【感想・ネタバレ】日蝕えつきるのレビュー

あらすじ

天明六年、来るべき皆既日蝕を背景に起きた、男と女の残酷物語。暗黒の極限、無惨な生死を描いた、渾身の時代小説集。女は軽井沢宿で飯盛女をしていたが、江戸に逃れて夜鷹となり、唐瘡に罹ってしまう(「千代」)。歌舞伎の戯者になることを希う男児は、京から下り、希望とは裏腹に江戸の陰間茶屋で育てられることに(「吉弥」)。濡れ衣の人殺しで入牢した男は覚悟の準備をしていたが、そこで地獄の光景を目にし、自らも責問を受ける(「次二」)他、鬼気迫る五つの暗黒物語。

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Posted by ブクログ

5人の男女が日蝕の時に生を終わらせる。
5人はお互い面識はないが、偶然にも、悲惨な境遇で死を迎える。
この世は何かしら因縁めいたつながりがあるのかもしれない。浅間山の噴火と青ヶ島の噴火が地球の活動で繋がっているように。

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2020年11月18日

Posted by ブクログ

帯に書いてあるとおり救いの無い物語

江戸時代の日本を覆った皆既日蝕

不幸な人生を送った五人の男女
夜鷹、陰間、貧乏浪人、村八分の娘、無実の罪人

読んでいて読み苦しくなる救われない五つの物語

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2020年11月08日

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