の頃からあった存在だった。不定期に様々なジャンルの音楽アーティストを好きになっ -
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斬新な切り口の新感覚探偵ミステリー。
美術解剖学と服飾の知識で、服を見ただけでその人の体の状態や病気までわかる特殊な技能を持つ服飾ブローカーの桐ヶ谷と、独特な雰囲気でアンティークショップを営む若き店主・小春。
昔ながらの風情が残る東京・高円寺の商店街で暮らす、妙にバランスの取れたバディが、ふとしたきっかけから10年前の未解決事件の解決に乗り出していく。
これまでの警察とは全く異なる視点からのアプローチで、真実に近づこうとするものの、当然ながら最初はほとんど相手にされず。
当初、二人を胡散臭い目で見ていた刑事が、次第に二人の主張や視点を認め始め、事件解決に向けて協力していく流れが熱い。
途
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