垣根涼介のレビュー一覧
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一揆を扇動する蓮田兵衛、男気あふれる骨皮道賢、清々しい若武者の吹き流し才蔵。さらには馬切衛門太郎や芳王子など、魅力的な登場人物を作り出しながら歴史的事実をベースにしての室町時代のドラマ。Posted by ブクログ
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痛快。良かった。
移民系のお話は初めて。
ゆえに、今までに考えたこともなかった世界を知れた気がして、よかった。
ケイのような男性に出会いたい、貴子のような女性になりたいと、思った今日この頃。
薄い感想しか書き並べられない時点でまだまだである。Posted by ブクログ -
(読んだのは文庫版ではないけど検索で出てこなかったので)
戦国時代に突入する直前の室町幕府末期ごろの話。
なかなか物語で描かれない時代だが、その時代の殺伐とした雰囲気をありありと思い描けるように表現する筆致はさすが。
幕府が弱体化し各地の大名同士で領土争いが起き、重税に苦しむ農民がたびたび一揆を起...続きを読むPosted by ブクログ -
ヒートアイランドシリーズ。いつも通り満足のできばえ。
登場人物は同窓会のような印象。
今後も楽しみなのだが続編は出るのかなぁ。Posted by ブクログ -
すばらしい作品だった。
国家を相手取り主人公たちの復讐劇が成功して大団円を迎えるということはないだろうなと。
それでも、この上ない終着点に辿り着けたと思う。
意外だったのが、ボスは松尾の活動を了承しているものだと思っていた。
いつも能天気なケイ、終始怒っている貴子、この2人はイマイチ好きにな...続きを読むPosted by ブクログ -
多くの現代日本人が知らないであろうブラジル移民の歴史。
その大きな史実を土台に描かれるフィクション。
序盤の100ページだけで1つの作品として成立するであろう濃密かつ重厚なテーマ。
下巻でいよいよ復讐劇が幕を開けるのだが、
おそらく彼らが望む結末には至らないのではなかろうか。
悲しい結末でない...続きを読むPosted by ブクログ -
第5弾もサクサク読めました。相手を思っての行動は、全てが伝わることありませんが、それでも少数の人間には伝わって、だから発信者も救われる部分がある、というキレイな内容でした。Posted by ブクログ
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第一弾が面白かったので、第二弾も読んだ。やはり面白い。実際自分に置き換えて考えると、面白いだけでは済まないけど。
SSEというアンケートは、やってみたら自分はどのように書かれるだろう、誰に対してどんな評価をするだろう、と考えた。Posted by ブクログ -
4.5
シリーズ第3弾。真介は1の33歳から35歳に。相変わらず各業界の状況もわかり中々面白い。英会話業界、旅行業界、自動車整備士業界、雑誌記者の話。特に、車好きの個人的な顧客を持つ自動車整備士宅間の話は特に面白い。マツダの自動車を愛し真摯に向き合う姿勢は胸を打つ。それを慕って自動車好きが宅間を指名...続きを読むPosted by ブクログ -
5
君たちに明日はない第2弾。連続短編の形式は変わらないが、前回の続きとして時間が流れており続編として楽しめる。色んな企業での場面が垣間見えて面白い。今回も、職場測定アンケートSSEが活躍。8歳年上の陽子との関係も随所に。特に、題名になっている消費者金融の話は何度読んでも泣ける5の由来。男勝りの池口...続きを読むPosted by ブクログ -
ついに完結してしまったシリーズ小説。読み終わってしまうのが惜しいとここまで思うのは稀でした。終わり方も、絶妙の一言。決まった結論を求めない、このシリーズらしい。
「あなたにとって、仕事とは何ですか?」と問いかけ続けるこのシリーズ。将来に悩みや不安のある全ての人々に猛烈に勧めます。
「その時点その時点...続きを読むPosted by ブクログ -
戦後日本政府の募集でブラジルに渡った日本人たち。彼らはすでに田畑や家がありお金を稼ぐことができると信じ、未知の地へ発った。しかし入植地は密林で、移民らは病気で次々と命を落とした。
現実にその様なことが起こっていたと考えると、なんとも無念である。
国を信じたのに、国に裏切られる。
それから生き残り...続きを読むPosted by ブクログ -
早くもシリーズ4作目。読み進めていく上での安定感が半端ない。残り1作で完結してしまうのが惜しい、長編でこの感覚は久しぶり。
話が進むたびに、「人生人それぞれ」「価値観人それぞれ」というメッセージ性が強くなっているように感じる。そしてそれらが、おそらくは誰もが直結する「働く」ということ。自分にとっての...続きを読むPosted by ブクログ