花村萬月のレビュー一覧

  • 皆月

    Posted by ブクログ

    ある日突然妻に失踪された中年オヤジが妻を探す旅に出る。
    その中で出会う非日常な人間たちと関わり合って行く中で本当の人との繋がりを見つけて行くヒューマンミステリー。
    妻はなぜ失踪したのか、本当の理由を知った時、心が揺さぶられる気がした。
    他人にはどうでも良いことでも、その人には全てであることもある。

    0
    2023年09月05日
  • ゴッド・ブレイス物語

    Posted by ブクログ

    騙されて無償で働かされることに。

    信頼した人にこれをやられると堪えますが
    相手はこれを狙っていたのか、突発的なのか。
    仕事を頑張っていると、バンドメンバーの
    人間関係やら性格やら問題やらが
    浮き出てきたり沈んでみたり。

    連れて行くしかなかった子供についても
    子供らしいといえばそれまで、です。
    やっていた事については、あれですが。

    0
    2023年07月26日
  • 姫

    Posted by ブクログ

    戦国の世、信長、秀吉、家康を裏で操るのはビッグバンより生き続ける美しき吸血鬼。姫のキャラは物語シリーズの忍野忍を想起させる。やりようによってはもっと面白くなった気がする。惜しい。

    0
    2023年02月25日
  • 幸荘物語

    購入済み

    この作者にしてはおとなしめ

    刺激的で過激な作品ばかりのこの作者にしては低刺激の作品。
    しかし内蔵している反骨精神や破滅へのあこがれは健在。ややコミカルな文章のそこかしこにこの作者らしいフレーズを見つけ出すことができる。
    しかし全体的な印象は、少しぼんやりしているな と感じた。

    0
    2022年11月08日
  • セラフィムの夜(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    久々の花村作品。
    彼の描く男性が堪らなく好きだ。
    雄々しくて女々しくて、
    逞しくて脆い、そんな男性の性(サガ)を見ると
    あぁ男の人ってなんて可愛いんだろうと
    そんな事を思う。

    「生命とは、痛みなのだ」
    なるほど。今回も中々に痛かった。

    0
    2022年10月02日
  • 姫

    Posted by ブクログ

    花村萬月の戦国物といえば道三を描いた「くちばみ」があるが、本書はさらに吸血鬼物でもある。

    中盤のキリストと出会うまでの展開は緊迫感もあり面白いが、明らかにされる姫の正体や終盤の対決はやや荒唐無稽。

    ユダよりキリストを低く見る立場は「百億の昼と千億の夜」を思い起こす。

    0
    2022年09月03日
  • 姫

    Posted by ブクログ

    西尾維新の物語シリーズのキスショット、平野耕太のドリフターズ、半村良の妖星伝を混ぜ合わせてエキスを抽出した感じとでも言えばいいのか…面白くない事はないんだけどどこか物足りない…令和の今、花村萬月がこの物語を描く意図は那辺にあるのか…

    0
    2022年07月25日
  • 紫苑(しをん)

    購入済み

    聖職者+殺しの組織、というのはもはやありふれたモチーフなのかもしれないけれども、その中で育った「箱入り」の少女の純真な美しさに焦点を当てた作品としてはかなり早い時期のものではないかと思う。市東氏の絵はしをんの繊細な感じなどには合っているが、あまりに広いマンションの部屋など、ちょっとおかしなところもあるような印象。これが原作のVシネマもあったように思うがまあ別物だ。

    0
    2022年05月02日
  • 自由に至る旅 ――オートバイの魅力・野宿の愉しみ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     1955年生まれ、芥川賞作家、花村萬月さん、オートバイに魅了された人生。野宿・自炊を基本に(北海道10日間の旅を約4万円で)、北海道から本州、四国、九州と日本全国をオートバイで旅した(1日平均400km)記録。「自由に至る旅 オートバイの魅力・野宿の愉しみ」、2001.6発行。

    0
    2022年04月02日
  • 夜半獣

    Posted by ブクログ

    久々の花村ワールド。世界観、描写、こんな感じだったなあ。選ばれた青年が夢の世界の絶対権力者夜半獣に。

    0
    2022年01月26日
  • 掌篇歳時記 春夏

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    二十四節気をさらに三等分した七十二候をもとに、年末から夏にかけて、それぞれ人気作家がつづる短編集。
    季節がテーマで、純文学系の作家が中心ということで、その表現を楽しむ小説であることは間違いない。
    でも、その反面、連想で思考があちこちに飛んでしまうので、集中できないのも確か。
    寂聴氏の作品を初めて読んだが、住職っぽくなく驚いた。もうすぐ100才。

    0
    2021年10月23日
  • 決戦!桶狭間

    Posted by ブクログ

    歴史小説はまったく未知の分野で、初めて読んだ。
    自分好みで選ぶならまず選ぶことがない。本棚左から読んでいるから、順番で手にしたのだ。

    興味が薄いから、尚更恥ずかしいくらい歴史がわからない。桶狭間の戦いは、織田信長が今川義元の首をとった戦いだとわかった。こんな感想を言っていることが、とにかく恥ずかしくなる。
    途中で、誰が誰だか、味方が敵かわからなくなった。
    読んだというか、目を通したに近い。最後の花村さんの文章は、知識の乏しいわたしには読みにくさも加わり、スルー。
    機会があれば、再読したい。1度目よりはわかってくるだろうと思うから。

    0
    2021年09月15日
  • くちばみ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    斎藤道三の生涯を描く歴史小説(著者は時代小説といっていますが)

    最新の資料も含めて、しっかり吟味したうえで構築されていることが、ところどころの著者の言葉でわかります。
    もちろん、美濃の国盗りが親子で行われたことは定説となってきていますが、父親像も道三像も義龍像もそれぞれ似て非なるものがあり魅力的です。
    著者の最近の歴史小説はエロとバイオレンスが抑え気味になっていて読みやすいです。
    奈良屋の末裔について口を濁されているのが気になりました。

    0
    2021年03月10日
  • 武蔵(一)

    Posted by ブクログ

    花村萬月が書く宮本武蔵。
    宮本武蔵については、二刀流、佐々木小次郎との対決くらいしか知識がなく先が楽しみ。

    しかし子供だというのにモテまくる。
    そしてヤリまくる。
    それなのに嫌味がなく憎めない。次の巻へ。

    0
    2021年02月06日
  • 日蝕えつきる

    Posted by ブクログ

    帯に書いてあるとおり救いの無い物語

    江戸時代の日本を覆った皆既日蝕

    不幸な人生を送った五人の男女
    夜鷹、陰間、貧乏浪人、村八分の娘、無実の罪人

    読んでいて読み苦しくなる救われない五つの物語

    0
    2020年11月08日
  • 二進法の犬

    Posted by ブクログ

    著者の芥川賞受賞後の第一作ということで、文庫本で1000頁を越えるヴォリュームに、著者らしいエロスとヴァイオレンスの濃密な雰囲気が横溢する小説世界を堪能できる作品です。

    大学卒業後に出版社に務めるも退職し、家庭教師として働いている27歳の鷲津兵輔という男は、暴力団乾組の組長の娘である乾倫子の勉強を見ることになります。彼は、組長の乾十郎の住んでいる世界を垣間見ることになり、その世界をつらぬいている掟に心を惹きつけられながらも、堅気の世界にとどまりつづけます。しかし、倫子から好意を寄せられ、やがて関係をもつにいたって、鷲津はしだいに乾たちの世界に入り込んでいくことになります。

    登場人物たちの会

    0
    2020年09月21日
  • ブルース

    Posted by ブクログ

    読み終えて何だかすごい世界に連れて行かれてたような感覚。危なく切なく悲しい物語。とにかく徳山のキャラが強烈だよね。笑 また男なら村上の欲望を体と心で受け止める綾は魅力的に感じるんじゃないかな。これを読んでタンカーの仕事ってどんなか少し知りたくなった。

    0
    2020年08月26日
  • 重金属青年団

    Posted by ブクログ

    イカれた1100カタナ
    ジャンキーのZ
    他者からの理解や受容なしに、人は成長できない。

    …ただ、私たちはかけがえのない一人であると同時に、多数の中の一人でもある。自分の成長のために誰かを踏み台にしていいとは、絶対に思えない…。

    0
    2019年12月08日
  • 掌篇歳時記 春夏

    Posted by ブクログ

    季節の生江を表す二十四節気七十二候のうち春から夏の十二の候を題にして、十二人の作家の掌編集。
    七十二候のとらえかたが様々で、面白い。

    0
    2019年10月02日
  • アガルタ 下巻

    Posted by ブクログ

    残念ながら、下巻を読み終えて尚、個人的趣味には合致しませんでした。生理的嫌悪感を抱きそうな描写とかは平気だけど、突拍子のなさとか笑いのセンスに、自分の感性がついていかなかったというところか。他の著作にはちょっと手が出ないかも。

    0
    2019年08月05日