すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
直径七・七キロメートルを超える小惑星が熊本県阿蘇郡に衝突する。それはこの世界では確定事項となっています。衝突によって三十億人が死ぬとされ、仮に生き残ったとしても気象・環境への多大な影響により、結局、人類は滅亡するという予測が立てられていて、留まるも地獄、逃げるも地獄、という状態です。暴動、逃亡、悲観……混沌とした世界の中で、小春は自動車教習所に通っている。ある時、小春は車のトランクの中から他殺体を発見する。自殺するひとはめずらしくない。だけどどうせもうすぐみんな死ぬのに、どうして今殺したのだろう。
ということで本書は間もなく死ぬことが分かっている状況で、なぜ殺人が起こったのか、という魅力 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ『ミステリと言う勿れ』第16巻。
「木曜島には木曜がない」――そんな不穏な言葉を残し、ひとりの男が全裸で海岸に流れ着いて死んだ。しかも、その近くの孤島では6人が死亡していたという。
舞台となるのは、伊豆諸島にある「なぬか島」。日曜島から土曜島まで、曜日の名を持つ島々が連なり、干潮時には陸続き、満潮時にはそれぞれが孤島になる。久能整と相良レンは、天達晴生の主催するゼミ合宿でその島を訪れるが、到着早々、日曜島には「この中の最低1人が死ぬことになる」というメッセージが残されていた。さらに各島のテントには、微妙に文面の異なるメッセージまである。
7年前の「木曜島事件」と今回の合宿はつながってい -
Posted by ブクログ
ほっこりするけどやっぱり泣ける。
人は必ず家族の誰かを看取らねばならないし、自らの死からも逃れられない。人生、出会いの数だけ別れがあり、関係が深くなればなるほど別れは辛くなる。どう自分らしく生きるかに重きが置かれる昨今、どう死ぬか、どう別れるかは見落とされがちではないかと思う。
神様のカルテはそんな事実に目を向けさせると共に医療が患者の死とどう向き合っているのかということに気付かせてくれる。当たり前だけど医者をはじめとする医療従事者が全ての病気を治せるわけではない。死は公平に訪れるけれど、それは辛いし不条理でもある。だからこそしっかり生きたいし家族や友人を大切にしたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「介護のために手足を切断する」という倫理を大きく逸脱するような療法に度肝を抜かれたのは私だけではないはずだ。
しかし漆原医師の遺稿を読みはじめると、患者自身の心身の負担だけでなく、介護の現場の負担も軽減できる至極真っ当で合理的な療法のように感じた。
今後さらに逼迫していくであろう老人介護の現場を考えた時、合理性が求められることは必須で、Aケアが老人介護のスタンダードな療法となる可能性も十分あるのではないか。
それほど漆原医師の遺稿は老人介護のリアルが克明に記されていると感じたし、患者と介護者、両者の視点に寄り添った結果、考え出された療法だと感じた。当初は無しだと思っていた手足切断という療法だが -
Posted by ブクログ
バンド好きな自分は、読み進めるのがとても苦しい作品でした。
リーダーへの尊敬、畏怖、敬愛etc…とあるバンドを人生の全てだって言えるくらいに支えられてる自分は瑞葉の気持ちが痛い位届いてきました。
けれど、そのポジティブな気持ちとは裏腹に才能が無い事への僻み、劣等感を持ち合わせるのは至極当然で、必死に喰らいつく様は心に残ります。
仲良しこよしだけでやってない、真剣に上を目指す。そんな仲間だからこそ、ぶつかり、反省し、また励んで…けど、大好きな自分のバンドがもっと行って欲しい。
ラストの3ページは兎に角圧巻です。読み終えたくないのに、読むのを止められない。苦しくなるほどなのに、見届けたい。そ -
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