垣根涼介のレビュー一覧

  • 光秀の定理

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    非常に面白かった。内容も然ることながら破戒僧・愚息が抜群に魅力的だった。本能寺の変そのものを描かないというのも良かった。

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    2026年04月12日
  • 涅槃 上

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    初めての垣根涼介さん。面白すぎてびっくりしてしまった。戦国武将の宇喜多直家の一生を描く。名前くらいしか知らない武将でしたが、一気に大ファンになってしまいました。最悪の父親の元に生まれ不遇な少年時代を過ごすも、人情と先見の明がある商人・阿部善定に見込まれて扶育され宇喜多家を再興する。家族と配下の人たちを大事にし自分からは絶対裏切らない、武士と商人が共に栄える街づくりを志す。木も見て森も見る、今の岡山の発展はこの方あってこそだったのですね。岡山へ旅をしたいと思いました。しばらく垣根涼介さんにハマりそうです。

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    2026年04月11日
  • 信長の原理 下

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    ネタバレ

    大河ドラマもちょうど同じ頃の時代に差し掛かっていたので、より理解が深まる気がして、とても面白かった。
    史実というよりも、それぞれの人物の内面や思考が中心に描かれていて、歴史小説が苦手でも読みやすかった。

    十の仕事を終わらせたら、十二の仕事がきて、それが終わったら、十五の仕事…という秀吉の台詞は、現代の会社員にも通ずるところがあると思うし、他にも共感できるところがあった。光秀や秀吉が、権六や他の家臣に対して、何でこんなこともわからないのか…と呆れるところとかも。

    光秀の定理と室町無頼も面白そうなので、読んでみたい。

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    2026年04月05日
  • 涅槃 上

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    面白かった。垣根先生が描いた歴史小説を初めて読んだ。調略、準備、先を読む。商人のような視点、ビジネスのような視点を持って、戦国の世を生き抜こうとする宇喜田直家に惚れてしまう。これまでにない視点が新しいかも。男女の交わりの描写も、ある意味、新鮮だったし、兜首をあげねはならぬ初陣の描写はハラハラドキドキした。下巻も楽しみ。この本との出会いに感謝。

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    2026年03月29日
  • 涅槃 下

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    宇喜多直家についてあまり知らなかった。確かに前妻と子との関係により、悪い印象があるが、お福との関係や街づくりは良い領主と思える。

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    2026年03月21日
  • ワイルド・ソウル(下)

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    ケイと松尾。もともとワイルドだったケイと、ワイルドを取り戻した松尾。ふたりに幸あれ!っていいたいです。

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    2026年02月08日
  • 君たちに明日はない(新潮文庫)

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    リストラ専門サラリーマン。
    短編でチャプターごとに人間物語が実に現実的で共感を得やすい。飛んだハッピーエンドでもなく、バッドエンドでもないが、小さくも喜びとワクワクを感じさせられる作品。

    それぞれの人間物語があるが、現会社での立ち位置は如何にあるのか。辞める、辞めさせられる中にも対極の場合もある。
    読む前と後では
    自分自身どこの立場に置かれてるか俯瞰してみたいと思った。

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    2026年01月18日
  • 武田の金、毛利の銀

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    戦をするには金がかかる。戦いは時の運だが、戦い続ければいずれは勝つ。だから財力のあるものが戦国の世を制すると信長は考えている。
    武田には金山がある。毛利には石見銀山がある。信長が知りたいのはその産出高だ。明智光秀を遣わして調べることにした。

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    2026年01月06日
  • 蜻蛉の夏

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    織田信長や武田信玄、上杉謙信が躍動する戦国時代を舞台に、止観という術を使う同士3人を描いた物語
    火を操る男、水を操る男、月による眠りを操る女
    3人は数奇な運命にて出会い、共通の敵、織田信長を倒すために命をかけて戦う
    こういったフィクションは多少嘘くさくなることがあるのだが、歴史にうまく沿って物語は進んでゆく
    600ページに及ぶ大作だが、最後まで面白かった
    本作者の力に脱帽した

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    2026年01月02日
  • 蜻蛉の夏

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    世のことわりを「わかっている」人物たちが、ライバルと戦い時に手を結びながら、超然と歴史を作っていくのが大好きな垣根涼介の作である。面白くないわけはない。

    時は室町末期。信長が将軍を返り咲かせ、やがて反信長包囲網が形成されつつある。止観というもともとの才能と修行の末に手に入れられる、人の生気を出し入れする方法と、術を使う者たちの物語で、水観・炎観・月観・風観の能力を持った者たちが動き出す。水観の円四郎、月観の桂月は反信長包囲網側に請われ、炎観の平助は師匠に信長へ売られる。
    それぞれの人生の先に、信長がようやく生を終える。

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    2025年12月28日
  • 君たちに明日はない(新潮文庫)

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    ネタバレ

    気がつけば読み終わっていた、そんな表現が似合う引き込まれる作品だった。
    本作は5つの短編で構成されており、それらは繋がっているが、きちんと区切りが存在している。その上でひと息に全体を読んでしまったのは、疑いようなくこの作品のパワーに因るものだった。

    この作品の色は、巻末の解説にも触れられるが、フィクションを素知らぬ顔で通せる表現力にあると考える。
    「リストラ請負会社」、「偶然に繋がるファンドとの縁」、「企業の創設メンバーの首を斬る仕事」、「業界団体へのステップアップ」、こうして言葉に並べるとあまりにも都合のいい舞台設定が、いざ読んでみると違和感なく納得できる。
    結果、都合のいい舞台は一貫性の

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    2025年12月21日
  • 蜻蛉の夏

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    ネタバレ

    エンタメ全振りの作品と漏れ聞いていましたが、まさにエンタメ。
    想定していなかった、異能者バトルからの仲間の物語を戦国時代を舞台に描き切ったと感じました。序盤から完全に平助に感情移入してしまいました。ラスト直前は本能寺を平助が焼いて死ぬのだと思っていたのに、まさかの桂月の月観発動であったとは!平助は本望だったことでしょう。残された円四郎は、水観をつなぐことができたのか。それはまた、別の話…
    実写化してほしいような、してほしくないような複雑な気持ちです。

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    2025年12月20日
  • ワイルド・ソウル(上)

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    戦後間もなく始まった移民政策。
    しかしそれは移民とは名ばかりの口減らしの棄民政策だった。国家に裏切られ絶望のまま異国の土に還っていった家族や仲間のために、過去への復讐が始まる。

    上巻は移民した当時の話で、絶望的な状況を必至で生き抜こうとする人々が描かれており、政府への怒りと犯人への共感を覚える。

    下巻は恋愛あり、アクションありのエンターテイメント色が強い。ケイと貴子の掛け合いも笑える。

    復讐劇なのだがケイの能天気なキャラクターもあり読後感は爽快で、万人に勧められる作品だ。

    ただ前作も感じたが、やはり車などのマニアックな描写は人を選びそうだ。私はもうちょっとタイトにしてほしかった。

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    2025年11月19日
  • 室町無頼(上)(新潮文庫)

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    あまり、歴史的になじみのない応仁の乱前であるものの、とにかく人物描写が巧みで、主人公のとある少年の成長が、手に取るように明瞭に現れてくる。何でもっと早よ読まんかったんやろ。
    すぐ、下巻読む!!

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    2025年11月12日
  • 蜻蛉の夏

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    天下統一へ向け着々と歩みを進める織田信長。あまりの残虐さに、水の平四郎、月の桂月、火の平助が立ち向かう。身を捨て命を削って、厳しい修行を重ね身につけた力を発揮する蜻蛉の夏がやってくる…。歴史物ではあるがこの作者さんには珍しいジャンルのエンターテインメント作品。

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    2025年11月09日
  • 光秀の定理

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    ここまで本能寺の変に触れない明智十兵衛光秀とは…意外に意外。ですが新九郎と愚息という架空人物の起用によって、光秀の人となりがよく出ていた(知りませんが)のだと思います。面白かったし、さらに明智光秀が好きになりました。近いうちに信長の原理も読まなきゃです♫

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    2025年11月04日
  • ギャングスター・レッスン ヒート アイランドII

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    垣根涼介さん順番読みの4作目。タイトル通り、現代の日本で実際にギャングになるためのドタバタをシンプルに楽しませてくれます。身体感覚総動員で世界を捉えると、こういう小説になるのかも。

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    2025年10月24日
  • クレイジーヘヴン

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    垣根涼介さん順番読み6作目。単発もので主人公は表社会の人間だけど、薬物とか裏社会の要素がバンバン出てくる。だけど良い方にも悪い方にも気取ってないフラットな世界観が信頼できる。ジャンル分けが無意味な垣根さんだけの世界です。

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    2025年10月24日
  • サウダージ ヒート アイランドIII

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    垣根涼介さん順番読み5作目。おなじみの三人と新しい登場人物のあれこれを、タフにクールにそしてフラットに読ませてくれる。けれん味のなさが好きです。ブォンと車が走り去っていく場面が本物みたいに目に浮かぶ。

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    2025年10月19日
  • 君たちに明日はない(新潮文庫)

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    キャラが魅力的で物語もサクサク!
    首切り交渉部隊をとりまく人間ドラマが読んでて心地よかった。

    一般論ではなく自分がどうしたいかが大事。

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    2025年10月19日