すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
天下人・信長に重用され、狩野派の頂点として「豪壮華麗」を極めた狩野永徳。彼は信長から秀吉へと受け継がれる権力の象徴として、金を多用した圧倒的な屏風画を世に送り出し、権力者の「夢」を視覚化することに心血を注いだ。しかし、その隆盛を脅かす存在が、能登から現れた長谷川等伯。何もないところから自力で這い上がり、永徳とは対照的な「水墨の深淵」や「魂を抉るような静寂」を湛えた作品を描く等伯。永徳は、己の積み上げた権威を冷ややかに見つめる等伯に対し、「自分にはないものを持つ男」として激しい嫉妬と警戒心を抱く。二人の天才は、屏風や障壁という「戦場」で、互いの芸術生命を賭けた極限の対峙を繰り返していくことになる
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『勉強嫌いでもドハマリする勉強麻薬』
海外塾講師ヒラ
海外塾講師ヒラは、勉強が続かない理由を「やる気の問題」ではなく、脳の仕組みと習慣の作り方にあると捉え、まず“勉強のハードルを極限まで下げる”ことを提案する。1分だけ机に向かう、教科書を開くだけ、動画を1本見るだけといった小さな行動を積み重ねることで、脳が達成感を覚え、勉強に対する抵抗が薄れていく。さらに、勉強をゲーム化する、報酬を設定する、環境を整えるなど、脳内のドーパミンを活用して「勉強=快感」に変える具体的なテクニックが紹介される。
著者は、勉強嫌いの人ほど“完璧主義”に陥りやすいと指摘し、短時間でもいいから毎日続けることで自己効力 -
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『1日1分読むだけで身につくお金大全100』
頼藤太希 高山一恵
この本は、家計管理、貯蓄、投資、保険、税金、働き方など、お金にまつわる幅広いテーマを“1日1分で読める短い知識”としてまとめている。著者の頼藤太希・高山一恵は、難しい専門用語を避け、日常の行動を少し変えるだけで家計が改善する具体的なポイントを提示する。たとえば固定費の見直し、無駄な保険の整理、積立投資の始め方、老後資金の考え方など、どれも「今日からできる小さな一歩」として書かれており、読者は負担なくお金の基礎体力を身につけられる。
また、100項目それぞれが独立したミニコラムになっているため、気になるテーマだけを拾い読みでき -
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『阿川佐和子のこの噺家に会いたい』
文春ムック
阿川佐和子は、人気・実力ともに高い噺家たちを訪ね、彼らの芸の裏側や人生観を丁寧に聞き出していく。高座では見えない緊張や工夫、修業時代の苦労、師匠との関係、そして落語という芸をどう捉えているかが、軽妙な対話の中で自然に浮かび上がる。噺家たちは、阿川の率直で柔らかい質問に心を開き、自分の芸風が形づくられた背景や、観客との距離感、時代に合わせて変化する落語のあり方を語る。ときにユーモアたっぷりに、ときに胸の内を静かに明かしながら、彼らの人間味と芸の奥行きが立体的に描かれていく。
このムックは、落語の知識がなくても楽しめる読み物でありながら、芸の世界 -
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過去誰かがその水の向こうに異界を見た
過去誰かがその下に異界を見た
我が身は誰なるぞ
例えばギリシャ神話に登場するアケローン河。
「冥界の入り口」を流れる苦悩の川。
一方、三途の川は、日本の仏教や民間信仰における現世とあの世の境界。
どちらも死者を死後の世界へ分かつ「境界の川」として共通した役割を持っている。
例えば天岩戸。岩戸に太陽神たる天照大神がこもったことで、世界は闇に包まれた。
そう思えば世界は、簡単に区切られてしまうのかもしれない。
作品タイトルである「昇降機」に切り込んでいく。
昇降機は人ないし物を運ぶものだ。終端街ではあり得ない世界に連れていく昇降機は、どこに、なぜ、な -
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『20世紀少年 1 ともだち』
浦沢直樹
主人公の**ケンヂは、コンビニを営みながら平凡な日々を送っているが、同級生の失踪や奇妙な事件が続き、子どもの頃に仲間たちと描いた「世界滅亡ごっこ」の計画と同じ現象が現実に起こり始める。事件の背後には、かつて秘密基地で使っていた不気味な“ともだち”のマーク**を掲げる謎の教団が存在し、彼らは世界を破滅へ導く計画を着々と進めていた。ケンヂは、幼い頃の記憶が現在の陰謀と結びついていることに気づき、仲間たちと再び集まり、過去に自分たちが描いた「予言の書」が現実化するのを止めようと動き出す。しかし“ともだち”の正体は依然として闇の中で、物語は「過去の遊びが、 -
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『シェイクスピア全集 リチャード三世』
白水uブックス
王家の一員であるリチャードは、身体の歪みと同じく心にも深い闇を抱え、兄王の死をきっかけに王位奪取の野望を燃え上がらせる。彼は巧みな言葉と冷酷な策略で周囲を操り、身内を次々と失脚させ、幼い王位継承者たちを塔に幽閉して排除していく。自らの悪行を独白で観客に語りかけながら、リチャードは「悪の主人公」として物語を進めるが、血で固めた権力はやがて崩れ始め、反乱軍を率いるリッチモンド伯が勢力を伸ばす。最終的にリチャードは戦場で追い詰められ、「馬を!王国をやるから馬を!」と叫びながら討ち死にし、長く続いた内乱は終息し、テューダー朝の新たな時代が幕を -
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