姫

2,420円 (税込)

12pt

3.3

信長絶頂期。嵐で破壊し尽された離島に巨大南蛮船が漂着。船内には無数の棺、そして一人の赤子がいた。島の網元・利兵衞はその赤子を「姫」と名付け育てる。たちまち美しく育った姫は人外の存在であり、特殊な能力が備わっていた。姫は利兵衞の小さな夢を叶えるべく、自らの力で信長、秀吉、家康ら、時の支配者たちを操り、異形の仲間と各地で凄絶な戦闘を繰り広げていく――。史実と伝説が織りなす狂瀾の戦国活劇、開幕!

...続きを読む

姫 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年08月09日

    颱風と火事により、壱岐の儺島(おにやらいじま)の支倉は壊滅する。
    ただ一人生き残った網元の利兵衛は、颱風によって漂流してきた巨大な南蛮船に乗り込むが無人だった。
    その船底に多くの棺が並んでいて、「異国人の死体らしきもの」が収められている。
    さらに一際目立つ黄金の棺を開けると「赤ん坊らしきもの」が横た...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月25日

    戦国の世、信長、秀吉、家康を裏で操るのはビッグバンより生き続ける美しき吸血鬼。姫のキャラは物語シリーズの忍野忍を想起させる。やりようによってはもっと面白くなった気がする。惜しい。

    0

    Posted by ブクログ 2022年09月03日

    花村萬月の戦国物といえば道三を描いた「くちばみ」があるが、本書はさらに吸血鬼物でもある。

    中盤のキリストと出会うまでの展開は緊迫感もあり面白いが、明らかにされる姫の正体や終盤の対決はやや荒唐無稽。

    ユダよりキリストを低く見る立場は「百億の昼と千億の夜」を思い起こす。

    0

    Posted by ブクログ 2022年07月25日

    西尾維新の物語シリーズのキスショット、平野耕太のドリフターズ、半村良の妖星伝を混ぜ合わせてエキスを抽出した感じとでも言えばいいのか…面白くない事はないんだけどどこか物足りない…令和の今、花村萬月がこの物語を描く意図は那辺にあるのか…

    0

姫 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

花村萬月 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す