すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレゴールデンスランパーは国家の巨大な物語の中に個人が飲み込まれる恐ろしさを描いている。
現実で起こる確率は低いかもしれないが、「なきにしもあらず」と思わせるリアルさがあり、そこに強い恐ろしさを感じた。
この作品の怖さはそれだけじゃなく、
真実よりも作られた物語の方が強く、一度レッテルを貼られたら剥がすことができない、怖さ。
そんな中で、青柳は逃げ続け、顔を変え、生き延びた。
社会的にはすべてを失ったとも言える。
それでも、完全に負けたわけではないと感じた。
特に印象に残り、読書中鳥肌が立ったのが、
両親と元恋人とのやり取り。
両親への郵便、習字半紙に書かれた「痴漢は死ね」という言葉と、
元 -
Posted by ブクログ
いやー、早くも決まりました。まだ4月だというのにな。
そうです私の2026年、年間ベストはバイバイ、エンジェルに決まりました。
やられたぜー、まさか私が産まれる前の作品が令和8年のベストとは。個人的ミステリー、オールタイムベストでも1位かもだわ、これは。
この小説はもはやミステリーなんかね、危険な思想書の類いかなんかかね。いやー言論は自由で良かったですね。
たしかにテーマはあまりに70年代的でありますが、差し引いてもスゴいスゴい、ゴイスーよ。
何がスゴいって、そう全部スゴいのよ…。
例えば現象学による推理の解説は長年私がミステリーに対して感じていた違和感を見事に言い当ててるんですな。事実から真 -
Posted by ブクログ
ブラッドメリディアンに続き、コーマックマッカーシー作品は2作目。ブラッドメリディアンはひたすら荒野が続き、人間がその背後に引っ込んでいるような世界観で読むのに難儀した記憶があったが、本作はジョン・グレイディ・コールという人間が全面に出ていて読みやすかった。
冒頭のろうそくの炎が揺れて戻る描写など、物事の詳細を書きまくる文章は、時間をかけて脳内に映像として再生させる事を強いてくる。また、それは主人公が出会う自然やゆきずりの人々を前景化させる。主人公だけを特別視しないというようにも言えるし、主人公に極めて近い位置にいるカメラから見ている超高精細な物語と考えると、ジョン・グレイディ・コールに寄り添 -
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Posted by ブクログ
『ゆるストイック』は、「自分に厳しく、他人に寛容である」という、一見矛盾するようでいて、これからの時代に必要な姿勢を静かに提示してくれる本。
本書が語る“ゆるさ”とは怠惰ではなく、状況や環境に応じて自分の在り方を変えられる柔軟性のこと。
そして“ストイックさ”とは、他人に押し付ける価値観ではなく、自分の成長を自分で管理するための静かな規律。
印象に残ったのは、
「忘れること」もまた成長の一部であるという指摘。
古い価値観を握りしめたままでは、新しい視点は入ってこない。
変化し続ける世界で、自分自身も環境とともに変わり続ける存在であることを、あらためて思い知らされた。
また、
成功の対義語 -
購入済み
今回も働きます
3巻で終わりだと思っていたので、嬉しい続編!どこに行っても働くコンドウさん。アレシュの機嫌が悪くなりますなぁ。それが微笑ましいのですが。アレシュの実家、インドラーク領で事件です。伏線もあって、楽しく読めます。実家ということで2人のイチャコラは少なめですが、信頼感?みたいなのが育ってる感じがしました。今回も働いちゃったので、ぜひとも休暇を!新婚旅行はちゃんと仕事ナシで行かせてあげてください!
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Posted by ブクログ
信長が、好き。秀吉が、好き。戦国時代が…好き。
「荘園」が好き。日本史の授業で聞いてなんとなく、好意を持っていた「荘園」。だって、貴族の華やかな暮らしが想像できますもん。
でも、全く分からなかった「荘園」。鎌倉時代を習う頃にはもう過去の遺物のようになってた。
この本は突然消えてた「荘園」が実は鎌倉時代、室町時代も連綿と受け継がれていて、その時代を彩っていた人々の根幹だったことを教えてくれる作品だった。
平社員が仕事をする。一般管理職が管理する。上級管理職が管理をする。役員が、社長が、株主が、親会社が、ステークホルダーが、市町村が、県が、国が、アメリカが、DSが、妻が、…笑。仕事から生み
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